長くギターを弾いていると色々とある
良い出来事や良い出会いもある
その一方で不愉快に感じる事も少なくない
まぁ、それが面白い部分でもあるが・・・
最近は性格が悪い人が増えたような気がする
私の気のせいだろうか?
何故だかギター好きやギター弾きにはそういう人が多い
私の思い過ごしだろうか?
ギター弾きの悪い部分は他人を認めないこと
上手い人がいても正面から素直に褒めることができない
私の周囲にもそういう人がチラホラいるのだ
伝わっているだろうか?
そういう人達がギター界を支えているのだ
他の趣味の世界もそんなものだろうか?
性格が悪い人につける薬はない
ギター好きはみんな仲良くなれると思っていた
今は違うが・・
色々な意味で微妙な人ほど拘りが強い
それでも欧米の人は寛大だと思う
特に音楽を含む芸術に対して寛大な人が多い
良いものは国境をこえて良いと認める懐の深さがある
一方の日本のギター弾きはどうだろか?
格好から入る人も少ないない
とりあえず、機材ありき・・
廉価な楽器や機材を馬鹿にする傾向がみられる
「えっ? そんな安いギター使ってるの?」
そこから入ってくるのだ
まぁ、会話のきっかけとしては妥当だと思えるが・・
ギターや機材選びに正解はない
各々に事情があるのだ
高価なギターが偉いという偏った考えが多いのも日本人の特長
世界のプロにはレギュラーラインをメインに使っている人も多い
微妙な層がギターや機材の値段をつり上げているのだ
本人達はその意識は薄い
悪意は感じられない
日本のコアな層は世界のメーカーの良いカモになっている
商売にルールはない
売れる市場に売れる商品を投入するのは商常識
”日本限定50本!予約受付中・・”
世界を見回してもその国限定で販売することはない
少なくとも私は聞いたことがない
日本特有なのだ
楽器に限らない
世界のブランドショップが一番多いのは日本なのだ
イタリアやフランスなどの本国よりもショップが多い
そんな国も日本だけ
お金が廻っていた時代はそれも誇れる材料だったが・・
昨今はどうだろうか?
最近の日本は世界の蚊帳の外
特に経済に関してはもはや先進国ではない
ワクチン争奪戦からも見てとれる
重要な位置づけならば、もっと対応が異なる
そういうことなのだ
ギターの業界も微妙な変革期を迎えている
ギター人口は増えているが・・
高額なギターの売上は減少している
楽器全体の売上は上がっているがその内容に変化が見られる
行きつけの楽器店も楽器の販売個数は増えている
しかしながら、単価が下がっているという
繰り返しになるが・・
高単価なギターが売れないのだ
値段が高いギターとは?
感じ方は千差万別
個人的にはフェンダーやギブソンのレギュラーラインを目安にしている
廉価なギターを使っていた人から見れば30万円前後も十分に高額だと思う
読者の皆さんは如何お考えだろうか?
行きつけの楽器店ではレギュラーライン程度の価格帯を上限に設定している
以前はもっと値段が高いギターも並べていた
時代の流れや地域性もあると思う
売れないギターを並べておくのも場所の無駄
プロショップは見栄では成り立たない
素人ギター弾きのような見栄やはったりは無用
庶民の私は身の丈に合ったギターライフを送っている
格好をつける必要はないと思う
所有楽器もテクニックにも見栄がない
特に意識はしていないが・・
私くらいの機材ならば学生さんでも揃えられる
音楽は万人に与えられた楽しみだと思う
安い楽器に手を入れるのも楽しい
レスポールを手放して本当に良かったと思う
捨てる神あれば拾う神あり・・
どこからの誰かに楽しく使ってもっていると思う
ギター弾きは進化するそして変化する
レスポールを持っていた頃にはカッティングなどしたこともなかった
というか方法も知らなかった
当時はジョン・フルシアンテも強く意識していなかった
使いギターが変われば聴く音楽も変わる
そこから受ける影響も変わってくるのだ
ギターの購入や所有はギター弾きの原点であり核なのだ
読者の皆さんも現状と向き合ってみては如何だろうか?
現状に満足している方はそのまま進めば良いと思う
迷いが感じられる方はその原因を考えてみると良いと思う
可能な限り、出費は最小限に・・
必要な物は躊躇なく買う
これで良いと思う
何度も言っているが・・
ギターに少しばかりのお金を費やすよりも環境にお金を使った方が何倍も幸せになれる
50万円のギターを安いアンプで鳴らすくらいならば
10万円のギターを10万円の最新高性能マルチで鳴らした方が音が良い
音が良いというよりは感性が刺激される
何かが生まれる
ギターを磨いているならば、その時間を弾いた方が良い
傷など気にしないでガンガンに弾いた方が良い
小傷が気になるという人はそのギターが身の丈に合っていないということ
これは私の持論なのだ
雑に扱うという意味ではない
ギターは使うことで活きる
命を吹き込むのだ
半分死んでいるようなギターを何本も見てきた
そんなギターはピックアップを交換してもブリッジやペグを交換しても無駄
なんというか・・
根本の何かが間違っている
「あ~ 傷が付いちゃった」
「査定に響くわ~ ダメ~」
もはや骨董品の皿の世界観なのだ
買う時から売る時の事を考えている
私の知り合いにそんな人がいるのだ
そんな人もギター弾きを名乗る
ギター人口の一人であることに違いはない
微妙なのだ
私と同じカテゴリに属しているとは思えない
プレイヤーとコレクターの接点は皆無
読者の皆さんはどちらだろうか?
「俺はプレイヤーを目指したいな」
という方は現状お手持ちのギターをガシガシと使った方が良い
「磨いてさ 一生大事する物が欲しいな」
という方は少し頑張って良いギターをゲットしていただきたい
新品が買えないからと中古に手を出すのは止めた方が良い
ギターを知らない人の王道なのだ
結局、無駄なお金がかかることになる
良いギターは手放さない
私はレスポールを売ったがストラトは手放さない
良いギターだから
私にとって良いギターなのだ
値段が高いギターはいくらでもあるだろうが・・
私にとって良いギターは数少ない
ましては生産完了品なのだ
現行の後継機とは区別したい
とてもギターらしい音がするのだ