テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

テレキャスターの弦交換と再工作作業

2019年08月03日 | 楽器
テレキャスの弦を裏通しにして初めての弦交換なのだ


このブリッジは隠しネジになっている
6個のサドルの下にプレートを固定する4個のネジが隠れているのだ

プレートを外す為には弦を取り外しサドルを外す必要がある

実は弦を通す穴を微調整したかったのだ
早く弾きたくて取り急ぎプレートを取り付けてしまった経緯があるのだ

電動ドリルが大活躍なのだ

穴開けの後に研磨用のヘッドを取り付けて
さらにレリック加工を進めた

形やサイズが異なる工具などでリアルさを追求すべく叩きまくった
自棄になっているわけではないのだ

真面目にレリック加工と向き合っているのだ
叩き傷付けることでより愛着が深まるという・・

倒錯的な愛情を感じているのだ

結果オーライなのだ
さらに貫禄が増した

ゴトー製のパーツだけピカピカな感じがむしろケチ臭い
何らかの加工を考えているところなのだ

ヘッドの文字もボディのダメージに対してキレイ過ぎる
同じくダメージ加工を検討しているのだ

その方法などを検索しているのだ
単純にヤスリで文字を削る(消す)というのは安易過ぎる気がしているのだ

キーワードは『リアル』なのだ

廉価なギターをお持ちの方は是非とも挑戦してみていただきたい
汚しの快楽にハマると思う



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廉価のテレキャスターでプログレ作ってみた

2019年08月03日 | 楽器
今日はテンション高めで音楽制作に取りかかっているのだ
実売2万円に満たない廉価のテレキャスの可能性に挑戦しているのだ
「安ギターってオモチャじゃねぇ!?」
という巷の悪評を払拭してみたい
低価格のギターと3万円のマルチ、そして1万円台のDAWソフト
音楽は『やる気』なのだ



やる気があれば人間は何でもできる
この夏休みにギターを始めてみたい人の背中を押してあげたい

Progressiveな時間をお楽しみいただきたい


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レスポールとテレキャスターの共通点について考える

2019年08月03日 | 楽器
平素は忙しく実験や検証に至らない

休日には時間の合間を縫って確認作業を進めることも多い

”テレキャスターのピックアップ交換は必要か?”

クリーンやクランチ、歪み音など
色々なシーンを想定して音作りしてみるのが私流

マルチエフェクターで何とかなるならばスルーすることもある
先日のノイズに関してはど~にもならなかったのだ
ノイズゲートの領域を超えていた

「やっぱり修理かな?」
という感じで次のアクションに移るのだ

読者もご存じのとおり結果はオーライなのだ
ドブにお金を捨てる結果にならなかった事は幸いなのだ

技術や知識がある楽器店のスタッフに感謝!
ネットで情報を公開している皆さんにも感謝!

私のギターライフには感謝と楽しみしかない
そんな幸せな気持ちにしてくれるギターやベースにも感謝!

弦を裏通しした事で欲が出た
正直な話、劇的に鳴りや音の質感が向上しているのだ
まるで別物なのだ


それ故にピックアップ交換の変化が気になる
実際のところ、現状に不満はないのだ
さらなる上を目指しているだけなのだ

自分が欲しい音はどんな感じなのか?
コテコテのテレキャス音はあまり求めていない
実際のところ、テレキャスでカッティングをすることも少ない
むしろ、レスポールに近いような使い方をすることが多い


今回、比較音源を作って気づいたことがある

レスポールとテレキャスは音が似ているのだ




ハムとシングルだが・・
出音の質感が似ているのだ

今回はリアを使用した
ボリュームはフルテン、トーンは10と0なのだ
絞った音が使えるのも共通点

クラプトンが若い頃に好んで使っていた『ウーマントーン』
厳密にはフルアップさせたアンプの前段にファズを接続した音を指す
その状態でトーンを全閉にした音を意味する

昨今はもう少し広義の意味で用いられるようだ
繰り返しになるが・・
トーンを絞った鼻づまりのような音
モコモコになっては使えない

絞った中にも芯がある音・・

むしろ、同じような弾き方をした場合、シングルピックアップの
テレキャスの方が抜ける音になる
マーシャルと組み合わせるとジミーペイジが初期の頃に好んだ音に似てくる
氏のテレキャスはかなり音が甘く太かったと言われている
指板にローズを選んだ理由も其処にある
厳密にはクラプトンからのプレゼントだがクラプトンは親友の好みを熟知していた
当時のギタリストは互いに尊敬しあえる関係だったようだ

