7月は漫画しか読んでなかったです。
6月、7月は仕事が忙しく、暑さにもやられて毎日クタクタでした。
毎週の図書館通いも、休みがちでした。行っても返却するだけ、予約本を受け取るだけ、という感じでした。
7月の読書メーター
読んだ本の数:11
読んだページ数:2688
ナイス数:74
天才 柳沢教授の生活 ベスト盤 The Green Side (講談社文庫)
★4 図書館で見かけて借りてみた。なかなか面白い。柳沢教授本人はとても四角四面で生真面目だけど、フラットで柔軟な思考の持ち主でもあり、すごく素敵な紳士。こんな人が先生だったりお父さんだったりしたらいいなぁ。すっかり教授のファンになった。
読了日:07月03日 著者:山下 和美
天才 柳沢教授の生活 ベスト盤 The Blue Side (講談社文庫)
★4 greenが面白かったので、すぐもう一冊借りてきた。greenはほのぼのした温かい話が多かったけど、blueは少し重い話が中心で、より人間や人生を深く感じられる作品が集まっていて、これもまた面白かった。とりあえずベスト盤を読んでるけど、これは全巻欲しくなるな…。
読了日:07月04日 著者:山下 和美
乙嫁語り 14 (青騎士コミックス)
★4 久しぶりに続きを読んだので、これまでのストーリーがうろ覚え。でも流れは何となく理解。
《ロシアの脅威に対抗するため、草原の者と町の者が同盟を結ぶことに。手始めに、別々の一族からなり一枚岩ではない草原の者達を、一つに纏めることを求められる。ハルガルの長・アゼルにジャンディグの長ジャハンの娘を嫁がせるという案に、ジャハンは馬競べ(競争)で娘達にアゼルが勝てば認める、と言う》
イケメンアゼル兄がついに結婚!ジョルク君とバイマトにも相応しいお嫁さんが。めでたい!でもこれからロシアと戦うことになるのかな。心配。
読了日:07月09日 著者:森 薫
葬送のフリーレン (9) (少年サンデーコミックス)
★3.5 《七崩賢・黄金のマハトにより全てを黄金化され、そのマハトごと結界に封じ込められたデンケンの故郷。故郷を元に戻したいデンケンに協力を求められるが、フリーレンは過去にマハトに敗れており、勝ち目はないと答える》
今更だけど、ちょっとした魔物退治の時に現れるのが、大きいけど実際の動物に近いものだと、人間の都合で野生動物を殺してるみたいで、なんだか罪悪感があるな。それはそれとして、対マハトはかなり面白くなりそう。人類との共存を口にする、表面上は友好的ですらあるマハト。「支配の石環」も鍵になりそう。
読了日:07月09日 著者:
重版出来! (19) (ビッグコミックス)
★3.5 黒沢さんの成長が見られるシーンが多かったような。次巻で完結みたいなので、編集者として一人立ちしていくんだろうな。陰で成長を喜んで涙ぐむ和田元編集長にほっこり。
《フェティシズムとは?伸び悩む新連載に足りない要素とは?/中田伯は葛藤しつつ、母親にお金を渡して金輪際縁切りを約束させる/出版社の合同謝恩会に、人気アーティストのオニオが?!/ピーヴのアニメ第一話をみんなで鑑賞/アユちゃんにストーカー?/アニメ化で人気は世界へ。雑誌連載を7か国語対応して世界同時配信は可能か?》
中田伯の母親への対応について、金を渡して済まそうとする伯に対しての、栗山の「向こうの家族を壊すかもしれないんだぞ」という助言が良かった。確かに労せずお金が転がり込んだら、どんどんダメになるだろう。母親に不信感を抱く黒沢に「他人の生き方をジャッジするなよ」と釘をさす五百旗頭編集長にもグッときた。今の夫との子供しか頭になく、伯への愛情などなさそうなのに(誕生日にも気付かない)お金の無心だけする母親は、どんな事情があろうとも、正直クズでしかないと思うけどね。
