買い物は本当に難しいと思う
読者の皆さんは最近どんな買い物をしただろうか?
その買い物に満足しているだろうか?
振り返れば、10年くらい前の私は散財癖が付いていた
とにかく欲しいと思った楽器は片っ端から買っていた
庶民故に高額な楽器は買えないが小遣いの範囲内ならば躊躇なく買っていた
所謂、衝動買いなのだ
考えもなしに買った楽器は必ず飽きる
「また、不要な楽器を買っちゃったよ」
人間は忘れる動物なのだ
一晩寝れば忘れてしまう
記憶が都合良くリセットされるのだ
人間にとって忘れるという事は非常に重要な行動だという
記憶の引き出しを満杯にしてはダメだそうだ
USA製のストラトを買った頃から心境に変化が訪れたように感じる
上手くは説明できないが・・
やたらと廉価な楽器や不要な物を買わなくなった
何となく落ち着いたような感じなのだ
無駄な物を買わない最良の方法は『熟考』
買い物の前に頭を冷やして良く考えるのだ
おそらく9割近い物が不用だということに気づく
熟考は大事だが・・
時に買い物にはスピード感と決断力が必要なことも多い
良さそうな物は他の人も狙っているということ
世の常なのだ
今回購入したアコギは私が購入した翌日に販売終了になった
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私が買った後で残りの一本を誰かが買った
そして販売終了になったのだ
このギターの購入を検討している時に姉妹品もチェックした
トップ単板、サイド&バック合板というモデル
このギターの下位という位置づけになる
値段は1万円チョイ安い
値段に魅力を感じた層の心に響いたのだと思う
私にとってはラッキーだった
むしろ、上位モデルのこちらが残っていて良かったと思う
数日くらい考えていたらこのギターは売り切れていた
同じような価格帯でこのギターに替わるギターが見当たらない
このギターで良かったと思う
このギターが良かったということに買った後で気づいた
音色などのジャッジはこれから先の話になるがとりあえず手に入れられて良かったと思う
「廉価のアコギじゃね?」
「何を興奮してんの?」
と思う読者の方もいると思う
高額なお金を出せばいくらでも良いギターは買える
正直な話、それでは芸がないのだ
値段を超えるギターを掘り起こすところに魅力を感じる
そのギターを一人前の楽器として育て上げる部分にも萌える
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実はこのギターは知り合いに売ってほしいと言われているのだ
読者の皆さんが驚くような値段なのだ
愛着がないギターならば、即売ってしまうと思う
ご存じのようにこのギターにはかなりの手間がかかっている
このギターと同じような立ち位置のギターは一本必要なのだ
いまさら、廉価のギターを買ってレリックする気力はない
このギターも最近は入手に時間がかかるようになってきた
欲しい時に買えない楽器は辛く切ない
今まではここ最近で買って良かった楽器
買って後悔した楽器は意外に少ない
アッシュボディ&メイプル指板のジャズベはいらなかった
現物を見ないで注文したのだ
ネットではなく、行きつけの楽器店で買った
「もう売っちゃうですか?」
「早すぎません? いいんですか?」
ドラゴンテレキャスを購入する軍資金になった
メイプルの指板が好きではないことに気づいた
過去にメイプル指板の白テレキャスも短期間で手放した
ローズ系の指板が好きだとうことを確信した
これは長い月日において収穫だと思う
二度とメイプル系の指板の楽器を買うという間違いを犯さない
散財をひとつ抑えることができる
頑張って7年くらい使っていたレスポール・・
色々な意味で勉強になった
手放したことで自分がフェンダー向きであることを知った
これも今後のギター購入において役立つと思う
ギブソン系のギターに手を出すことはないと思う
実際にレスポールを買って使ったことで見えてきた
何かが確信に変わったような気がする
一部のマルチも手放した後に再び購入するという愚行を繰り返してきた
二度買いする楽器は自分に合っているのだと思う
自身の使い方に合致しているのだ
手放して再購入することで見えてきた
気に入った機材は何度でも修理するという気持ちになった
修理が困難ならば、新しい製品をまた買うということになる
結局のところ、時間の節約になるのだ
色々と悩み迷うことも時に楽しいが・・
時と場合によっては時間の無駄ということになる
買わなくて良かった物たちも実は多い
5弦ベースと高額ウクレレ
5弦ベースは良く考えてみれば私には不要だった
楽曲のKeyは自分で決められる
5弦を買えば4弦の使用頻度が下がる
そうなれば、今回の塗装直しも具現化しなかったと思う
もう一つは高額ウクレレ
真剣に30万円超えくらいのウクレレを検討していた
何故諦めたのか? 熱が冷めたのか?
自分でも良く分からない
ひとつ分かっていることは買わなくて良かったということ
ウクレレも無ければ寂しい
私にとっては現在所有のウクレレくらで丁度良い
ベースと同様に高額なウクレレを買えば、古参を弾かなくなる
実は手持ちの楽器を満遍なく弾くことは簡単ではない
年々、色々なことが面倒臭くなってくる
手持ちの楽器のルックスなどの萌えるという時期は過ぎた
楽器に求めるのは質実剛健さ
数少ない手持ちの楽器を弾き倒すことでより一層存在が際立つ
人生いろいろ・・
楽器の買い物もいろいろ・・・
気が早い私はすでにアコギの弦で迷っているのだ
気になる弦を試してみる予定
決まればストックしたい
買い物は楽し・・