遅生の故玩館ブログ

中山道56番美江寺宿の古民家ミュージアム・故玩館(無料)です。徒然なる日々を、骨董、能楽、有機農業で語ります。

ホダ木の仇をキットで討つ?

2021年11月18日 | ものぐさ有機農業

5年前、畑の南京ハゼの木があまりにも巨大になったので、庭師さんに切ってもらいました。その時、腕くらいの太さの枝木がたくさん出たので、これでシイタケを育ててみようと考えました。ホダ木は30本くらいとれました。

菌を植え付けるために、ドリルで穴を開け、そこへ駒(種菌)を打ちこんでいきました。全部で、500個の駒を打ちこみました。けっこうキツイ一日仕事でした。

さて、菌を植え付けたホダ木を養生しながら待つこと、1年、2年・・・いっこうにシイタケははえてきません。代わりに、得体の知れないキノコがワンサカはえてきます。結局、5年経っても、シイタケは一本もはえませんでした。

以前にやった時はホダ木は数本でしたが、そこそこシイタケがとれたのです。それが、今回はゼロ。30本ものホダ木は、もうボロボロです。最後のご奉公、コンポストの資材として活躍してもらっています。

さて、このままおめおめとは引き下がれません。何とかして一矢報いなければ(^^;

そこで、安直ながら、今巷で評判だというシイタケ栽培キットを注文しました(^.^)

きれいな箱入りです。子供へのプレゼント用などが多いのでしょうか。教育グッズという名の子供だましか? 一抹の不安が(^^;

これがすべて。

おが粉タワーの表面に菌が付いているらしい。

全体を水道でジャーと流した後、

ドームの中に入れて待ちます。

2日目:

4日目:

6日目:

おお、見事にはえてきました。

全部で、70本のシイタケが収穫できました。

すこし休ませてから、水に一日浸けておけば、2回目が期待できるらしい。ただ、それほど多くは生えないそうです。

さて、肝心のお味は?

うーん、不味くはありません。しかし、あのシイタケの風味がありません。水栽培の野菜や外国産の松茸という感じです。

まあ、価格を考えれば、リーゾナブルでしょう。小学生くらいの子がいる家庭にはおススメです。

薹が立った遅生はというと・・・・・・かろうじてホダ木の仇討ちができたというところでしょうか(^.^)

コメント (8)
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