日々茫然

猫・本・アート・日常生活などを、つれづれと思いつくままに記録

2020年12月に読んだ本

2021-01-13 | 本と漫画の話

とうとうまた1年、年が明けてしまいました。
早い、早すぎる。
昨年はコロナ禍で、仕事関係では色々影響があったけどバタバタしてた記憶しかなく、私生活では外出も控えたりして美術館博物館へもほとんど行けず、大きな動きがなかったせいもあり、あまり思い出に残るエピソードがないまま、
ただただ

_人人人人人_
> コロナ <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y ̄

って感じの1年を過ごしました。
2021年は楽しいことがたくさんありますように。


12月の読書メーター
読んだ本の数:9
読んだページ数:682
ナイス数:215

くろは おうさまくろは おうさま
★4 黒一色のページに、透明な樹脂インクで様々なものが描かれている。点字付きで、視覚障害者も読める絵本なんだな、とわかる。目の見えないトマスが語る「色」のイメージが描かれていて、視覚障害者が感じる「色」ってこんな捉えかたなのかな、と想像することができた。マットな紙にツヤツヤの透明インクがエンボス加工のように浮き上がっていて、触れて感じることもできるけど、単純に視覚的にも美しい。黒一色でも、こんな風に世界が美しく感じ取れているのならいいなぁ。巻末には点字一覧表と、点字訳のシートも付いている。
読了日:12月07日 著者:メネナ・コティン
 
おもち(こどものとも年少版2018年1月)おもち(こどものとも年少版2018年1月)
★4 彦坂有紀さんの木版画の絵本。火鉢の網の上におもちを乗せて、焼けていく過程と、焼き上がって磯辺焼やきなこなどのいろんな食べ方が描かれる。本物みたいな質感のリアルな表現は、もはやアート。人に紹介するとみんな「えっ?版画?」と驚く。特に焼き目が絶妙。おもちが食べたくなる。お正月が待ち遠しくなってきた。 ※本のデータがなかったため手動登録しました
読了日:12月07日 著者:彦坂有紀,もりといずみ
 
ももたろう (笑本おかしばなし)ももたろう (笑本おかしばなし)
★3.5 ド定番の昔話を漫☆画太郎が手掛けた絵本。ひたすら「ました!!」の所でドアップになり、フレーズの繰り返し(テンドン)でウケを狙っている。ので、単純な言葉の繰り返しがツボにハマってキャッキャ笑うタイプの子供達にはウケそう。なお、漫☆画太郎だから絵面は汚くて、鼻汁や涎が滝のよう笑。これも多分男の子にはウケる。絵面的に、一部のお母さんにはウケないかもなぁ。私も漫☆画太郎の絵は元々苦手なので、展開としては面白いけど、ちょっと見た目がしんどかった。
読了日:12月19日 著者:ガタロー☆マン
   
シカクさんシカクさん
★3.5 ちょっと哲学的なのかな。《シカクさんは四角い岩を見つけて山の上へ押し上げるのが日課。それを見たマンマルさんは、シカクさんが四角に彫っていると思い、「天才やわ!」と褒めちぎる。誤解されたまま「私にそっくりなのも作ってほしい」と頼まれたシカクさんは…》
あの状態からすぐアート性を見出すマンマルさんの感性は、思い込みが入っているにしても素敵。結果オーライで終わったけど、この先のシカクさんはどうなるのか、は描かれない。芸術家になるのか、元の日課に戻るのか、誤解は解くのか解かないのか…。どうするのかな。
シリーズになっているみたいなので、残りの『マンマルさん』と『サンカクさん』も読んでみよう。
読了日:12月22日 著者:マック バーネット
 
あばれネコあばれネコ
★3.5 タイトル通り、猫が大暴れ。シュールな展開で、訳が分からないけど、勢いがあって笑ってしまう。ドアをバターン!机の上をトタトタトタトター!猫パンチをバフバフバフバフー!って感じで、グイグイくる猫。擬音をテンション上げて読むと盛り上がる。これだけ大騒ぎすると、さすがにお母さんが…という笑。怒涛の展開でひたすら楽しい絵本。
読了日:12月23日 著者:キューライス
 
