地元映画館の企画「後払い劇場」で鑑賞して、すっごく面白かった、『運命じゃない人』の内田けんじ監督。
待望の2作目『アフタースクール』が近々公開になるようです。
『アフタースクール』公式サイト
母校の中学校で働く、人の良い教師・神野のもとに、かつての同級生だと名乗る怪しい探偵が訪ねてくる。探偵は、神野の親友で同じく同級生、現在は一流企業に勤めるサラリーマン・木村の行方を追っていた。心ならずも神野は木村探しに巻き込まれてしまう――
人を疑うことを知らない男と人の裏側ばかり見てきた男。ちぐはぐコンビの捜索活動から、神野の知らなかった友人・木村の一面が次々と明らかになり、物語は思いもよらぬ方向へと転がりだす!
「思いもよらない展開へと転がりだす」あたり、『運命じゃない人』の雰囲気と共通した感じで、期待が高まります。
出演する俳優さんも、前作はマイナー系でしたが(でも、主演の中村靖日さんはこれで名前もバッチリ覚えたし、最近缶コーヒーのCMで欽ちゃんや舘ひろしさん、ウルトラマン(笑)と共演しててビックリ!ブレイクの予感?)、今回は、大泉洋さんや佐々木蔵之介さん、堺雅人さんなど、メジャーな人達がズラリ。
でもタレントっぽいキャストではなく、“個性派”“演技派”と言われる俳優さんが選ばれているあたり、ガッカリさせない絶妙なキャスティング。
新しい仕事を始めてから、映画館へ行く足も遠のいてしまっていますが、これは絶対見に行きます
今年も行ってきました
去年の猫展はこちら→猫展(2007)
今年の収穫はコチラ
初めて見る切り絵作家さんの作品でした。
(カードはすべて印刷です。作品は高くて…)
右上のポストカードブックは、四季折々の猫モチーフの作品などが15枚入って619円と、とってもお徳でした
ISBNが付いていたので調べたら、アマゾンでも出てました。
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キーホルダーも、表裏のデザインが違っていて、どれにしようかめちゃくちゃ迷いました
上の写真に写っている絵柄の裏がコチラ↑
そして、母の収穫はコチラ
上の二つは、これまでにも猫展や鞆の浦で買ったことのある作家さんで、見かける度に可愛くて何か買ってしまうので、うちに作品が増殖中…
左はユズのイメージ、右はシマは無いけれど、グレーなのでひなのイメージです。
下のチビさん柄は、別の作家さんの木製マグネット
3匹勢ぞろいなのでした
他にも色んな作家さんの作品があって、ぜーんぶ猫・猫・猫。
ほぼ実物大の猫鍋(土鍋と中に入った猫のセット)も、思わず撫でたくなるリアルさで、すごく可愛かったのですが、高くて手が出ませんでした
他にも、お金さえあればこれも、これも、と目移りしまくりでした。
昨日は猫の日でした。
何か喜ぶ事をと、2匹の好きなおやつ(レトルトの餌・まぐろ味)を久しぶりにあげて、
マタタビシートも出してあげました
2匹とも大喜び
ただそれぞれに舐めたりゴロゴロしたりしているだけですが
いつも癒してくれる2匹に、ささやかなお礼でした
取扱説明書メーカー やってみました。
ひなにゃんこの取扱説明書
確かに、今慣れない仕事にてんてこ舞いで、頭から煙を噴きそうです
だからって、「逃げてください」…
見捨てないで~
ユズの取扱説明書
「他の製品からは少し離して」…そうですね、すぐちょっかい出しますから。
でも、故障かな?という時に「ネコを与えてみて下さい」は、余計危険だと思われます。
私に「ネコを与えてみて下さい」なら、バッチリだったのに残念でした(笑)
ユズの裏側に電話番号があるとしても、危険すぎて確認できませ~ん
ひなの取扱説明書
「疲れている可能性がありますので、休ませてあげましょう」…ホントですね、怖がりさんな上にユズにしょっちゅう追い掛け回されたりして、疲れているかも…
そして、ひなの裏側にも電話番号があるようです(笑)
最近猫の写真を載せてないので、近況報告です。
ユズ、またしてもコタツからニョロリと出てます
前回より長いです(笑)
ひなも元気です
ちょっと前ですが、話題ランキングに「猫」の文字を発見して、即座に反応しました(笑)
猫の下ってこうなっていたのか・・・
うおぉ~
ありそうでなかったアングル
こんなにみっちりきっちりと、おさまっていたのですね
ひなもユズも、下はこうなって…
