いつわりを描くために
消費した万枚の紙を燃やせ
さぞ高い炎があがるだろう
万色の絵の具で描いた
虹よりもあでやかな
幻の夢を燃やせ
さぞ熱が冷めるだろう
燃えれば燃えるほど
冷える炎を
焚けば焚くほど
暗くなる炎を
燃やせ
さぞ思い知るだろう
いつわりの代償を
あれらの紙と絵の具を
作るために殺した
すべての森の木々と
すべての野の花のために
虫よりもはかない身となって
おまえは働かねばならない
とこしえの闇さえ招いた
愚かな所業を
芯から悔いることができるようになるまで
泥のような闇の中を
おまえは這いつくばらねばならない