日々茫然

猫・本・アート・日常生活などを、つれづれと思いつくままに記録

2024年12月に読んだ本

2025-01-16 | 本と漫画の話

2025年を迎えました。
この年になると、とにかく家族(猫含め)健康で何事もなく過ごせるのが一番ありがたいです。
初詣でも、それだけをお参りしてきました。
と、その矢先、階段を踏み外し、右足を骨折してしまいました。
初めての松葉杖は、思っていた以上につらいです。
自分一人では何もできないし、慣れない松葉杖で全身は痛いし、心折れそうです。
でも、上の方から転落していたら死んでもおかしくなかったので、足だけで済んで良かったと思い、完治まで頑張ろうと思います。


12月の読書メーター
読んだ本の数:6
読んだページ数:832
ナイス数:51

ギュスターヴくんとまぼろしのどうぶつ (MOEのえほん)ギュスターヴくんとまぼろしのどうぶつ (MOEのえほん)
★4 ヒグチユウコさんのオリジナルキャラクター、ギュスターヴくんの絵本第2弾(他の作品にも登場)。
《10匹のギュスターヴくんたちは、まぼろしの動物を探して、森へ探検に出かけます。聞き込みをしながら進み、目当ての動物を発見!》
ほのぼのした絵本らしい可愛いストーリーだった。フィッケルペルネンクスという、顔は小型犬っぽくて胴が長め、タヌキっぽさもある、不思議な生き物。思わず検索したけど、実在しないみたい。 
キューライス作『幻のどうぶつ フィッケルペルネンクス』を参考に描かれたそうなので、元はキューライスオリジナルかな?
読了日:12月02日 著者:ヒグチ ユウコ

 
矢野くんの普通の日々(9) (モーニングKC)矢野くんの普通の日々(9) (モーニングKC)
★3.5 クラス替えでいつメンがバラバラに。みんなでのエピソードが減るかと思いきや、なにかと集まってるし、新しい友達もできそうだし、安心した。/羽柴君と清子が委員長は既定路線として、泉ちゃんと田中もとは、みんな成長してるな。/美術部廃部の危機に登場した新入生五十嵐君、新キャラ!色々勘違いしてるけど、そのうち理解してくれるんだろう/寺井さんもなんだかんだ馴染んできてる。メイちゃんと趣味を通じて仲良くなるとは/羽柴君と矢野君が二人で休日に会って仲を深める回良かった。
読了日:12月06日 著者:田村 結衣

 
ドクロドクロ
★4 好き。『どこいったん』のクラッセンによる、民話を元に創作した物語絵本。ブラックなところが際立ってて好き。訳者が「最高傑作」というのも分かる。《ある夜逃げ出したオティラは、森を抜け、古い屋敷を見つける。中で休ませて貰おうと声をかけると、ドクロが窓からこちらを覗いていて…》お互いわけは聞かない。「わかった」で通じ合うふたり。ドクロと首のないガイコツは、元はひとつじゃなかったのか?と思うけど、答えはない。オティラが淡々と念入りに処理する様子に、ゾクリとする。仄暗さのある、でも純粋な友情が刺さった。
読了日:12月16日 著者:ジョン・クラッセン

 
猫奥(9) (モーニング KC)猫奥(9) (モーニング KC)
★3.5 年末の行事からスタート。大奥での年中行事も色々描かれていて興味深い。/美登が見かけた御末の人物を滝山(多喜)だと思い込んでしまう。姉小路にも再度カミングアウトするタイミングが来たけど、明かせず。/小山の度を越した猫好きっぷりもわりと厄介/花町との因縁が明らかに。比べられる嫉妬だったのか。仲良しだったのに寂しいな。あと花町の若い頃可愛い笑/猫の簪、結局手元に戻ってこないのはちょっと残念/国芳が時々登場するのも嬉しい。
読了日:12月21日 著者:山村 東
 

呪術廻戦 29 (ジャンプコミックス)呪術廻戦 29 (ジャンプコミックス)
★4 連載完結時のキャンペーンで読了したが、単行本での加筆と描き下ろしが話題で気になり29,30巻購入。脹相が好きなので、加筆でより掘り下げられたのは良かった。宿儺に次々と挑んでは倒れまた次の呪術師が現れては挑み、じわじわと宿儺の力を削っていく。それぞれの持ち味を活かし、練った対策をぶつけ、まさに総力戦。
《ミゲルとラルゥ、夏油一派の二人の助力を得て肉薄する虎杖達に対し、削がれていた力を“黒閃”を決め取り戻していく宿儺…!! 極限の攻防を続ける中、虎杖もまた“黒閃”による覚醒で己の潜在能力を開放し─》
読了日:12月29日 著者:芥見 下々
 

呪術廻戦 30 (ジャンプコミックス)呪術廻戦 30 (ジャンプコミックス)
★4 最終巻は巻末に描き下ろし5のエピローグ4本。完結前に全編を読み始め、駆け足で一気読みだったから、覚えてないエピソードも多くてちょっとピンと来なかったのがもったいない/小沢さんって誰だったっけ?/パンダ〜!孫〜?!/野薔薇の家庭の話は覚えてなかったけどそんな感じだったの?/裏梅の話はちょっと絆されてる宿儺が意外
《魂の境に術式「解」を打ち宿儺を伏黒から引き剥がそうと、虎杖は領域を展開─その必中効果で宿儺へと押し迫る!! 呪いを廻る戦いに終止符を打つ最後の切り札とは!? 》
読了日:12月29日 著者:芥見 下々

読書メーター


なお2024年をまとめると、以下のようになりました。

2024年の読書メーター
読んだ本の数:85
読んだページ数:14709
ナイス数:1203

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2024年11月に読んだ本

2024-12-17 | 本と漫画の話

2024年も終わろうとしています。
年月の経過が体感としてどんどん早くなり、肉体的に老いも加速していくのを実感します。
無理がきかなくなり、ちょっと無理をするとその反動が如実に出るように。
久しぶりにガチのぎっくり腰もやってしましました。
やりたいこと、やらなければいけないことを思うようにできず、もどかしい思いをすることも増えました。
大きな病気や怪我だけはしないですむようにしたいです。
でも、体はおばさんになっても、心は若く!今年も趣味(美術館巡りや推し活)のために、ペース配分を考えてできる範囲で楽しみました!


11月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:490
ナイス数:104

マキとマミ~上司が衰退ジャンルのオタ仲間だった話~ (MFCジーンピクシブシリーズ)マキとマミ~上司が衰退ジャンルのオタ仲間だった話~ (MFCジーンピクシブシリーズ)
★3.5 試し読みが面白かったので、4巻(完結)まで読んだ。有能すぎてとっつきにくい上司が、何年も前に流行った乙女ゲーム「どき☆ジェネ」のファンだという共通点によって、意気投合する。衰退ジャンルオタクのあるあるネタがメイン。今まで仲間もおらず隠れオタクだったマキさんが、ジャンルが幅広くアクティブなオタクのマミちゃんに背中を押され、コミケに行ってみたり、自分でも同人誌を出したりと、少しずつ新しい体験をして楽しそう。マキさんの弟、弟の友人や姉もオタクで、いろんなジャンルの世界が垣間見えるのも面白かった。
読了日:11月18日 著者:町田 粥

 
いつか死ぬなら絵を売ってから 4 (4) (ボニータコミックス)いつか死ぬなら絵を売ってから 4 (4) (ボニータコミックス)
★3.5 漫画アプリで読み始めて、無料範囲が終わったので続きから電子版購入。
《清掃員バイトをしながらギリギリの生活をしている桐生一希は、小さなスケッチブックに絵を描くのが唯一の趣味。ある日、資産家で絵画コレクターの青年・嵐山透と出会い、人生が一変する》
底辺で生きてきた一希が、駆け出しのアーティストとして美術界隈に足を踏み入れる。全く違う価値観の世界に戸惑いながら、一癖も二癖もある人達と出会い、成長?していく。
一希がピュアすぎて闇堕ちしないかとかハラハラするけど、今のところ本当に真っ直ぐなまま進んでいる。業界の暗部や、透や凪森みたいな腹黒そうな人達も多くて、正直読んでいてあまり楽しくはないけど、アートに興味があるのと、一希の行く末が気になり読み進めている。4巻では、絵を買ってくれそうだった新進気鋭のデザイナー・ヒエンから購入をキャンセルされてしまう。ヒエンの背景を踏まえた凪森の戦略にしてやられるが、透も仕掛ける。その凪森から、アトリエで働かないかと誘われる一希。凪森の透への執着がヤバそうで、心配だ。
読了日:11月18日 著者:ぱらり

 
税金で買った本(13) (ヤングマガジンKC)税金で買った本(13) (ヤングマガジンKC)
★4 《ブックポストに他館の本が入っていた。双方の本を取り違えて投函されていて、利用者は返却が面倒だとごねるが…》自業自得だからね。苛立ちを職員にぶつけるのはやめてほしい。最後は謝ってくれて良かった。
《相互貸借の本を紛失され、弁済期限も超過、図書館が買って返すことに…》犯人は常習犯のアイツかぁ〜!面倒だし必要のなかった本を所蔵する羽目になるし、反省してないし、出禁にしたくなるな。
《学校対抗のビブリオバトルに誘われる石平。代表3人が必要だが図書委員の柴は嫌がっていて…》柴さんの気持ち分かる。他人の前での発表は全然別物だよね。いい発表ができて良かったし、出てくる本読みたくなった。石平君が『バッタを倒しにアフリカへ』を紹介してたの、好きな本だから嬉しかった。山田君の『いるのいないの』の発表も良かった。「[き]の書架の配架難易度をブチ上げてるヤツ!」、姑獲鳥の夏→「厚めの夏」は笑ったw
【収録タイトル】とりかへばや物語/踏み倒しの総悟/ビブリオバトルガイドブック1〜7/高校の図書室と柴さん(番外編)
読了日:11月23日 著者:系山 冏

