ひなが亡くなって、1年が経ちました。
あっという間の1年でした。
亡くなった直後、「チビさんの時と比べて、淡々としている」と書いたような気がしますが、逆にそのせいなのか、哀しみが後をひいているのは、ひなの方です。
いまだに「ひながいない」という感覚に慣れません。
喪失感が埋まりません。
もちろん、普段は普通に元気にしています。
一人の時、ふとひなを思い出して寂しくなるんです。
家にいる時間の9割くらいは、ひながベッタリ側にいたから、仕方ないのかもしれません。
いかん、泣けてきたので、このくらいで。
ひな、忘れてないよ!
5年前に亡くなった、チビさんと同じです。
早めに避妊手術をすれば、この病気になる確率はかなり減らせるようです。
チビさんもひなも、避妊手術はしていましたが、乳腺腫瘍の予防には、生理がある前に手術する方がいいようです。
が、当時はそんな病気の知識もなく、手術のタイミングがわからなかったので、手術をしたのは、子供が産める準備ができてしまってからでした。
チビさんの時は、しこりを見つけて、取る手術をしましたが、また再発し、2度目の手術をし、その後また再発して、肺に転移し、呼吸困難で亡くなりました。
チビさんは、2度も辛い手術を受けさせたのに、結局死なせてしまった。
再発の確率が高く、肺に転移しやすいのもこの病気の特徴です。
ひなの時は、先生も「猫の乳腺腫瘍は再発しやすいから、できれば手術はしたくない」と言われたし、猫にとっては、訳の分からないまま家から連れ出され、入院・手術をするような状況は、苦痛だらけで、それをチビさんに2度も強いたことを後悔していました。
特にひなは、チビさん以上に、臆病で、家から出たことも、病院に行ったこともほとんどありません。
一緒に暮らしている父にさえ慣れていないくらい。
手術を受けさせても、たぶん確実に再発する。
それなら、最期まで、家でいつもどおり過ごさせてやりたい。
ひなは、手術しない事に決めました。
お腹のしこりは徐々に大きくなっていきましたが、それ以外は、いたって元気。
病気なんて無いかのように、普段どおりに食べ、遊び、一緒に過ごしました。
でも、腫瘍は、大きくなると、皮膚を圧迫するようになります。
皮膚が薄くなり、耐えられなくなると、破れて腫瘍が露出してしまいます。
それが「自壊」です。
2010年6月中旬、ついに腫瘍は自壊しました。
治らない傷が常に体外に露出している状態なので、放っておくと、舐めて出血したり、膿が悪臭を放ちます。
そのケアが始まりました。
最初はどうしたらいいか分からず、ネットで調べたりして、創意工夫の日々が続きました。
同じ病気で、ケアをしている人達のブログなどが、とても参考になりました。
少しでも多く情報が知りたかった。
私の工夫も、いつか多少は誰かの参考になるようなことがあるかも・・・
そこで、自壊してからの工夫を、別ブログに記録しておく事にしました。
別ブログ→「ニャンコと、のんびり」
自壊後の経緯については、↑こちらでご覧ください。
自壊してからも、朝晩のガーゼ交換以外は、ひなも元気で、普通に暮らしました。
自壊したから、すぐどうこうなるわけではなく、ちゃんと手当てしてあげれば、普通に過ごせるんです。
自壊してから半年も、ひなは元気に過ごしました。
それでも、やはり肺への転移が始まり、11月末頃から、呼吸が苦しそうになってきました。
徐々に弱っていきましたが、本当に見ているのが辛くなるほどしんどそうになったのは、1週間前くらいからでした。
それからも、限界まで頑張ってくれました。
チビさんが亡くなったのが、2005年12月16日、日付が変わってすぐでした。
どちらも誕生日が不明なので、はっきりとは分かりませんが、チビさんとひなの年齢差は5歳でした。
ほぼ5年後、ひなも逝きました。
今は、大好きなチビさんと一緒です。
ご心配おかけして(?)おります。
温かいコメント、ありがとうございました。
なかなか更新する気になれなかったのですが、実際には、比較的元気でした。
ひなと私は、一心同体というくらいベッタリだったので、以前から、ひなに何かあったら、立ち直れないくらい落ち込むのでは、と自分でも家族も心配していたのですが、ひなが回復の見込みが無い病気になって、その後を一緒に過ごすうちに、すこしずつ覚悟ができていたのか、自分でも「非情すぎるのでは」、とかえって不安になるくらい、淡々としていました。
もちろん、泣いたりはしましたが、いつまでもどんより落ち込んだ気分でいたチビさんの時に比べると、本当に淡々と・・・
「ああ、よくひなはここにいたなぁ」、「このお魚、ひなが好きだったなぁ」、「このお菓子を開封したら、ひなが飛んできたっけ」など、ふとした瞬間、地雷を踏んだように、ひなの不在に気付き、すごく悲しくなる時があります。
何となく、ひなが生前立てていた物音を耳にしたような気がして、「いや、ひなはいないんだ」とガッカリしたり。
夜中、寝付くまで、何もしていないと、「あの時こうしてあげればよかった」と悔やんだり、ひなの最期を思い出したりしてドツボにはまってしまうので、空白の時間を作らないよう、ずーっと本を読んでいたり。
事実から目を背けることで心を守っているのかな、と分かってきました。
一方で、普段あまり悲しくならないのは、ひなとチビさんがそばにいてくれているからなのかも、と思ったり。
まあ色々考えながらも、元気にしています。
ついにたった1匹の猫になってしまったユズが、相変わらずやんちゃで手がかかり、笑わせてくれるのも救いです。
↑空気も読まず、私の手をかじりまくる(本気噛み)ユズ近影
結局、チビさんと同じ乳腺腫瘍でした。
ここ数年、あまりマメにはブログを更新できてない状況で、ひなの病気のことを書いても、読んで下さっている皆さんにご心配をかけるだけだろうというのと、チビさんと同じ病気を防ぐことができなかった後悔が後ろめたく、このブログでは書いていませんでした。
今頃、橋の先で懐かしい仲良しのチビさんと再開しているだろうから、あちらでも寂しくないと思います。
こちらは随分と寂しいですが・・・
ひな、今までいっぱいいーっぱいの、幸せをありがとう!!
