ヱヴァンゲリヲン新劇場版DVD観ました。
と言ってもTV版で言うところの、
「レイ心の向こうに」ぐらいから。
映画館で4回も観てしまったので、さすがにDVDだと迫力が足りない気がしてしまうが、内容は何度見返しても素晴らしい。
興味の無い方にはアレですが、ざっくりダイジェストで紹介しちゃいたいと思います。
場面は第6の使徒が登場する所から(TV版ではラミエル。順位は第5)。
第4の使徒、第5の使徒を辛くも撃退したネルフ。
束の間の安息の中、第6の使徒が第3新東京市に迫る。
「未確認飛行物体の分析を完了。パターン青。使徒と確認」
出撃するシンジ。
初号機の出撃に呼応するかのように、突如としてラミエルの形状が変化する。
「目標内部に高エネルギー反応!!」
「なんですってッ!!!」
早すぎる使徒の迎撃に驚愕するミサト。
ラミエルの加粒子砲が初号機に直撃する。
強制的に回収される初号機。瞬殺。
初号機の回収と共にラミエルの攻撃も止まる。
初号機、シンジ共に大きなダメージを受ける。
「パイロット確認。心音微弱。」
「プラグスーツの生命維持機能を最大!!心臓マッサージ!!」
「パルス確認!!!」
「プラグを強制排出!!」
「LCL緊急排水!」
「はい!!」
「救護処置、急いでっ!!!!!!」
文字通り手も足も出なかったのである。
無傷のラミエルはネルフ本部へ直接攻撃を仕掛けるべく、地表の穿孔を開始する。
作戦会議。
一定距離内に入った敵を瞬時に感知し、大火力で排除する第5の使徒。
エヴァで敵に接触し、エヴァのATフィールドで使徒のATフィールドを中和しつつ近接攻撃を行うというこれまでのセオリーが通用しない。
第5使徒のATフィールドを中和せずに破壊するには、国連軍最強の兵器N2爆雷をネルフごと破壊するほどの火力が必要である。
それをどうやって射程距離まで運ぶかの問題もある。
ラミエルの穿孔が地下要塞であるネルフ本部に到達するまで、あと10時間14分しかない。
マヤ「まさに八方ふさがりですね」
マコト「白旗でも揚げますか?」
ミサト「そうねー、でもその前に、ちょっちやっておきたい事もあるの。確か戦自研の極秘資料、諜報部にあったわよね」
突如として街に流れる停電の知らせ。
リツコ「しかしまた無茶な作戦を立てたものね。葛城作戦部長さん」
ミサト「無茶とはまた失礼ね。残り9時間で実現可能。おまけに最も確実なものよ」
ヤシマ作戦。
ミサトが提案した作戦呼称名。
日本中の電力を戦自研が極秘に試作開発中であった大出力陽電子自走砲に集め、第5の使徒に察知されない超長距離から射撃するというもの。
ヤシマ作戦に向けて着々と作戦準備が進む中、先の戦いで負傷したシンジがようやく病室で目を覚ます。
そこには綾波レイの姿があった。
「綾波?ずっとここに?」
しかしレイはシンジの身を心配して目覚めを待っていた訳ではない。作戦内容を伝える為だ。
「明日、午前0時より発動されるヤシマ作戦のスケジュールを伝えます。
碇・綾波両パイロットは本日1930、第二ターミナルに集合。
2000、初号機、及び零号機に附随し、移動開始。
2005、発進。同30、二子山第二要塞に到着。以降は別命あるまで待機。
明日、日付変更と共に、作戦行動開始」
今のシンジには冷たすぎる接し方であったが、レイは気にも留めずに続ける。
「食事」と言って配膳台を運ぶレイ。
「食べたくない」とシンジ。
「90分後に出発よ」
「またアレに乗れっていうのか」
「そうよ」
「もう嫌だ、もうあんな恐い思いしたくない。恐くて恐くて、もう逃げる事もできないんだ・・・」
俯き、脅えるシンジにレイが問いかける。
「エヴァが恐いの?」
「じゃ、寝てたら?」
冷たく言い放つレイに、シンジは驚く。「ッ..寝てたらって……」
「初号機にはわたしが乗る」そう言って出口へと向かうレイ。
「……綾波!」
呼び止めるシンジの声に一切反応することなく、レイは病室を出る。
「さよなら」
つづく