日々茫然

猫・本・アート・日常生活などを、つれづれと思いつくままに記録

2024年8月に読んだ本

2024-09-13 | 本と漫画の話

8月も漫画しか読んでなかった…

暑かった(現在進行形)ことしか記憶にないくらい暑さにやられてました。
夏を乗り切れれば万々歳。


8月の読書メーター
読んだ本の数:8
読んだページ数:1268
ナイス数:98

税金で買った本(12) (ヤングマガジンKC)税金で買った本(12) (ヤングマガジンKC)
★3.5 読書感想文とパン神にまつわる話の続きから。ぱーんちゃんの中の人は、特に何か因縁があるわけではなく、単に横の繋がりで石平君を知ってただけの、高校の司書さんだった。石平君が見てた夢?幻覚?のぱーんちゃんが不穏なだけだったのか。突然のエログロな表現に驚く。なんで幻覚?なんだろうなぁ。その件含めて最後はサラッと済まされてしまった。長く続いたエピソードだけに、ちょっと消化不良。/ここの図書館はレシートが出るんだなぁ。借りた本と期限とか印字されてるのかな。スクラップしたら読書記録として使えそうでいいな/凝った装丁の本のブッカーかけ、確かに難儀だ。工夫してカバー裏とかが見えるようにしてあると、すごく嬉しい。大体帯は外されてるけど、最近は帯もデザインの一部になってたりするから難しそうだな/休日の白井さんの一日。私も基本月曜日休みだからめちゃくちゃ共感した。 
《学校図書館第234号/かんたんリサイクル工作/調査と分析がわかる本/泊まりたい人気の宿BEST100/戦後日本の出版史第一巻/第二巻/私の顔は誰も知らない/週休二日制と公立図書館職員/高校の図書室と白井くん》タイトルが実在の書名になってるけど、最近はその本が登場しない話も結構あるな。
読了日:08月10日 著者:系山 冏
 

ミステリと言う勿れ (14) (フラワーコミックスα)ミステリと言う勿れ (14) (フラワーコミックスα)
★3.5 妻の実家へ向かっていた池本はトンネルの崩落事故に遭遇。中に人が残っていないか確認に入り、入口側も土砂で埋まって閉じ込められてしまう。中には数名の生存者。さらに射殺された死体を発見。生存者の中に、銃を持った殺人犯が?整君ならどう見るか?と思考を巡らせる池本。エア整が案外効果的/「幕の内」刑事の乙部さんの話。いるよね悪気なく言っちゃダメなこと言う人。そんな日常回かと思いきや、結構重要な絡みが。乙部さんが鳴子と接触!さらに整君とも!そして喜和さんと姉弟という衝撃の事実。さらにガロ君まで!情報量!/整君が誕生日と知ったライカさんの提案で、ケーキを買って、整の大学へ。そこで過去に起きた事件が話題に。当時を知る守衛さんから話を聞き、さらに詳しい話は、天達先生(死んだ2人の同期)が知っているという。/気になるところで次巻へ。鳴子は天達先生の教え子だというし、色々繋がってきた?
読了日:08月14日 著者:田村 由美

 
三島屋変調百物語 1 (BRIDGE COMICS)三島屋変調百物語 1 (BRIDGE COMICS)
★4 宮部みゆきの三島屋シリーズのコミカライズ。原作が好きで、漫画化してると知り読んでみた。絵も綺麗で、ストーリーもうまく纏めてあって、読みやすい。1作目を読んだのは随分昔(2009年に再読したらしいので、初読みはもっと前)で、内容はほとんど覚えていなかったため、初めて読んだくらいの新鮮さで読んだ。
《事情があって叔父の店「三島屋」で暮らすおちか。ある時叔父の名代として客人をもてなすことに。その客は庭に咲く彼岸花を見て顔色をなくし…。彼岸花にまつわる身の上話を聞くことになるおちか》
1件目のあと、叔父は黒白の間で不思議な体験談を聞き集めるという趣向を思いつく。聞き手はおちか。過去につらい経験をしたおちかが、似たような体験をした人達の話を聞くことで、過去と向き合い、心の整理をつけ、立ち直るきっかけになるのではないか、という叔父の計らい。こうして百物語収集は始まった。2人目は怪しい屋敷と鍵に関わることになった錠前屋一家の話。/この一大シリーズをコミカライズとは、果てしないなと思ったけど、1冊目でおちかの過去は確か一区切りするし、そこまでで終わるのかもな。
読了日:08月16日 著者:宮本 福助

