前記で思い出したので。
高校1年。私は7組の野郎組み。
教室は旧講堂内(2階)に臨時に建てられたプレハブ教室。
以下の話は、私自身の記憶なのか?
それとも、横で見ていた事だったのか?
が、今となっては良くわかりません。
何となく記憶が合成されてるような気もするのです。席が教壇の前になった時の事なのは確かなのですが・・・。
先生が教室に入ってこられました。
皆がバラバラと起立。
すると、先生は「やり直し!」と仰って一旦教室の外へ出て引き戸を閉められました。
再び引き戸を開けて入室。
皆が一斉に起立。
教壇の前に立たれました。
一礼。
そして、
皆が着席。
その当時、先生が教室入り口の引き戸を開けて入室されたら、
特に号令をかけなくとも、皆一斉に立ち上がっていたような記憶があります。
いや、やっぱり日直が号令を掛けていたのかしら?
どげんやったっけ?
私の席は教壇のすぐ前ですから、先生に一番近いのですが、
その位置からは先生を見上げる形になりやや辛い位置です。
それで、下方の机か教壇の前板を見ているのが楽ですね。
いきなり先生の掌が目の前に。
私には何の事だか分りません。
「 えっ? 」と先生の顔を見上げます。
「 鉛筆 」
「あっ、はい」
と筆箱からシープペンを取り出し渡します。
「いや、鉛筆」
「あっ、あっハイ」
シャープペンではなく鉛筆と指定。
鉛筆を取り出し渡します。
先生は受け取った鉛筆の芯の研げ具合をチェック。
軽く首を縦に振り OKのサイン。
そして、おもむろに出欠確認を始められます。
出欠確認が終わると、スッと無言で鉛筆を返され授業開始です。
以後、本郷先生の授業の時は、教壇の直前の席の者は出欠用鉛筆準備担当です。
鉛筆の研げ具合が悪と良い顔はなさいません。
前もって家で鉛筆削りで削ってくるか、
教室でカッターで研いでおくか準備しておかなくてはなりません。
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