日々茫然

猫・本・アート・日常生活などを、つれづれと思いつくままに記録

豪雨にびっくり

2008-08-29 | 雑記
今朝7時半ごろに起きた時は、曇ってはいたものの、雨は降っていませんでした。
テレビをつけたら、愛知県などで集中豪雨による深刻な被害が出ているというニュースを伝えていて、「うわー、大変だなぁ」と思って見ていたら、遠くの方からゴロゴロと低く響く雷の音が…
雨がポツポツと降り始めました。

徐々に近付く、雷の音。
気がつけば、夜のように空が真っ暗。
こんなに暗くなるなんて、と珍しく思っていると、次第に雨が激しくなり、雷が近くにドーン
驚いている間にも、間髪あけず稲光と雷がピカッドカーン
雨も滝のようにドドーッという感じで激しくなって、「これはヤバイかも…?

出勤時間が近付いてきましたが、雨が弱まる気配はありません。
普段なら、チャリで10分弱で行ける職場ですが、歩いていく方がいいかも?と思い、ちょっと遅れそうだとメール連絡をし、カッパなどの準備をしていると、職場の人から電話が。
「大丈夫ですか?車で迎えに行きましょうか?」
「いえいえ、ぼちぼち歩いて行きますから」
「でも、道が川みたいになってますよ!」
…マジっすか

そこまでとは思っていなかった
お迎えは申し訳ないので断って、水に浸かる前提での準備に切り替え、ジーンズの裾をまくりあげ、長靴はないので濡れてもいいサンダルとかあったけ?と探そうとして、「そうだ!クロックスがあった!
先日妹が何を思ったか、珍しく家族みんなの分のクロックスを、気前よくプレゼントしてくれたのですが、仕事にはカジュアルすぎるし、普段も手持ちの服と合わせづらく、一度も履いていなかったのです。
これならバッチリ妹よ、ありがとうーっ

そうして、1階に下りてみると、家の前の道も、すでに水が溜まり始めています。
いくら濡れてもOKなクロックスとはいえ、この中をジャブジャブ歩いて行くのはちょっと思い切りがつかなくて、浅い所を選んで、行ける所は自転車に乗って行く事に。

とはいえ、ものの50メートル程度走って国道に出ると、すでに交差点などの低い所が底の見えない川になっていました。
えーい!とばかり自転車で突入。スピードを落として慎重に。
自転車に乗っていても、ざばー!っと足まで浸かりました。

台風の時の大雨でも、足まで浸かった経験はありません。
「こりゃすごいわ、過去最高かも…

歩道の上はまだしも、交差点に差し掛かる度に、川へ突入
それでも、何とか進み、最後の交差点。
信号が変わりそうだったので、そのまま突入しようと水際まで差し掛かったところで、これまでで最大の深さと目測、これはヤバイ!とストップ

水に浸かっていないところまで戻って、信号が変わる間にジーンズの裾をさらに上までまくり、それでも突入するのをためらうような深さ。
一瞬引き返して今日は休もうかと本気で考えました

もうすぐそこまで来てるんだし、と思い直して、思い切って突入
ざばーん
チャリで水の中をザブザブと進むなんて、もうなんだかちょっと面白くなって笑えてきちゃいました。

そうして最大の難所?を渡り、なんとか職場にたどりつきました

皮肉な事に、その時間帯が一番ひどい雨で、その後まもなく雨はほとんどやんで、水も昼前には嘘のように引いてしまいました。


東海や関東の方では、もっと深刻な被害でしたし、膝下まで水に浸かる程度のことは、地域によっては結構あることなのでしょうけど、私の住む福山市のあたりは、台風や地震などの自然災害がかなり少ない地域なので、たぶん過去最大の浸水だったと思います。1時間に110ミリを記録したそうです。
これだけのことでも、私には初めての経験でした。


今夜も、東北から九州にかけての広い範囲で、再び豪雨に警戒が必要とのこと、まだ降るのかと思っていたら、少し前から、雷が鳴り始め、雨も降りだしました。
幸い明日は休みなので、無理して出かける必要がないのはいいのですが、また冠水するのかな?と心配です。
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ポニョ!?