読書メーター

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2024年9月に読んだ本

2024-11-25 | 本と漫画の話
9月に読んだ本、上げるの忘れてた。
9月を上げていなかったのに、「10月のまとめ上げないと、もう11月が終わる!!」って焦ってた。
それくらいあっという間に月日が過ぎているのだ…。

 恐ろしい。

日付を修正すれば誤魔化せるけど、自戒も込めてこのまま上げることにします。


9月の読書メーター
読んだ本の数:7
読んだページ数:2020
ナイス数:91

狐花 葉不見冥府路行狐花 葉不見冥府路行
★4 歌舞伎のために書き下ろされた作品。そのため、話もあまり複雑ではなく、厚みも比較的薄くて、読後の実感としては短編を読んだ時くらい(当社比ならぬ京極比で笑)。妖怪は出ないけど、巷説シリーズの中編一本分くらいかな。読みやすかった。京極堂の曾祖父・中禪寺洲齋登場。事件とは無関係の謎解き役ではなく、登場人物と関連性があるのが意外性があって驚いた。 
【あらすじ】作事奉行・上月監物の娘・雪乃は、墓参の際に見かける、真紅の彼岸花を染め付けた着物を纏う美しい顔の男に興味を惹かれていた。一方雪乃付きの女中・お葉は、男を見て顔色を変え、病みついてしまう。衰弱したお葉は、近江屋の娘・登紀と辰巳屋の娘・実祢に会いたいと願う。これを知った監物は、過去の悪行と何か関わりがあるのではと疑う。監物の側近・的場は、謎の解明のため武蔵晴明神社の宮守・中禪寺洲齋を招く。彼らの周囲に度々姿を現す謎の男、萩之介は、“この世に居るはずのない男”だったー。
読了日:09月03日 著者:京極 夏彦

 
猫と紳士のティールーム (4) (ゼノンコミックス)猫と紳士のティールーム (4) (ゼノンコミックス)
★3.5 男性客来店!常連さんの上司だったか。仕事以外で職場の人と会うのは確かにしんどい。気を使ってくれる良い上司だな。カップル(未満)客も、2人の関係性と会話が面白かった。ツッコミのような言葉は棘になることもあるので、受け取り手が全く意に介してなさそうなのが絶妙なバランス。アフタヌーンティー回では、瀧さんのお兄さんの会社にパワハラ疑惑?!きっちり厳しく報告、監査依頼をするところ、会社役員としても仕事のできる人だったんだろうな。姪っ子さんも登場。二人して蘊蓄語りを始めて、戸惑うキームン君が可愛かった。
眼鏡なし&厳しい表情の瀧さんの破壊力!(ちょっとインド映画の推しの面影を見た笑)
読了日:09月03日 著者:モリコロス


了巷説百物語了巷説百物語
★4 思ってた以上に重かった(物理)。1149ページ、約1kg。腕や肩、首をやられた笑。でも巷説シリーズオールスター総出演って感じで面白かった。ただ、馴染みのキャラが何人かやられて、しんどかった。序盤は藤兵衛が又市一味を探るため過去の事件にゆかりの場所や人物を辿っていて、この流れで又市を追い詰めちゃうのかと思いきや、疑念は解けて手を引く。しかし一旦関わってしまったために、大きな争いに巻き込まれてしまう。さらに中禅寺洲斎まで登場。アベンジャーズ状態。
敵はあまりにも強大で、悪人の背後や周りにも悪人がゾロゾロ。さぞかし悪い奴らだろうと思えば、思想や理想があり必ずしも悪事を目論んでいるとは限らない者もいる。しかし目的のためには犠牲を厭わない。黒幕も、辿り着いてみれば大して悪人然ともしていなかった。でもやってきたことは悪魔の所業でしかなく、あまりにも犠牲が多すぎた。やるせない。そして推しは今回もラストにチラッとだけ。シリーズ最終作でこれはちょっと寂しかったかな。
【あらすじ】下総国に暮らす狐狩りの名人・稲荷藤兵衛には、裏の渡世がある。嘘を見破り旧悪醜聞を暴き出すことから“洞観屋”と呼ばれていた。ある日、藤兵衛に依頼が持ち込まれる。老中首座・水野忠邦による大改革を妨害する者どもを炙り出してくれというのだ。敵は、妖物を操り衆生を惑わし、人心を恣にする者たちー。依頼を引き受け江戸に出た藤兵衛は、化け物遣い一味と遭遇する。やがて武蔵晴明神社の陰陽師・中禪寺洲齋と出会い、とある商家の憑き物落としに立ち会うこととなるがー。化け物遣い、最大にして最後の大仕事が幕を開ける!
読了日:09月12日 著者:京極 夏彦


おすしが あるひ たびにでた (MOEのえほん)おすしが あるひ たびにでた (MOEのえほん)
★4 『おすしがふくをかいにきた』の第2弾。おすしが、ふるさとの「おすシティ」を目指して旅に出て、道中山登りをしたり海に行ったり、雪山でスノボしたり、砂漠で探検したり、色々な場所で色々な体験をする。ミニチュアで“見立て”た情景が面白い。今回も、おじさんと芝犬に注目!だった。
読了日:09月16日 著者:田中達也


呪術廻戦 0 東京都立呪術高等専門学校 (ジャンプコミックス)呪術廻戦 0 東京都立呪術高等専門学校 (ジャンプコミックス)
★3.5 完結間近で、本編が最新話まで数十話ずつ段階的に無料開放されていた。この作品は、中盤から登場する乙骨憂太が主人公の、本編の前日譚。本編で言及されていた「百鬼夜行」を描いたエピソード。乙骨の過去が気になり電子版を購入した。本編で、この時五条先生が夏油を殺したとあったけど、ほとんど乙骨が倒したようなものでビックリした。里香ちゃん凄いな。本編の強敵・夏油は器だけで中身は別人だから、本物はこんな感じだったのか。 
《幼馴染の「里香」の呪霊に取り憑かれた乙骨が、呪術高専に編入し、戦い方や呪霊との向き合い方を学んで成長していく。一方高専を追放された呪詛師・夏油が不穏な動きを見せ…》本編では虎杖の先輩になる、真希、狗巻、パンダが同級生。まだ3人ともそこまで強者感がなくて高校生らしいし、友情が育まれていく様子が良かった。本編は虎杖が早々に離脱して単独行動になり、学校生活がほぼ描かれずに戦いに明け暮れていったから、こういうの欲しかったな。
読了日:09月17日 著者:芥見 下々


馬刺しが食べたい (ジャンプコミックス)馬刺しが食べたい (ジャンプコミックス)
★4 食べ物の絵を描く女子と強面偏食男子の友情?ストーリー。馬刺しが食べたくなった笑。1冊で完結なので展開に駆け足感はあったけど、その分まとまりも良く、面白かった《何気なく描いた「馬刺し」の絵が絵画展で大賞を取ってしまい、校内に飾られ「馬刺しの人」として知れ渡ってしまったかえで。その絵を周囲から恐れられている強面の竹内が見つめていた。後日竹内に呼び出されビビりながら会いにいくと、意外な依頼を受ける》 
恥ずかしい、もっとちゃんとした絵でバズりたかった、と後ろ向きだったかえでが、絵を褒められ感謝される体験を通して、自信をつけ、目標も見つける。家族思いで努力家な竹内も好感が持てる。2人の関係性を、安易に恋愛で落とさないのも良かった。/作画もユニーク。かえでは可愛い顔なのに、頻繁に二重顎の変顔になる。電子版だとかえでの作品が要所でカラーになっているのもインパクトがあった(紙の本もそうなっているかは不明)。
読了日:09月22日 著者:桜井 さよる


呪術廻戦 コミック 1-28巻セット呪術廻戦 コミック 1-28巻セット
★3.5 連載が完結間近となり、無料開放キャンペーンで読んだ。以前読んだ時は序盤で脱落したけど、再チャレンジ。無料にならない245話以降は課金して(定期購読1ヶ月分)最終話まで読了。「術式」やら「領域」やらの理屈が難解で直感的に理解できないのがちょっと苦痛だけど、スピード感がある展開なので、ややこしい所は気にしないで雰囲気だけ掴んで読み進めるようにして、なんとか付いていけた。以下ざっくりとした感想(ネタバレ注意) →
脹相が好きだな。やっぱりお兄ちゃんキャラに弱い/羂索の最期そんなんでいいんか?(困惑)/宿儺の最期≒無惨様/シリアス展開中にブッ込まれるギャグ展開(相撲とか漫才とか)の高低差がエグい。「一体何を読まされているんだ?」って宇宙猫になる。バトル漫画でもコミカルな展開はあるけど、基本日常回であって、戦いの真っ只中、しかもキャラが劇的な成長を遂げる場面や、強敵を倒す場面など、普通なら格好よく痺れる展開にするであろう、とんでもないタイミングで投入される。急にシュールな夢でも見始めたのかと思う。
→術式だの領域だの難解な世界観を構築し、エグいほどの鬱展開を見せつけておいて、突然重要な場面でアホみたいに外してくる。キャラによっては術式や存在自体がギャグ漫画みたいな、場違いでふざけてるとしか思えないようなのもいる。でもそれが効果的に使われてたりする。このセンスは唯一無二かもしれない。(好みは分かれそうだけど、ハマると癖になるのかも)