フランクリンとルナ、本のなかへフランクリンとルナ、本のなかへ
★3.5 本好きなドラゴンのフランクリンと人間の女の子ルナのシリーズ3冊目。
《町外れの古い本屋さんに行ったフランクリンとルナ。鎖の鍵がかかった本を見つけたカメのニールが、好奇心から鍵を開けて本を開くと、本の中へ吸い込まれてしまい…》
本の中には色んな物語のキャラクターが。悪者も?と思いきや、やっぱり平和な展開。楽しい冒険をして帰ってくる。 キャラクターの元ネタ、大体は分かるけど、「砦を守る騎士」だけは推測できないな。何だろう。
読了日:12月24日 著者:ジェン キャンベル
 
俺、つしま 3俺、つしま 3
★4 冒頭から不意打ちの爆笑。おじいちゃん(女性)の顔ホント酷www 後半はコロナで町から人がいなくなるという現実が。(猫は変わらずマイペース) この漫画の世界、昭和な雰囲気がしてたけど、きっちり現代だったんだなぁ。おじいちゃん以外の大人の人の顔は、昭和の名女優や名俳優がモデルだと思うんだけど(分かる人もいるけど、全員モデルがいるのかは判別できない)、スマホ持ってたりするもんなぁ。面白い。よしこちゃんのお父さんなんてまんま竹脇無我さん。最後のカシの木さんの小屋には感動。みんなのばしょができて良かったね!
読了日:12月24日 著者:おぷうのきょうだい
 
鬼灯の冷徹(30) (モーニング KC)鬼灯の冷徹(30) (モーニング KC)
★3.5 動物キャラの話が多かったからか、楽しかった。
《猪突猛進/為政の狂想曲/漢春一我が道を行く/どっちもつらいよ/フィクション/安定のバー 不安定のカー/大役だろうが何だろうが/ちょっとしたパーティ/毒をもって》
オネエのハッカイさんのド迫力フェイスなんか好き。1トンの突進を真正面から受けて止める鬼灯は本当に最強。/花見で吉凶キャラ全員集合!な場面、ちょっと面白い。/天探女を黙らせる春一凄い。/夜叉一の子犬達も獄卒デビュー。イマドキの子…/編集者の霊が社畜…/アヌビスさんによる講演会。かわいい。好き。/閻魔大王の孫の学芸会。桃太郎(本人)に取材!/金魚草の新種・珍種のお披露目パーティー、二股の金魚草www/醜い姫達がつるんで毒吐き。観察する鬼灯と木霊の会話がちょっと哲学的。
読了日:12月24日 著者:江口 夏実
 
猫奥(1) (モーニング KC)猫奥(1) (モーニング KC)
★3.5 時代物+猫、好物なので買ってみた。
《大奥の女達の多くが猫を飼い愛でている中、堅物で猫嫌いだと思われている御殿女中(御年寄)の瀧山。実は猫好きで…》
表紙の雰囲気から、総取締的な立場かと思ったけど、御年寄の一人ということは、部長くらいの感じかな?なかなか難しい立場。猫好きと表明するタイミングをことごとく逃してしまい今に至る…笑。真面目すぎて損するタイプ!心おきなく猫を愛でさせてあげたいなぁ笑。飼主不明の猫が迷い込み、気になるところで次巻へ。もう飼わせてあげて…。(漫画の展開的には無理かな…)
読了日:12月28日 著者:山村 東

読書メーター

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あけましておめでとうございます

2021-01-01 | おえかきとか工作やってみました
1年が過ぎ去るスピードが年々速くなり、もう恐ろしいくらい。
つい最近、子年の年賀状を作った気がするんだけど、なぜ今、牛の消しゴムはんこを彫っているのであろうか…。と愕然としながら1年を振り返っていた年末も過ぎて、もう年明けてるじゃん!!(汗)
 
というわけで、年末ギリギリに仕上げた消しゴムはんこの年賀状です。
 

もうそれはそれは恐ろしいことに、ついに老眼が入ってきて、細かい作業をする時の目の負担がヤバくて。




いつも一夜漬けで仕上げてましたが、目から首、腕、指先にかけての疲労がえげつなく、具合が悪くなって、翌日に持ち越し。
こんなところで無理がきかなくなった年齢だと思い知らされるとは。

それでもこれは毎年の唯一のルーティンなので、
本当に無理だと心が折れるまでは頑張る所存。

 それにしても昨年はコロナの影響で、色々と制限があり、楽しみの少ない一年でした。
今年は元の日常が戻って、色々と自由に楽しめるようになるといいなぁ。
今、医療従事者はもちろん、みんな多かれ少なかれ無理や我慢をしてるから、一日も早く解放されますように。

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