毎日暑いですねぇ
梅雨が明けてからの猛暑といったら!!
本を読む元気もないですよ
秋が待ち遠しい!!
あ、だから“読書の秋”なのか!!?
7月の読書メーター
読んだ本の数:24冊
読んだページ数:4153ページ
ナイス数:230ナイス
あまから人生相談
★3.5 レディコミ誌に連載された、人生相談コーナーを纏めたもの。
イメージから、けんもほろろに罵倒してぶった切るのかと思ったら、意外と真面目に、1つ1つ真剣に考えて回答してる印象。確かにテレビでも、実は真面目なんだろうな、という性格が垣間見えるし、そこが好感のモトなんだと思う。特に「相手の気持ちや立場になってみたら、あなたのことをどう思うか考えてみて」みたいなことを度々言ってたのが、マツコさんの思いをよく表してると思う。「アタシには人のことをとやかく言えない」って、人のことも尊重できるからじゃないかな。
読了日:07月02日 著者:マツコ・デラックス
なぜヤギは、車好きなのか? 鳥取環境大学のヤギの動物行動学
★4 鳥取環境大学、ヤギ部! 小林先生の動物行動学エッセイ『先生、〜』シリーズの序文、ヤギ部創設のくだりでハートをわしづかみにされて数年、ついに出た、丸々ヤギ部の贅沢な1冊(笑)。
駐車場の車をチェックして回る、度重なる脱走、角突き行動をめぐるドラマ、etc・・・。
ヤギの行動を、仲間として、研究対象として、温かくそして鋭く観察し、ユーモラスに描き出す。読み進むにつれ、ヤギが愛おしく感じられ、最後には涙。ヤギにも当然個性がある。特に印象深い、偉大なる女王ヤギコ。これはヤギコに捧げる1冊かも。
読了日:07月02日 著者:小林朋道
宮沢賢治の山猫と学ぶ楽しい木版画教室―はがき・名刺・蔵書票を作ろう
消しゴムはんこで蔵書印を作る時の参考に。木版画なので、多色刷りのデザイン中心。取り上げてあるのは「蔵書票」。数ページあり、蔵書票についての簡単な説明が載っていた。
読了日:07月04日 著者:伊藤 卓美
私の印づくり―やさしく彫れる
消しゴムはんこで蔵書印を作る時の参考に。篆刻の本。図案より、作り方や活用法が中心。活用法はバラエティに富んで面白い。消しゴム印やゴム印、ステンシルなどにも少し触れてある。
読了日:07月04日 著者:深沢 紅炉
遊びのはんこ―天魚のはんこワールド
消しゴムはんこで蔵書印を作る時の参考に。篆刻の本。堅苦しくないデザインも豊富。
読了日:07月04日 著者:横山 天魚
あかにんじゃ (えほんのぼうけん)
★4 穂村弘さん作(文章)の絵本。
【あかにんじゃは真っ赤な忍者。真っ赤な姿はとても目立ってしまい、様々なものに早変わりするけれど、次々ピンチに!】
お話は子ども向けのスタンダードな感じで、「あ、あぶない!」のあたり、ワクワクするかも。時代が昔と現代ごちゃまぜなのも面白い。
絵も好き。版画っぽいけど、何で描いてるんだろう? デジタルっぽさもある。 色づかいや、集中線のような効果など、絵そのものも面白いし、草むらに脈絡なくいるありえない動物や、侍の頭にカラスとチョウチョが乗ってるあたりのセンスも好き。
読了日:07月04日 著者:穂村 弘
ジワジワ来る□□
★3.5 「ジワジワ来る」2作目。クスリと笑える画像集。
さすがに1作目のインパクトはなかった。ネットから集めた画像なので、見たことあるのもチラホラ。あと、シモネタ系が増えているような。そのせいで1よりも更にVOW寄りになってない? ツボはやっぱり動物系。あと「なんやねん どこのくみや なまえゆうてみい」は何度見ても笑える(*^m^*)
読了日:07月04日 著者:片岡 K
探偵ザンティピーの休暇 (幻冬舎文庫)
★3.5 インパクトあるタイトルから、気になっていた本。
【マンハッタンに住む探偵ザンティピーは、日本人と結婚した妹・サンディに呼ばれ、嫁ぎ先の北海道の温泉宿を訪れる。再会した妹から、「禁忌の浜にうっかり立ち入り、人骨を発見してしまった」と相談を受ける。妹のため、謎の解明に乗り出すと・・・】
外国語に堪能で、日本語もお手の物のザンティピー、寅さん口調なのはご愛嬌(笑)。血生臭いミステリを読み慣れた身には、くすぐったくなるようなハートフルなミステリ。ザンテさん、またの来日をお待ちしております。(^m^*)
読了日:07月05日 著者:小路 幸也
日本全国津々うりゃうりゃ
★3 久しぶりの宮田珠己さん。今回は、国内をうりゃうりゃと巡る。珍妙スポット、雪深い秘境、趣味の石拾い、海の変な生き物、最新ジェットコースター体験、さらに自宅の庭でお茶を濁してみたり(^-^;) 宮田節は随所に見られるものの、「行ってみたら、意外と盛り上がらなかった」みたいな所も。さすがの宮田さんも、若き頃の文章のテンションに比べたら、落ち着いてしまったのかな。場所の選定や、タイミング(天候とか)もあるんだろうけど。あと、宮田さんは絵も面白いのに、写真でも済むような絵が多くて、ふざけた絵は少なめだった。
読了日:07月08日 著者:宮田 珠己
モールで作る 小さなどうぶつ ーー可愛い3cmのミニチュアどうぶつの世界
★3.5 めっちゃ可愛い! ウサギとかペンギンとかテディベアとか、特にブタちゃんとか、めっちゃ可愛いよっ!!(>口<*) 猫や犬は、若干微妙だったけど(ベアの延長だからかな、顔や体型がぽくない)。 モールだったら私でも作れるかな?と思って借りてみたけど、結構難しそう。同じように作っても、いびつになって、写真のような可愛らしい人形にはならない気がする。そこは造形センスが要りそうな。 あと、何故かベアの作り方が載ってなくて、あれ?だった。著者はベア作家みたいなので、そこは企業秘密とか?
