8月は数だけは多いけどほぼ漫画でした。
コロナで遠出もできないし、暑くて暑くて、ひたすら秋を待ち望むうちに過ぎました。
9月も中旬に近づいて、やっと朝晩が涼しくなってきたかなという感じです。
8月の読書メーター
読んだ本の数:17
読んだページ数:2339
ナイス数:101
早乙女くんとQちゃん (4) (バーズ エクストラ)
★3.5 猫好きの輪が広がっていってキャラクターが出揃った感じで、面白くなってきたところなのに、完結しちゃった…。掲載誌の都合だろうか。めでたしめでたしで良かったけど。富錦部長とか好きだったのになぁ。話をまとめるためか、人間関係のストーリーパートが多かったので、猫あるあるは若干少なめな感じだったけど、猫エピソードは相変わらず面白い。キャリーバッグ断固拒否とか「和んだ時間2分くらい」分かる〜。弥富鍼灸院さんの大福ちゃんの籠絡される早さも可愛かった。
読了日:08月03日 著者:くるねこ 大和
いとしのムーコ(13) (イブニングKC)
★3.5 れなちゃんの友達リカちゃん登場。ムーコの尻尾を思い切り掴んだり頭をグイグイしたり、力加減がめちゃくちゃなリカちゃんの接し方を見て、れなちゃんがムーコが嫌がっているのに気付いて優しく、とたしなめる。れなちゃんも無茶苦茶してたのに、少しはお姉さんになってきたなぁ。/小松さんが個展で仙台へ行ってしまい、うしこうさんが元気をなくしたムーコを連れて仙台へGo!しかしあちこちの県(グルメ)に寄り道?するうしこうさん。仙台で出会った猫を愛でる小松さんに、もしや猫も仲間入りかと期待したけど、そうはならず。リカちゃんは少し変わり者?女の子だけど「○○っスか?」など男の子っぽい口調だったり、うしこうさんをかっこいい!と言ったり(ここは見た目でなく本質を察知してるとも取れる)。篠原さんは嫉妬しそうだし、新キャラがどう絡んでくるかまた話に動きが出そう。
読了日:08月16日 著者:みずしな 孝之
いとしのムーコ(14) (イブニングKC)
★3.5 大館の喫茶店まで作品を納品に出かけた小松さんとムーコ。ハチ公のふるさとでもある大館は秋田犬の町らしい。秋田犬と触れ合うムーコ。犬も秋田弁なのがかわいい。ハチ公のエピソードも素敵だった。/野球部のエースだったのにサッカーは全くセンスのない小松さん。他の球技もダメっぽいので気になる。
読了日:08月16日 著者:みずしな 孝之
はたらく細胞(3) (シリウスKC)
★4 これ読むと体を大事にしないとなぁ、って思う。一人で仕事をやり遂げようと頑張る赤血球ちゃんが心配で、陰ながら見守る白血球さん、優しい笑。キラーTとヘルパーTが同期という新事実。しかも2人のキャラが今と全然違う。修行中のヘルパーTがめちゃくちゃデキる。ニキビは怖いなぁ…《血液循環/風邪症候群/胸腺細胞/獲得免疫/ニキビ》
読了日:08月17日 著者:清水 茜
乙嫁語り 12 (ハルタコミックス)
★4 スミスが再びアミル達の街へ向かう途上。アニスとシーリーンのいる街にも立ち寄る。タラスと打ち解けて旅の話などを聞く2人。婦人専用エリアでも、タラスが写真撮影を行ったりする。「写真」がこの時代は珍しいもので、巡礼を終えた老人を記念撮影して泣くほど感謝されたり、女性(やその生活エリア)を撮ることに難色を示されたり、色々興味深い。『閑暇』では、これまでに登場した人々の、暇な時の過ごし方が視点を変えながら紹介される。
パリヤさんの飼い猫も丸々1回分登場。躍動感は見事だけど、手足の描写など、作者さんの画力にしては、あれ?と思う点もあり、あまり猫が身近ではないのだろうか。ペルシャ猫はそんなに違和感ないんだけどな。猫好き故に猫の描写は細かい所が気になってしまう。アミルの眼力に猫が反応する場面は、さすが狩猟民族。
読了日:08月17日 著者:森 薫
いとしのムーコ(15) (イブニングKC)
★3.5 今巻は後半4話使った猫の話で盛り上がる。タマキ君が子猫を2匹拾ってくる。アイドルの座を奪われ、猫には甘えられ、子守に翻弄され、ゲンナリなムーコ。それでも段々お母さん役?も慣れてきて、もしやこのまま看板猫も爆誕?と思ったら、引き取り手が…。やっぱり小松さんにはムーコだけの方がいいのかな。(しかし小松さん、たまにムーコに対してドSになる所があるよね…ちょっとムーコが気の毒になる時があるよ)
読了日:08月17日 著者:みずしな 孝之
日本おとぼけ絵画史 たのしい日本美術 (講談社ARTピース)
★4 禅画や俳画などのゆるくておかしみのある絵画や、寒山十徳のようなちょっとキモい絵画、近代絵画やマンガ・イラストも少し。技術のある絵師があえて素朴に描いたものから、本当に稚拙だけどそれが味わい深い作品まで。特に、水墨のような極力シンプルな表現で描かれた、脱力感のある素朴な作品が面白い。