読了日:09月24日 著者:芥見下々

読書メーター

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2024年10月に読んだ本

2024-11-24 | 本と漫画の話

これをまとめている現在、すでに11月も後半に突入していて、もはや年末の雰囲気。
1年が早い早すぎる。


10月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:1074
ナイス数:70

もののけdiaryもののけdiary
★4 京極夏彦(文)石黒亜矢子(絵)で、『稲生物怪録』をベースにした物語絵本。次々と怪異が起きる家で30日を過ごした平太郎の話。何が起きても全く動じない豪胆な平太郎が、キリッとした美少年に描かれていて、なんか良い。怖がるでもなく、退治しようと意気がるでもなく、ただ迷惑してる感じが面白い。無視して寝てしまったりする。本の作りも凝っていて、右ページがさらに開いて、3ページ分の横長画面になるので、絵巻物の雰囲気が味わえる。漢字にはふりがながふってあるけど、文章自体は長めで文字も小さめ。 
3年生の姪っ子に見せると、1人で読めたし面白かったらしいです。
読了日:10月03日 著者:京極夏彦

 
病葉草紙病葉草紙
★3.5 真実を表沙汰にするには差し障りのある事件を『針聞書』(病は体の中で虫が悪さをすると考えられ、その治療法を記した書物)に出てくる虫になぞらえて解決する連作短編。京極堂でいう妖怪の役割を虫に置き換えた筋立て。
《隠居した父の代わりに長屋の差配をする藤介。店子の1人、本草学者の久瀬棠庵は、ほとんど外に出ず書物机の前から動かない。棠庵の生存確認のため様子を見に行くのが藤介の日課。長屋や周辺で起きた事件や厄介事について話すと、棠庵は原因は虫だと言いーー》 
長屋が舞台だからか、比較的ライトな話が多かった。棠庵は京極堂に似たところがあるけど、人の心の機微に疎い。心の動きを知識として知ってはいるが理解はしていない、まるでロボットのよう。言葉も額面通りにしか受け取らない。藤介は逆に人の顔色を読んで波風を立てないよう立ち回るタイプ。徐々に藤介が棠庵の癖のある人柄を理解していくのが分かって面白い。最終話はなんと藤介が問題を解決する。これは斬新だった。
読了日:10月15日 著者:京極 夏彦

 
折り紙キャッツ&ドッグス プレミアム折り紙キャッツ&ドッグス プレミアム
★4 Xで見かけた「つままれる猫」を作ってみたくて、図書館で借りた。どれもリアルで難易度高め。手始めに最初に出てくる「おすわりネコ」(難易度2)にチャレンジしたけど、これですら四苦八苦して、なんとか完成。目当ての「つままれにゃんこ」は難易度4なので怯んで、もう1つ難易度2の「白黒ネコ」にチャレンジするも、仕上げの手足の先でギブアップ。返却期限が来たので、つままれ猫はチャレンジすらできず終わった。いつかリベンジしたい。 
失敗の敗因は、一般的な折り紙(15×15cm)でやったことかな。折り方のページに、それぞれ推奨サイズが書いてあり、小さいものでも25cm四方、大きいものだと45cmの紙推奨だった。次は大きい紙を用意して挑みます。
読了日:10月20日 著者:山口 真

 
女の園の星 4 (フィールコミックス)女の園の星 4 (フィールコミックス)
★4 今回も笑った!特に先生たちが卒業アルバム用の写真を撮る話。真珠と肩パッドwww数学科の3人並んだところwwwあと眼鏡を買いに行く話。酔って買っちゃった星先生の予備の眼鏡、よくこれで出歩く気になったなwww、眼鏡店員として有能な古森さんのお兄さん(通りすがり)。お兄さん、仕事はちゃんとできそうなのに、なぜ無職なのだろうか。この話では中村先生が一番常識人に見えてくる。そういえば星先生は眼鏡買いそびれてたけど、買い直すまで、あの眼鏡で過ごしたのだろうか。
読了日:10月21日 著者:和山やま

 
葉っぱ切り絵いきものずかん葉っぱ切り絵いきものずかん
★4 葉っぱ切り絵の作品集。図鑑のように、海や森、水辺、空などのジャンルに分けて動物をモチーフにした物語風の葉っぱ切り絵を掲載している。まるで絵本の場面のような、可愛らしくてほっこりする絵柄で、癒される。細部は驚くほど緻密で繊細。繊細な細工の部分と葉っぱとして残された部分、大きく切り取られた空間などの構成やバランスがセンスあるなぁと思う。
先日念願の作品展にも行ってきたけど、やっぱり実物はさらに凄みがあった。簡単にポロッと折れちゃいそうな極細の線で繋がっていたりする。どれだけ集中力のいる作業だろうか。気が遠くなりそう。超絶技巧。
読了日:10月26日 著者:リト@葉っぱ切り絵

読書メーター

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2024年8月に読んだ本

2024-09-13 | 本と漫画の話

8月も漫画しか読んでなかった…

暑かった(現在進行形)ことしか記憶にないくらい暑さにやられてました。
夏を乗り切れれば万々歳。


8月の読書メーター
読んだ本の数:8
読んだページ数:1268
ナイス数:98

税金で買った本(12) (ヤングマガジンKC)税金で買った本(12) (ヤングマガジンKC)
★3.5 読書感想文とパン神にまつわる話の続きから。ぱーんちゃんの中の人は、特に何か因縁があるわけではなく、単に横の繋がりで石平君を知ってただけの、高校の司書さんだった。石平君が見てた夢?幻覚?のぱーんちゃんが不穏なだけだったのか。突然のエログロな表現に驚く。なんで幻覚?なんだろうなぁ。その件含めて最後はサラッと済まされてしまった。長く続いたエピソードだけに、ちょっと消化不良。/ここの図書館はレシートが出るんだなぁ。借りた本と期限とか印字されてるのかな。スクラップしたら読書記録として使えそうでいいな/凝った装丁の本のブッカーかけ、確かに難儀だ。工夫してカバー裏とかが見えるようにしてあると、すごく嬉しい。大体帯は外されてるけど、最近は帯もデザインの一部になってたりするから難しそうだな/休日の白井さんの一日。私も基本月曜日休みだからめちゃくちゃ共感した。 
《学校図書館第234号/かんたんリサイクル工作/調査と分析がわかる本/泊まりたい人気の宿BEST100/戦後日本の出版史第一巻/第二巻/私の顔は誰も知らない/週休二日制と公立図書館職員/高校の図書室と白井くん》タイトルが実在の書名になってるけど、最近はその本が登場しない話も結構あるな。
読了日:08月10日 著者:系山 冏
 

ミステリと言う勿れ (14) (フラワーコミックスα)ミステリと言う勿れ (14) (フラワーコミックスα)
★3.5 妻の実家へ向かっていた池本はトンネルの崩落事故に遭遇。中に人が残っていないか確認に入り、入口側も土砂で埋まって閉じ込められてしまう。中には数名の生存者。さらに射殺された死体を発見。生存者の中に、銃を持った殺人犯が?整君ならどう見るか?と思考を巡らせる池本。エア整が案外効果的/「幕の内」刑事の乙部さんの話。いるよね悪気なく言っちゃダメなこと言う人。そんな日常回かと思いきや、結構重要な絡みが。乙部さんが鳴子と接触!さらに整君とも!そして喜和さんと姉弟という衝撃の事実。さらにガロ君まで!情報量!/整君が誕生日と知ったライカさんの提案で、ケーキを買って、整の大学へ。そこで過去に起きた事件が話題に。当時を知る守衛さんから話を聞き、さらに詳しい話は、天達先生(死んだ2人の同期)が知っているという。/気になるところで次巻へ。鳴子は天達先生の教え子だというし、色々繋がってきた?
読了日:08月14日 著者:田村 由美

 
三島屋変調百物語 1 (BRIDGE COMICS)三島屋変調百物語 1 (BRIDGE COMICS)
★4 宮部みゆきの三島屋シリーズのコミカライズ。原作が好きで、漫画化してると知り読んでみた。絵も綺麗で、ストーリーもうまく纏めてあって、読みやすい。1作目を読んだのは随分昔(2009年に再読したらしいので、初読みはもっと前)で、内容はほとんど覚えていなかったため、初めて読んだくらいの新鮮さで読んだ。
《事情があって叔父の店「三島屋」で暮らすおちか。ある時叔父の名代として客人をもてなすことに。その客は庭に咲く彼岸花を見て顔色をなくし…。彼岸花にまつわる身の上話を聞くことになるおちか》
1件目のあと、叔父は黒白の間で不思議な体験談を聞き集めるという趣向を思いつく。聞き手はおちか。過去につらい経験をしたおちかが、似たような体験をした人達の話を聞くことで、過去と向き合い、心の整理をつけ、立ち直るきっかけになるのではないか、という叔父の計らい。こうして百物語収集は始まった。2人目は怪しい屋敷と鍵に関わることになった錠前屋一家の話。/この一大シリーズをコミカライズとは、果てしないなと思ったけど、1冊目でおちかの過去は確か一区切りするし、そこまでで終わるのかもな。
読了日:08月16日 著者:宮本 福助