音楽やギターに結束力や推進力があった時代なのだ
音楽にパワーが漲っていたのだ

良い弾き方や音の作り方を知ると互いに真似た
そこから新たに生まれた奏法やエフェクターも多い
現代では考えられない

現代のギター弾きは相手をディスるとこからスタートする
とにかく、否定的な感情から入る
上手い人を素直に上手いと言えない心の狭さがある
日本のギター弾きが伸びない理由がそこにある

私のテレキャスはブリッジを含め、生粋のテレキャスとは遠い存在
個人的にはむしろ使い易い

ネットで推奨のピックアップに交換して後悔した人の声(ブログ)
を聞いたことがある
「特にリアがカリカリ過ぎて耳が痛いんだよね」
「高音はいいんだけど・・低音が削られたんだ」

想像するに・・
所謂、古典テレキャス然とした『あの音』だと思う

その人が求めていた音は違った方向にあるように感じた
ジミーペイジなどのロックっぽい音を求めているように感じた
むしろ、ロック好きにはミニハムのような感じが合っている

そんなこんなで他人の成功例や失敗談なども参考にしている

「これでいいんじゃない?」

と思えるようになってきた

このテレキャスは改造よりも弾き込みが大事だと思う





色々な意味で伸び代を感じる

弦交換の際に弦の通し穴をさらに微調整する予定
若干、不揃いな部分があるのだ

ブリッジプレートで隠れる部分だが・・
可能な限り、完璧を求めたい

今回の音源はレスポール、テレキャスの順に録音した
オマケとして最後にストラトも加えてみた

シングル同士のギターなのだが・・
使い勝手や音の質感がまったくことなる

テレキャスでリフを刻むのは楽しい
トーンを絞っても楽しい

一方のストラトは真逆なのだ
ストラトでパワーコードを刻んでもまったく楽しくない
トーンを絞った音も使い物にならない(全閉状態)
コンデンサーなども関係していると考えられるが
やはり、ギター自体による部分が大きいように感じる


同じ裏通しなれど、根本的な構造が異なる

弦を裏に通すという部分よりは

”ブリッジを固定いるか?”
という部分が大きいように感じる

ブリッジが固定されているという点においてはレスポールとテレキャス
は共通しているのだ
ネックの長さなどを超越した部分の共通点なのだ

コンターやエルボー加工無しも弾き心地や響きに関係している
ストラトの音が良い意味で軽やかな理由でもある

余談だが・・
昨晩、テレキャスのオクターブを調整したのだ
この熱さでネックが動いた事による狂いが生じたようだ
本当に僅かな狂いなのだ
正直な話、かなり優秀なギターだと思う


スクワイヤーというブランドの管理が良いのだろうか?

