このところお仕事が大変なので、英気を養うために、という言い訳で(笑)、大好きなヒグチユウコさんの新刊などをまとめ買い。後悔はしていない!ちょびっとずつ楽しもう♪ →bookmeter.com/post/13/146424… #bookmeter
— ひなにゃんこ (@chibi_hina_yuzu) 2016年10月6日 - 20:40
9月も、なんでこんなに余裕ないんだろう、というくらいバタバタでした。
年々体力が落ちて、これまで難なくできていたことが、なかなかできなくなっているからかな・・・。
それでも今年の9月はうれしいことが!!
広島カープ25年ぶりのリーグ優勝!!
バンザーイ!!バンザーイ!!
サイコーで―――――す!!!!!
ここ数年でファンが急増したため、毎年数試合は球場に見に行けていたのが、チケット全く取れなくなってしまいました・・・。
チームが元気なのはうれしい限り!なのですが、個人的にはちょっとつらいです・・・。
かろうじて、シーズン前に妹が確保できたチケットの日になんとか休日が取れ、優勝後ではありましたが、1回観戦もできました。
そしてまもなくCS、勝ち抜けば日本シリーズも待っています!
今年はもうしばらく野球が楽しめそうです。
2016年9月の読書メーター
読んだ本の数:13冊
読んだページ数:1991ページ
ナイス数:220ナイス
あそびあそばせ 2 (ヤングアニマルコミックス)
★4 1巻のインパクトが凄かったので、マンネリとか笑いの慣れがあるかと思ったけど、全然そんなことなかった。1巻は出会いからなので、腹の探り合いだったりキャラの個性に戸惑いがあったけど、2巻では3人の関係性も馴染んで、安定して楽しめた。新登場の前多さんには度胆を抜かれたし、ほぼ女だらけだったところに彼が加わって、さらに笑いの幅が広くなった感。同年代男子だと恋愛要素が絡んで面倒臭いことになりそうなのが、怪しい(笑)執事?という絶妙なところでバランス取ってる。この作者さんのギャグのセンスとキレはやっぱり凄い。
読了日:9月1日 著者:涼川りん
くるねこ 18
★3.5 ポッちゃんやぼん兄も高齢になってきたけど、多少の病気も抱えつつしっかりケアされていて、お元気そうでなにより。ゴミ屋敷から保護され一時預かりになっていた雪舟&文太(合わせてセツぶん)、そっくり2匹が先日亡くなったユズによく似ていて、思い出して切なくなりました。仲良し2匹揃って引き取られて良かった。幸せになってね。
読了日:9月3日 著者:くるねこ大和
能面女子の花子さん (KCx)
★4 ネットで試し読みして面白かったので。家庭の事情で能面をつけて暮らす女子高生の花子さんを中心にしたコメディ。能面に制服というシュールな外見、でも頭脳明晰で性格もパーフェクトな花子さんがとても好感度が高くて素敵。ビビらず普通に話せるクラスメイトが香穂ちゃんだけなのがもったいない。君らいつになったら慣れるんだ。一方で能面を恐れず好意を寄せる2人の男子がイケメンというのも対称的で面白い。続刊が待ち遠しい。
読了日:9月4日 著者:織田涼
まよいが (えほん遠野物語)
★3.5 遠野物語を題材にした絵本。山の中の不思議な家に迷い込んだ貧しい女房の話。絵は少し不気味だけど、怖い話ではない。もののけ姫の木霊のような精霊のようなものが随所に描かれていて、人ではない存在の気配が濃厚に感じられる。
読了日:9月5日 著者:京極夏彦
ネコヅメのよる
★4 「もしかして…そろそろかもしれない」その夜、猫達が続々と集まって…。他愛ないお話だけど猫好きにはたまらない。リアルな描写の猫の絵は、猫派でなければ、ちょっと怖そうで、可愛らしくないように見えるかもしれない。でも、この小憎らしいふてぶてしそうな表情が、可愛くてたまらないと思うのだ、猫バカは。これも猫の魅力なのだ。集った猫達の中に、うちの子を探すもよし。町田さんの描く猫を愛でる絵本。
読了日:9月5日 著者:町田尚子
生きていてもいいかしら日記
★3.5 40代独身、親と同居、昼間からお酒飲んで、自堕落に日々ダラダラと過ごす…。少なくとも文章から読み取れる範囲での筆者の生活は、ダメ人間すぎて下手したらドン引きしたり「ちゃんとしろ!」と呆れたり怒られたりしそう。そこを自虐的なユーモアに包んで、悲壮感や嫌悪感なく、面白く読ませる。四六時中酒ばかり飲んでるようなので、いつ仕事してるんですか?生活は大丈夫なんですか?と心配になるけど、仕事をしている部分は書かないだけで、一応ライターとして自活はできてるんだろうな。…多分(苦笑)。
読了日:9月6日 著者:北大路公子
鳥肌が
