日々茫然

猫・本・アート・日常生活などを、つれづれと思いつくままに記録

2023年3月に読んだ本

2023-04-23 | 本と漫画の話

あっという間に桜も散って、すでに初夏の気配が。
今年は春の花の開花が全国的に早いそうで。
地元では、割と最近まで寒く、桜の咲くペースはゆっくりだったけど、その後の花々は、開花が早くなってきました。
GWには、藤もサツキも散ってしまいそう。夏がくるのも早いんでしょうか。(暑いの苦手)
バラももう咲き始めていて、地元の一大イベント「ばら祭り」(5月下旬)に見頃を合わせるのが大変そうです。


3月の読書メーター
読んだ本の数:9
読んだページ数:1399
ナイス数:99

夏目友人帳 28 (花とゆめコミックス)夏目友人帳 28 (花とゆめコミックス)
★3.5 《タキに兄・勇から送られてきた写真について相談された夏目。勇の背後には、日毎に近づく妖の姿が写っていた。居合わせた的場も加わり勇の居場所を探る『三枚の写真と奇妙なお茶会』/夏目とニャンコ先生はある屋敷を訪ねる。そこは名取の分家で、夏目は名取に「私があの家から戻らなければ、あることを伝えに来て欲しい」と頼まれていた『年下のいとこ』》
的場がやけに協力的だけど本意が分かりにくく、どこまで信用していいか、まだまだ怪しい。名取さんの過去や思いが明かされていく。こちらは夏目との信頼関係が深まってて良い。
読了日:03月09日 著者:緑川 ゆき


矢野くんの普通の日々(5) (モーニング KC)矢野くんの普通の日々(5) (モーニング KC)
★4 矢野君の中学時代を知る女子(岡本さん)が登場して、ちょっと不穏な雰囲気だったけど、良い子で安心した。矢野君のトラウマや眼帯の謎も解けて、友情も深まり、いつメンでの日常が戻ってきた(泉ちゃんは羽柴への気持ちを自覚して、ちょっと挙動不審だけど)。矢野パパとの猫カフェの話や、メイちゃんの隠れた趣味の話も良かった。次巻は一大イベント修学旅行が控えていて、楽しみ。
読了日:03月10日 著者:田村 結衣


税金で買った本(6) (ヤンマガKCスペシャル)税金で買った本(6) (ヤンマガKCスペシャル)
★4 《話題の『100万回死んだねこ』。石平はタイトル間違いの推理は簡単だと豪語する/寄贈された『日本文学全集』を明後日までに借りられる状態にしろと言い出す茉莉野/移動図書館を手伝うことになった石平『はたらくくるま』/利用者が強烈なニオイを放っている時の対処とは『ワキガ・多汗症を治す』/石平君が休みの日、迷惑利用者のオンパレード『アンガーマネジメント実例集/怒りの構造』/番外・中学校の図書室と石平くん⑥》
あのムカつく正規職員茉莉野さん再登場。また偉そうに無茶ぶりして。今回も迷惑かけまくったくせに反省してないし!ギャフンと言わせたい&心を入れ替えてほしい。/移動図書館の繁松さんカッコいいなぁ。子供達がドドドドドとやってくる場面の朝野さんがジョジョ風で笑った/迷惑利用者には石平君をぶつけて撃退して貰ってスカッとしたいけど、現実にはそうはいかない…。謝れる石平君は偉いぞ。
読了日:03月10日 著者:系山 冏