それとも私が買ったテレキャスが当たりだったのか?
ゴトー製のペグ&ブリッジの効果だろうか?
弦の裏通しの恩恵も忘れられない


やはり、私にはghsの弦が向いている
値段を超えた性能に驚かされる
多少値上げしても良いので品質は変えないで欲しい

某社の弦は本当に酷い・・


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中年おじさんとエレキギター・・その2

2019年08月03日 | 楽器
良くも悪くも現在の楽器業界の中心的な客層は中高年層なのだ

若い頃に楽器を始めた人がそのまま、年齢を重ねたというケースが多い
新規に若い層が流入するケースは年々減少しているという

楽器業界としても遣り難い時代になったといえる



初心者は色々な意味で柔軟なのだ
アドバイスなどを素直に受け入れる
乾いたスポンジのようにすべてを吸収する

楽器店の店員さんの言葉も疑いを持たずに聞き入れる
楽器店の店員さんとお客さんとのバランスが取れている状態

来店したお客さんに悪い楽器を売りつける店員さんなどいない
少なくとも私が出入りする楽器店にはそんな店員さんはいない

根底には楽器を広めたい
楽器人口が増えれば良いと願っているのだ

中年の女性の場合には新規流入も多い
子育てを終えた女性が趣味を始めるパターンも多い

中年おばさんだが・・
楽器に関しては初なのだ

やはり、若者と同様に真摯な態度で外部の言葉を受け入れる
真面目さと意気込みが伝わってくるのだ

女性には財布が締まり屋さんも多いが・・
納得すれば、財布の紐が緩くなる

店員さんの腕の見せ所なのだ

結局、良い楽器は快適に長く使えるのだ
テクニック向上においても一つのポイントになってくる

販売店がそこそこの楽器を勧める理由の一つなのだ
単に客単価を上げるだけが目的ではない

結局、初心者に廉価な楽器を売ってその後のアフターケアで面倒な
思いをするのは楽器店なのだ

安い楽器との向き合いかはかなり難しい

お客さん側の納得がキモになってくる

廉価のギターやウクレレには色々と問題がある

それを理解した上で購入しているのだ

中年女性でエレキを始める人は少ない

人気はウクレレなのだ

可愛らしいサイズとルックスが人気なようだ
ナイロン弦の音色も癒やされる

街でもオシャレなウクレレバッグを背負った女性を多く見かけるようになった

ウクレレを少々嗜む私としてもそんな光景を嬉しく感じているのだ


一方の中年おじさんは色々な意味で層が厚く広い

エレキおじさんやウクレレおじさんなど多種多様なのだ

当ブログはエレキ弾きの読者が多いと思うので
ウクレレおじさんに関しては別の機会に・・

エレキを好む中年おじさんは2種類に大別できる

買う人と買わない人なのだ

買う人は若者とは比較にならないほど単価が高い

要するに『大人買い』なのだ

若い頃に叶わなかった高価な楽器を次々に手に入れる
車やバイクにもいえる
私の周囲にもチラホラいるが・・
かなり大胆な買い方をするのだ
「俺は成功者だぜ~!」
というアピールなのだろうか?

それなりにキャリアがあるので言うことは面倒臭い
店員さんの言葉を軽く聞き流すのも中年おじさんの特徴
それでも購入する人は楽器店にとっては『上客』なのだ

”面倒臭いけど・・ギターを買ってくれる常連さん・・”
という位置づけになる

一方、買わない中年おじさんは困りもの

面倒臭いのは買うおじさんと一緒

”物言いは面倒臭いが買わない・・”
という層がいるのも事実

私の知り合いにもそういうおじさんがいるのだ

気になるギターを弾き倒して何も買わない・・
そんな図々しいことが出来るのも中年おじさんの特徴なのだ
「試し弾きじゃねぇ!? 納得出来ね~ギターは買えね~だろ!?」
という言い分だろうか?

挙げ句の果てには
ギターを買わない宣言?
などを言い出す始末
「欲しいギターがね~の 手持ちのギターで満足だぜ」
「とりあえず、ギターとか買う予定はね~の 買わないよ」
「良さげなギターがあれば検討するけど・・今はね~なぁ」
楽器店にしてみれば、早々に退散してほしいお客さんになる
「おじさん・・面倒臭いから帰ってください」
「接客の邪魔になるし・・ ウザいですから」
とは店員さんの心の声なのだ(たぶん?)

困った事に楽器は古ければ良いという根拠無き風潮が蔓延しているのも事実
良くも悪くも『ヴィンテージ』という言葉が関係している
古いギターを何でもかんでもヴィンテージと呼ぶのは日本人だけだという

