日々茫然

猫・本・アート・日常生活などを、つれづれと思いつくままに記録

RRRがハチャメチャに面白かったので語りたい

2023-05-16 | 映画の話
「ナートゥをご存知か?」

昨年日本初公開時にナートゥダンスが話題になった頃から、観てみたいと思ってたけど、近隣に上映館がなかった。(´ー`)
3月、アカデミー賞の歌曲賞受賞で再び話題に。もしや上演館増えてるんじゃない?と調べたら、4月7日から近くの映画館で上映開始と判明!やった!!

そして楽しみに迎えた上映日。
評判通り、冒頭からクライマックスかのような盛り上がり。さらにこれでもかというほど次から次へと見せ場だらけで引き込まれたまま怒涛の3時間。中弛みシーン一切なし!
見終わった瞬間、
「面白かったああああああ!!」
「もう1回観たい!!」
もう虜でした。

結局3週間の上映期間(2週間+好評につき1週間延長)に、5回観ました。
本当はもっと通いたかった。毎日でも良かった。こんなに何度も観たくなる映画は初めてでした。まさに熱狂。

カメラロールを埋め尽くしていくインド人。(好きなシーンの画像を漁りまくる)
グッズも色々買っちゃった。(完売のものも多く、一部は再販で予約できたもののまだ届いていない)

間違いなくマイベスト映画です。

ーーーーーーーーーーーーーーー

さて、簡単にストーリーを説明すると、
舞台は英国の植民地として抑圧された1920年のインド。
山中のゴーンド族の村で、少女(マッリ)が英国総督夫妻に気に入られ、連れ去られてしまう。
マッリ救出の使命を帯びたゴーンド族のリーダー、ビームらがデリーへ向かった。
情報を得た英国植民地政府は、この男を危険分子として捕えよ、と布告。名乗りを上げたのは、大義を抱え野心に燃えるインド人警察官ラーマ。
2人はある事件をきっかけに意気投合し、お互いの素性を知らぬまま親友となったが、非情な運命に引き裂かれることに。
キャッチコピー「友情か?使命か?」のとおり、熱く微笑ましい友情と、対立するそれぞれの激しい葛藤が描かれる。

その落差たるやーーーーー(泣)

ーーーーーーーーーーーーーーー

一応お伝えしておくと、わりと残酷なシーンもあります。暴力や流血が苦手な方は、要注意です。事前にある程度下調べして判断してください。(なぜかR指定にはなってないけど指定されてもおかしくないと思う)

あと上映時間3時間あります!
私も最初は、「3時間かぁ、3時間は長いな」と迷っていたけど、今は「全然足りないが!?」って感じです笑
3時間のハードルを飛び超えて映画館に行った自分good job!👍

さて、ここから感想というか好きなポイントやシーンをただ垂れ流していきます。(長いですw)
念のため、ネタバレ少なめとがっつりネタバレ、2段階に分けて書きます。
あまり情報入れたくない方は自衛を。

ーーーネタバレ少なめーーー

◾️2人とも恐ろしく屈強で鬼神のように強いけど、笑顔や仕草がめちゃくちゃ可愛い。ギャップ萌え。
ビームはラーマのことを「兄貴」と慕います。ビームの方が体が大きいのに、兄貴大好き!で可愛い。子熊ちゃんみたいな愛らしさ笑
ラーマもそんな弟分が可愛くて仕方ない♡
話題のナートゥダンスもこの仲良しパート(序盤)で披露されます。
そうしてすっかり2人の魅力の虜になったところで、互いの素性が露見していく。
つら〜(涙)

◾️ラーマ兄貴がカッコ良すぎる。
特に目が好き。睫毛が恐ろしく長くて美しい。
感情押し殺してる時の、光のない冷たい暗い目と、ビームと過ごしてる時の、ニッコニコでキラッキラの目のギャップがたまらん。え?同じ人ですか?
あと髪が乱れて前髪がおでこや目にかかってる時サイコー。色気!!
ちなみにラーマは、七変化とまではいかないけど、ストーリー上、結構外見が変わります。髭の形や髪型、服装。別人みたい。おいしい。

◾️ビームがカワイイ
服着てないシーンでは、めちゃくちゃ引き締まったゴリゴリの筋肉を披露してたのに、服着てる時はなんだか丸っこいクマちゃん体型に見えるギャップ。
しかも食いしん坊でよく食べる。いっぱい食べる君が好き♡(ラーマもそうらしいw)

◾️ビームもラーマも、セリフがなくても表情で語る。コミカルなシーンでは、わかりやすくちょっと大袈裟な表情を、シリアスなシーンでは繊細な心の動きを。
二人だけじゃなく、悪役や、モブさえも、かなりいい表情で細かく演技してます。

