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この平穏退屈な日々にもそれなりに感動って在るもの。

花火遍歴

2007-08-05 01:41:03 | とりとめもない話
先週のことになりますが、奥多摩に鱒釣りに行った後、車でたまたま立川に立ち寄りました。立川で特に何をするわけでもなかったけど、1年くらい前に“アドマチック天国”で立川特集をしていた時に美味しそうなスウィーツのお店をやっていたので、最近むしょうにガトーショコラ(ゆる~くて甘さ控えめの生クリーム付き)が食べたくて仕方ない私としては、まるで確信のないそのお店に偶然でも行けたらいいなあと思って、降りたのです。そしたら駅周辺、浴衣の女の子たちがいっぱい目に飛び込んでくる。もしかして、花火!?昭和記念公園か??

ということで、せっかくなので今年最初の花火を見に、伊勢丹でとりあえずどうしても食べたかったケーキを買い、(希望のガトーショコラではなく、アップルマンゴーミルフィーユとイタリア風モンブラン)他にも手羽先などいろいろ試食を重ねつつ、人の波に乗って会場へ。

昭和記念公園の花火大会は2度目にして初めてで、8年前くらいに張り切って浴衣を着て出かけた時は、公園の直前でバケツの水をひっくり返したような雨に遭い、全身搾れる程濡れてしまったので、花火はないだろうと泣く泣く新宿に戻って、カラオケに行ったのでした。(その後、予想に反して花火は行われたそう)なので、あの時のリベンジとばかりに既にギュウギュウに人で詰まった芝生のほんの片隅に席を確保したのですが。

肝心の花火キレイだった筈なのになんとなく・・心に響かなくなってきたような??


思えば、最近毎年夏になると、最低2回は花火を見に行っている私。
いくら今年初とはいえ、これってまるで消化試合みたいだと気がついた。
花火との、でもあるし、夏の行事とのでもある。


私が最初に見に行った花火は、中学1年の時に親に連れられていった鎌倉の花火大会。昼間そこで泳いだ後の特等席で見た花火は、本当に感動。あれは、何かを見て最も感動したうちのひとつに入るくらい、びっくりした。見惚れた。夜のひたすら黒々と見える海の中に落ちる花火の雫とか、波の音とか全部に。

今、あれほどの感動の気持ちを花火に対して持てない。
とりあえず、夏だし、今年も行っとく?って程度の軽い気持ち。

それでも、花火を見に行ったシチュエーションなんかはそれぞれかなり鮮明に記憶している。

初めての彼と行った隅田川の花火大会や、冬の花火がどうしても見てみたくて、当時好きだった男の子をしつこく誘って、体良く断られたこと。大雪が降った日にディズニーランドに行って、そんな天候で諦めていた花火が上がって、嬉しくて涙した友達をネタにして笑ったこと。あまりいい場所からは見れなかったけど、妙にキレイだった荒川の花火と走り去る電車の灯り。

消化試合になったつもりでも、やっぱりどこか忘れないものなのかな?
そうだといいな、と思いつつ今年ももう一回、玉川の花火大会に行ってきます







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