2008-08-20 | ヘンなもの、面白いもの見つけました
仕事で「崖の上のポニョ」の舞台の港町のモデルになったという鞆の浦に行き、知り合いの知り合いのお店に挨拶しに寄りました。
そしたらなんと、ポニョのモデルになったという金魚を飼っていらして、見せて貰いました。

激似!!
(写真は、水槽越しなので分かりにくいかも?)
お店の奥で飼ってらっしゃるのに、どこで調べたのか(ネットでしょうけど)、このポニョちゃんを見に、遠方からもジブリファンがやって来るそうです。

※その後聞いたところによると、モデルになったというより、映画の舞台のモデルになった場所に、偶然にもポニョにソックリな金魚がいるという事で話題になり、「モデルになった」と話が広がったらしいです。
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お盆休みも終わり…

2008-08-17 | 雑記

明日からは、また日常に戻らなければいけません。
飛び石にせよ、一週間に4日も休みだったので、夏休みボケしてしまい、しばらくは辛いかも。

昨日は、2年ぶりに同窓会に出ました。
同窓会は夜ですが、帰省した友人2人と、私と同じく地元に残っている友人1人の4人で、お昼に待ち合わせてランチをしたり、新しくできたばかりの図書館を案内したり(帰省組は、図書館を含め、あちこち様変わりしている地元にビックリしてました)、久しぶりに顔を合わせて、色んな話ができました。

同窓会も、非社交的な性格なもので、当時ほとんど話したことがなかった人がほとんどでしたが、それでもそれなりに話ができて、なかなか楽しかったです。

それにしても、30代も半ばになると、みんなそれなりに落ち着いて(特に既婚者)、飲みすぎてハメをはずす人もなく、はっきりいうとおじさんおばさんの領域に片足踏み入れたような…
普段年長者の中で過ごす事が多く、どちらかというと若者扱いなので、あまり自覚がなかったのですが、自分ももう普通なら子供の1人2人いて、家庭人としてしっかりしてなきゃいけない年なんだなと、楽しいながらもちょっぴり凹んだりしたのでした

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「キッド・ピストルズの最低の帰還」 山口雅也

2008-08-14 | 本と漫画の話

お盆は、休めないのかもな?と思っていたら、ギリギリになって、交代で2日ずつ休めることになりました。
せっかくの休みだし、どこかへ出かけたい気もしたのですが、暑くて外に出る気になれません
ということで、昨日、今日は、久々にゆっくり本を読みました。

なかでも、読めて嬉しかったのは、コレ
 

キッド・ピストルズの最低の帰還 キッド・ピストルズの最低の帰還
山口雅也

光文社 2008-05-22
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キッド・ピストルズのシリーズは、今までに3冊出ていましたが、3冊目が出たのも、もう13年前のことでした。
現実とは微妙に違う「パラレル英国」で、パンクな刑事キッド・ピストルズと、相棒のピンク・ベラドンナが、マザーグースの歌に符合するような奇妙な事件を解決していくミステリーです。
当時、ハマったなぁ…
もうこのシリーズでは出ないんだろうと思っていたのに。

それが、超久々の新刊とは。まさに“帰還”です。

1995年に書かれ単行本化されていなかった2編と、2007年から2008年にかけて書かれた3編の5編が入っていました。
旧作2編と新作3編は、順番が新・旧・新・旧・新とお互いを挟み込むように収録されていて、時間軸は同じ。ありがたいことに?新作でもキッドたちは年をとらず当時のままでした。

もうキャラクターも忘れかけていたので、パンクでありながら、意外と知的で教養があり、皮肉屋なキッドのキャラクターを、「そうそう、こんな人だった」と懐かしい再会を楽しみつつ読みました

そして、過去のシリーズ3作も思い返してみると、1、2作目は、なんとなく内容を覚えているのですが、3作目が、「読んだっけ?」というほど思い出せない
キッドが手掛けた初めての事件と、ピンクの過去が出てくる、2人の原点に触れるような2編が入っているらしいのですが…

覚えてないなぁ?
気になるので、もう一度読んでみようと思います


それから、このシリーズではないのですが、著者の処女作「生ける屍の死」も芋づる式に思い出しました。

生ける屍の死 (創元推理文庫) 生ける屍の死 (創元推理文庫)
山口 雅也

東京創元社 1996-02
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これは、ミステリー好きの人はぜひ読んで欲しい作品です