◾️特にビームは表情豊か。ゴーンド族ではリーダーで兄貴分なので、キリッとした厳しい表情も見せながら、ラーマやジェニーの前では、無邪気に笑ったりオロオロしたり。
特にラーマ兄貴に外見を整えてもらう場面の、迷子の子犬ちゃんか?!っていう不安そうな顔がツボでしたwwwかわいい♡

◾️戦闘シーンなどのアクションが最高にド派手に盛り上がる。スピード感があってキレッキレだし大迫力でハラハラドキドキ。戦い方に個性もちゃんと出てて、バトル漫画みたい(語彙力がないけど褒めてる)。

◾️重要な場面や見せ場では、スローになって、「はい、ここ!!見て!!」とばかりに強調してくれる。
それがめちゃくちゃ気持ち良い。カッコイイ場面、素敵な場面がじっくり堪能できる!笑

◾️これでもかと散りばめられた伏線、シークエンス。
何気ないシーンやセリフが、後々回収されたり、形を変えて繰り返されたり、因果応報になってたりする。「ああ!あの時のアレがここで!!」というのが気持ちいい。
1回目では気付かなかったことも、だんだん解像度が上がるかのように見つかる快感。
※ちなみにtwitterのハッシュタグ「#細かすぎて伝わらないRRRの好きなシーン」(またはそのTogetterまとめ)を追うと、2回目以降の鑑賞がより楽しめる。ただし、ネタバレになるので鑑賞後がおすすめ。

◾️細部まで作り込まれているのが分かる映画なのに、一方で《そうはならんやろ→なっとるやろがい》を地で行く力技の展開や、都合よくサラッと流す部分や、大雑把な部分があって、でもそんなツッコミを入れたくなるシーンさえもどうでも良くなるくらい楽しいのがRRR。
とにかく面白くするために全振りしてて、重要なら思い切り強調する。不要だと思えばバッサリ省く。その匙加減が抜群に上手い。だからクライマックスみたいなシーンの連続だし、中だるみが一切ない。
連続した場面で、サスペンダーの色や服のボタンの開き具合が違っていようが、怪我が瞬時に治ろうが、壊れた橋が元に戻っていようが、それは瑣末な部分。そう、面白ければいいんだよ!

◾️ナートゥナートゥだけじゃない!
音楽や効果音が映像と最高のマリアージュ。ピッタリはまって快感。
歌の部分は歌詞も翻訳されていて、それがまた映像とリンクしてて名訳。特にDostiとKomram Bheemdo。歌詞がアガる!
ラーマとビームのそれぞれのテーマ音楽など、同じモチーフがシーンに合わせたアレンジで何度も出てくるのも好き。
サントラ欲しくなる。
※なお親切なことに、YouTubeに公式が場面場面のBGMを細かくアップしてくれてるので、映画鑑賞後にこれを聞くと、好きなシーンが大体脳内再生できる。
さらに主要なシーンもYouTubeで見られる。ナートゥナートゥもあります。ここだけじゃなく全編映画館で見てほしいけど。私は地元での上映終わっちゃったので、今後はDVDが出るまでYouTubeで生きていく所存。

ーーーネタバレ度上がりますーーー

◾️ラーマ兄貴の背景がしんどい
重い使命を背負い、そのために自分を含めあらゆるものを犠牲にして生きてきた人。使命のためなら非情にもなる。忍耐の人。
自分がヒールになる事も厭わない。←ここが特にしんどい。随所にこの性質が出てきて感情を抉ってきます。テーマ音楽もまるで悪役。それがまたかっこいい。

◾️鞭打ちとビームの歌のシーン
ここは屈指の見せ場。(いや見せ場多すぎてここだけじゃないけど、私は特に好き、…いや他にもあるな、やっぱり選べない)
苦痛に一切怯まないビームの不屈の精神に、ラーマとともに観客も圧倒され打ちのめされる。
この時のラーマの一挙手一投足が、表情が…その心情を想うとたまらない。
初見の時は、やり過ぎだろラーマ、と思ったけど、2回目以降はその苦しさが分かるから泣ける。
(なんとここもYouTubeで見られるんですよ。太っ腹。)

◾️ラーマの涙
血を拭うと見せかけて涙を拭うシーン。
初見では気付かなかったけど、目尻の涙に気付いた瞬間、心臓を撃ち抜かれました。このシーン鬼リピートしたい。
それ以外のシーンでも、時々涙目になってて、大変しんどいです。
完全に心を殺したはずが、内心では激しく動揺し葛藤している。本当のラーマは、かなり涙脆いんだろうなと思います。