 
三島屋変調百物語 2 (BRIDGE COMICS)三島屋変調百物語 2 (BRIDGE COMICS)
★4 錠前屋一家の話の続きから。《屋敷に1年住めば百両やると言われ、一家はその屋敷に移り住むことに。何事もなく無事1年が過ぎた、と語り終えた女。お化け屋敷なのに何もない?不審がるおちかに、女は怪しく笑いながらその屋敷へ来いと誘う。そこへ…》錠前屋の親方の孫から聞く一家の話は、女とは違う結末だった。結局真相は分からずじまい。しかも屋敷は焼けてなくなったのに、まだ人を誘い込もうとしている。恐ろしい。
《おしまを聞き手に、おちかは過去を語る。旅籠を営む実家で、松太郎という男の子を助け、引き取って一緒に育ったこと。波之家の息子・良助との縁談が来たが、放蕩息子を理由に断って揉めたこと。腹いせの陰口に対し「松太郎と所帯を持てばいい」と吹聴する両親や兄。結局心を入れ替えた良助と再び縁談がまとまり…》家族同然と言いながら、恩をたてにした飼い殺し状態だった松太郎。自立することも叶わず、都合のいい時だけ“家族”扱い。一家に悪意がないのもたちが悪い。鬱屈していくのも分かる。そして悲劇が起きた。
読了日:08月16日 著者:宮本 福助

 
三島屋変調百物語 3 (BRIDGE COMICS)三島屋変調百物語 3 (BRIDGE COMICS)
★4 おしまの紹介で4人目の語り手・福が鏡にまつわる話を語る。《療養のため17まで離れて暮らしていた7つ上の姉が帰ってきた。初めて会った姉は美しく優しい人。そして道を踏み外した姉と兄。露見して自殺した姉の形見の鏡が、更なる悲劇を招く》話を聞いた叔母さんの感想が良かった。濡れ衣を着せられ死んだ奉公人の宗助や、鏡に囚われた嫁のお吉、彼らのことは誰も気にかけないのか。確かに、何の罪もなく巻き込まれて、本当の悲劇はこの2人だ。
《兄・喜一がおちかを訪ねてくる。久しぶりの再会を喜ぶ2人だったが、変わり百物語のことを聞いて顔色を変える喜一。兄がおちかの様子を見にきたのは、実家で異変が起きていたからだった。松太郎の亡霊が姿を現すようになったのだ》
読了日:08月16日 著者:宮本 福助
 

トラとミケ: たのしい日々 (6)トラとミケ: たのしい日々 (6)
★4 町内会&敬老会会長の健一郎とカツ子は鴛鴦夫婦。亭主関白な健一郎に常に寄り添うカツ子。人助けが好きな健一郎は、行方不明の男の子探しに町内の仲間と奔走したことをきっかけに、トラとミケの店を拠点にしたよろず困りごと承り所を開設する。子どもを預かったり、仲間内の家庭の問題を解決したり、悩み相談を受けたりと、活動は盛り上がっていた。ところがある日健一郎がオレオレ詐欺に引っかかってしまう。息子と喧嘩になり、止めに入ったカツ子が倒れてしまい…》切ないなぁ。人助けばかりで家族を後回しにしてきた健一郎。でも奥さんのことが家族との関係を見直すきっかけになって、これからは家族第一に。手遅れにならなくて良かった。/合間に挟まれたレイちゃんの話も良かった。
《喫茶店で働くレイは、28才の今でも父親と月に数回映画を見に行く。お見合いの話が来て、気がすすまないながらも両親のすすめで一度会うことに》幸せな家庭を築いてほしいが寂しい、という複雑な父親の心境。相手は良さそうな人だけど、仕事人間。父も娘も、ちゃんと人を見ている。いいお父さんだ。
読了日:08月18日 著者:ねこまき (ミューズワーク)

 
矢野くんの普通の日々(8) (モーニングKC)矢野くんの普通の日々(8) (モーニングKC)
★3.5 バレンタインの一件からギクシャクする泉さんと羽柴君。羽柴君自分の恋愛には鈍いな/塾で絆創膏をくれた子、同じ学校だった!寺井さんも矢野君と似た体質なのが判明し、盛り上がる2人。これは清子ちゃん嫉妬する?と思いきや、まさかの寺井→清子!矢野君が嫉妬することになるとは/ホワイトデー、お返しの袋がサンタみたいな羽柴君さすが。泉さん、先回りしちゃって、うやむやに。/進路について。どの親も子どもの意思を尊重してていいな、と思ったら、寺井さんち…/意外にも人気者の寺井さんに矢野君困惑。周りに人がたくさんいても、満たされていないんだな/ついに2年生も終わり。そしてクラス替え。矢野君と清子が別々に!
読了日:08月19日 著者:田村 結衣

 
おじさまと猫(13) (ガンガンコミックスpixiv)おじさまと猫(13) (ガンガンコミックスpixiv)
★3.5 おじさまから辛辣なセリフが出てくるようになってきた。我を出せるようになってきたってことかな《妻のためにピアノを弾きたいという小林に特訓/日比野からマリンを預かる。おやつのあげすぎで超肥満体のマリンを少しでも痩せさせたいが/森山のバンドメンバーが2人辞退し、契約解除の危機。神田も奔走するが…/神田の前に現れたのは、ライブ当日舞台に森山を置き去りにしたメンバーの一人、伊吹/顔合わせに集まった、森山、伊吹、星鳴が見つけた花野。森山が見つけた残る一人は、九重輝明だった。顔色を変える星鳴》
読了日:08月20日 著者:桜井海

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2024年7月に読んだ本

2024-08-22 | 本と漫画の話

なんと7月は1冊しか読メに登録していませんでした。
電子書籍の漫画は色々読んでいたのですが、記録しきれていません。
猛暑で図書館にも足が遠のきがちで、紙の本は全く読めませんでした。
活字の本自体、読む数が激減しています。
面白い本はたくさん出ているんだろうけど、なかなか食指が動かなく・・・


7月の読書メーター
読んだ本の数:1
読んだページ数:192
ナイス数:87

葬送のフリーレン (13) (少年サンデーコミックス)葬送のフリーレン (13) (少年サンデーコミックス)
★4 グラオザームの精神魔法にかかってしまったヒンメルとフリーレン。ヒンメルの願望〰〰〰!!しかしこんな場面でも冷静に状況を把握する二人、さすがだ。ヒンメルの凄さ(ハイターやアイゼンも)を実感した。そりゃこのパーティなら魔王倒せるわ。フリーレンの思い出の中じゃない生きた三人の姿が拝めて感動した。/「お陰でとても良い夢が見れた」のヒンメルの表情…/元に戻って旅の続き。ヒンメルが石碑に魔法の名前を記しに来た時のことを知る人に話を聞くことができたのが嬉しい/別人のようなヒンメル像。英雄の姿や逸話が変容していく。寂しいけど、魔王を倒した事実は変わらない/城砦跡で出会った上半身裸の男は、城主の末裔で、城の隠し財産探しに協力する。アルメーさん、いいキャラだ/シュタルクの誕生日。本当シュタルクはいい奴だ。勇者の振る舞いだよ/影なる戦士。なぜフリーレンが狙われるんだ恐ろしい。彼の存在も任務も、もはや忘れられたのでは/一級魔法使いの任務でゼーリエの護衛に駆り出されるフェルン。別動隊でラントとユーベルが再登場。帝国と大陸魔法協会、それぞれの思惑で色々な動きがあって不穏。
読了日:07月22日 著者:

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2024年6月に読んだ本

2024-07-12 | 本と漫画の話
瞬く間に1年がもう半分過ぎてしまっていたことに慄きます。
漫然と日々過ごしてしまって、これでいいのかとも思いますが、推し活とか大体楽しく過ごせてはいるので、この年になってくると、身の回りに大きな問題がなく無事過ごせていればヨシ!と思うようにしてます。

 


6月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:1115
ナイス数:60

夜は猫といっしょ 6夜は猫といっしょ 6
★4 今回もキュルちゃんが可愛くて良かった。猫の動きやポーズの描写が、かなりデフォルメされてるのに、再現性が高くて好き。あっという間に読み終わってしまって、それが物足りないくらい。先輩の猫さん達がまた可愛かった!特に人懐っこい三毛ちゃん!腕に巻きついてくる描写が好き!本当に巻きついてるwのに、実際確かにそんな感じになるの、めっちゃ分かる!すごいw
表紙の書影と、実際の本で、魚の蹴りぐるみの色が違うの(青と赤)、なんでだろう?
読了日:06月03日 著者:キュルZ


向ヒ兎堂日記 (1) (BUNCH COMICS)向ヒ兎堂日記 (1) (BUNCH COMICS)
★4 全話無料期間に最終話まで読了。
《文明開化を迎えた明治時代、『違式怪異条例』が施行され、怪談や妖怪にまつわるものは厳しく取締られていた。妖怪が見える兎崎伊織は、それらの本を密かに収集する貸本屋「向ヒ兎堂」を営み、化狸の千代や猫又の銀らと暮らしていた。そこへ妖怪達が悩み相談に訪れ始め…》
最初はほのぼの妖怪ものかと思っていたら、伊織の赤い目の謎とか、陰陽師とか鬼とか、怪異取締局内での陰謀や対立があったり、ちょっと不穏な感じも孕みつつ、それほどダークすぎる展開にはならずに大団円。キャラも可愛くて面白かった。
読了日:06月11日 著者:鷹野 久


3月のライオン 17 (ヤングアニマルコミックス)3月のライオン 17 (ヤングアニマルコミックス)
★4 二階堂戦続きから。誰もが驚く奇策に出た零に対し、振り回されまいと堅実に自分の将棋をさす二階堂。意図が読めず周りが戸惑う中、盤上で跳ね回るような手を次々繰り出す零を「ジャックラッセル」は言い得て妙。ジャックラッセルの出番多すぎて面白いw そしてこの熱戦からの「心友」は今さら?!って感じで驚く。友情がここにきてこんな盛り上がり方をw
あかりさんの食に対する愛情と熱意がすごいwおやつの出前が出張販売になり周りもどんどん巻き込んで凄い展開に!さらに叔母さんのバーでも電気圧力鍋導入→各種煮込み料理が炸裂!
島田さんは後輩に慕われて振り回されてるけど、そのおかげで暗い方へ引っ張られないでいるんだろうな。苦労人だから報われてほしい。手放したものが気にならなくなるくらい、幸せを掴んでほしい。この世界の棋士達は、みんな重くて暗いものを背負っていて、不幸でなければ強くなれない縛りでもあるのかって感じだけど、零君しかり、強いまま幸せになってもいいはずだ!
読了日:06月21日 著者:羽海野チカ