想像すると、とても和みます
こんな可愛い最中をいただきました
岐阜県多治見市の「菊寿園」というお菓子屋さんだそうです
可愛くて食べられません
ちなみに両脇の紙包みは、岐阜名物栗きんとんを“ぎゅうひ”で包んだ和菓子でした。
こちらは甘さ控えめで美味でした
転職してから、全然本が読めてません
早く慣れてゆっくり読書した~い
さて本題。
「ハリー・ポッターの後継者はこの本だ」と、ハリー・ポッターを見出した編集者がイチオシ、という『トンネル』、図書館で借りてみました。
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ウィル・バローズは家族とともにロンドンで暮らしている14歳の少年。
ある日、ウィルは忽然と姿を消してしまった父親が密かに掘り進めていた
トンネルを発見する。親友のチェスターとともに、故意にふさがれていた
トンネルをウィルは掘り直し、父親の捜索に乗り出すが……。
『トンネル』公式ページ
主人公は、先天的な体質のせいで、学校でも孤立。
趣味は、トンネル掘り。
唯一心を通わせる友人と2人、失踪した父親の残した謎に挑み、父が迷い込んだであろう地下世界へ―。
設定も、物語も、なかなか面白いんですが、なぜか「ハリポタ」のような、のめりこませるだけの吸引力を感じませんでした。
ちょっと話の進み方が遅い?
ハリポタも、話が早いわけじゃないか…
でも、ダイアゴン横丁やホグズミードでの買い物とか、学校での日常とか、本筋にはあまり関係のない場面にも、飽きさせない魅力がありました。そういうウキウキするような日常が、救いにもなってました。
『トンネル』では、そういう描写が少ないです。地下世界にしかない、奇妙な生き物や風習も描かれているけど…
ハリポタは、根明というか、悲惨になり過ぎないユーモアがありました。
『トンネル』は、ダークな感じです。
ストーリーにドキドキするけど、ワクワクがないような。
別にハリポタと比較しなくてもいいと思うんですが、「ハリポタの後継者」と言われたら、どうしても比較しちゃいますよね
それに、ダークなファンタジーも嫌いじゃないはずなのですが…
(恒川光太郎の作品なんかは、かなりダークだと思うけど好きですし)
結局、いまひとつ乗り切れなかったのは、魅力的で感情移入できるキャラクターがいなかった、という個人的な理由かもしれません。
この先、そうなったかも、という人やキャラが、みんな死んじゃったし
しかもこれ、上下巻で完結かと思ったら、ハリポタと同じで、まだ先へ続くんですね。
「上下巻だから」と軽い気持ちで読んでしまったけど、話が終わらず、さらに次のステージへ進むと分かって、「ガビーン」でした
ああ、でもこの先がどうなるのか気になるし、続編も読むかもな…
かなりマイナスイメージの感想になってしまいましたが(これ読んだら、読む気が失せますよね)、「悪くない、でもあと1歩」という感じでした。ハリポタと比べちゃうから、辛口になったのかも。
続編に期待したいと思います。
地元の映画館の企画「後払い劇場」第2弾、行って来ました。
昼に「スウィーニー・トッド」を見て、夜にまた出直してコレを見に。2本立てです(笑)
蛇イチゴ
明智家は慎ましくも平穏で幸せな暮らしをしていた。一家の長女・倫子は小学校の教師で、同僚との結婚を控えていた。そんな折、痴呆に冒されていた祖父が死亡。そのお葬式の場に勘当されて音信不通になっていた倫子の兄・周二がひょんなことから姿を現し、家に戻ってくる。時を同じくしてこの一家が抱えていた秘密が次々に明るみに出る。口八丁の兄のことが信じられない倫子は兄を再び追い出そうとするが…。
「ゆれる」の西川美和監督作品。映画レビューとか見ても、絶賛の声が多いです。
企画者のコメントでも、【「ゆれる」を見て、「この人がコメディを撮ったら凄いことになりそうだな」と思い「蛇イチゴ」を見たらこれがまさに黒いホーム・コメディ。】と紹介してあったので、楽しみに行って来ました。
…えーと、私にはコメディとは思えなかった…です。
ボケてしまったおじいちゃん、介護に疲れ果てているお母さん、家族に黙って借金を重ねるお父さん、生真面目すぎる妹、オマケになんか感じ悪い婚約者。
生々し過ぎる…。
なんだか終始息苦しくて…すっごく凹む。
これ、笑っていい話なんですか?コメディって言っていいんですか?