◾️ラーマの決意を聞いたヴェンカテスワルルおじさんが、強くは止めずに協力してくれる。
細かい場面だけど、グッと来た。
おじさんも故郷を離れて長年英国の犬となって耐えてきたはずなのに、目的達成を目前にして、それを台無しにするであろう(しかも死ぬかもしれない)ラーマの決意を受け入れてくれる(´;ω;`)
おじさんは、ラーマの苦悩を一番近くで見てきた人。
本当の兄弟のように仲良くなった二人を、おじさんも微笑ましく見ていた。孤独だったラーマがビームとなら笑えるのを、きっと心から喜んでいた。だから止められなかった。

◾️悪役がとことん悪役なのに魅力的。
ラスボスはスコット総督ですが、ただのステレオタイプな悪人キャラに収まらず、相当な切れ者。総督までのし上がっただけはあるなと分かるし、だからこそ倒し甲斐がある。奥さんも含め、最高の悪役。

◾️最強の肩車シーン
最っっっっっ高!!
そんなアホな?も一瞬で吹き飛び、あれ?めちゃくちゃかっこいいぞ?!ヒャッハー!!と気分ブチ上げ。
抜群のコンビネーションで流れるような連続アクション。声出し応援したい!!
ハイ!✊ハイ!✊ハイ!✊(←観た人には伝わる)

◾️神ラーマ登場シーン
うおおおおおおお兄貴ィー!!
応援上映なら最高潮に盛り上がる場面。(さっきも肩車で盛り上がった?確かに。最高が何度も出てくる?確かに。でもRRRはクライマックスの波状攻撃だから!何度でもあるぞクライマックス!)
炎を纏うその姿、まさに神の化身✨
「うわー、兄貴かっこよ!」って多分ビームと同じ顔してるよ観客。
ていうか今気付いたけど、炎属性の兄貴って、煉獄さんじゃん!!(キャラは全然違います。カリスマ性はめちゃくちゃある)
ちなみにビームは水を象徴。ビームの見せ場ももちろんいっぱいあるし、もちろんかっこいい。

◾️ラーマ救出時のビームの服装が、ラーマ父と似ている。その姿で最後にラーマのもとへ大量の武器が入った箱を引いてきて(これもある場面と重なる)、ラーマ父と同じセリフを…。
ラーマにとってビームは弟と重なる存在だったのに、共闘時には父とも重ねるとは!と2回目で気付いて、痺れた。

◾️気になったところ
ジェニーは最後それでいいの?笑
ビームに協力して、結果叔父叔母(総督夫妻。極悪非道)は死に、総督邸も部隊も壊滅しちゃったけど。
ラストシーンでビーム達と再会してニッコニコw
ジェニーについては、ほぼ心情が描かれていないけど、総督邸襲撃以降、ラーマ救出に協力することになった経緯、マッリとビームの関係はいつ知ったのか、など、どういう思いでいたんだろう、どう動いていたんだろう、と気になります。
パーティで仲良く一緒に踊った2人がなぜこんなことに、とショックだったろうし、さすがに総督夫妻や英国の暴虐に嫌気がさしたのかな。

あと現代の英国人の皆さんは、この映画をどう見たのだろう。イギリスでも公開されたのかな。


ーーー個人的な雑感ーーー

◾️私はブロマンス(兄弟のような男性同士の強い絆)大好き侍です。(女性版はロマンシスと言うそうで、そっちも好き。いや、男女でもバディものが好きなので、要は恋愛抜きの特別な絆が好き)
RRRはまさにコレ。私は主にラーマ推しだけど、ビームとニコイチでの関係性が何よりも尊いと思ってます。

◾️作品の雰囲気としては、『ゴールデンカムイ』が近いなと思ったので、ご存知の方は参考に。ゴールデンカムイが好きなら絶対ハマるはず。
屈強な男達が協力したり裏切ったりしながら激しく闘う。コメディ要素もある。
ラーマ兄貴は不死身の杉元っぽいと思う。vs.一万人の所なんて特に無双状態の杉元。(性格は土方さんかな)

◾️私が好きな作品との共通性から言えば、鬼滅とも重なる部分がある。英国=鬼に置き換えると、ちょっと近いと思う。ラーマは鬼を倒すために鬼になった男。(あ、これ鬼滅の推しとも重なるな)

◾️ナートゥナートゥについて
マスコミやバラエティ番組などで触れられるのはナートゥダンスばかり、アカデミー賞もナートゥ。
確かにこの映画で一番キャッチーなのはナートゥダンスかもしれない。
でも観た人の大半は、多分それ以外の所に熱狂していると思う。
だって盛り上がる場面はナートゥだけじゃないんだ。全編クライマックスみたいなもんだから。そもそも一番を決めにくいくらいどの場面も好きだし。
もちろんナートゥの場面もめちゃくちゃ好き。二人ともかわいいし、キレッキレのダンスシーンはとても楽しい。
ただ世間のナートゥ一色の評判は、「そうじゃないんだ」と言いたい。

