閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

薪が来た

2006-10-15 10:09:17 | 日々

10月も半ばなのに、まだ真昼の陽ざしは暑いほどですが、
そろそろ冬支度が気になる時期。
夏じゅう草刈りをしていたMは、早くも薪割りを始めました。
大きめの薪ストーブが、住居にひとつ、アトリエにひとつ。
うちの暖房はそれがすべてなので、薪は必需品です。
(寒冷地ではないので、薪が尽きたら凍死する、ってことは
ないですけどね。布団かぶって猫でも抱えてれば…)

ここに来た最初の冬は、製材所から背板をもらってきました。
丸太を四角い柱にすると四辺が余るでしょう。
その樹皮のついた食パンの耳みたいな部分です。
杉やヒノキなので簡単に燃えますが、薄っぺらなので
あっというまに燃えつきてしまい、あまり暖かくありません。
ストーブにはもっとかたい落葉樹の薪のほうがいいのです。

山には枯れた木や自然に倒れた木がたくさんあって、
薪には事欠かないように見えますが、
実際はそれを家まで持ってくるのがたいへん。
きれいに割って束にしたのをホームセンターで
売っているけれど、毎日使うことを考えれば
とても信じられないようなお値段。

いまは地元の建設会社と話がついていて、
工事などで伐採した木をもらっています。
こういうものは捨てるにも費用がかかるので、
タダで処分できるならと、喜んで運んできてくれます。
産業廃棄物として処理施設で焼却するかわりに、
わたしたちがひと冬あたたまらせてもらう。
エネルギーの正しい利用法(と言っていいのかな?)

昨日も、4トンダンプが来て、近くの空地に、
ずどどどどん!と4杯分おろしていってくれました。
これは来年用の薪。
切ったばかりの生木は水分を含んで重いので、
このまま1年くらい乾燥させるとちょうどよくなります。
…定期預金が山のようにある気分。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする