2月に読んだの本まとめです
2月の読書メーター
読んだ本の数:25冊
読んだページ数:3833ページ
ナイス数:188ナイス
きょうの猫村さん 1 (1) (マガジンハウス文庫 ほ 1-1)
★3.5 以前単行本で読んだけど、図書館で文庫を見つけたので再読。
絵柄や内容の昭和っぽさがなんとも言えない味わい。猫が主人公だけど、「猫漫画」じゃない気がする(^-^;) 猫好きのツボはあまり刺激されない、たまたま主役が猫なだけ、みたいな。実際、猫村さんの中身は、お節介な人情おばさん(笑)。猫村さんのお節介が、犬神家を変える!?
読了日:02月02日 著者:ほし よりこ
きょうの猫村さん 2 (マガジンハウス文庫)
★3.5 猫村さんは普通に人間と会話できるのに、なぜ犬はペット…(^-^;) 犬に餌(おやつ)をあげたり、散歩させたがる猫村さん。シュールだ…。 ストーリーでは、奥様と旦那様の絆が戻りそうで、すれ違うのにハラハラ。おばあさんも、尾仁子達にはいい人だけど、奥様の回想だと、キツイ鬼姑。奥様が屈折したのも分かるなあ。猫村さんの天然ほんわか加減と対照的に、家族間はドロドロです(^-^;)
読了日:02月02日 著者:ほし よりこ
北野誠の実話怪談 おまえら行くな。黄泉帰り編
★3 前2作のような話の迫力がないような。既出の場所や、他の実話怪談本でおなじみのスポットが多かったのもあるだろうけど、どのエピソードもわりと短くて呆気ない内容だった。さわりだけで、核心に触れないような印象。 女の霊に自殺を唆される話が、その頃の北野さんの状況と相まって、ちょっと迫力あった。
読了日:02月02日 著者:北野 誠
きょうの猫村さん3 (文庫版) (マガジンハウス文庫)
★3.5 猫村さん、お節介やおしゃべりが過ぎる時があるよ…。空気読めないんだね(^-^;) なんだかんだ言っても猫なんだもんね(笑)。この悪気のない天然ぶりが、良くも悪くも猫村さんの持ち味。犬神家のみんなに、良い方に影響を与えられる猫村さんであって欲しい。
読了日:02月03日 著者:ほし よりこ
こまいぬ―不思議犬一六〇匹を散歩する
★4 図書館で、読友さんの感想で知った狛犬本を借りるつもりが、貸出中で、こっちを借りてみた。
装丁の雰囲気で学術寄りの真面目な内容かなと思ってたけど、文章はほとんどなく、写真メイン。添えられた短いコメントも、ほんのりユーモアがあって、掲載されている狛犬も、真面目系ではなく、変顔系で、思わず笑ってしまう。数年前から狛犬に注目していたけど、こういうプリミティブでユニークな造形の狛犬はあまり見かけなかった。大きい神社は、「ザ・狛犬」的な、真面目な造形が多いみたい。今度からは、地域の小さな神社や祠にも注目しないと!
読了日:02月04日 著者:みやもと かずよし
やさぐれぱんだ 4 (小学館文庫)
★4 シリーズ終わっちゃった…(ノ_<。)。 もう、ぱんださんと青年のゆる〜〜〜いボケツッコミの応酬は見られないのかぁ…。寂しいなぁ。このテンションの低い笑い、好きだったのに。名コンビでしたよ、ありがとう。 いつか、しれっと復活してくれたら嬉しいな。
読了日:02月05日 著者:山賊
やつがれと甘夏―絵本漫画
★4 ベタだけどいい。甘夏大夫が可愛いししっかりしてるし、幸せになるんだよ〜(。´-`゜)ノ~ 大変ほっこりする話でした(´ω`*)
ちなみにこのシリーズ、四角くてめっちゃぶ厚くて、外見だけなら『豆腐小僧』に似てる…(笑) あっちは果てしなく長く、こっちはあっという間に読めちゃいますが(^-^;)
読了日:02月10日 著者:くるねこ大和
夏目友人帳 8 (花とゆめCOMICS)
★4 文化祭や友達や家族や、夏目が手に入れた大切なものとの関わりを描いた、ほっこりする巻。祓い人が絡まないと、心穏やかに読めるなあ(笑)。
「夏目、文化祭に参加する」+「映すもの」鏡の欠片のようなものが目に入ってしまった夏目。その鏡を探す妖に取り憑かれてしまった田沼。鏡を狙う別の妖に狙われながら、残りの欠片探しに奔走する。妖の力を借りて、夏目と同じように妖を見た田沼の戦慄がリアル。
「帰る場所」まだ妖との接し方を知らない夏目が新鮮。藤原夫妻に会えて良かったね。
「特別編」ちょびの視点で描く夏目。
読了日:02月11日 著者:緑川 ゆき
夏目友人帳 9 (花とゆめCOMICS)
★3.5 祓い人・的場、再登場の不穏な巻。
「小さきもの」毛玉が他の妖にとっても悪いモノかどうか、判断をつけかねる所がよくできてる。
「東方の森」過去に妖と何があったのか、妖に悪意しかない的場。名取みたいに、妖と友情を築く夏目と関わることで、違う見方ができるようになるのかな。妖怪パレードは圧巻、素敵過ぎる♪
「特別編」藤原夫妻に引き取られる前の話。気にかけてくれる人がいるだけで、少しは救われる。
読了日:02月11日 著者:緑川 ゆき
夏目友人帳 10 (花とゆめCOMICS)
★3.5 妖より人との関わり方が不器用な夏目。
「偽りの友人」今の町に来る前、疎外されてばかりだった頃の同級生が夏目の前に現れる。今の友人には知られたくないんだろ?脅しをかけるように夏目を連れ出した先には…。登場時の柴田、嫌な感じ。こういう悪意のありそうな人描くのが上手い。
「月分祭」豊月神と不月神が勝負し、豊作・不作を決める祭。不在の豊月神になりすまし、祭を乗り切ろうとする夏目。封じられた豊月神を探す名取。協力する二人が見られたのは嬉しい。夏目に関わることで、名取にも変化が。話の決着の仕方も良かった。
読了日:02月11日 著者:緑川 ゆき
テーブルの上の犬や猫
★3.5 和田誠さんと安西水丸さんが、1枚の紙の左右に共通のテーマで絵を描いて、それに交代でショートストーリーを付けたもの。
タイトルの「犬」「猫」はもちろん「ブリキ玩具」「怪獣人形」「ウイスキーボトル」「貝」など、テーブルの上に乗ると絵になるような人形や玩具、器物などがテーマで、見開きの左右にお二人の絵がカラーで掲載され、次の見開きページはショートストーリー。両者を見比べて「こういう感じになるのか〜」と興味津々。お話も、短くてサラッとした味わいながら、ウィットやエスプリの効いた話で楽しめた。
読了日:02月12日 著者:安西 水丸
いるの いないの (怪談えほん3)
★4.5 ひー! 怖ー!!((゜Д゜ll)) これは怖い! 子どもトラウマにならないかな?(^-^;) 古民家の梁とか見上げられなくなりそう(笑)。 宮部さん皆川さんが、ぼんやりジワッとした搦め手で怖がらせる感じだとしたら、京極さんのはシンプルにハッキリがっつり怖がらせようとしてる(笑)。怪談えほん、こういうの待ってました! 猫もわらわらいて(“13”匹いたw)、猫好きはダブルで嬉しい♪(可愛らしい猫ではないけど、いいの!) 恒川さんと加門さんも楽しみ♪
読了日:02月12日 著者:京極 夏彦
狛犬本をたて続けに読んだので、狛犬のマイブームが起きました(笑)
といっても、今のところ、なかなか神社に行く機会がないのですが・・・。
次に行ったら、狛犬さん、じっくり観察しちゃおうと思います
『いるのいないの』は、本当に読みながら「ひー!!」と声を出しそうになりました(笑)
超怖がりさんにはオススメできませんが、怖いもの見たさの好奇心がある方には、ぜひオススメしたい!!