ーーー最後に(まだ書き足りないけどきりがないから)ーーー

とにかくRRRは最高。
絶賛RRRロス。
仕事で疲れてて夜遅い上映時間でも、見た後は元気が出た。観る栄養剤だった。
また観たさにまだ上映してる映画館を時々検索しては、近くにないから遠方まで観に行っちゃおうかと思っている。
できれば一度くらいIMAXで観てみたかったので、もし多少遠くても日帰りで行ける範囲で上映があれば多分遠征する。
はい、重症のRRR中毒です。





鬼滅の推し兄弟×RRRの推し兄弟コラボ写真✨
Dosti💕

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パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉

2011-06-13 | 映画の話

見てきました。

パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉

近くの映画館では、3Dの吹替版 しか上映してなかったので、有無を言わさず3Dでした

もみじさんのレビューで、あえて3Dで見なければいけないほどではないとアドバイスをいただいていたので、2Dでもいいかなとも思っていたのですが。
しかも私は眼鏡なので、更に3D眼鏡をかけるのもあまり好きではなくて。

まあ以前1回だけ他の映画館で3D映画を見た時には、思ったほど気にならなかったので、まぁいいか、と思ったのですが…

今回渡された3D眼鏡は、眼鏡の上からかけると、下にずれてフレームが視野に入ってしまい、見にくい!
ずーっと手で眼鏡を支えながら、2時間半見ないといけないのか、とのっけからゲンナリ…
(幸い混んでなかったので、ひじ掛けにもたれて頬杖をつきつつ、眼鏡を支えて見ました)
微妙にピントも合いにくく、違和感に慣れるまで結構かかりました(+_+)

3Dもいいけど、2Dの選択肢も用意して欲しいなぁ


前置きが長くなってしまいましたが、肝心なのは内容ですね。(^ ^;)ゞ


【以下、少しネタバレ気味&辛口です。これから見に行く予定の方は、ご注意を!】


 

内容は、前3作に比べて、小粒な印象。
物語の傾向としては1作目に似てるけど、脚本の巧みさが弱く、ダイナミックなアクションや壮大さは、2,3作目に及ばなかったです。

個々の思惑が複雑に絡み合い、2転3転する駆け引きが少なくて、謎や伏線の処理もあっさりめ。

ウィルとエリザベスに代わるヒーロー&ヒロイン役の、宣教師と人魚も存在感がないし、おなじみのメンバーもギブスとバルボッサだけ。
ピンテル&ラゲッティすら出てこない。
寂しい…
なんか物足りない…


前3作を切り離して、単独で見たなら、どうかなあ、まあ面白いのかな。
どうしても比べてしまうので。

ミステリ好きなせいか、前3作くらいややこしい展開でもついて行けたし、楽しめたけど、そこまでじゃない人は「???」って感じだったみたいなので(知恵袋とか、「あれはどういう意味ですか?」みたいな質問だらけ)、これくらいシンプルな方が楽しめるかも?


あと、3D、本当大して意味ないです。
2Dで十分。
3Dの迫力が感じられたのは、猿のジャックが飛び出して来る所くらい?(笑)
むしろ2,3作目のクラーケンや海戦シーン、大渦のシーンとかが3Dなら迫力あったのに。


とまあ、散々なことを書き散らしてしまいましたが、実はジャックに会えただけで、かなり満足です(笑)。
ほぼ出ずっぱりだし。
その辺りまで、見透かされて制作されたのかも?

ちなみに、ジャック、前より茶髪になってた?
黒っぽい方が好みなんだけどな。

グッズも楽しみにしてたんだけど、今回のはしょぼいし・・・
前回みたいな、大人でも使えるようなデザインのストラップやアクセサリーはほとんどなかったです。

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南極料理人

2009-10-25 | 映画の話
先週ですが、久しぶりに映画を見に行って来ました。
何年も前に、原作のエッセイを読んだ事があって、内容はほとんど覚えてないですが、「面白かった」という印象だけはあったので。

元々、紀行エッセイが好きで、それも優雅な旅よりは、全く文化の違う馴染みの無い国や辺境とかを舞台に、ハプニングが続出し苦労しながらも、それをユーモアに包んで面白おかしく描いているようなのが好きなのですが、「南極」などまさに条件にピッタリだったわけです。


で、それが映画化され、しかもなかなか好評らしいということで、地元で公開されるのを心待ちにしてました。

 
 西村(堺雅人)は南極の昭和基地からも遠く離れた陸の孤島、南極ドームふじ基地に料理人として派遣される。妻(西田尚美)と娘を置いての単身赴任生活で、彼は8人の男性南極越冬隊員たちの胃袋を満たすという大役を任される。


