チェックアウトを済ませ全体会会場へ。
会場は利府グランディ21内の総合体育館。
総合体育館の命名権をセキスイハイムが取得し、7月から「セキスイハイム スーパーアリーナ」となったばかりらしいです。年額1千万で3年契約とか。
広~~い!!
国体に合わせて造ったんだそうですね。ただ、これだけ広いと維持管理費も相当額必要なのは当然。ところが、こういう建設は後の事はイマイチなのはどこも同じ。
当然ここも足らないらしく、あっちもこっちも草ボーボー。
県Pの皆さんは上の中に十数名(全部で41名参加)写ってる かな?
今回は全員写真は1枚も撮りませんでしたね。
会長あいさつ
前日の分科会と同様、「PTAの歌」を4番までフルコーラス歌いました。これは私の経験上は初めてのこと。それは、作詞者の春日紅路氏が宮城県出身の方だからだったようです。
明るい家庭を!「PTAの歌」作詞にあたって
(春日氏は「PTAの歌」作詞にあたって、当時の会報誌に、次のように綴っています)
素直な子供、心も身体も健康な子供、辛抱強くそして常に何かを考えている子供。ぼくは新しい日本の子供の姿をそのように夢見ている。そしてまた、学校と結びつく理想的な家庭をぼくは次のようにも考えている。
節度のある教養と愛情で常に家庭を明るくしている父であり、母でなければならないと。
子供たち一緒に考える親達、そうした家庭の子供たちはきっと素直で健康で、明朗であるに違いない。しかしながら、現実に年から年中けんかばかりしている家庭があるということはなんとしても淋しいことだ。そうした暗いじめじめした家庭の中に成長する子供ことを考えると恐ろしいような感じがしてならない。
教育は学校だけがするもの、とか或いは受け持ちの先生が全責任を持つべきもとであるとかと、いったような誤ったあなた任せの古い考えは捨てよう。そして、可愛い子供のためならばどんなに苦労しても自己の責任に於いて立派な人間に育て上げようとする意欲と堅い決心を持とう。
家庭が暗かったら、決して立派に子供は成長しないのだ。
ひとりひとりが高い知性と深い愛情を持たない限り、いくら学校の制度を変えてみたり、PTAの組織をいぢくりんまわしてみたところでどうにもならないのだ。
人間性豊かな教師と理解ある親達、これらが堅く美しく直結するときはじめて希望も花咲き、新しい日本の教育も確立するのではないだろうか。人間教育というものに深い関心と、不思議なほどの強い郷愁を感じているぼくは、そうしたことを考え、夢みながらこの歌をつくった。
(登米小学校会報・昭和26年12月31日発行より)
記念講演は「脳科学から見た早寝・早起き・朝ごはんの大切さ」と題して、川島隆太先生。
昨年香川大会の特別第2分科会の記念講演が川島先生でした。
出だしが同じでしたので、その後も同じ内容かと思っていましたが、更なる検証がされていました。
ランダムに列記します。撮影等は一切禁止でしたので、我慢しましたので全部は記憶しておりません。もちろん、脳の衰えもありますからね。
気になったのは、それでも公演中を通してフラッシュ焚いて(スクリーンを)撮ってる会員さんがいましたが、まずは決められたことは守らなくちゃね。あれじゃ子どもに示しが付かないですね。「自分の事は棚に上げて」でしょう。
さて、
・右脳、左脳という考え方は30年前の古い考えだ。今ではナンセンス。右脳だけとか左脳だけとか鍛えることは不可能。
・人間の脳が、他の動物と異なるのは前頭前野が非常に発達していることである。
・前頭前野は「思考、創造」 「行動・情緒の制御」 「コミュニケーション」 「意欲、集中力」 「自発性、身辺(←ちょっと不確か)自立」 「記憶、学習」 を司っている。
・睡眠は重要である。休日に長く寝ている子供はすでに危険信号。平日に十分な脳のリセットが出来ていない証拠。夜遅くの学習塾へやるのは、虐待にも等しい。
・前頭前野を鍛えることこそ、子どもには必要なこと。一番発達するのは中学・高校の次期。この時期に十分な睡眠が取れてないと脳はダメになる。
・「読み、書き、計算」を鍛えることは、想像力、コミュニケーションを鍛えるのと同じ。司る脳の部分が同じだ。
・大学教授たちの共通見解として・・勉強だけやってきた生徒たちは大学入学までで終わり。その後は使いものにならない。既に脳が疲れ切っていてその後は伸びない。適度な部活動と睡眠をとってきた生徒ほど、その後伸びる。
・脳が活動するにはブドウ糖が必要。朝食を採らないと脳は活動しない。ただし、朝食におにぎり1つ食べても、朝食を取らないのに等しい。脳はブドウ糖しか燃料として取れない。ご飯と味噌汁と食べると良い。味噌(大豆)に含まれるリジン(必須アミノ酸)が作用する。日本食は素晴らしい(すみません。栄養学上のことでしたが、詳しいつながりを忘れました。)
・前頭前野を鍛える(活発に活動させる)には、親子で一緒に調理をすると良い。親子で会話しながらやると前頭前野は活発に反応(活動)する。何か出来たことをすぐその場で褒める。〝すぐその場で褒める〟ことが重要。あとからではダメ。だからこそ、一緒にやらなきゃ意味がない。
・本当に伝えなければならないのは、全くPTA活動に興味もなく参加もせず、お便りも見ない親御さんたちだ。その方々に伝えるためには〝口コミ〟しか手段はない。ですから、それぞれのPTAで「ねぇ、ねぇ、~だそうよ」と言って欲しい。広めて欲しい。
(こんなところでしょうか)
親子で調理は週1回でも効果があるそうですよ。そうすることにより、子どもは前頭前野が鍛えられ、母親は育児ストレスも減るのだそうです。
詳しくは川島先生の本をお読みください。
研究大会がすべて終了。
バスに乗り、昼食と土産を兼ねて「鐘崎笹かま館」へ。
もちろん、昼食にも竹串にさした笹かまぼこがありました。味は上品ではありますが、いまいち私たちの購入意欲はそそらなかったようです。
「今日入荷した魚100パーセントのかまぼこです」と、ヒラメと鯛のかまぼこを即売していましたが、皆さんのご意見は「ヒラメと鯛は刺身で食わんばやろ。わざわざかまぼこにするのはもったいない」と。同感。
みなさん「かまぼこは長崎が一番」だったようです。早めに切り上げて仙台空港でお土産を買うことになりました。
仙台空港から日本海側上空を飛び、福岡空港へ。
福岡空港で解散。私は副会長と、来たのと逆に国際線ターミナルへ廻り、九州号で帰ってきました。
自宅到着、21時半チョイ前でした。
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