先々回のブログで、日本画家、長谷川朝風のほのぼのとした作品、『みちのく暮雪』を紹介しました。
今回の品は、同じ作者ですが、少し趣が異なる日本画です。
全体、65.2㎝x141.8㎝、本紙、44.2㎝x51.1㎝。昭和。
長谷川朝風(はせがわちょうふう、明治三四(1901)年ー昭和五二(1977)年):岐阜県生れ。日本画家。名は慎一。安田靱彦に師事。院展を中心に活躍。俳人としても知られる。
山里の祭りでしょうか、『夜獅子』の題の通り、暗闇の中、篝火に照らされて舞う一人獅子が描かれています。
先の雪国の絵とはだいぶ味わいが異なりますが、やはり郷愁をさそいますね。