いやー、面白かったです。
メンバーがみんなキャラが濃くて、個性的で、マイペース。
時に子どものように無茶を言ったり。

例えば、伊勢海老でエビフライ
 一人一尾
 
南極生活が長くなってくると、精神的に参っちゃう人や、奇行?に走る人、逆にめちゃくちゃ順応する人など、人それぞれの事情も垣間見えたりして、揉め事や衝突もあったりしますが、基本的には、のほほんとした雰囲気で、時々クスクス笑いに包まれるような、脱力系の映画でした
 
それにしても西村さんの作る料理は、どれもすごく美味しそうで、見ていてめちゃくちゃお腹がすいてきちゃいました。
(家に帰ってから、どうしてもおにぎりが食べたくなって、久しぶりに自分でおにぎり作って食べました。)
 
「かもめ食堂」見た時もお腹すいたけど(しかもおにぎりがおいしそうだった)、おいしいご飯って、それだけでなんだかちょっとほっこりした気分になれるものなのでしょうね。

原作も、もう一度読み返したいと思います。
(原作は実話なので、映画とは別物だった気がします)

  原作本↓
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映画2本

2009-06-22 | 映画の話
伊坂幸太郎原作の映画2本が公開になったので、まとめて観てきました。

1本目『フィッシュストーリー』
 

2012年 彗星衝突まで、あと5時間!
1975年の発売当時誰にも聞かれなかった曲が、めぐりめぐって、地球滅亡の危機を救う!

1975年 早すぎたパンクバンド「逆鱗」は、世間に理解されないまま解散へ向かおうとしていた。彼らは最後のレコーディングで「FISH STORY」という曲を演奏する…。
1982年 気の弱い大学生は「FISH STORY」の間奏部分に「女性の悲鳴が聞こえる」という噂を聞く。さらに彼は出会った女性に「いつか世界を救う」と予言される…。
2009年 修学旅行中に眠り込んでフェリーに取り残された女子高生は「正義の味方になりたかった」コックと出会う。その直後、二人はシージャックに巻き込まれる…。
2012年 街が静まり返るなか、営業中のレコード屋の店長は「地球が滅亡する日でも好きなレコードを聴いていたい」と「FISH STORY」に耳を傾けている…。


読んだのが結構前だったので、うろ覚えだったのですが、「原作とは結構違う?」と最初は戸惑いながら観てました。
なんか、冒頭からマジでど突きたくなるようなイヤな感じのキャラとか出てきて、「こんなキャラいたっけ?どうつながるんだろう?」と半信半疑。
でも、各年代それぞれの物語が進み、ストーリーの繋がりが見えてくると、なるほど、こう繋げるんだと感心しました。
ラストも、原作とは違ってますが、良かったです。
最後に時系列順にエピソードが繋がっていくシーン、パズルのピースがキレイにはまっていくようで嬉しくなりました。
特に、原作でもお気に入りの話だったのですが、2009年のエピソードに登場する森山未來、カッコよすぎて「惚れてまうがなーーー」O(≧△≦)Oでした。

※帰ってからよく考えたら、隕石が衝突して地球が滅亡する設定は、同じ伊坂幸太郎でも「終末のフール」での話。そして、「フィッシュストーリー」は、同タイトルの短編集の中の1編でした。それをこんな風に繋いで映画にするなんて、脚本考えた人お見事でした


さて2本目、『重力ピエロ』
 

遺伝子を研究する大学院生・泉水と芸術的な才能を持つ2つ年下の弟・春は、仲の良い普通の兄弟。優しい父と三人で、平穏に、そして陽気に暮らしている。
そんな中、落書き消しを仕事にしている春が、市内で起きている連続放火事件と現場近くのグラフィックアート(落書き)の関連性に気付いたと言い出し…。

これは、比較的原作に忠実だった気がします。
でも、原作では、家族それぞれのセリフにもっとユーモアが感じられて(伊坂幸太郎の作品の登場人物は、どんな深刻な場面でも、みんなセリフが洒落ててセンスがいいのが特徴であり魅力)、重くなり過ぎない絶妙なバランスで、いい雰囲気を保ってたのが、映画では、ちょっと重苦しい悲劇的な方に傾いた感じになってしまってたようで残念。

というわけで、原作とは別物ですが、『フィッシュストーリー』の方がオススメ。
(あくまでも個人的意見ですよ)


そういえば、『ラッシュライフ』も映画化されたそうです。
東大生が製作したとか?(出演は堺雅人さんや寺島しのぶさんとか、有名な本職の役者さん)
福山で上映するかな?
もし上映されるようなら、ぜひ観てみたいと思います。
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アフタースクール

2008-08-01 | 映画の話

「運命じゃない人」の内田けんじ監督の最新作、「アフタースクール」
やっと地元でも公開が始まったので、見に行って来ました!

