月の岩戸

世界はキラキラおもちゃ箱・別館
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アルドラ・9

2017-07-30 04:15:01 | 詩集・瑠璃の籠

蜘蛛やネズミのような
小さな魂のためにも
神はすばらしい器を作ってくださる
まだ確かには自分を知らない
自分がいるということも
定かにはわからない
とても小さな魂のために
神は技術と愛を尽くして
麗しい姿を作ってくださる

ほらごらん
とても小さいが
蜘蛛もネズミも
自分で何かをしている
時に苦しんでいる
時に喜んでいる
何かを感じている

こんな小さなものを
裸にしておくことができようか
神は極上の衣を
何億枚と作ることができるというのに
それをおまえたちのために
しないではいられようか

当然のごとくにやってくださるが
それを当然のことではないと
小さな魂が自分で思えるようになるまで
何億年とかかることだろう
そんなことなどかまいはしないと
神はすべてをやってくださる

あらゆる生き物の
美しい姿は
不思議な声は
すべて神が作ってくださったのだ
小さな魂が冷えてしまわないように
自分の美しさを
自分で編めるようになるまでに
神は自分のすべてを作ってくださる

愛というは
限りなく大きく見えるようで
たまらないほど美しい
限界を持っている
それが
小さな美しい蜘蛛一匹の中に
隠れている
それを読んでみなさい

暖かいものを知ることができるだろう
自分を生きるということが
いかに美しいことか
わかるだろう




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