バッタを倒すぜ アフリカで (光文社新書 1305)バッタを倒すぜ アフリカで (光文社新書 1305)
★4.5 『バッタを倒しにアフリカへ』の続編!前作では論文発表前のため書かれていなかった、研究の全貌も明らかに。軽やかな文体で、専門的な研究の内容も分かりやすく理解できたし、拠点とするモーリタニアや、モロッコ、アメリカ、フランスとあちこち飛び回る先々での研究や交流の日々、さらにはお馴染みの運転手兼サポート役のティジャニに関する単独の章まで笑。面白すぎる!
一方、有名税に関する話では、この著者ですらメンタルをやられるほどなのかと心配し、メインの論文が発表されるまでの苦心惨憺の日々が語られる章では、なかなか出口の見えない状況に息苦しくなるほど。そんな10年にわたる研究がやっと結実し、認められて、名誉ある賞もいくつか受賞し、本当に報われて良かった。
それにしても、お金(主に印税)の使い方が太っ腹というか丼勘定というか軽率というか、人のためにと差し出した数十万数百万の大金が、浪費されたり盗まれたりよく分からないものに使われたりで消えて行ってしまう。著者もお金には苦労しているのに、気前が良すぎないかと不思議だったけど、「良いお金の使い方をすると、巡り巡って戻ってくる」とあって、確かに著者が大金を出すのは全て信頼する人やこれまで助けてくれた人達のためで、彼らに喜ばれて、もっと強い絆に繋がるのはプライスレスだし、受賞したり印税が入ってくるのもそういう人の縁で得たもののおかげということなんだな、と納得。徳を積んでいたんだ。この先研究が順調に進んで、素晴らしい成果を上げられるよう、大事な場面でたくさん彼のもとに幸運が返ってきますように。
読了日:06月22日 著者:前野ウルド浩太郎

読書メーター

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2024年5月に読んだ本

2024-06-13 | 本と漫画の話

冊数は少ないけど、小説2冊読んだので、最近ではマシな方です。

宝石の国は、全13巻(最終巻はまだ発売前)分の中に、壮大なストーリーが詰まっていました。
最近は、漫画アプリなどで、期間限定全話無料とかが結構あるので、その機会に気になっていた漫画や、興味を引いた漫画を読んだりすることも多いです。それで時間が溶けてしまうことも度々です(汗)


 

5月の読書メーター
読んだ本の数:7
読んだページ数:1707
ナイス数:105

宝石の国(1) (アフタヌーンKC)宝石の国(1) (アフタヌーンKC)
★4 電子コミックで完結記念の全話無料公開で読んだ。壮大なSFファンタジー。感想がうまくまとまらない。最終章あたりの印象としては、火の鳥を読んだ時のような。万年単位で時を過ごす、その孤独を思うと途方に暮れる。
《体内に微小な生命を取り込んで人間のような姿になった宝石達が暮らす星。彼らを宝飾品にしょうと、月からは“月人”が襲来する。“先生”のもと、宝石達には戦闘や医療などの役割を与えられていたが、一番年少のフォスフォフィライトは、硬度が低く脆い体なうえ、不器用なため、なかなか役割が与えられずにいた》
フォスの心も姿も原型を留めないほどに変容していく。暴走したけど、それも哀れで痛々しい。なぜフォスがこれほどの目に合わなければいけなかったのだろう。百年の孤独どころではない、一万年の苦痛と孤独。
読了日:05月01日 著者:市川 春子

 
青瓜不動 三島屋変調百物語九之続青瓜不動 三島屋変調百物語九之続
★4 神仏妖怪のたぐいも出てくるけど、一番残酷で怖いのは人間、という話が多かった。おちかの出産を控え、三島屋の変わり百物語は安全のため休止。そんな中でも、縁のある人からの依頼などで、話を聞くことになる富次郎。筆の一件で、富次郎は夢を断つ。やめなくてもいいいのになと思っていたら、最終話でやはり復活。百物語を絵にすることだけ続けるのか、本気で絵に取り組むことになるのか、今後が気になるラストだった。 
《三島屋を訪れた行然坊から、おちかのためにもと、語り手を紹介される。おちかの出産目前、顔のない不動明王を背負った女がやってきて、不動明王の由来と、それが埋まっていた荒れ寺に住み着いた女の数奇な人生が語られる『青瓜不動』/味噌屋に伝わる話。初代がまだ奉公人の頃、味噌の醸造元の藩で起きた惨劇に巻き込まれる。村からの決死の脱出劇と、悲劇に見舞われた少女が作った、恩人の家族を守る土人形『だんだん人形』/ 古道具屋の店先で富次郎が見かけた、異様な様子の老人が見せた筆への執念。描きたいものを自在に描かせてくれる不思議な筆とその代償『自在の筆』/片腕の男が語ったのは、捨子として貰われた里での日々。2人1組で高い木に登り、貴重な鳥の羽や卵の殻を採る仕事。奇妙なところはあるが、豊かな里での暮らしは、ある日終わりを迎えた『針雨の里』》
読了日:05月02日 著者:宮部 みゆき


クジマ歌えば家ほろろ (5) (ゲッサン少年サンデーコミックス)クジマ歌えば家ほろろ (5) (ゲッサン少年サンデーコミックス)
★4.5 《お兄ちゃんに春が来て、日本にも春が近づく。クジマは換羽期を迎える。換羽期が終わったら、渡りの時期。それはクジマとの別れを意味する。ナイーブになる新。一緒に桜を見に行って、記念の家族写真を撮って、いろんな思い出とともに、旅立つクジマ。そして半年後…》
ちょっとセンチメンタルなムード漂う最終巻。でも季節が巡ればまた会える。マクシムとも再会できたし、めでたしめでたし。
読了日:05月10日 著者:紺野 アキラ


税金で買った本(11) (ヤンマガKCスペシャル)税金で買った本(11) (ヤンマガKCスペシャル)
★4 石平君が、読書感想文について調べていくうち、自分の過去に向き合うことに。今回はほとんどこの話だった。家庭の話が出てこないなと思ってたけど、母親がダメな人だったか。父親はまさかの人だったし。あのお父さんと過ごした日々があったから、石平君はヤンキーだけど道を大きく外さず、本が好きで探究心のある子になったんだな。それにしても、急にファンタジー要素(ぱーんちゃん)入ってきてビックリした。ぱーんちゃんの中の人っぽい高校の司書さん、何者だろう?
《図書館の達人/走れメロス・斜陽/読書感想文の書き方1年生〜6年生/高校の図書室と石平くん》
読了日:05月10日 著者:系山 冏


つくる・みせる・たべる 弁当美術館つくる・みせる・たべる 弁当美術館
★4 図書館で発見。名画の他にも、有名人とか色々。すごいリアリティだと思ったら、オブラートに線や絵を描いて貼り付ける「オブラートアート」という手法がメインとか。なるほどそれならトレーシングペーパーみたいに下絵をなぞることができるし、細かい表現も可能になるのか。キャラ弁も進化してるんだなぁ。さらにQRコードでインスタや関連ページに飛べたりもする。動くお弁当すご!そして、地元ネタにビックリ。この方広島だった!広島の美術館での展示や、ローカル番組、カープ。急に身近に感じてしまった。
インスタを見たら、「激レアさん」に出演する告知が出てて、見ることができた。作品もすごいけど、作者さんのキャラクターも明るくてユニークで、面白かった。
読了日:05月12日 著者:nancy(ナンシー)


かわいすぎる人よ! 2 (ハルタコミックス)かわいすぎる人よ! 2 (ハルタコミックス)
★4 メイちゃんが本っ当〜!に良い子!癒し系。メイちゃんの良さに気付いて、惹きつけられる人が増えてきてる。/タイトルの「かわいすぎる人」って、おじさんのことだと思ってたけど、本当のところは、メイちゃんなのかもしれない!/おじさんのおばさんが登場。おばさんも美人。おじさん達の両親が、美人(イケメン)と地味顔だったのか、もっと事情があるのか。おばさんがメイちゃん達の事情を知らされてなかったことも関係あるのか。そのうち明かされるのかな。
読了日:05月19日 著者:綿野 マイコ


七人怪談七人怪談
★4 三津田信三が、ホラー系作家6人に相応しいテーマを選定したうえ、「自分が最も怖いと思う怪談を書いてください」と依頼。自らの作品も含めた7つの怪談集。
《澤村伊智・霊能者怪談「サヤさん」/加門七海・実話系怪談「貝田川」/名梁和泉・異界系怪談「燃頭のいた町」/菊池秀行・時代劇怪談「旅の武士」/霜島ケイ・民俗学怪談「魔々」/福澤徹三・会社系怪談「会社奇譚」/三津田信三・建物系怪談「何も無い家」》
好みの差はあるけど、どれも面白かった。「貝田川」「会社奇譚」は実話系、「何も無い家」も形としては実話系。実話系の怪談は好きだけど、今回は他の創作怪談のレベルが高かった。「サヤさん」「燃頭〜」が特にヤバくて良かった。「旅の武士」もミステリーっぽい要素もあって、雰囲気も良くて好き。
読了日:05月28日 著者:三津田 信三,加門 七海,菊地 秀行,澤村伊智,霜島 ケイ,名梁 和泉,福澤 徹三