「運命じゃない人」が、めちゃくちゃツボだったので、楽しみで楽しみで。

 アフタースクール公式サイト

母校の中学校で教師をしている神野(大泉洋)と、サラリーマンの木村(堺雅人)は中学時代からの親友同士。産気づいた木村の妻(常盤貴子)を、仕事で忙しい木村の代わりに神野が病院まで送りとどけた。その日、夏休み中だが部活のため出勤した神野のもとに、同級生だという探偵(佐々木蔵之介)が訪ねてくる。島崎と名乗る探偵は木村を捜していた。若い女性と親しげにしている木村の写真を探偵に見せられた神野はショックを受け、なかば強引に木村捜しを手伝うことになってしまう。

冒頭で、堺雅人さんの中学生時代を演じていた男の子が、ホントに目元とか表情が堺さんっぽくて、そこに妙に感心しちゃいました
堺さんって、なんか今にも泣きそうな表情しますよね?そんな雰囲気がバッチリで。
本筋とは全く関係のない所ですが

本筋に戻ります

「運命じゃない人」では、全く無関係に見える人や状況が、話が進むにつれ、どんどん繋がって、「ええっ!?こんなチョイ役みたいな人まで関係してたのっ!?」とビックリしながら、パズルのピースがみるみるはまっていくような展開が、見事にツボにはまりました。

今度は、どうやってビックリさせてくれるんだろう?との期待通り、途中で、そこまで見てきた世界がひっくり返り、「そうきたかー!」と内心ニヤリ。

ひっくり返る所まで、若干話が地味?で、不安に駆られましたが、仕掛け自体は、お見事と思いました。

ただ、前作に比べ、ちょっと話が複雑で、登場人物も多かったせいか、1回見ただけでは、細かい所が分かりにくかったかも。
1回目でオチのわかったところで、もう1回見て、冒頭から、確認してみたくなりました

でもやはり、見る者の足を掬う仕掛けはスゴイ。
きっと推理小説として本で読んでも、話がひっくり返るシーンは面白いだろうな

叙述トリック的なミステリーがお好きな方には、オススメです

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『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』

2008-05-25 | 映画の話

金曜日、仕事が片付かなくてちょっと残業になってしまい、「今週はなんだかバタバタして疲れたなぁ」と思いながらの帰り道。
「なんかスカッとしたいなぁ」と思って、ふと「今映画なにやってるのかな」と検索したら、ちょうどこの映画の上映時間がいい感じだったので、発作的に見に行って来ました。

ぼくたちと駐在さんの700日戦争
 

いやー、すっっっごくバカバカしくて、良かった

ストーリーは、ベタで、予想通り。
おバカな高校生たちと、真面目そうなのに大人気ない駐在さんとの、イタズラの応酬。
笑わせといて、最後にちょっとだけ泣かす。
懐かしいホームドラマ、コメディのような、スタンダードな安心感。
悪い人なんて出てこない。

ここまで書いて、「これって、私の好きな、遠藤淑子さんの漫画と共通してる」と気付いて、妙に納得でした

市原隼人さんの、真面目な時の顔と、ニッと笑う時の表情のギャップが良かったです
佐々木蔵之介さんの、「大人気ない大人」も見事
顔に「怒りの青筋」とか貼り付けてたし(笑)

佐々木さんは、以前から楽しみにしている『アフタースクール』にも出演されているので、ますます見るのが楽しみになりました
※『アフタースクール』、すでに公開になっているようですが、地元ではまだ先なんです
 大泉洋さんがテレビに出まくって宣伝しているので、見たさがつのります

『ぼくちゅう』、小難しい事は考えず、スカッと笑いたい方にはオススメです

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Sweet Rain 死神の精度

2008-04-12 | 映画の話

ご無沙汰してました
体は元気ですが、精神疲労が溜まっております
そこで、気分転換を図ろうと、久しぶりに映画を見に行って来ました。
って、原作のファンなので、前から見るつもりではあったのですが。

原作を読んだ時の感想はこちら → 『死神の精度』伊坂幸太郎

伊坂さん、ついに『ゴールデンスランバー』で「本屋大賞」を受賞されたと少し前に新聞で読んだところです。
『ゴールデンスランバー』良かったもんね、うんうん。これで、もしかしたらいよいよ直木賞もいっちゃうんじゃないの?なんて予測してます。(最近の直木賞の選定にはちょっと疑問符が多いけど、取るに越したことはない…)
作品の映画化も、今後公開予定のものを含めて5作になるとか。