ヴィンテージとは
”価値ある古いギター・・”
なのだ

後世に残す必要がある価値あるギターを指す

ど~でもいいような古い中古のギターには何の価値もない
あるのはオーナーの思い入れだけなのだ

価値のない中古ギターを持ち上げているのも中年おじさん層
中古店でギターを買った
オークションで落札した
と喜んでいるのだ

本当に価値があるギターをお値打ちで購入できたのだろうか?
価値観は人それぞれだけに私が口を挟む話ではないが・・

中年おじさんは何故だか、新品ギターを評価しない
「最近は材が良くなくねぇ!?」
「材が不足してるってな感じ?」
ギター弾きは大工さんでもなければ材木商でもない

材が云々と言い始めたのも中年おじさんなのだ
世界的に見ても日本の中年おじさん層は面倒臭いそうだ
海外ギターにクレームを言うのも日本人が多いという

「ボディに薄らと擦り傷があるわ」
「不良品じゃねぇ!? 交換してくね!?」

購入前(店頭品)にそれに気づけば値引きを迫る
購入後に気づけばクレーム対応を求めてくる
かなり弾き込んだ後でも新品への交換を求めてくるケースもあるという
昨今の中年おじさんは羞恥心が欠落しているのだ

楽器弾きだけではない
一般論なのだ
”羞恥心が欠落した中年おじさんがエレキギターに興味を持った・・”
そんな感じだろうか?

卵とニワトリの関係にも似ている

すべての中年おじさんが面倒臭いとは言わないが・・
若い年代と比較すれば、否めない事実なのだ

面倒臭いは中年おじさんの特権であり特徴なのだ
素直で真摯な態度のおじさんはガラパゴス生物に等しい

少なくなとも私の周囲には少ない

希だが・・
中年になってからギターを始める人がいる
初心者にも関わらず、言う事は面倒臭いと知り合いのギター講師が嘆いていた
「『いつまで反復練習させるんだ!?』って怒るんですよ」
「『俺はカッコいい曲が早く弾きたいんだ!』ってね」
「まだ半年ですよ・・ 最近のおじさんはわがままですね」
中年おじさんはギターを習う際に面倒臭いオーラーを発散させているのだ

そんな面倒臭い中年おじさんに気に入られたギター業界も困りもの
メリットよりもデメリットが多い
文句を言われても最終的に購入に至るならばOKだと思う
繰り返しになるが・・
昨今は購入後のアフターも面倒臭い事になっているのだ
売って終わりではないのが販売の世界の難しいところ

面倒臭いお客さんには保証期間など関係ない
一生つきまとわれるのだ
最近は楽器店も潔い
低姿勢ばかりではやっていけない事に開眼したのだ

強気過ぎる楽器店でもダメ
弱腰の楽器店でもお客さんに足下を見られる
この辺りのさじ加減が明暗を分けるのだ

難しい時代になったと思う

これからギターを購入する人はギターを高いと感じる
特に数十万円のギターを買う場合には慎重になる気持ちも理解できる

一方、中年おじさんのようにすでに何らかのギターを持っている場合には
ギターはコスパ最高の趣味だといえる
消耗品はギター弦とピックだけなのだ
これだけの出費で遊んでいられるのだ
普通の扱いをしてれば、音が出なくなるということも少ない
電気関係の修理など1万円で軽くお釣りが出る程度
しかも数年(数十年?)に数回程度・・
車のように税金がかかるわけではない
当たり前だが・・
保険料の更新もない

買ってしまえば、ギターはお手軽でお気楽な趣味の筆頭なのだ
次々にギターが欲しくなる
ギターを買い続ける・・
という人はまた別の話になってくる

ギターを買わない宣言をするような中年おじさんにとっては良い趣味なのだ
「ギター弾いてるってなだけでカッコ良くねぇ!?」
「俺ってギタリストだぜ~ってな感じなわけよ」
少年時代にギターヒーローに憧れてギターを始めたおじさん層に
共通している基本理念なのだ
少なからず私にもそういう類いの感情がある

行きつけの楽器店は変わり者おじさんの宝庫なのだ
まぁ、何処に行っても中年おじさんの奇行話は尽きないが・・

楽器に関しては特に多いように感じる
変わり者がギターを好むのか?
ギターを弾いているから変わり者になったのか?
かくいう私も自他共に認める変わり者だと自覚している

一つ言えることは私の変わり者は他人に迷惑をかけない
ギターについて熱く語り、シコシコと音源を作ることは誰かの役に立っているようだ
当ブログを続けていることで実感できるようになってきたのだ
「こんなブログでいいの?」
と恐縮することも多々あるのだ