読書メーター

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2023年4月に読んだ本

2024-05-18 | 本と漫画の話

なんと漫画しか読んでなかった(汗)
4月も年度始めでバタバタと忙しく過ごしていたら終わっていました。
もう一年の1/3が過ぎてしまった・・・(怖)


4月の読書メーター
読んだ本の数:17
読んだページ数:2604
ナイス数:169

木戸番の番太郎 (3) 昔の噺と食の愉しみ (Birz extra)木戸番の番太郎 (3) 昔の噺と食の愉しみ (Birz extra)
★3.5 落語を元ネタにした猫漫画。怪談の話が面白かった。
《初天神/中村仲蔵/留守番小坊主/意地くらべ/もう半分/そば清/かぼちゃ屋/ひとり酒盛り》
おまけの「柳陰」(焼酎とみりん半々)ていうお酒の話、お酒飲めないけど、なんか美味しそう。『妖猫友を誘ふ』帰ってこなかったの…切ない。
*電子版のおまけは、落語の登場人物の名前と役柄の話。名前で大体キャラが分かるって便利。「我が家はほぼ与太郎」w

読了日:04月01日 著者:くるねこ大和


ねことじいちゃん(10) (MF comic essay)ねことじいちゃん(10) (MF comic essay)
★4 《小学校の用務員棟が取り壊されると聞き、その中に隠したままの宝箱があることを思い出した大吉さんと巌さんは、もう一人の仲間とともに宝箱を取りに行く。出てきたのは当時流行った漫画や、おもちゃの銃、木彫の熊…中身を見ているうち、当時の思い出が蘇ってくる》
移り変わりの激しい都会では、以前そこに何があったかも思い出せなくなるけど、変わらない島の人や風景は、思い出をたくさんそのまま残して持っていてくれる。
大吉さんのレシピノート付き特装版を購入。これまで漫画に出てきたレシピが載っていて、手描きのイラストもたっぷりで良かった。
読了日:04月02日 著者:ねこまき(ミューズワーク)


聖☆おにいさん(21) (モーニング KC)聖☆おにいさん(21) (モーニング KC)
★3.5 《WiFiが繋がらなくなった全知全能の神/あったはずのお店が転生(他の店に)/松田さんの畑の草刈り/愛子ちゃんの登下校を守護/アクセサリーいろいろ(数珠やロザリオ)/花壇に何を植える?/お母さん達(マリアとマーヤー)の共同生活/七夕をディスるオルフェウス/天界からの守護サブスク『守護』スク》
「OH IAM GOD!!」「大事な書類は全て鳩サブレーの缶に」wやっぱりパパ(創造主)登場回は面白い。
読了日:04月07日 著者:中村 光


キメツ学園! 6 (ジャンプコミックス)キメツ学園! 6 (ジャンプコミックス)
★4 最終巻。終わっちゃった。原作へのリスペクトと解像度が高くて、理想的な公式スピンオフ作品が終わってしまった。帆上先生には感謝しかない。さらに、原作完結後新作もなく、めっきり登場機会のない、吾峠先生のコメントや描き下ろしイラストにも触れられる、数少ない機会だったのに、寂しい。
《不良兄弟とオルゴール/キメツ学園の日常②/キメツ学園最強文化祭!①〜③/先生たちのアフターパーティ》
梅ちゃんが接客すると完璧な営業スマイルで仕事もきっちりできちゃうの、キャラの解像度が完璧。仕事用ヘアスタイルが堕姫なのも、「お兄ちゃんなんとかしてえええええ」のセリフが無理なく出てくるのも素晴らしかった/ハイデモ最強ver.が同期5人揃いなの最高!確かに髪型は一番バンドっぽいw/学園祭に原作でちょっとしか出てないキャラまでチラホラいて凄い。サイコロステーキ先輩まで!/表紙に推しの髪が見切れていて気付いた、これ表紙の絵が繋がってたんだ!既刊並べてみなきゃ!
読了日:04月08日 著者:帆上 夏希


猫奥(7) (モーニング KC)猫奥(7) (モーニング KC)
★4 少しずつ滝山の猫好きを理解してくれる人が増えてきてて嬉しい。
《母に猫好きを打ち明ける滝山/滝山弟、国芳の家を訪ねる。弟を通じて猫絵を手に入れる滝山。羨ましい笑/滝山が千代丸に毒を盛ったと噂になる/西の丸大奥にも滝山に似た御年寄・八重嶋が。側室・お志賀の文鳥放し飼いに厳しい態度を見せるが、実は鳥好き/文通の手紙で、美登が滝山を苦手と知る/ももちゃんの節句(猫には迷惑)を祝おうとする萩浦を止めてほしいと照代に相談される/母と叔母(元・御年寄)が滝山を訪ねてくる。勝家の麟太郎って勝海舟か!/水野忠邦が見廻に来る。猫を飼うことを贅沢として滝山を同志と言うが/姉小路から今後は吉野ちゃんを部屋から出さないと告げられ/芝居の踊りに付ける猫の面を描くために照代が大奥の猫達をモデルに絵を描く。照代は画伯だったか。味があって好きだよ笑》
猫の飼い方扱い方も千差万別、色んな人がいるのも大奥らしいな。
読了日:04月08日 著者:山村 東


ミステリと言う勿れ (13) (フラワーコミックスα)ミステリと言う勿れ (13) (フラワーコミックスα)
★4 富山編後半。《富山で風呂光の祖母の知人の転落死について調査協力を頼まれた整。祖母の教え子で警察官の流や、人気旅雑誌「@旅めし」の望月や蕪木らも動く中、海岸で望月の遺体が見つかる。酔った末の凍死と思われたが、警察に届いていた“ant”からの警告文から連続殺人の可能性を追っていた風呂光と整は、ほぼ同時にある事実に気付く》
またシリアルキラーか。動機にゾッとする。そしてまたチラッとカウンセラーの話も。風呂光は成長著しい。頼れる刑事になってきてる。一方刑事として一線を超えた流は、今後どうするどうなる。
読了日:04月09日 著者:田村 由美


税金で買った本(9) (ヤンマガKCスペシャル)税金で買った本(9) (ヤンマガKCスペシャル)
★4 《『新聞朝刊』開館待ちの新聞・雑誌ジジイ()、どこにでもいるんだ笑/『ゆったりできるカフェとベーカリー』閉館間際に来て時間を気にしない迷惑客。分かる〜!!せめて申し訳なさそうにしてほしいし急いでほしいよね/『おうちで作れるワンピース型紙付き』弁償をケチるのはなんだかなぁ/『宇宙のひみつ』山田が寄贈のつもりでブックポストに本を投函。この話なんかいいな。山田の家庭も複雑…。そういえば石平君の家庭の話はあんまり出ないな/『かいけつゾロリのチョコレートじょう』(他2作)児童書の予算を削ろうとする角野。元は学校図書館で情熱を燃やしていたはずの角野の思惑とは。学校図書館は、読書好きになる入口として家庭の次に重要な存在。気持ちは分かる。あと朝野さんの詰め方怖いな笑/『めがねうさぎ』児童書チーフの小池さん、落ち込んでるかと思いきや、メンタルつよつよだった笑/描き下ろし『角野さんと桜木さん』石平君の中学時代の図書室の先生と、角野さん顔見知りだった。角野さんの石平君への期待の言葉を聞いた桜木さんの暗い表情…》
読了日:04月09日 著者:系山 冏


税金で買った本(10) (ヤンマガKCスペシャル)税金で買った本(10) (ヤンマガKCスペシャル)
★3.5 《『ゼンリン住宅地図』ブッカーかけ、基本一発勝負だろうから、大型本や形状が特殊な本は大変だなぁ/『おしゃれな帯結び』遊び紙に帯を貼る図書館もあるのか!手間だろうけど、帯も読めるのは羨ましい。「本って着物着てる設定?」っていう石平君の目の付け所、いいなぁ/『書いて貯める家計簿』書き込むことが前提の本をリクエストで安請け合い。また茉莉野か。本当懲りないし学習しないなこの人/『大量廃棄時代を考える』除籍作業の話。またまた茉莉野かぁぁぁぁ!(怒)しかもこれで救いようがある方って。/『雨のことば辞典』雨が降ってきて雨の言葉に興味を持つ石平君良いね。傘や老眼鏡の貸し出しやビニール袋のサービスに対して、不公平っていうクレームはもう…。石平君の論破と煽り、スカッとした/『オカルト大百科』 「本を読んで 信じるかどうかは利用者次第」まあ人に迷惑かけなきゃいいんじゃないかな/描き下ろし『松浦さんと朝野さん』除籍作業の話、他館で持ってない最後の本になったら、捨てられないってこと?って思ったのでまさに。》
読了日:04月10日 著者:系山 冏


デキる猫は今日も憂鬱(9) (ワイドKC)デキる猫は今日も憂鬱(9) (ワイドKC)
★3.5 同僚の子が猫カフェの子(猫)に一目惚れ。保護猫カフェではなさそうだけど、これはお引き取りする流れなのかな。
《創立記念日の午後休で早く帰宅することになった咲来/部長が義兄が娘(姪・優芽ちゃん)に渡すプレゼントについて相談され、諭吉作のグッズを頼まれる/尾代さんが猫を飼いたいと言い出す/仁科さんの家の掃除のアドバイスをした諭吉、何かお礼をしたいと言われる/尾代さんと猫カフェへ/猫カフェに行ったことが諭吉にバレて激おこ/バンドをやめた仁科さんと、応援する店長の話/ 猫カフェのミケランジェロ(雌猫)にハマった尾代さんを心配して、ついていくゆり/宝くじが当たって世界一周に行っていた大家の大矢さんが帰国。諭吉と喧嘩別れしていたらしいが》
読了日:04月11日 著者:山田 ヒツジ