(写真の奥に写ってます…)
この日は私の誕生日でもありました。
ひなの誕生日は不明なので、家族で一番仲良しの私の誕生日にしたんです。( ̄∀ ̄;)ゞ
ユズの日は妹の誕生日の翌日(当日が取れなかったので)の7/14で、家族に気付かれなかったことを嘆きましたが、今回も、言わなければ気付いて貰えませんでした~(T△T)
薄情な家族だよね~、ひな!(`ε´)
*追記*
前の記事にコメントを下さった皆様、ありがとうございます!m(_ _)m
励ましやお気遣い、とっても嬉しいです。
まだちょっと寂しいけど、元気出ました。
こたろうも、元気だそうです。
コメントのお返事、いたしますので、もうちょっとお待ちください~m(_ _)m
(PCが不調なもので…)
*さらに追記*
コメントのお返事書き込みました。
いつも遅くなってすみませんm(_ _;)m
ひなは私の膝の上に乗る時、時々変な状態で座ります。
一見普通に見えますが、どこが変か、分かりますか?
正解は…
「前足が、膝の上に乗ってない」でした
お尻はちゃんと膝の上に乗っているのですが…
前足は立ってます しかもモデル立ち風
しんどくないの?と思うのですが、本人(猫)はこれで結構リラックスらしいです。
なんでこんな座り方が気に入ってるんだか…
猫の考えることは、時々意味不明です
?とひなのお腹を探ると、下腹のお乳の所に、小さなしこりのような感触が…
…乳腺腫瘍?
チビさんの時は、わき腹のリンパに近いところで、しかも気付くのが遅くなって、結局2度の手術にもかかわらず、肺に転移して、苦しんで死なせてしまいました。
その時と同じような感触…
まだ5ミリ程度で、小さいけど、早い方がいい!!
慌てて病院に連れて行くことに。
ひなは、ほとんど病気をしたことがないし、家から出たことすらめったにないので、バッグに入れた間から、不安になったのかそれはもう悲痛な声で鳴き叫びました。
それを聞いて母はもう涙目。
病院で順番待ちの間、車の中で待っていると、やっと少し落ち着いてきました。
毛布の中に頭を突っ込んで、じっとひたすら固まって…
診察が始まると、覚悟を決めたのか、ひっくり返されても黙って耐えています。
先生が触ってみたところ、しこりではなく、液体が溜まっているようだということで、搾ると、血が混じったような汁が出てきました。
できるだけ搾り出した後、膿のようなものができる腫瘍もあるけど、固まりはなさそうだから、まだ溜まるようなら家でも絞ってみて、しばらくしたら念のためまた連れて来て下さい、とのこと。
心配していた、癌のような腫瘍ではなさそうだと分かり、ドッと力が抜け、一同安堵。
結果が分かるまで、いろいろなことを考えて、生きた心地がしませんでした
まだ油断は出来ないのかもしれませんが、よく注意して、経過を見たいと思います。
ひな、よく我慢したね
ベッド脇の、雑誌を突っ込んでいるケースの上に乗っかるのが、ひなの最近のお気に入り?
狭い幅の、不安定な雑誌の上に…
写真を撮っていると、写真嫌いのひな、
「にゃー」と一声抗議の声が。
おかげで、偶然ですが珍しく口が開いてる写真が撮れました
久しぶりに猫動画です。
何度か書いてきましたが、ユズは、時々私のベッドでわざと粗相をします。
そのため、外出時などは、レジャーシートでカバーしておきます。
私のベッドの上は、ひなの縄張りですが、意外なことに、ひなはレジャーシートが気に入っているみたいです。
冬場は、私が外出のためにレジャーシートをかけ始めると、すぐ事情を承知したかのように下に潜りこみ、大人しく寝てお留守番をします。
暑くなってくると、今度は上に飛び乗って、そこでゴロニャンとするようになりました。
あんまり可愛いので、「時間がないのに~」と焦りつつ、ついつい撫でたくなってしまいます
ゴロニャンと誘うひなにつられて、撫でたりお尻をトントンしたり(猫は、お尻や腿の辺りを軽く叩かれるのが好きなのです)
すると、ますます喜んで、ゴロニャンゴロニャンと左右に転げまわったり、お手手をニギニギ
いつもギリギリまで、「遅刻する~ッ」と言いながら、ひなの「ゴロニャントラップ」にすすんで引っかかっているのでした