「ほどく」で書いた父方の祖母は長寿でしたが、
祖父のほうは病弱な人で、わたしが生まれる
10年以上も前に亡くなっています。
たまたま古い戸籍謄本を見る機会があったのですが、
祖父の父親は明治元年の生まれ。
その先代は源蔵さんといって嘉永の生まれ。
そのあたりには文久とか慶応という文字もちらほら。
さらにそのまた先代は三右衛門さんというらしく、
ずーっとたどっていくと「足利尊氏討伐軍に
加わった誰とか」にたどりつく、という話。
そこまでいかなくても、4代さかのぼっただけで、
もう江戸時代なんて、ちょっとびっくり。
源蔵さんも三右衛門さんも、ちょんまげ結って…
そこはもう「歴史」の領域という気がします。
平成っ子のKに言わせると、昭和だって「歴史」だそうで。
デジタルカメラも液晶テレビも携帯電話もなくて、
「れこおど」とかいう黒い円盤を回して音楽を聴いていた、
むかしむかしの、あるところ。