先月分をつい最近やっとブログにまとめたところだったので、なんだか早い・・・
新型コロナ、ついにわが市にも感染者が出ました。が、外国籍の人で、来日して当地へ移動してきて感染発覚。
なんという貰い事故・・・。これから感染が広がらなければいいのですが。
仕事の方も、4月から再び開けたばかりですが、状況次第ではまた閉めることになりかねず、先の予定も中止や変更が多く、年度替わりも重なり、日々状況が変化するので大変です。
3月の読書メーター
読んだ本の数:15
読んだページ数:2135
ナイス数:268
ねこが おおきくなりすぎた (児童書)
★4 《ローマイヤー夫婦は二人暮らしの寂しさから、仔猫を飼うことに。とても小さくて「チビ」と名付けた猫は、それからぐんぐん大きくなって…》
とんでもなく大きくなっていくチビ!夫婦は困惑しながらも、愛情は変わらないのが嬉しい。チビもゴキゲン笑。猛獣扱いで動物園に連れて行かれそうになっても、二人にとっては可愛い子供のような存在。このまま大きくなり続けたらどうなっちゃうんだろうとハラハラしたけど、まさかの展開で丸く収まった笑
読了日:03月01日 著者:ハンス トラクスラー
ルッキオとフリフリ はじめてのクリスマス (講談社の創作絵本)
★3.5 シリーズ2作目。猫絵本で2匹はとても健気でかわいいんだけど、いつもお腹を空かせている貧乏暮しな設定で、読んでて切ないのがちょっと辛い。今回もクリスマスに憧れて、2匹で材料を集めて「なんちゃってツリー」を作ってサンタさんのプレゼントを待つけど、ネズミ捕りの依頼に来たお使いの男の子に「こんなのツリーじゃない」「猫にサンタさんは来ない」と散々な言われよう。悲しい…。最後は報われるけど、この過程が辛すぎる…。
読了日:03月02日 著者:庄野 ナホコ
まめざらちゃん (MOEのえほん)
★3.5 可愛らしくほのぼのする話。《新しく食器棚に仲間入りした豆皿ちゃん。食器達の楽しみは、盛り付けられたお料理をちょっとつまみ食いすること。豆皿ちゃんも出番を楽しみにしていたけれど…》
調味料や薬味ばかり盛り付けられて、しょっぱい!辛い!思いばかり。すっかりしょげて泣き出してしまう豆皿ちゃんが不憫。どうなるのかと思ったら、そうきたか!みんなハッピーでめでたしめでたし。
読了日:03月03日 著者:あさのますみ
いちえふ 福島第一原子力発電所労働記(1) (モーニング KC)
★3.5 福島第一原発(イチエフ)の廃炉作業に従事する作者の実録コミックエッセイ。東京出身の作者がイチエフで働くまでの過程も、なかなかハードルが高い。やっと採用されても、下請けの下請けの…って感じで、動員がかかるまで待機状態に。その間もちろん給料は出ない。やっと仕事をするようになっても、下請け下請けの中抜き繰り返しで手取りは僅か。復興のためにと志高く志望した人もこれでは心が折れそう。現場に入る労働者が一番リスクを負っているのに、仲介業者の懐にお金が入る仕組みは理不尽。復興事業にかける経費も膨れ上がる。
読了日:03月03日 著者:竜田 一人
怪談えほん (12) おろしてください
★3.5 怪談えほん11弾。有栖川有栖・作で楽しみにしていた。《道に迷って小さな駅に辿り着いたぼくは、町に戻るため列車に乗り込んだ。トンネルを抜けると、お客さんの様子がおかしくなって、周りは怪物だらけに…》
怪談の展開としてはオーソドックスなものだけど、絵の迫力が凄く、ラストの絶望感が際立った。不気味なクリーチャーだらけで、色合いや雰囲気は『怪人二十面相』などの少年探偵団シリーズの表紙のよう。おどろおどろしく怪しさ満点。これは怖い。有栖川先生らしく猫がいるのが唯一の和みポイント笑
読了日:03月08日 著者:有栖川 有栖
必死すぎるネコ ~前後不覚 篇~ (タツミムック)
★3.5 前作同様、ケンカ、遊び、狩りなどに夢中で必死な猫達の一瞬を捉えた写真集。必死なあまり変なポーズになってる瞬間が特に微笑ましく楽しい。全部が必死そうな写真ではなく、通常モードの写真も何割かは含まれる。海外(台湾とか?)の写真もあるようだけど、クレジットはないので撮影地不明なのが残念。
読了日:03月09日 著者:沖 昌之
乙嫁語り 5巻 (ビームコミックス)
★3.5 双子の結婚式の話。1週間は宴会やってその後も披露宴とか、親戚だけでなく通りすがりの人まで宴に参加して人数が多いほど良いとか…本当に一生のメインイベントでこのために計画的に結納品や費用の準備してないと結婚もできない。そんな一大イベントにも、双子は落ち着きなく、本当見てて疲れる。サーム&サーミ兄弟振り回されっぱなし。後半はアミル一家の話に戻る。傷付いた鷹を保護するが…。あとお婆ちゃんがカッコいい!ヤギに乗って崖登りとは!!
