日々茫然

猫・本・アート・日常生活などを、つれづれと思いつくままに記録

造幣局の通り抜け

2008-04-19 | モブログ
明日は朝から大阪で研修があるので、今夜は大阪泊です。
せっかくなので、造幣局の通り抜けの桜を見に行ってきました。
夕方だったので、少し暗いです。
通り抜けも混んでましたが、そばの屋台の並んでいる通りも凄く人が多くて、人酔いしそうでした。
大阪駅周辺は、電車の駅や地下街や道が入り組んでて目的地が探しにくくて無駄に時間食ったし、桜綺麗だったけど、疲れました~(*_*)
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Sweet Rain 死神の精度

2008-04-12 | 映画の話

ご無沙汰してました
体は元気ですが、精神疲労が溜まっております
そこで、気分転換を図ろうと、久しぶりに映画を見に行って来ました。
って、原作のファンなので、前から見るつもりではあったのですが。

原作を読んだ時の感想はこちら → 『死神の精度』伊坂幸太郎

伊坂さん、ついに『ゴールデンスランバー』で「本屋大賞」を受賞されたと少し前に新聞で読んだところです。
『ゴールデンスランバー』良かったもんね、うんうん。これで、もしかしたらいよいよ直木賞もいっちゃうんじゃないの?なんて予測してます。(最近の直木賞の選定にはちょっと疑問符が多いけど、取るに越したことはない…)
作品の映画化も、今後公開予定のものを含めて5作になるとか。

で、今回の映画の話です。

 『Sweet Rain 死神の精度

死神の千葉(金城武)の仕事は、不慮の事故で亡くなる予定の人物のところに7日前に現れ、その人を1週間観察し、その生死を判断すること。雨男の彼はその日も雨の中、7日後に死を迎えるはずの27歳の会社員一恵(小西真奈美)が現れるのを待っていた。やがてメーカーの苦情係として働き、疲れ果てて仕事を終えた彼女が姿を見せ……

小説の映画化には、あまり期待しないでおくのが賢明ですが、今回は「まあまあ良かった」かな…。
去年見た、『アヒルと鴨のコインロッカー』(感想)は、伊坂作品の中でもちょっと苦過ぎて、原作はあまり好きではない感じだったけど、映画の方はなかなか良かった、という珍しい感想になりました。
一方、『死神の精度』は、原作がすごく良くて好きな作品なので、ハードルも上げちゃうだろうし、ガッカリするかもな…と思ってました。

でも、金城武の「千葉」がなかなか良くて、調査対象となる人間に合わせて姿が変わるという難しい設定にもかかわらず、好青年風も、とぼけたチンピラ風のおっさんも、見事にはまってました。
小西真奈美も、キャストを聞いた時に、原作の人物に比べて小奇麗すぎなのでは?と違和感があったけど、ちゃんと地味で暗いOLになってました。
ヤクザの藤田さんは、もうちょっと落ち着いていて凄みのある人なイメージだったので、しばらく馴染めませんでしたが。
ただ、黒犬(原作には無いキャラ。上司らしい)は、無くても良かったと思う…
せめて犬のセリフは字幕じゃなくて、ちゃんとしゃべらせた方が良かった。

原作は連作短編集なので、映画でも三部構成の形になっていました。
原作を知らない人が見たら、オムニバス映画にしか見えなくて、ラストでその繋がりが分かるまでは退屈かもな、と感じましたが。
うまくやったな、と思ったのは、原作の6話のエピソードのうち3つのみを取り出して、原作にはない繋がりを作っていた事です。
原作では繋がっていなかった人が繋がって、そのため最後の老女の言葉のいくつかが、原作とはまた違った重みを生んでいました。
ラストで流れる、小西真奈美の歌(役で歌ったもの)も、なるほどこの声なら、と思わせる透明感のある声で、配役に納得。

なんというか、全体的にコンパクトに無難にまとまった感があり、映画として「傑作!」とは言えない感じでしたが、それほど原作のイメージを壊さなかった、ということで、及第点です。
いい演技をした、金城武さまさまかもね。

いや~、久しぶりに映画を見て、気分上昇しました

コメント (10)
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