兄ちゃんの飄々とした感じが唯一の救いだけど、またそこへ寄りかかってしまうお父さん達にイライラ。
どこで笑ったらいいんだろう?いつになったら笑えるんだろう?この後好転するの?と思いながら、終わってしまいました。
ラストのエピソードで、ちょっとだけ気分が持ち直したけど、それでも苦い思いは残りました。
確かに、この生々しさ、人間の描き方、話の持って行き方、「スゴイ」と思いましたが、私の好みではなかったです。
鑑賞後、企画者の方が、この映画を選んだ理由みたいなのを簡単に解説してくれたんですが、やっぱり「黒い」が付くとはいえ、コメディとして評価してるみたいで…
世間での評価も高いわけだし、私の受け取り方ってそんなにずれてたのか…?
ちょっとショック。
世間の好評価とのギャップに、自分の価値観に自信がなくなった。
同じものを見ていても、ここまで感じ方って違うものなんだな、と思い知らされました。
で、私は今回いくら払ったか?
正直、「見てよかった」とは思えなかったのですが、自分の評価に自信がなくなっていた(苦笑)
そこで、1,000円からちょっとだけ減点して、700円か800円くらいにしよう、と考えたのですが、実は1,000円以上じゃないと、シネマポイントが付かないんですよ。
6回見たら1回タダになるお得なポイントなので、2、300円ケチっての減点より、ポイントを取って1,000円払いました
「後払い劇場」としてまだ2回目の企画なのに、お客さんが少なくて存続の危機らしいし、その応援も込めて。
次の企画に、期待します。
19世紀、ロンドン。フリート街で理髪店を営むベンジャミン・バーカーは愛する妻と娘と共に幸せに暮らしていた。しかし、美しい妻に恋をしたターピン判事の陰謀で、バーカーは無実の罪を着せられ、投獄されてしまう。15年後、妻と娘を奪われたバーカーはスウィーニー・トッドと名前を変え、フリート街に戻って来た。理髪店を構え、パイ店の店主、ミセス・ラペットの協力を得て、ターピン判事への復讐を始める。
かなりエグイらしい、とあらかじめ覚悟していたスプラッタシーンは、確かにキテました。
最初の殺人の時は特に。
見るだけで「痛ーっ」って。
その後、殺人が流れ作業的になっちゃうと、ちょっと麻痺しちゃいましたが。
個人的にはスプラッタより、ゴ○がうろついてる方が耐えられなかった
それより何より、ミュージカル、やっぱり合わないかも…と思いました。
時々、歌の場面で、次の展開を待つのに耐えられなかったです。
歌によっては違和感の無い所もあったけど…
でも、ジョニー・デップはやっぱり凄かったです。
悲劇の、でも無差別殺人をしてしまう冷酷非道な殺人鬼。
それでも人を惹きつける複雑な人間になってました。
濃いキャラクターなのにすっかり自分のものにしちゃって、「演じている」と思わせない。
もう「そういう人」にしか見えないです。
「どこか壊れた人」を演じるともう完全にヤラレます。
個人的に、ミセス・ラペットが未来を夢見る空想のシーンがツボでした
笑っちゃった。
お話は、悲劇的でちょっと意外な結末でした。
結末としては、ちょっと気になった所も。
「あれ?それであの二人はどうなったの?」
それはもう別の話ってこと?
ストーリーを真面目に追っちゃダメだったのかな?
“本当は怖いグリム童話”のように、不条理で残酷なおとぎ話、だったのかも。
そう思うと、ミュージカルな所も、現実味を薄めるには合ってたような気がします。
トータルで見ると、それなりに楽しめた…かな…
スプラッタが苦手な人にはオススメできないし、ミュージカルにも好き嫌いがあるし、好みが別れる作品かもしれませんね。