読了日:03月15日 著者:森 薫
乙嫁語り 6巻 (ビームコミックス)
★4 アミルの実家ハルガルの一族が、ロシアと繋がるバダンと手を組んで、アミル達の住む街を奪おうと襲撃する。バダンの裏切りで敵味方混乱するもアゼル達の機転で撃退に成功する。復讐の鬼と化した父を討ったのは…。相変わらずお婆様強し。ジョルクに逃げろと忠告されるも、嫁いだ身のアミルは断り、戦う事を選ぶ。街の女性達も声を上げてアゼルの窮地を救う。男性に従属的な立場の女性達も、いざという時は強く主張できる雰囲気なのはいいな。実家に関わる揉め事も一段落して良かった。
読了日:03月15日 著者:森 薫
乙嫁語り 7巻 (ビームコミックス)
★3.5 アミル達の話から一旦離れて、スミスさんの旅先での話。絵柄までガラッと変わってあっさり風味。《裕福な家の妻アニスは幸せだが退屈で孤独を感じていた。乳母から「姉妹妻を持つべき」とアドバイスされ、女性の社交場でもある風呂屋へ。そこでシーリーンという女性と出会い心惹かれる》姉妹妻という風習があるのか…。正反対の二人が仲良くできるの、意外と難しそうだけど、二人とも根が純粋だから相性良かったのかな。妻のブッ飛んだ提案を受け入れる旦那もいい人すぎる。
読了日:03月15日 著者:森 薫
乙嫁語り 8巻 (ビームコミックス)
★3.5 姉妹妻の後日談が1話。以後アミル達の話に戻る。襲撃を受けた街は大打撃。パリヤさんの家も崩壊し、アミルの家に間借りすることに。嫁入りのために準備してきた布も全部ダメになり、ウマルとの縁談も先延ばしに》刺繍が苦手なパリヤさんは焦るばかり。お婆様に弟子入りして一からやり直し。パリヤさんの場合は技術ではなく気の持ちよう。根気強く頑張ればできる子だった。でも不安で凹んでばかりのパリヤさん。空回りしがちなのが見ててハラハラ。いい子だし自信持っていいのになぁ。カモーラさんという友達ができたのは良かった。
読了日:03月15日 著者:森 薫
乙嫁語り 9巻 (ハルタコミックス)
★4 パリヤさんとウマル君、少しずつ距離が縮まる。ちゃんと気持ちも伝えられたし。ウマル君意外と大胆だしいい意味で変わり者。パリヤさんと合うのは、男ばかりの家庭で育ったからだったのか。あとは早く布支度をしなきゃだけど、相変わらず刺繍が苦手で進まない。でも友達も増えて、家も直って、仔猫まで迎えて、パリヤさんも少し落ち着いて元気が出たかな。
読了日:03月16日 著者:森 薫
乙嫁語り 10巻 (ハルタコミックス)
★4 弓を習うためアゼルのもとで修行を始めたカルルク。カルルクの目を通して、遊牧・狩猟民族の暮らしが描かれる。ワシを使った狩りも教わる。若くして結婚したカルルクに対し、アゼル達が結婚していないのは、嫁や家族を養えるだけの財産がないから。遊牧生活は先細りなのだろうか。後半は再びスミスさんの旅へ。そういえば案内人のアリも嫁を迎えるために稼いでいるんだった。目的地アンカラで旧友ホーキンズと会い新型のカメラを手に入れ、また戻るつもりのスミスは、タラスと再会する。タラスさんの旦那さん、いい人すぎるぞ。
読了日:03月16日 著者:森 薫
乙嫁語り 11巻 (ハルタコミックス)
★4 現地の写真を残すために、再びもと来た道を辿ることにするスミス。写真機の使い方や現像の仕方を練習したりして、準備を進める。アリとタラス、ニコロフスキも途中まで同行を買って出る。道中の街でブランコをするタラスさん、思いの外楽しそうで、弾けるような笑顔を見せる。今まで薄幸そうな表情で奥ゆかしい態度しか見せなかったけど、元々はこんな明るい一面もあったんだろうな。今後はタラスさんも心から楽しめる事が増えるのだろうか。
読了日:03月16日 著者:森 薫
腐女子のつづ井さん (MF comicessay)
★3.5 腐女子の日常を描いたコミックエッセイ。彼氏がいなくても全然楽しそうなのが良い。異性という存在を全てそっち方向に捉えがちで、恋愛対象として見なくなってるのが凄いな。それで凹んだり卑屈になったりしてたら不幸だけど、全力で趣味を楽しんでて趣味を分かち合える友人もいて幸せなんだから、オタクじゃない人より余程人生を謳歌している。仕事とか家庭とかでストレスがあっても、それを吹き飛ばせる楽しみを持っている人は幸せだ。
読了日:03月23日 著者:つづ井
いちえふ 福島第一原子力発電所労働記(2) (モーニング KC)
★3.5 下請けから少しでも上の層への転職活動、寮を出るため住居探しなど、仕事そのものよりも「いちえふで働く」という事に纏わるアレコレが描かれる。比較的線量の低い管理棟での仕事ではなく、現場での作業に携わりたいという作者の希望もあり、なかなか一筋縄ではいかない。念願の現場作業は、高線量のため短期間しか働けないため、首都圏に戻っている間に漫画の取材を受けた話なども。取材者によって偏見があったり、「こういう話に持っていきたい」というバイアスがかかるのが生々しい。 中での作業についてはもちろん、趣味を生かして歌のボランティアに行ってたり、周辺の被災地を見て回ってたり、日常の裏話的な話など、全てが体験した人でないと分からない事で、興味深い。
福島にいた2012年と2014年、その間の福島を離れている時の話など、色んなエピソードがあったけど、時系列が前後するのは少し読みにくい。あと、劇画タッチの絵柄がどうも苦手で慣れないのもちょっと辛い。
読了日:03月23日 著者:竜田 一人
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