遅生の故玩館ブログ

中山道56番美江寺宿の古民家ミュージアム・故玩館(無料)です。徒然なる日々を、骨董、能楽、有機農業で語ります。

謡曲紋文庫

2022年02月26日 | 能楽ー工芸品

先回に引き続いて、能に関係した漆器です。

縦 33.2㎝、横 24.2㎝、高 8.2㎝。大正―昭和。

先回の鎌倉彫り文庫より一回り小さく、文庫としては標準的な大きさです。

内側には、料紙が貼ってあります。

造りは華奢です。あまり重い物を入れるのには不向きです。

一瞬、分厚い紙を成型したものか、と思いました。が、塗りの剥がれた所には木地が露出していますから、木製です(^.^)

これといって特徴のない一般的な文庫ですが、模様が能がらみなので入手しました(^^;

朱塗の上に、漆絵で、謡曲本(高砂、羽衣)、小鼓、扇が描かれています。

ササッと描かれた漆絵です。大したものではありません(^^;

こちらの文庫には、小鼓の手付け(楽譜)を入れています。

小鼓の手付けはこの何倍もあるので、別の大箱に保管し、さしあたって必要な分を、この品に入れています。

コメント (2)
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