★3.5 表紙に鳥肌が立ってる(笑)。これは、と思うとやはり装丁は祖父江さん。それはそうと、久しぶりの穂村さんのエッセイ。日常の中でふと遭遇する「怖い」という感覚。些細な違和感から、ゾッと鳥肌が立つものまで。自分が「普通」と思っている「常識」の範疇を超えた他人の行動、その意味や違和感に気付いた時、突然目の前の人が、得体の知れない存在に変わる。立場を反転させれば、自分も他人にとってそんな存在になる瞬間があるのかもしれない。それも恐怖。あと気になって調べたけど「ハート」っていう動物、存在しないみたい…。
読了日:9月20日 著者:穂村弘
新 怖い絵
★3.5 このシリーズは初読。同題の、久世光彦の『怖い絵』は、絵そのものが見ただけで怖い、という絵だったけど、これは描かれた背景や画家の人生が怖い、という感じ。絵を見ただけでは大して怖くないのが少し物足りないけど、解説する文章が読みやすくて面白かった。フリーダ・カーロとかカラヴァッジョとか、画家の人生がそもそも波乱万丈でドラマチック。他にもモデルとなった人物の人生や、宗教的時代的背景など。ただ一番怖かったのは、メインの絵ではなく、片目を怪我した自画像を描いた後、本当に失明することになったブローネルの絵。
読了日:9月20日 著者:中野京子
猫ピッチャー 4
★3.5 新刊が出ていることに気付かず。ミーちゃん相変わらずかわいい。架空の球団だから(それぞれモデルはあるけど)、実際のプロ野球の話題を盛り込むわけでもないのに、よく“猫のプロ野球選手”だけでネタ切れしないなと思う(笑)。
読了日:9月21日 著者:そにしけんじ
夢にめざめる世界 (海外秀作絵本)
★3.5 ロブ・ゴンサルヴェスの騙し絵に作者自ら短い詩を添えた絵本、というか画集のような。言葉はおまけで、絵だけでも充分堪能できる。近景から遠景に目線が移動するうち、違った風景が見えてくる。表紙もだけど、扉絵の地球と夜空が一体となる「夜の光」が好き。あとは数センチの高さから崖の上まで変化する「胸おどる綱わたり」や、積み重ねた本が外へと繋がる出入口へと変化する「言葉と言葉のあいだ」もいい。「あやつり人形」は珍しく?ちょっとブラックで面白かった。
読了日:9月25日 著者:ロブゴンサルヴェス
拝み屋怪談 禁忌を書く (角川ホラー文庫)
★3.5 “拝み屋”を営む著者が集めた怪談と、著者本人の身の回りで起きた怪異。『花嫁の家』を書いている時期に見舞われた怪異、理想的な一家の母である依頼主を襲った病、熱狂的な読者からの電話、押入れに潜む女の霊、それらが伝聞の怪談の合間合間に進行形で差し挟まれて、次第に経緯が明らかになっていく。花嫁の話は恐ろしさが加速し、ほのかさんの話は涙を誘い、伝聞の中にも著者に起きた怪異と繋がる事実が出てきたり。飽きずに読めた。『花嫁の家』は結局何だったのかよく分からず。先に読んでおいた方が良かったのかも。
怪談自体は面白かった。ただ著者が自分の“拝み屋”としての効力を全く信用してないようで、「私は何もできません、祈祷もお守りも要は気の持ちようですよ」的なスタンスなのは、依頼者にしてみれば頼りないんじゃ? 超常的な能力を標榜しないのは、似非霊能力者とかと違って、良心的で好感持てる。ただ、実際色々見えて怪異も起きているわけだし、自分の身の回りの怪異にも対処できてないし(^^;)商売として大丈夫なのかなと心配になった。
読了日:9月27日 著者:郷内心瞳
挑戦者たち
★3.5 ミステリの解決編に入る前に挿入される「読者への挑戦」を、様々なパターンで書いた本。名作のオマージュ風だったり、漢文、散文など文体で遊んでみたり、ネットネタだったり、視覚的なもの、ジョジョ風、QRコードまで。中には本編が読んでみたくなるものも。とにかくありとあらゆる「読者への挑戦」が楽しめる。これは読んでみないと面白さが伝わらないかも。
読了日:9月27日 著者:法月綸太郎
Number(ナンバー)911号 広島優勝特別編集「カープの魂」 (Sports Graphic Number(スポーツ・グラフィック ナンバー))
★3.5 内容がいいと評判だったので、優勝記念に購入。西川美和さんの巻頭エッセイが特に「泣いた」と話題で気になっていた。期待を高めすぎたのか泣きはしなかったものの、カープファンの気持ちをまさに代弁してる内容で、うん、うん、そうだよね、と思いながら読んだ。あとは黒田×新井の対談や、タナキクマル+ユースケの同学年の話などが読み応えあり。
読了日:9月27日 著者:Number編集部
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