ここのところ、チョイ古の陶磁器を紹介しています。
今回の品も、やはり戦前と思われる時代の品で、有田磁器の伝統を受け継ぐ香蘭社の茶器です。
茶瓶:幅 11.9㎝x奥 8.7㎝x底径 6.7㎝。高(取手除) 13.1㎝。
茶碗:口径 5.7cm、底径 3.7㎝、高 8.4㎝。戦前。
スッキリとした器形とデザイン、特に蓋の摘みがスマートです。
昭和モダンの名残りを感じさせます。
蓋受け部に一本の圏線。
底には、2本の圏線が引かれています。遠く、古伊万里と繋がっているのでしょうか。
茶碗の底にも2本の圏線。中央には、香蘭社のマークがあります。
この茶器の売りは、洗練された器形をさりげなく彩る絣(タータンチェック?)模様でしょう。
やはり、渋い盆の上に揃うのがお似合い(^.^)