今回は、蒔絵の硯箱です。
幅 18.2㎝ x 長 23.9㎝、高 3.5㎝。明治―昭和。
蓋表には、金蒔絵で、山水図が描かれています。
蓋をとると、中には、トレーと台板が入っています。
硯、筆などはありません。
内側は、蓋、本体ともに、総梨地です。
トレー、板をはずした状態です。
こういう品の値段は、ほぼ蒔絵で決まります(^^;
まずまずの品でしょうか。
秋の夜の情景が浮かび上がってきます。
黒漆塗の上に金蒔絵を施し、透明漆をかけた後、炭で研ぎ出しています。その結果、表面はツルツル、ピカピカ。指紋が付くので、素手で触るのがはばかられます(^^; 実用的ではないですね。
底、裏側はすべて黒漆。
箱の底には、木目がくっきりと見えます。
よかった!プラなら切腹ものですね(^.^)