読了日:08月18日 著者:金子 信久
ジョン・シンメトリー
★3.5 写真を途中で反転させくっつけてシンメトリーにしただけのことなんだけど、異空間が生まれたり、奇妙な生き物が出現したり、一見普通に見えても、どこかしら違和感を感じて不安になるような作品だったり、シュールレアリスムの絵画みたいで面白い。前書きに“光の当たり方が一方向じゃなくなる”というようなことが書いてあり、言われてみれば、左右に影ができていたり逆に影が消えたり、それで違和感や不思議な雰囲気を感じたりするのかと、目から鱗。
読了日:08月18日 著者:寺田 克也,スタパ 齋藤,伊藤 ガビン
岸啓介のふしぎフィギュア博物館
★3.5 空想フィギュア作品集。博物館に見立て、十二単のような雅な虫などの昆虫図鑑、宝石を作り出す美しいウミウシなどの海洋図鑑、風鈴売りなどの江戸を舞台にしたカラクリ人形、他いくつかの章立てで作品を掲載している。造形の面白さはもちろん、コンセプトイラストや、生き物(ロボット)の背景やストーリーまであるので、本当にあるモノを扱っているような設定の丁寧さも面白い。カラクリなどは本当に動き出しそう。最後は制作手順も掲載。手作業での粘土造形のほか、CGで設計して3Dプリンタで出力する作品も。イマドキだなぁ。
読了日:08月22日 著者:岸啓介
はたらく細胞(4) (シリウスKC)
★4 マクロファージさんの万能感すご。マスト細胞さん、実際の人体でも暴走しがちな気はする。ヒスタミンもうちょっと控えてほしい…と思ってたけど、やっぱり大事なんだ。デング熱の仮面、石仮面www。出血性ショックの回では、赤血球ちゃんに後輩がつく。頼りない先輩だけど、生命の危機にも諦めない姿が後輩の意識を変える。救援(輸血)展開も胸熱。パイエル板の話では大根演技で窮地を脱する白血球さん達に草。キラーTのツンデレはちょっと面倒くさいぞ。《黄色ブドウ球菌/デング熱/出血性ショック(前・後)/パイエル板》
読了日:08月23日 著者:清水 茜
拾い猫のモチャ3 (KITORA)
★5 記録漏れ。新刊出てて、3巻買ってたっけ?ってなった。読んだらすぐ記録しとかないと…。って中見たら読んでなかったわ!買って満足してた(汗)。2匹に増えて家族総出で猫愛炸裂。めちゃくちゃ幸せ家族。猫あるあるも本当細かい何気ないマニアックなとこ突いてくる。猫がいる幸せをこれでもかと詰め込んである漫画。
読了日:08月23日 著者:にごたろ
かわいい琳派
★4 琳派の「かわいい」作品を集めたもの。第1部では琳派の流れに沿って俵屋宗達や尾形光琳・乾山など作家ごとに紹介。第2部では、どこがかわいいのか、「丸い・曲線的」「デフォルメ・単純化」などのポイントとともに紹介。最後に「かわいい動物たち」特集も。こういうのはあまり可愛くないのでは、と思うようなものも取り上げられていたりするけど、本書は点数が少なめなせいもあってか、どれもかわいい。琳派お得意のデザイン性も高いモダンな作品も多く、楽しめた。見た事はあっても名前までは知らなかった作家で、神坂雪佳が素敵だった。
読了日:08月24日 著者:三戸 信惠
1日のおわりにもふもふタイム
★5 めちゃくちゃ癒される。動物好きはメロメロになると思う。とにかくモフモフした生き物達が続々(テーマごとの章分けはある)。写真に添えられたコメントも、こういう写真がメインの本だと、邪魔になることがあるけど、一言二言だし、ユーモアがあって「ふふっ」って笑ってしまったりして、適度な感じ。心が疲れた時は特に効きそう。モフモフ最強。混ざって“もふりあい”たい。なぜ人間はモフモフじゃないんだ。モフモフ仲間に入れない…。人間ツルツルすぎてキモッ!と、モフモフを称賛するあまり最後はおかしなメンタルになってしまった。
読了日:08月24日 著者:松原 卓二
みんなのアマビエ
★4 SNSで盛り上がったアマビエを、漫画家、イラストレーター、陶芸家、手芸家、造形作家など様々なジャンルのクリエイターがそれぞれの解釈や表現で発表した作品を集めた本。カワイイのからリアル、不気味なものまで、同じアマビエでもバラエティ豊か。陶芸や編みぐるみなどは手元に置きたくなる。ブームに乗って出版されたこの本、「あー、こんなのあったね」と懐かしむようになるくらいコロナのない時代が早く来て欲しい。
巻末の解説によると、アマビコから誤記?によって派生したらしく、あの有名になった摺物1枚しか現存しないとか。しかもアマビコは「無病息災になる」と言ってるけど、アマビエはご利益を明言してないらしい!じゃあアマビコの方がいいんじゃないか?と思うけど、ビジュアル的に広めたくなるのはやっぱりアマビエだなぁ笑
読了日:08月25日 著者:
だから?