おじさまと猫(12) (ガンガンコミックスpixiv)おじさまと猫(12) (ガンガンコミックスpixiv)
★3.5 《おじさまがSNSを通じて知り合った相手は、いじめられて不登校の花野真。ギターが好きな真は、勇気を出して路上ライブに「ティンクルベル」(おじさまのSNSネーム)を誘う。》
森山と星鳴のバンドに、ついに新メンバーが。/ジョフロワや空子、子猫達もいて、賑やかなおじさま宅。ふくまるは、やっぱりちょっとストレスも感じてる。久しぶりのパパさんと二人きりの時間、眠気を振り切って遊び倒そうとするふくまるが切ない。これだけ猫がいたら、もうそれ以上気軽に保護猫増やそうとはしないでほしいな。
読了日:04月11日 著者:桜井海


矢野くんの普通の日々(6) (モーニング KC)矢野くんの普通の日々(6) (モーニング KC)
★3.5 修学旅行楽しそう。みんな良い子だなぁ。羽柴くんは泉ちゃんの気持ちに全く気付いてなさそうだし、まだ清子ちゃんが好きみたいだけど、泉ちゃんのことを意識し始めたら、案外いい感じになりそう。進路も気になるところだけど、クリスマスもみんなでワイワイパーティして、青春満喫って感じで何より。って、最後に矢野くんのお母さんからの「ダメです」?!悪い人ではなさそうだけど、どういうことなのか、気になるところで次巻へ。
読了日:04月11日 著者:田村 結衣


矢野くんの普通の日々(7) (モーニング KC)矢野くんの普通の日々(7) (モーニング KC)
★3.5 お母さんの「ダメです」は、矢野くんの特殊な体質に彼女を巻き込んでしまうという心配?から?もしかしてお母さんかなり危ない目に遭ったことがあったりするのかな。/大晦日、清子ちゃんちは久しぶりの一家団欒。お父さん相当くたびれてる。男手一つで3人育ててるのか。そりゃ清子ちゃんお母さん化するわ…/進路を決めかねて、塾の体験受講へ。絆創膏をくれた女の子、矢野くんタイプ?何か関係あるのかな/泉さんのレクチャーで、SNSにチャレンジ。矢野くんは絵を投稿してみることに。矢野くんは絵の道に進みたいのかな?/担任の先生が教室でラブレターを拾う。生徒たちを観察して、誰が落としたものか探ろうとする。改めて羽柴くんそりゃモテるわ。/清子ちゃんが欠席。みんなが矢野くんを励まそうとする。素直に「みんなが大好き」と言える矢野くん天使だ。何も考えてないのかと思ってた田中も、意外と矢野くんをよく見てて、1年の頃から気にしてたのが分かって感動/バレンタインに女子3人でチョコを作る。泉さんついに告白?2人とも良い子だから良い結果になってほしい。
読了日:04月11日 著者:田村 結衣


ワカダンナ (乱コミックス)ワカダンナ (乱コミックス)
★3.5 『差配さん』の作者の作品、もう1冊発見。浮世絵みたいな絵柄だけど、現代風にアレンジされたところもあって、読みやすい。コミカルな人情話や、ちょっと切ない話など味わい深い6つの短編を収録。差配さんは2017年、こちらは2018年出版。それからこの作者の本出てない…。もっと読んでみたいな。
《小間物商青羽屋の若旦那はフラフラと頼りない。捨てられそうな猫を拾っては連れ帰る困った“道楽”があり、小僧の長松も呆れている『ワカダンナ』/棒手振りの魚屋が経験した不思議な話。ちょっと安達原みたいな『萩の宿』/病の大旦那が亡くなり、内儀と密通していた使用人が継いだ円字屋では、他の使用人がみんな辞め、番頭だけが残った。主人の看病をしていた女中のおすえは、番頭にあるものを見せる『蛙-かはづ-』/身請けが決まった遊女の淡月。遊女になる前に将来を約束していた男から、外に出たら一緒に逃げようと言われるが『雪』/会えば喧嘩をする幼馴染の市蔵とおたき。おたきは母に新しい着物を仕立ててもらい、市に見せに行くが『侠-きゃん-』/寺子屋に通う27の女“ふきちゃん”。子どもに混じって手習いをしているわけとは『ふきちゃん』》
読了日:04月13日 著者:塩川 桐子


トラとミケ: うれしい日々 (5)トラとミケ: うれしい日々 (5)
★4 熟年結婚とか、ルミちゃんの新たな恋とか、恋愛がらみのお話がメインの5巻だった。
《ルミちゃんは、雨の日に傘に入れてくれた人(金ちゃん)が気になる/夏休み、リコちゃんのために海に出かけたトラ達。シンちゃんは、偶然友人と旅行中だった同級生のえりこに遭遇する。えりこの友人(冬乃)は、亡き妻によく似ていた》
金ちゃん、親切で、おっとりしていて、すごくいい人だなぁ。
読了日:04月16日 著者:ねこまき (ミューズワーク)


おじさんはカワイイものがお好き。 (10) (ポラリスCOMICS)おじさんはカワイイものがお好き。 (10) (ポラリスCOMICS)
★4 パグ太郎のイベントで、なぜかパグ太郎に手を引かれ、ステージ上へ上げられてしまった小路さん。小さなお友達たちをさしおいて、なぜ?!の続きから。そういうことかぁ笑。何度も謝ろうとするパグ太郎カワイイ。/猫を飼い始めてからの鳴戸課長はギスギスした感じが減って何より。まだ懐いてもらってないみたいだけど笑/夏休み、真純君が帰省して1人になった小路さん、パグ太郎解禁!スイカ一玉とか大量のお惣菜とか、ケンタ君呼んでみたらいいのに/ ケンタ君と飲み会。くまちゃんの着せ替えにスンッてなる小路さん、分かる。可愛いのツボがちょっと違ってた。ケンタ君側の気持ちも分かる。推しの大部分が隠れちゃってても、中身が可愛いのは知ってるから問題ない!って感じ多分。/可愛いスイーツのキッチンカー。差し入れ用とはいえ、行列は多分女性だらけだと思うけど、抵抗感が薄れてきてる?/久しぶりの鳴戸課長との出張。猫に気分を左右されてる笑。それにしても、鳴戸課長はなぜ別行動を取ろうとしないのかな。
読了日:04月19日 著者:ツトム


町田くんの世界 1 (マーガレットコミックス)町田くんの世界 1 (マーガレットコミックス)
★4 《物静かで真面目なメガネくん。そんな外見とは裏腹に成績は中の下。アナログ人間で不器用。運動神経は見た目どおり。得意なことが何もないと本人は思っているけれど、実は周りの人に愛されまくりの町田くん。なぜなら…》
めちゃくちゃ良い子。天使か?大家族の長子で、家族の世話してて、序盤は、ヤングケアラーみたいな不憫な子で、ちょっと重いストーリーなのかと。でもそんなこと全然なくて、天然人タラシな癒しキャラだった。真面目なだけなら、四角四面で角が立つこともあるだろうけど、町田くんは心が丸い。 真っ直ぐな言葉が、相手の心に温かく届く。不思議な魅力。一気に最終巻まで読了。
読了日:04月23日 著者:安藤 ゆき


猫奥(8) (モーニング KC)猫奥(8) (モーニング KC)
★4 新たなキャラ登場。市川団十郎似(家紋の三升紋に似た模様がある)の猫を引き取った表使の小山。めちゃくちゃ猫好きで、猫ファーストな飼い方。ただスキンシップがちょっと度を越してて滝山引き気味笑。でも共通点が多いし、滝山を尊敬しているようなので、いっそ打ち明けたらいいのに。
読了日:04月30日 著者:山村 東

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2024年3月に読んだ本

2024-04-26 | 本と漫画の話
2月までは映画やら美術館やらあちこち出かけて忙しくしていたのですが、3月はそれも一段落して、比較的落ち着いた1ヶ月でした。

 ただ休日が少なかったので、なるべく充電する感じで過ごしてました。


3月の読書メーター
読んだ本の数:12
読んだページ数:1533
ナイス数:162

きみのそばに いるよきみのそばに いるよ
★4 可愛い動物達のイラストに優しい言葉が添えられている。夜の森の中で、1ページごとに、月が新月から満月へ、そしてまた欠けていく。イラストが綺麗。月明かりに照らされる動物の毛並みがフワッフワで、触りたくなるくらい素敵。可愛らしくて癒される。言葉もひたすら優しくて、温かく肯定してくれる。心が弱ってる時に欲しい言葉だと思う。絵本みたいに見えるけど、大人の方が響くかもしれない。
読了日:03月03日 著者:いぬい さえこ


ギャラリーフェイク: 傷ついた「ひまわり」 (1) (BIG SPIRITS COMICS)ギャラリーフェイク: 傷ついた「ひまわり」 (1) (BIG SPIRITS COMICS)
★4 電子版が無料の試し読み増量中で、5巻まで読んだ。美術好きなのに読んだことがなかったけど、これは面白い。キャラも構成も、美術版のブラックジャックだ。/贋作専門の画廊「ギャラリ-フェイク」のフジタ。裏では美術品のブラックマ-ケットに通じ、盗品や美術館の横流し品を取り引きしていると噂される、美術界の鼻つまみ者。メトロポリタン美術館の敏腕学芸員という過去があり、確かな審美眼と卓越した知識量のうえ、美術品の修復・複製技術も一流。露悪的で清濁併せ持ち、真の芸術と芸術を愛する人は決して無下にしない。→有名作品もいっぱい出てくるし、アートに関する蘊蓄が満載で知識欲も満たされるし、駆け引きや騙し合い、危険でスリリングな展開もあったりして楽しい。ただ、絵柄がちょっと苦手なのと(少年誌で描いてた頃の絵柄は好きなんだけどな)、30巻以上出ているので、続きを買うかどうかは迷う。
読了日:03月09日 著者:細野 不二彦