 
三島屋変調百物語 2 (BRIDGE COMICS)三島屋変調百物語 2 (BRIDGE COMICS)
★4 錠前屋一家の話の続きから。《屋敷に1年住めば百両やると言われ、一家はその屋敷に移り住むことに。何事もなく無事1年が過ぎた、と語り終えた女。お化け屋敷なのに何もない?不審がるおちかに、女は怪しく笑いながらその屋敷へ来いと誘う。そこへ…》錠前屋の親方の孫から聞く一家の話は、女とは違う結末だった。結局真相は分からずじまい。しかも屋敷は焼けてなくなったのに、まだ人を誘い込もうとしている。恐ろしい。
《おしまを聞き手に、おちかは過去を語る。旅籠を営む実家で、松太郎という男の子を助け、引き取って一緒に育ったこと。波之家の息子・良助との縁談が来たが、放蕩息子を理由に断って揉めたこと。腹いせの陰口に対し「松太郎と所帯を持てばいい」と吹聴する両親や兄。結局心を入れ替えた良助と再び縁談がまとまり…》家族同然と言いながら、恩をたてにした飼い殺し状態だった松太郎。自立することも叶わず、都合のいい時だけ“家族”扱い。一家に悪意がないのもたちが悪い。鬱屈していくのも分かる。そして悲劇が起きた。
読了日:08月16日 著者:宮本 福助

 
三島屋変調百物語 3 (BRIDGE COMICS)三島屋変調百物語 3 (BRIDGE COMICS)
★4 おしまの紹介で4人目の語り手・福が鏡にまつわる話を語る。《療養のため17まで離れて暮らしていた7つ上の姉が帰ってきた。初めて会った姉は美しく優しい人。そして道を踏み外した姉と兄。露見して自殺した姉の形見の鏡が、更なる悲劇を招く》話を聞いた叔母さんの感想が良かった。濡れ衣を着せられ死んだ奉公人の宗助や、鏡に囚われた嫁のお吉、彼らのことは誰も気にかけないのか。確かに、何の罪もなく巻き込まれて、本当の悲劇はこの2人だ。
《兄・喜一がおちかを訪ねてくる。久しぶりの再会を喜ぶ2人だったが、変わり百物語のことを聞いて顔色を変える喜一。兄がおちかの様子を見にきたのは、実家で異変が起きていたからだった。松太郎の亡霊が姿を現すようになったのだ》
読了日:08月16日 著者:宮本 福助
 

トラとミケ: たのしい日々 (6)トラとミケ: たのしい日々 (6)
★4 町内会&敬老会会長の健一郎とカツ子は鴛鴦夫婦。亭主関白な健一郎に常に寄り添うカツ子。人助けが好きな健一郎は、行方不明の男の子探しに町内の仲間と奔走したことをきっかけに、トラとミケの店を拠点にしたよろず困りごと承り所を開設する。子どもを預かったり、仲間内の家庭の問題を解決したり、悩み相談を受けたりと、活動は盛り上がっていた。ところがある日健一郎がオレオレ詐欺に引っかかってしまう。息子と喧嘩になり、止めに入ったカツ子が倒れてしまい…》切ないなぁ。人助けばかりで家族を後回しにしてきた健一郎。でも奥さんのことが家族との関係を見直すきっかけになって、これからは家族第一に。手遅れにならなくて良かった。/合間に挟まれたレイちゃんの話も良かった。
《喫茶店で働くレイは、28才の今でも父親と月に数回映画を見に行く。お見合いの話が来て、気がすすまないながらも両親のすすめで一度会うことに》幸せな家庭を築いてほしいが寂しい、という複雑な父親の心境。相手は良さそうな人だけど、仕事人間。父も娘も、ちゃんと人を見ている。いいお父さんだ。
読了日:08月18日 著者:ねこまき (ミューズワーク)

 
矢野くんの普通の日々(8) (モーニングKC)矢野くんの普通の日々(8) (モーニングKC)
★3.5 バレンタインの一件からギクシャクする泉さんと羽柴君。羽柴君自分の恋愛には鈍いな/塾で絆創膏をくれた子、同じ学校だった!寺井さんも矢野君と似た体質なのが判明し、盛り上がる2人。これは清子ちゃん嫉妬する?と思いきや、まさかの寺井→清子!矢野君が嫉妬することになるとは/ホワイトデー、お返しの袋がサンタみたいな羽柴君さすが。泉さん、先回りしちゃって、うやむやに。/進路について。どの親も子どもの意思を尊重してていいな、と思ったら、寺井さんち…/意外にも人気者の寺井さんに矢野君困惑。周りに人がたくさんいても、満たされていないんだな/ついに2年生も終わり。そしてクラス替え。矢野君と清子が別々に!
読了日:08月19日 著者:田村 結衣

 
おじさまと猫(13) (ガンガンコミックスpixiv)おじさまと猫(13) (ガンガンコミックスpixiv)
★3.5 おじさまから辛辣なセリフが出てくるようになってきた。我を出せるようになってきたってことかな《妻のためにピアノを弾きたいという小林に特訓/日比野からマリンを預かる。おやつのあげすぎで超肥満体のマリンを少しでも痩せさせたいが/森山のバンドメンバーが2人辞退し、契約解除の危機。神田も奔走するが…/神田の前に現れたのは、ライブ当日舞台に森山を置き去りにしたメンバーの一人、伊吹/顔合わせに集まった、森山、伊吹、星鳴が見つけた花野。森山が見つけた残る一人は、九重輝明だった。顔色を変える星鳴》
読了日:08月20日 著者:桜井海

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