まぁ、ここまでディープにギターと向き合っているギター弾きは少ない
ここまでくどいギターブログに私自身も出会ったことがない
それなりに需要があることを嬉しく感じているのだ

脱線したが・・

行きつけの楽器店に『おじさん』と呼ばれている中年のお客さんがいるのだ
名前があるのだが・・
名前で呼ぶ人は少ない
「さっきまでおじさんが弦売り場でウロウロしてましたよ」
「弦1セットで3時間くらい居座られちゃいましたよ~マジで」
「おじさんが来ると接客できないんですよ~ でもお客さんだし」

おじさんはここ数年、私が知る限りではピックと弦しか買っていない
それでもギターを続けられるのだ
コスパ最強の意味がご理解いただけると思う
おじさんは弦1セットを愚痴を吐き散らし、サッパリして帰っていくのだ
ピック数枚でピッキングの蘊蓄(うんちく)を語りまくって帰っていく
「ピッキングって先端の突っ込みが大事だよな」
「俺なんか㎜単位で拘ってるぜ シビアじゃねぇ!?」
「ピッキング優先だからさピックアップもメチャ下げてる」
「フロントなんか潜ってるよ エスカッションより下な」
誰の参考にもならないセッティングを声高らかに語るおじさん・・
色々と面倒臭いのだ

「ギターって面倒臭くなくて良くねぇ!?」
「金かかんね~しよ 最高だぜ~ マジで」
「浮いた金でお買い物だぜ~ってな感じな」
ギターに首を突っ込んでくるが・・
生活におけるギターの優先順位は下位なのだ
それが中年おじさんの真相であり真実なのだ

ギターファーストというおじさんは私の周囲には少ない
とりあえずギター弾いてる・・
何となくギター抱えてる・・・
というおじさんが大半なのだ

真剣味が足りない
不足しているのだ
ギターは容易くない

中途半端な気持ちでギターと向き合って上手くなるほど簡単な世界ではない
私なんぞ、真剣に向き合っても上手くならないのだ
一生精進という真摯な気持ちでギターと向き合っているのだ

この歳になって少しだけギターの鳴らし方が理解できるようになった
そんな感じなのだ
まだまだ青二才なのだ
お尻の蒙古斑がまだ消えていない

新品ギターを否定し中古ギターを一生懸命に推奨しているのも
中年おじさん層なのだ
「探してたギターが中古で見つけたのよ」
「即ゲットってな感じだぜ 早い者勝ちな」
本当にその買い物で勝者になれたのだろうか?

新品ギター販売から中古販売に転換する業者も少なくない
中古という難しさ(相場や値付けなど)もあるが・・
新品とは異なる気楽さもあるような気がする

新品ならば即クレームになるような小キズも中古ならば勲章なのだ
「年季が入ってるね~ 使い込んだ感が堪らないね~」
という流れになる
キズを気にするような人は中古ギターを選ばない
しかも、良くも悪くも比較対象がない
「同じギターが他のお店だともう少し安いけど?」
こんな言葉は中古販売業者の心には刺さらない
耳に届かない
「中古って個体差が大きいんですよね」
「当店のギターは配線とかチェックしてます」
「買い取ったまま、売ってる業者もありますよ」
「当店は保証期間も長いんですよね 安心ですよ」
お客の言葉に動揺などしない

お客に言い負かされている光景を見たことがない
新品販売の場合には中年おじさんに主導権が握られることも多々ある
「面倒臭いおじさんだなぁ・・嫌なら他の店で買えば?」
は禁句なのだ
この言葉が新たなクレームと問題を引き起こす
店員さんは思った言葉を心にしまい込む

神経が細かい人、打たれ弱い人、真面目過ぎる人は
販売員として長く従事できない
私はそんな繊細な店員さんを数多く知っている

中年おじさんのキャリアが良い方向に活かされる機会は少ない
ギターの良い部分をブログで発信する
若い層にギターを勧める
楽器店で率先して買い物をする
そんな中年おじさんに出会ったことがない

私の知り合いにもギターブログを書いている者がいる
「ネタがね~のよ ギターネタ尽きたわ」
「みんな何書いてんの?ネタとかあるの?」
「でも止めないよ イイ息抜きになるから」
という立ち位置でブログを書いているのだ