読了日:07月09日 著者:松田 奈緒子
キメツ学園! 4 (ジャンプコミックス)
★4 今回も面白かった。まさか手鬼まで登場するとは笑。匡近も!図書館司書は意外!今度はぜひ不死川先生との絡みが見たいな。洗濯機を無の表情で見つめる煉獄先生、千寿郎かと思った笑。ジャージ姿も見れて、伊黒&不死川先生と三者三様の着こなしなところも好き。愈史郎と竹内が仲良しなのも良き。クレーンゲーム回も学校外で先生と生徒がわちゃわちゃしてる感じが良かった。細かい所にも原作に出てる人や鬼、モノが描かれていたりして、原作への愛を感じる。
読了日:07月10日 著者:帆上 夏希
かわいすぎる人よ! 1 (ハルタコミックス)
★4 中学生のメイちゃんはおじさん(母親[故人]の弟)と二人暮らし。おじさんは女の人と間違われるくらいの美形で、いつも周りの注目の的。一方メイちゃんは母親似の地味顔で、綺麗なおじさんにコンプレックスはあるけど、素直で優しい子。周りから嫉妬や悪意を向けられることがあっても、受け流せる強さがある。とても良い子なメイちゃんと、過保護気味のおじさん、二人の関係性がとても温かくて、愛おしい。
読了日:07月16日 著者:綿野 マイコ
【推しの子】 1 (ヤングジャンプコミックス)
★3.5 妹が「面白いよ」と貸してくれた。キラキラの表紙とは裏腹に、犯人探しの復讐もの。芸能界での成り上がりストーリーでもある。復讐が目的なので、重くなりがちなテーマだけど、明るいキャラが多く、読みやすい。面白かった。芸能界が舞台だと、足の引っ張り合いとかギスギスした展開になりそうで、そういうのはあまり好きではないけど、今のところはそこまで嫌な人間は出てきていない。この先ドロドロしてくるのだろうか。
読了日:07月18日 著者:赤坂 アカ,横槍 メンゴ
【推しの子】 2 (ヤングジャンプコミックス)
★3.5 妹は母と同じアイドルを目指し、兄は復讐という本心を隠して色々と画策する。高校生になった二人は芸能科のある高校に進学。五反田監督が好きだなあ。the☆オカンな感じのお母さんもw 復讐もののミステリでもあるはずなのに、コメディ要素が多いし、話の展開も早いので、読みやすい。3巻は恋愛リアリティショー編とか。恋愛ものが苦手なんだけど(恋愛リアリティショーも見てない)、付いていけるだろうか。
読了日:07月18日 著者:赤坂 アカ,横槍 メンゴ
天才 柳沢教授の生活 ベスト盤 The Orange Side (講談社文庫)
★3.5 華子の初恋や、父の後妻エリザベスとの出会い、もう1人の孫・まもるの話、50年世界を旅する男との邂逅、蔵書泥棒と鉢合わせする話、援交女子高生、など。50年旅している老人との対話が良かった。柳沢教授が興味を持つのは、一癖も二癖もある人ばかり。教授は別にその人をどうこうしようというのではなく、探究心から対話し、自身の発見、気付きを得ることを目的としているけど、その教授との対話によって、相手は自分を見つめ直し、前を向くようになる。教授は天然のカウンセラーだなぁ。
読了日:07月29日 著者:山下 和美
天才 柳沢教授の生活 ベスト盤 The Red Side (講談社文庫)
★4 父や母との思い出や、奥様との馴れ初め、弟を養子に迎えた頃の話、大学時代の友人との軋轢、人間観察が得意だった友人との同窓会での再会など、過去のエピソードが多かった。柳沢教授が人に対して憎しみという感情を持った唯一の男、笈川のエピソードは特に味わい深かった。論文を横取りし、その後も悪どいことをしながら学長まで上り詰めた笈川。彼の表情の変遷はそのまま人生を表していた。柳沢教授も人を憎んだりするんだなぁ。
読了日:07月29日 著者:山下 和美
読書メーター