で、今回の映画の話です。

 『Sweet Rain 死神の精度

死神の千葉(金城武)の仕事は、不慮の事故で亡くなる予定の人物のところに7日前に現れ、その人を1週間観察し、その生死を判断すること。雨男の彼はその日も雨の中、7日後に死を迎えるはずの27歳の会社員一恵(小西真奈美)が現れるのを待っていた。やがてメーカーの苦情係として働き、疲れ果てて仕事を終えた彼女が姿を見せ……

小説の映画化には、あまり期待しないでおくのが賢明ですが、今回は「まあまあ良かった」かな…。
去年見た、『アヒルと鴨のコインロッカー』(感想)は、伊坂作品の中でもちょっと苦過ぎて、原作はあまり好きではない感じだったけど、映画の方はなかなか良かった、という珍しい感想になりました。
一方、『死神の精度』は、原作がすごく良くて好きな作品なので、ハードルも上げちゃうだろうし、ガッカリするかもな…と思ってました。

でも、金城武の「千葉」がなかなか良くて、調査対象となる人間に合わせて姿が変わるという難しい設定にもかかわらず、好青年風も、とぼけたチンピラ風のおっさんも、見事にはまってました。
小西真奈美も、キャストを聞いた時に、原作の人物に比べて小奇麗すぎなのでは?と違和感があったけど、ちゃんと地味で暗いOLになってました。
ヤクザの藤田さんは、もうちょっと落ち着いていて凄みのある人なイメージだったので、しばらく馴染めませんでしたが。
ただ、黒犬(原作には無いキャラ。上司らしい)は、無くても良かったと思う…
せめて犬のセリフは字幕じゃなくて、ちゃんとしゃべらせた方が良かった。

原作は連作短編集なので、映画でも三部構成の形になっていました。
原作を知らない人が見たら、オムニバス映画にしか見えなくて、ラストでその繋がりが分かるまでは退屈かもな、と感じましたが。
うまくやったな、と思ったのは、原作の6話のエピソードのうち3つのみを取り出して、原作にはない繋がりを作っていた事です。
原作では繋がっていなかった人が繋がって、そのため最後の老女の言葉のいくつかが、原作とはまた違った重みを生んでいました。
ラストで流れる、小西真奈美の歌(役で歌ったもの)も、なるほどこの声なら、と思わせる透明感のある声で、配役に納得。

なんというか、全体的にコンパクトに無難にまとまった感があり、映画として「傑作!」とは言えない感じでしたが、それほど原作のイメージを壊さなかった、ということで、及第点です。
いい演技をした、金城武さまさまかもね。

いや~、久しぶりに映画を見て、気分上昇しました

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楽しみだぁ

2008-02-28 | 映画の話

地元映画館の企画「後払い劇場」で鑑賞して、すっごく面白かった、『運命じゃない人』の内田けんじ監督。
待望の2作目『アフタースクール』が近々公開になるようです。

 『アフタースクール』公式サイト

母校の中学校で働く、人の良い教師・神野のもとに、かつての同級生だと名乗る怪しい探偵が訪ねてくる。探偵は、神野の親友で同じく同級生、現在は一流企業に勤めるサラリーマン・木村の行方を追っていた。心ならずも神野は木村探しに巻き込まれてしまう――
人を疑うことを知らない男と人の裏側ばかり見てきた男。ちぐはぐコンビの捜索活動から、神野の知らなかった友人・木村の一面が次々と明らかになり、物語は思いもよらぬ方向へと転がりだす!

「思いもよらない展開へと転がりだす」あたり、『運命じゃない人』の雰囲気と共通した感じで、期待が高まります。

出演する俳優さんも、前作はマイナー系でしたが(でも、主演の中村靖日さんはこれで名前もバッチリ覚えたし、最近缶コーヒーのCMで欽ちゃんや舘ひろしさん、ウルトラマン(笑)と共演しててビックリ!ブレイクの予感?)、今回は、大泉洋さんや佐々木蔵之介さん、堺雅人さんなど、メジャーな人達がズラリ。
でもタレントっぽいキャストではなく、“個性派”“演技派”と言われる俳優さんが選ばれているあたり、ガッカリさせない絶妙なキャスティング。


新しい仕事を始めてから、映画館へ行く足も遠のいてしまっていますが、これは絶対見に行きます

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蛇イチゴ(後払い劇場にて)

2008-02-04 | 映画の話

地元の映画館の企画「後払い劇場」第2弾、行って来ました。
昼に「スウィーニー・トッド」を見て、夜にまた出直してコレを見に。2本立てです(笑)

 
 蛇イチゴ
明智家は慎ましくも平穏で幸せな暮らしをしていた。一家の長女・倫子は小学校の教師で、同僚との結婚を控えていた。そんな折、痴呆に冒されていた祖父が死亡。そのお葬式の場に勘当されて音信不通になっていた倫子の兄・周二がひょんなことから姿を現し、家に戻ってくる。時を同じくしてこの一家が抱えていた秘密が次々に明るみに出る。口八丁の兄のことが信じられない倫子は兄を再び追い出そうとするが…。