なんと、「死者が蘇る」という原因不明のギャグのような事態におちいった町で、連続殺人が起こります。
探偵役の主役すら、死んで蘇るのです。
探偵役は、キッド・ピストルズの原型と思われる、パンク少年グリン。
「連続殺人を続けている(自分を殺した)のは誰か?」と犯人探しをします。
ここで、問題となるのが、“殺してもどうせ蘇るのなら、殺す意味があるとは思えない”ということ。
死者が生きている時と同じように蘇ってしまうのでは、殺しても無意味です。
怨恨や、財産狙いのような通常の動機は成立しない。
犯人の特殊な動機がポイントです。
そして、最後はちょっと泣けてしまいます。

こちらの内容は大体覚えているけれど、懐かしくなったので、これも久々に読み返そうと思います。

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ひなのトラップ

2008-08-09 | ひなの話

久しぶりに猫動画です。

何度か書いてきましたが、ユズは、時々私のベッドでわざと粗相をします。
そのため、外出時などは、レジャーシートでカバーしておきます。

私のベッドの上は、ひなの縄張りですが、意外なことに、ひなはレジャーシートが気に入っているみたいです。
冬場は、私が外出のためにレジャーシートをかけ始めると、すぐ事情を承知したかのように下に潜りこみ、大人しく寝てお留守番をします。


暑くなってくると、今度は上に飛び乗って、そこでゴロニャンとするようになりました。

あんまり可愛いので、「時間がないのに~」と焦りつつ、ついつい撫でたくなってしまいます

ゴロニャンと誘うひなにつられて、撫でたりお尻をトントンしたり(猫は、お尻や腿の辺りを軽く叩かれるのが好きなのです)

すると、ますます喜んで、ゴロニャンゴロニャンと左右に転げまわったり、お手手をニギニギ





いつもギリギリまで、「遅刻する~ッ」と言いながら、ひなの「ゴロニャントラップ」にすすんで引っかかっているのでした

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アフタースクール

2008-08-01 | 映画の話

「運命じゃない人」の内田けんじ監督の最新作、「アフタースクール」
やっと地元でも公開が始まったので、見に行って来ました!

「運命じゃない人」が、めちゃくちゃツボだったので、楽しみで楽しみで。

 アフタースクール公式サイト

母校の中学校で教師をしている神野(大泉洋)と、サラリーマンの木村(堺雅人)は中学時代からの親友同士。産気づいた木村の妻(常盤貴子)を、仕事で忙しい木村の代わりに神野が病院まで送りとどけた。その日、夏休み中だが部活のため出勤した神野のもとに、同級生だという探偵(佐々木蔵之介)が訪ねてくる。島崎と名乗る探偵は木村を捜していた。若い女性と親しげにしている木村の写真を探偵に見せられた神野はショックを受け、なかば強引に木村捜しを手伝うことになってしまう。

冒頭で、堺雅人さんの中学生時代を演じていた男の子が、ホントに目元とか表情が堺さんっぽくて、そこに妙に感心しちゃいました
堺さんって、なんか今にも泣きそうな表情しますよね?そんな雰囲気がバッチリで。
本筋とは全く関係のない所ですが

本筋に戻ります

「運命じゃない人」では、全く無関係に見える人や状況が、話が進むにつれ、どんどん繋がって、「ええっ!?こんなチョイ役みたいな人まで関係してたのっ!?」とビックリしながら、パズルのピースがみるみるはまっていくような展開が、見事にツボにはまりました。

今度は、どうやってビックリさせてくれるんだろう?との期待通り、途中で、そこまで見てきた世界がひっくり返り、「そうきたかー!」と内心ニヤリ。

ひっくり返る所まで、若干話が地味?で、不安に駆られましたが、仕掛け自体は、お見事と思いました。

ただ、前作に比べ、ちょっと話が複雑で、登場人物も多かったせいか、1回見ただけでは、細かい所が分かりにくかったかも。
1回目でオチのわかったところで、もう1回見て、冒頭から、確認してみたくなりました

でもやはり、見る者の足を掬う仕掛けはスゴイ。
きっと推理小説として本で読んでも、話がひっくり返るシーンは面白いだろうな

叙述トリック的なミステリーがお好きな方には、オススメです

コメント (4)
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