★3 軽くホラー。《なにをしてあげてもよろこばないビリーのために、おとうさんはいろんなことをしてあげます。でも、ビリーはいつだって「だから?」》この辛辣なオチ、大人向けなら単純に面白いで済むし嫌いじゃないけど、子どもに読ませるとしたらどんな風に受け止められるのか、ちょっと心配。イギリスらしい感じはする。
読了日:08月30日 著者:ウィリアム ビー
歌う悪霊―北アフリカサエル地方の昔話から (FOR YOU絵本コレクション Y.A.)
★3.5 北アフリカのサエル地方に伝わる昔話。因果応報。絵も不気味で怖いぞ。《貧しい男は、家族を養うために、危険を顧みず「悪霊の荒れ野」を開墾して麦畑にしようとする。一歩立ち入ると、「そこで何をしている?」と悪霊の声。それに答えると「手伝ってやる」。何か作業をする度に、悪霊の数は倍に…》悪霊を手懐け作業は順調に進んだが、こういうのは絶対しっぺ返しが来る。可愛い坊やのためだったはずが、肝心のものを失う羽目に。
読了日:08月30日 著者:ナセル ケミル
はたらく細胞(5) (シリウスKC)
★4 擬人化された赤血球や白血球が人体のために健気に働く。今回は全編通して乳酸菌が影の主役。かわいい。免疫力の向上に役立つサイトカインを、各免疫細胞の黒歴史写真として表現したのは草。そしてあのガン細胞が再び。怖いよ…。クールな制御性T細胞さんの働きにこんな落とし穴があるとは…。その制御性さんの心を動かしたパーフォリン・キャノン・パンチwww しかし最後は切ない。ガン細胞に懐かれるって、白血球(好中球)さんはどんだけいい人なんだ。
《ピロリ菌/抗原変異/サイトカイン/悪玉菌/がん細胞Ⅱ(前・後編)》
5巻までで、続刊はもう出ないのかなぁ。スピンオフシリーズはやたら色々出てるけど、本家が読みたいよ。
読了日:08月31日 著者:清水 茜
読書メーター
今回の怪我で、初めてお薬を飲むことになったあんずさん。
なんと、お薬(今回は小さな錠剤)飲むのがめちゃくちゃ上手なことが判明!
お薬袋がカワイイ
私も歴代の猫達に投薬してきたので、飲ませる技術にはわりと自信があるつもりです。
しかし猫によっては、一旦口に入れた薬を、上手にペッ!と吐き出して拒否します。
あんずさんも神経質な所があるので、吐き出すタイプかな、と思ってました。
初めてのお薬。
吐き出されることを警戒しつつ、口を上向きにアーンと開け、薬を舌の奥に投下、口を閉じさせる。
あんずさん、「・・・」と何の抵抗もなく。
これは…。一旦飲んだフリしておいて、手を離すとペッ!ってされるやつか?と思いながら、そっと手を離すと、そのまま何もなかったかのように、大人しく黙って座っている。
私「?!?!?!」
これほどなんの苦労もなく薬飲む子がいるなんて、予想外すぎて逆にビックリ。
ユズなんて、苦い薬だったせいもあるけれど、絶対そのままじゃ飲み込まないので、好きな海苔を小さくちぎって少し湿らせて、それで薬を包んで(飲み込めるようになるべく小さく小さく包むのが難しい)、それでも何回かに1回失敗してペッ!ってされてたのに!
あんずさんは歴代の猫でも一番食い意地がないタイプで、海苔も好きじゃないみたいなので、薬を飲ませることになったらどうしたものか、と心配してたのに!
まあまあ。とはいえ。
今回はたまたま、すんなり飲み込みやすい所に薬がヒットしたのかもしれないぞ?と疑いつつ、2回目の投薬のお時間。
またあまりにもあっさり終了。
何の手応え( )もない。
これは…まさか本当に本当なのか…?!
結局朝晩3日分6回のお薬、全部サクッと秒で飲んでくれたのでした。
あんずさん凄い!!
凄いよ!!
天才ですわ(猫バカ)
↑事故数日前、問題の椅子の上で