読者数を伸ばす為に私も定期的に読者として訪問しているのだ
まぁ、本人も知っているのだ
「悪いな 俺のムダブログにわざわざ来てくれてさ」
「内容とか期待すんなよ スカスカだからさだろ?」
「書くことね~からさ この前はマグカップ自慢したぜ」
「俺って物持ち良くねぇ!?30年くらい使ってるのよ」
「ギターブログでマグカップって微妙だけどな・・いいんじゃねぇ!?」
中年おじさんの暴走は誰にも止められない(笑)

ギター業界にこんな中年おじさんが居座っているのだ
読者の周囲にもこんなおじさんがいるのでは?

どんな業界においても『若い力』が大事なのだ
若い層が流入することでフレッシュさが増すのだ
市場が活気で漲る
若い層から見向きもされない業界は廃っていく

”業界の高齢化・・”
これは死活問題でもあるのだ

ギター業界にも責任の一端がある
種を蒔くことをしてこなかった代償が訪れているのだ
実った稲を刈り取ることだけで今日に至る
種を蒔かなければやがて土壌は枯れる
「とにかくギターを売れ~」
を合い言葉に邁進してきたのだ

今時のギター弾きは想像力が欠如している
ギターを使った遊び方すら知らない
ギター=バンド
仲間がいないから飽きた・・
という人が多いのも事実
私が良く知るおじさんのようにギター弦を交換して
ギターを磨いて眺めて終わってしまう
それはそれで楽しみだと思うが・・
ギター本来の楽しさの半分も味わっていない
ギターの楽しさを知らないおじさんがネットで何かを発信する
「あのね とりあえず暇だったのね」
「そんなこんなでギター弦を交換した」
「やっぱしエエよ 新品弦はさマジでイイよ」
「え~と書く事ないから本日終了だよ またね」
とは私の良く知るおじさんの抜粋なのだ

ギター業界に対する光が見えない
こんなおじさんに執着されているギター業界・・

申し訳ないが・・
人生に疲れた中年おじさんがギグバッグを背負って歩いている姿は美しくない
カッコ良くない
そんな姿に憧れる若者はいない
流行の影には必ず、イメージリーダー的な存在がいる
プロでなくても良い
街行く愛好者の姿が格好良ければ、それは流行る

若者の街、渋谷で何やら不思議なミニ扇風機を持って歩いている若者が増えた
手持ちの扇風機なのだ
若者が持っていると可愛い
そしてオシャレに感じられるから不思議・・

それを真似て中年おじさんが歩きながら扇風機の風に目を細める
姿は良くも悪くも痛々しい
この違いは何だろう?

ダメージジーンズを穿いている若者はカッコいいが・・
それを真似るおじさんは汚らしい

この違いは何だろ?

中年おじさんを全面的に否定しているのではない
空気が読めないおじさんを否定しているのだ

ギターは愛好家の層が厚い
少年から老人まで楽しめる趣味はギターと将棋くらいなのだ
中年おじさんにはそれ相応のギターとの向き合い方がある
おじさんだからJazzということでもない

世のギター好きな中年おじさんには若者に手本を示してほしい
大人買いをするのも経済力がある中年おじさんの特権
高価なギターを購入できるおじさんに未来の自分を重ねるのだ
「おじさん凄い! ストラトかったばかりなのにレスポールも買ったの?」
「へ~おじさんってハンダも使えるんだ 凄いね 僕もチャレンジしようかな?」
購入でもメンテでもよい
若い層に対して何かのアドバンテージを持っていて欲しい
それが中年おじさんの生きる道なのだ

ギターも買えない
メンテも出来ないというおじさんには練習してほしい

死にもの狂いでギターの練習に没頭してほしい
練習すれば上手くなる・・
という姿をこれからギターを始める人に見せるべき

ギターも買わない
メンテや改造もしない
ギターの練習もしない
そんな中年おじさんに何の価値があるのだろうか?

勘違いしないでいただきたい
中年おじさんをディスっているのではないのだ
世のギター好きな中年おじさんに奮起して欲しいと願っているだけなのだ









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