4月は年度替わりでバタバタしつつ、RRRに熱狂しているうちに過ぎていきました。
5月も終盤だというのに、まだRRRロスから受け出せていないです。なんだろう、中毒性があるんですよね。
読書記録をまとめながらも、日付を見て「この時の私はまだRRRを知らなかったのか」などと考えていました。重症です。
4月の読書メーター
読んだ本の数:10
読んだページ数:1206
ナイス数:47
この絵、誰の絵? 100の名作で西洋・日本美術入門
★3.5 図書館で何気なく開いてみたら、覚えていたはずの作者名がびっくりするほど出てこない!脳が退化してる!慌ててちゃんと確認しようと借りて帰った。学生時代ならほぼ即答で答えられただろう作品ばかりなのに、かなり忘れちゃってた。知ってるのに出てこない!もどかしい。まあ思い出そうと考えるだけでも脳にはいいらしいから、少しは脳トレになったかな。返す前にもおさらいしたら、だいぶん覚えてられてたけど、1ヶ月もすればまた忘れてしまいそう…。見開き左右に各1枚の作品、次のページに答え。ヒントも少しだけ添えてあり、これが時々ほぼ正解(名前の一部が出てくる)だったりするので、もうちょっと上手にヒント出してほしいな。あと作品が代表作じゃなくて、あまりピンとこない作品だったりも。
読了日:04月02日 著者:佐藤晃子
おなおしやのミケばあちゃん
★4 《はるばあさんがやっている駄菓子屋で暮らす三毛猫のミケばあちゃん。夜になると店の床下では、ミケばあちゃんが密かに「おなおしや」を開店。ミケばあちゃんに直してもらおうと、遊ばれなくなった古いおもちゃが続々と訪れる。ところが、はるばあさんがお客さんが減ったので駄菓子屋を閉めるつもりだと話しているのを聞いて…》
絵がわりと極彩色で、描写もダイナミックな感じだけどリアリティもあって、タッチも面白い。ミケばあちゃんのおばあちゃん感がすごく良い。ストーリーも良かった。
読了日:04月02日 著者:尾崎玄一郎,尾崎由紀奈
猫と紳士のティールーム (1) (ゼノンコミックス)
★4 人見知りの紳士と看板猫のキームン君がいる紅茶専門店。「本日の紅茶」700円で、猫を愛でつつ待っている間に、イケオジが美しい所作でその人に合った紅茶を入れてくれて、茶器を選んでくれて、紅茶に合うスイーツまで付いてくる。イケオジ+猫+紅茶+スイーツって、最高じゃないですか!マジで通いたい!!1巻では女性のお客さんばっかりだったけど、今後は男性も来るかな?ドラマティックな展開は不要なので、瀧さん(イケオジ)が穏やかに過ごせる方向で、今後もお願いしたい。
読了日:04月03日 著者:モリコロス
岩合光昭の世界ネコさがし
★4 わざわざ絵探しのために撮ったものではなく、岩合さんが撮った猫のいる風景の中から、絵探しのように見える写真を抜粋したのだと思うので、一目でどこにいるか分かるものも多い(もちろん本当に見つけにくい超難易度高いのもある)。でも猫が風景に溶け込んでいる情景そのものが尊いので良し。なので正解(答え合わせ)もないけど良し。1匹見つけたと思ったら2匹3匹いたりもする。もしかしてまだいるのかな?と隅々まで見るのも楽しい。猫探ししながら、岩合さんの目線になって、「いいこだね」と猫さんを愛でて癒された。
読了日:04月04日 著者:岩合 光昭
全国もなかぼん
★4.5 全国から集めた250点もの最中を紹介した本。ほぼ実物大・オールカラーで見やすく、こんなものまで!という変わった最中が色々あって、ボリュームもすごくて、かなり面白かった。地元や近隣市町の物も載ってたけど、正直最中はお土産としてあまり意識してなかったので、意外と知らなかったりする。今後は最中にも注目してお土産探してみようと思う。合間にあるコラム(中のあんこや皮について、収集の苦労話など)も面白かった。
読了日:04月09日 著者:オガワカオリ
ロボベイビー
★3.5 ロボットの家族に赤ちゃんがやってくる。なんとキットが届いて、組み立てると完成する赤ちゃん。姉になるキャシーもワクワク。手伝うというキャシーを横にママが組み立てるが…。
発想がユニーク。結局上手に完成させたのが子どものキャシーというのも面白い。オチも付いてる。でも好みで言うと『漂流物』や『セクター7』の方が好きかな。
読了日:04月09日 著者:デイヴィッド・ウィーズナー
二番目の悪者
★3 かなり現代的な風刺がきいてる。ストーリーの描き方がおとぎ話としては生々しく、重い。p48の見開きにゾッとした。考えさせられる。子どもが読むとどう感じるんだろう。難しいかも。漢字が多いし、大人向けに描かれているんだろうか。
《金のたてがみが自慢の高慢なライオン。次の王様を国民で決めることになり、金のライオンは「私こそが次の王様」と考える。ところが巷では、街外れに住む銀のたてがみを持った優しいライオンが国王にふさわしい、と噂されていた》
正直者が馬鹿を見て終わり、というのがモヤッとするのだろう。因果応報なら、と思うけど、それだと考えさせられることもなかったかも。難しいな。/SNSの真偽不明な情報を無責任に拡散する行為なんかへの教訓なんだろうけど、ただそういう層が、この絵本を読むかというと…。
読了日:04月09日 著者:林 木林,庄野 ナホコ
大ピンチずかん
★3 話題の絵本。ピンチな瞬間あるあるって感じ。メインのピンチの他にも色々同じシチュエーションでのバリエーションが色々描かれていたり、欄外にも小ネタがあったりするのがちょっと面白いかな。でもピンチの度合い(レベル)は人によるから、あまりピンとこなかったかも。私ならあんなクモが車内に出たりしたら最大級の緊急事態!小学生男子とは感性が違うから仕方ないけど笑
読了日:04月22日 著者:鈴木 のりたけ
わいるどらいふっ!3 身近な生きもの観察図鑑
★3.5 身近な生き物の生態を学べる4コマ漫画。絵柄がかわいいけど、かわいい描写だけじゃなく、弱肉強食もしっかり出てくるのがシビアで良い。
読了日:04月23日 著者:一日一種
新書版 岸辺露伴 ルーヴルへ行く
★3.5 ルーヴル美術館BD(バンド・デシネ)プロジェクトのために描き下ろされたフルカラーコミック。映画化を前に小型版が刊行されたので買ってみた。
《10年前露伴が出会った女が「この世で最も黒い呪われた絵がルーブルにある」と話していたことを思い出した露伴は、真偽を確かめようとルーヴルへ》
通常のコミックの半分くらい?の薄さなので、話のボリュームとしては短編に近い。呪いの因果関係というか発動ルールみたいなものが、ちょっと明確に理解しきれなかった。同行した人達はみんな本人が関わった死で、露伴だけ先祖まで遡ってる?
読了日:04月28日 著者:荒木 飛呂彦
読書メーター