ショートショートの缶詰ショートショートの缶詰
★3.5 タイトル通りのショートショート詰め合わせ。ミステリっぽいのや幻想的なもの、SF、とんちみたいなのや言葉遊び、バラエティ豊かで楽しめた。
井上雅彦『残されていた文字』/半村良『蛞蝓』/須永朝彦『月光浴』/別役実『愚者の石』/星新一『鍵』/泡坂妻夫『固い種子』/江坂遊『砂描き』が面白かった。星新一はさすがの貫禄。泡坂妻夫はオチが綺麗に決まった。別役実のは絵画との合わせ技でユニーク。いくつかあった方言の語り手。生々しい雰囲気が出て良いな。
その他の収録作品《江坂遊『家具屋の小径』/安土萌『“海”』/太田忠司『夜を売る』/筒井康隆『池猫』/北野勇作『ザリガニさま』/小松左京『上る』/川端康成『バッタと鈴虫』/谷川俊太郎『ペ』/藤井太洋/高井信『シミリ現象』/江國香織『草之丞の話』/稲垣足穂『月光騎手』/北野勇作『潮干狩り』/岡崎弘明『自転する男』/三川祐『闇の中から生まれるもの達』/太田忠司『帰郷』/井上雅彦『パラソル』》
読了日:03月11日 著者:田丸雅智


陶芸実践講座 陶で作るいきもの造形陶芸実践講座 陶で作るいきもの造形
★3 「陶芸実践講座」と題しているものの、どの作家も個性炸裂してたり超絶技巧だったりで、とても真似できない。一応作り方も載っているけど、陶芸作品集として読んだ。陶芸でカニの自在置物を作る岡村悠紀さんなんてもう超絶技巧すぎて変態的(褒めてる)どうなってんの。あとはトラ(寿司になってる)の大野敦史さんの作品が好みだった。集合体恐怖症にはちょっと厳しい作品もあった。
読了日:03月12日 著者:


猫奥(6) (モーニング KC)猫奥(6) (モーニング KC)
★4 もうほんとにいい加減に滝山の猫好きを周囲の人も認知してほしいと思うけど、そうなると話が終わっちゃうもんな…。/吉野ちゃん似の子猫は精姫に貰われることに。残念。慰めようとしてくれた吉野ちゃんがかわいい/照代の主人で派手好きな御年寄・萩浦登場。老獪な感じがする。/弟の孫右衛門が悪ガキから保護したのは、国芳の猫だった!たまに登場する国芳、出番増えてほしい/茶筅でブラッシング。これは当時のスタンダードなのだろうか?試してみたいけど…/大奥に上がる前の14歳の滝山、当時も吉野ちゃん似の味のある顔の猫が好きだったんだ(笑)/布団の中へ入ってきてほしくてアレコレ画策する滝山。成功なるか?
読了日:03月17日 著者:山村 東


あたしンちSUPER 第2巻あたしンちSUPER 第2巻
★3.5 なんだろう前巻より笑えるシーンが少なかったような。フワッとした着地が多かった。お母さんが落ち着いてきた?と思ってもう1回読み返してみたら、さっきはそんなに面白いと思わなかった所で笑えたりもするから、読んだ時のこっちの気分の問題もありそうだ。
読了日:03月21日 著者:けら えいこ


ねことじいちゃん(9) (MF comic essay)ねことじいちゃん(9) (MF comic essay)
★4 今回も良かった。春夏秋冬、長閑な島での猫との暮らし。旬の食材も美味しそう。時々家族の思い出に浸り、日々を穏やかに過ごす。巌さんの病気も軽く済んで、お姉さんも元気そうで。大吉さんも周りにも大きな変化がないのが何よりも幸い。この世界に悲しいことなんてなくていい。ずっとほのぼのさせててほしい。
読了日:03月28日 著者:ねこまき(ミューズワーク)


特別じゃない日 一緒に食べよう特別じゃない日 一緒に食べよう
★4 巻を追うごとに良くなる気がする。愛おしい人々。特にお気に入りは、純加ちゃんのおじいちゃんおばあちゃん夫婦と、吉田君とアパートの面々。登場人物が多くて、意外なところで人間関係が繋がっているので、この人誰だっけ?新キャラだっけ?それとも出てきたっけ?と分からなくなることはあるけど(そして新刊が出る度に既刊を読み返す)、その繋がりに気付くのも楽しみの一つ。ところで巻ごとにテーマがあったそうで、3巻のテーマは「ごはん」(ちなみに1巻はスマホ、2巻はアナログ)。出てきたお料理のレシピ付き!美味しそう…。
読了日:03月28日 著者:稲空穂

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