夏目友人帳 30 (花とゆめコミックス)夏目友人帳 30 (花とゆめコミックス)
★3.5 《妖祓い研究をしていた箱崎の孫・紅子から、屋敷で妙な気配を感じると相談を受けた夏目/招待状をもらい、妖祓いに関する古物展示会(オークション)に参加した夏目と占い師のクララ。会場にはオカルトライターのSHINOBUや、呪具コレクターの女の従者で以前ニャンコ先生を狙ったことのある伴、さらに田沼も来ていた。田沼によると、“黒ミサ”こと黒峰美彩も来ているらしい。呪具コレクターの女=黒ミサと推測した夏目は、黒ミサを探すことに》 →箱崎邸?紅子?クララ?SHINOBU?誰だっけ?再登場の人達が次々と。なかなかすぐには思い出せない。顔(絵柄)が似てる人が多くて区別つきにくいし。話は面白いのでいいけども。的場がやっと人間らしくなってきたと思ってたら、姉がヤバそうで不穏。
読了日:03月10日 著者:緑川 ゆき


どすこいみいちゃんパンやさんどすこいみいちゃんパンやさん
★4 《三毛猫のみいちゃんはパン屋さん。早起きして眠気覚ましにシコを踏む。「どすこい どすこい おはようさん/どすこい どすこい がんばるぞ!」それから丁寧に生地をこね、丸めて、焼いて・・・》お相撲さんみたいな貫禄のみいちゃん。でも丁寧に心を込めてパンを焼いている姿がかわいい。夢の中のちびっこ三兄弟との取り組みもかわいい。/壁に見覚えのある展覧会のポスターが貼ってある!
読了日:03月10日 著者:町田 尚子


怪談えほん こっちをみてる。 (怪談えほん 9)怪談えほん こっちをみてる。 (怪談えほん 9)
★3.5 ホラー漫画家の伊藤潤二が挿絵を手がけた怪談絵本。さすがに絵は気持ち悪くて怖い。天井や壁のシミなどが人の顔に見えることは誰しも経験があるけど、それが激化して何もかもが顔に見え、しかもそれがみんなこっちを見てるように感じる恐怖症を描いている。そして最後には、来たよ人面瘡!小さな子供には、オチも生々しいだろうし、怖すぎるかもしれない。怪談を理解して面白がれる小学生以上がおすすめかも。
読了日:03月11日 著者:となり そうしち


きみがいるからきみがいるから
★4 動物彫刻家のはしもとみおさんが挿絵を描いている。猫との出会いから成長、日々の暮らしを通して、猫への愛情が綴られた絵本。猫飼いはみんな共感しそう。彫刻の展覧会でデッサン?下絵?も見たけど、形を捉えるためのものだったと思うので、作品としてしっかり描き込んだ絵はまた違う趣きがあり、これもまた素敵。
読了日:03月11日 著者:くさかみなこ


プリンタニア・ニッポン(4)プリンタニア・ニッポン(4)
★4.5 やっぱりこの世界観好きだ〜!プリンタニアはひたすら可愛く、登場人物は基本のほほんとしていて、世界は少し不穏。絶妙なバランス。/「案内人」としてスクールの子を受け入れる佐藤。矢浦くん塩野そっくり笑。多動っぽい特性とか、周りの接し方、自分との向き合い方など、現実にも通じる話だった。/巨大な黒いのの騒動で知り合った永淵も出番が増えて、背景も少し明らかに。気になる存在。この世界の情報もかなり深く知っているみたいだし、マリヤの可能性ある?と思ったけど、どうやら違った。 「永淵」ってもしかして、友人の姿や名前を模しているのだろうか?/向井達の出番が増えて嬉しい。向井には親近感を覚えるし、大型猫(黒豹?)のメレンゲ、大型のもふもふしたプリンタニアのもなか、全部最高の組み合わせ。/この世界のことがまた少し明らかになってきたけど、まだまだ謎も多いし、今後一体どうなるんだろう。すあまの「うえがぐるぐるしてる」「くるのかも」という話も気になる。
読了日:03月23日 著者:迷子


猫と紳士のティールーム (3) (ゼノンコミックス)猫と紳士のティールーム (3) (ゼノンコミックス)
★4 やはり瀧さんの実家はお金持ちだったか!商売っ気がないのも納得。しかし赤字すぎて脱税の疑いをかけられちゃうかもとは。本日の紅茶700円危うし?!と思ったら、そこは変える気ないんだ。/サモワールまで出てきた!女子3人の勉強会に至れり尽くせり。本当に採算考えてない笑/また違うタイプのイケオジ登場。陽キャでマッチョなケーキ屋さん。かわいい。/会計士さんも上品なおばさまだ。若き瀧さんが美しすぎる!/3巻に至ってもマンネリ感はなくて安心した。
読了日:03月25日 著者:モリコロス


陰陽師 烏天狗ノ巻陰陽師 烏天狗ノ巻
★4 新刊出てた。1作目から40年近くになるというのに、全く飽きないし面白い。って呑気に読んでたら、『梅道人』でひっくり返った。おいおいおいおいおいおい、唐突になんてことを語るのだ博雅よ。どちらが先に死ぬか論争をここでぶっ込んでくるとは!「おまえ、おれのことが好きであろう」「おまえをひとりにするわけにはいかぬ」「後に死ぬのはおれでよい」言葉に詰まる晴明も激レア!博雅お前ってやつは!もらい泣きしちゃったよ。神回!(※本題前の導入部だが)
《病で意識を失った老人は、桃源郷のような場所に辿り着く。満ち足りた生活だったが、好きな歌が詠めなくなり『梅道人』/道満の行く道には生き物の死骸が点々とし、次第に数が増えていく。やがて巨大な石に辿り着く。石の傍には美女が住んでいた『殺生石』/川で遊ぶ露子姫の前に、唐の神仙である哪吒太子が現れる。一方晴明は、兼家が大食いになり、最近では姿も変わってきたと相談を受けていた『哪吒太子』/露子の父が突然倒れて目を覚まさなくなる。その時父は奇妙な体験をしていた『按察使大納言 不思議のこと』》
『金木犀の夜』での「世間的には、どういう得にもならぬことではあるのかもしれぬが、おまえが嬉しそうにしているのを見るのは、おれも嬉しいのだよ、晴明ー」も尊いと思ってたのに、『梅道人』(絶句)。雑誌掲載当時SNSが騒然としたらしいのも納得。文庫化されたら即買いたい。このページ額に入れて飾りたい笑。
道満の出番も多い。道満が出てくる話は、いつもの晴明の話とはまた趣が違って良いな。
読了日:03月26日 著者:夢枕 獏


マダムたちのルームシェア3マダムたちのルームシェア3
★3.5 今回もルームシェア生活楽しそう。《リメイク/スーパー銭湯/レインファッション/ハワイ気分/なにもしない日/観葉植物/おうち映画館/お弁当づくり//沙苗さんの決断/沙苗さんの再出発/星奈ちゃんからの開店祝い》バスでスーパー銭湯行って一日中過ごすのも楽しそうだな。/おうち映画館で見てたインド映画、RRRでは?!2本目はなんだろうな。/毎回巻末に過去の話があって、今回は沙苗さん。両親一度に亡くしたってことかな?一番クールでしっかりしてそうな沙苗さんに、こんなことがあったとは。栞さん達がいて良かった。
読了日:03月29日 著者:seko koseko


神田ごくら町職人ばなし 一 (トーチコミックス)神田ごくら町職人ばなし 一 (トーチコミックス)
★4 桶職人、刀鍛冶、紺屋、畳刺し、左官を描く。卓越した技、丁寧な仕事、職人の誇り。職人の仕事の描写が丁寧に描かれていて、興味深い。江戸時代を舞台にしたお仕事漫画という感じ。
畳職人以外、主役が女性なのは不思議。どれも男の仕事というイメージが強いけど、その中に紅一点。でも女だからと特別視されている描写は、ほとんどない。むしろ職人の中でも、一目置かれていたり、師匠や親方の立場だったりする。畳職人は、場所が遊郭で周りが女性だらけだから、逆に男なんだろう。
「飾りおけ」「よく斬れる刀は 鞘の中におさまっているものだ」ー自分が打った刀で、侍が子どもを斬った。それならばと、この刀を打ったのだろうか。その刀を見た試し斬りの侍は、腕を切り落とされる幻を見た。この刀を使う覚悟はあるか、問うているような。確かに飾られてしまえば、人を斬ることもない。この時点で道具ではなく、美術品になったということか。工芸品には、使われてこその面もあることを考えると、刀は特殊だなと思う。
読了日:03月29日 著者:坂上 暁仁


ねこは るすばんねこは るすばん
★4 図書館で借りて読んで、好きな話と絵なので手元に置いてもいいかもなと思ってたら、『どすこいみいちゃんパン屋さん』の缶バッジ+ポストカード付きで売ってるのを見かけ、購入。やっぱりかわいい。人間がいない間、こうやってエンジョイしててほしい。
読了日:03月31日 著者:町田 尚子

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