読了日:07月08日 著者:国本 雅之
おひとりさまの京都ひとり旅~女ひとりだからこそ面白い~
★3 アラフォーおひとりさまの、京都一人旅コミックエッセイ。
おひとりさま系も紀行系も数多あるコミックエッセイの中では、少し弱いかな。絵も内容も、たかぎなおこさんと似通ってしまってるし、それならたかぎさんの方が面白い・・・。東寺の帝釈天とか、見たことのある仏像が実物と全く似てないし雰囲気も微妙なので、他の描写も、あまり再現性は高くないのかなと思ってしまうし(´-`;) それでも京都は見所満載で、何か所か、行きたいな〜と思った。
お寺巡りをたくさんしてるけど、「京都だからお寺」的な浅さを感じてしまうし、食べ物とか買い物のくだりの方が楽しそう&面白いので、もっとそっちを重点的に描いた方が良かったんじゃないかな。
読了日:07月08日 著者:フカザワ ナオコ
箱庭旅団
★4 箱庭の世界を飛び出して、少年は白馬と旅に出る−−−。時代も次元も違う、全く無関係な話を並べてあるようで、所々に繋がりのある連作短編集。
プロローグになる冒頭の作品が、夢ともファンタジーともつかない不思議な状況で話が進むので、戸惑いがあってなかなか話に入って行けなかったけど、2,3話読み進むうちにペースが掴め、ちょっとした繋がりも見えてきて、その後は、次はどんな話かなと、楽しみながらサクサクと読んだ。
住人にだけは姿を見せない律儀な愛され幽霊や、人のいい宇宙人、「唯一無二の宇宙真理」が記された本、未来を予言する蕎麦、この世ならぬ生き物達・・・。皮肉だったり切なかったり笑えたり温かかったり、味わいの違う奇妙な話がいっぱい。
読了日:07月13日 著者:朱川 湊人
探偵ザンティピーの仏心 (幻冬舎文庫)
★4 寅さん口調のアメリカ人探偵ザンティピー、再び日本へ。
【ボストンにあるスパの社長から、北海道・定山渓で友人が営む温泉旅館に、経営を学びに行く娘のボディーガードを頼まれる。負傷したザンティピーの療養を兼ねた、簡単な仕事のはずだった。ところが定山渓へ向かう道中、何者かに襲われ・・・】
みんな心優しい人ばかり、これほど安心して読めるミステリがあるだろうか(笑)。 謎もあっさりしてて、ミステリとしては緩いけど、温泉に浸かっているようなゆったり気分で読める。この調子で、寅さんみたいに日本を渡り歩いてほしいな。
読了日:07月13日 著者:小路 幸也
たかこ (絵本・こどものひろば)
★3.5 読友さんの感想を目にした翌日、図書館の特集コーナーで、たかこちゃんと目が合った(笑)。
【転校生の「たかこ」は、なぜか平安時代を思わせる装束・言葉遣い。そのためにクラスから浮いてしまい・・・。】
なぜたかこちゃんだけ平安風なのか、全く説明はない。周囲の人と何かが違うことで、からかいやイジメの対象になりやすい存在を、分かりやすく表現してあるんだろうけど、平安風の女の子にするところが面白い発想。語り役の男の子が、単なる観察者じゃなく、さりげなく優しくていいな。(´`)
読了日:07月14日 著者:清水 真裕
ぼおるぺん 古事記 一
★3.5 ボールペン1本で、古事記を漫画化!!
注釈は付いてるけど、基本は書き下し文で、現代文ではないので、漫画といえどちょっと難しかった。でも漫画じゃないと絶対読めない(読まないw)と思うので、ありがたい。古事記のエピソード、ちらほらとは知ってるけど、通して知る機会ができたのはうれしい。
(1)では、天地創生、国生み、黄泉の国、天の岩戸、ヤマタノオロチのエピソードで、大半は、世の中の事物となる神様が生まれて生まれて生まれまくってる話だったので、ちょっと単調だったけど、続きが楽しみ。
ボールペンで絵を描くと、時々インクが玉になって紙にボタッとついちゃうはずなのに、あれがほとんど見当たらないのがスゴイんですけど! こまめに拭って描いてるのかな?
読了日:07月14日 著者:こうの 史代
後半へ 続く~