「ゆれる」の西川美和監督作品。映画レビューとか見ても、絶賛の声が多いです。
企画者のコメントでも、【「ゆれる」を見て、「この人がコメディを撮ったら凄いことになりそうだな」と思い「蛇イチゴ」を見たらこれがまさに黒いホーム・コメディ。】と紹介してあったので、楽しみに行って来ました。

…えーと、私にはコメディとは思えなかった…です。
ボケてしまったおじいちゃん、介護に疲れ果てているお母さん、家族に黙って借金を重ねるお父さん、生真面目すぎる妹、オマケになんか感じ悪い婚約者。
生々し過ぎる…。
なんだか終始息苦しくて…すっごく凹む。
これ、笑っていい話なんですか?コメディって言っていいんですか?

兄ちゃんの飄々とした感じが唯一の救いだけど、またそこへ寄りかかってしまうお父さん達にイライラ。

どこで笑ったらいいんだろう?いつになったら笑えるんだろう?この後好転するの?と思いながら、終わってしまいました。
ラストのエピソードで、ちょっとだけ気分が持ち直したけど、それでも苦い思いは残りました。

確かに、この生々しさ、人間の描き方、話の持って行き方、「スゴイ」と思いましたが、私の好みではなかったです。

鑑賞後、企画者の方が、この映画を選んだ理由みたいなのを簡単に解説してくれたんですが、やっぱり「黒い」が付くとはいえ、コメディとして評価してるみたいで…
世間での評価も高いわけだし、私の受け取り方ってそんなにずれてたのか…?
ちょっとショック。
世間の好評価とのギャップに、自分の価値観に自信がなくなった。
同じものを見ていても、ここまで感じ方って違うものなんだな、と思い知らされました。


で、私は今回いくら払ったか?
正直、「見てよかった」とは思えなかったのですが、自分の評価に自信がなくなっていた(苦笑)
そこで、1,000円からちょっとだけ減点して、700円か800円くらいにしよう、と考えたのですが、実は1,000円以上じゃないと、シネマポイントが付かないんですよ。
6回見たら1回タダになるお得なポイントなので、2、300円ケチっての減点より、ポイントを取って1,000円払いました
「後払い劇場」としてまだ2回目の企画なのに、お客さんが少なくて存続の危機らしいし、その応援も込めて。

次の企画に、期待します。

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スウィーニー・トッド

2008-02-02 | 映画の話

 
19世紀、ロンドン。フリート街で理髪店を営むベンジャミン・バーカーは愛する妻と娘と共に幸せに暮らしていた。しかし、美しい妻に恋をしたターピン判事の陰謀で、バーカーは無実の罪を着せられ、投獄されてしまう。15年後、妻と娘を奪われたバーカーはスウィーニー・トッドと名前を変え、フリート街に戻って来た。理髪店を構え、パイ店の店主、ミセス・ラペットの協力を得て、ターピン判事への復讐を始める。


かなりエグイらしい、とあらかじめ覚悟していたスプラッタシーンは、確かにキテました。
最初の殺人の時は特に。
見るだけで「痛ーっ」って。
その後、殺人が流れ作業的になっちゃうと、ちょっと麻痺しちゃいましたが。
個人的にはスプラッタより、ゴ○がうろついてる方が耐えられなかった

それより何より、ミュージカル、やっぱり合わないかも…と思いました。
時々、歌の場面で、次の展開を待つのに耐えられなかったです。
歌によっては違和感の無い所もあったけど…

でも、ジョニー・デップはやっぱり凄かったです。
悲劇の、でも無差別殺人をしてしまう冷酷非道な殺人鬼。
それでも人を惹きつける複雑な人間になってました。
濃いキャラクターなのにすっかり自分のものにしちゃって、「演じている」と思わせない。
もう「そういう人」にしか見えないです。
「どこか壊れた人」を演じるともう完全にヤラレます。
個人的に、ミセス・ラペットが未来を夢見る空想のシーンがツボでした
笑っちゃった。

お話は、悲劇的でちょっと意外な結末でした。

結末としては、ちょっと気になった所も。
「あれ?それであの二人はどうなったの?」
それはもう別の話ってこと?
ストーリーを真面目に追っちゃダメだったのかな?

“本当は怖いグリム童話”のように、不条理で残酷なおとぎ話、だったのかも。
そう思うと、ミュージカルな所も、現実味を薄めるには合ってたような気がします。

トータルで見ると、それなりに楽しめた…かな…

スプラッタが苦手な人にはオススメできないし、ミュージカルにも好き嫌いがあるし、好みが別れる作品かもしれませんね。

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