五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

あるがままの感情

2009年07月08日 | 第3章 無意識の世界
昨日、理性と感情について書きました。

理性は、動物に備わった経験(遺伝も含む)による抑制力や、倫理道徳、社会規範の概念からくる「感情を抑える力」だと私は解釈しています。

感情は、自然と湧き出す自己の感情です。思考とは違います。思考は湧き出す感情から派生する、その人の経験による考え方や思いのことであると解釈しています。
だから「感情」と「思考」は、分けています。

では、「あるがままの感情」ってなんだろう?

倫理道徳に囚われることなく、あるがままの感情を感じとる作業は「あるがまま湧き出す感情を意識」していなくては、意識化することができません。
意識化する、ということは、ある意味理性で読み取ることだとも云えます。
矛盾するようですが、理性なくしては、あるがままの自己感情を意識することができません。

「あるがままの感情」
単純に表現すると、「好き」「嫌い」、「怖い」「怖くない」、「安心」「不安」そのような対極的な感情の意識化から始めてみるのもよいと思います。

「好き」であるのに、わがままを言って相手に嫌われるような言動や行動を起こしたり、「嫌い」であるにに、倫理道徳に惑わされ好きであると思いこんでいたり・・・または、「嫌いである」感情を表出できず、意識に上げていなかったり。。。そんなこんなで、自分自身も「感情」から派生するあらゆる「思考」を経験しながら生きているわけです。

「好き」「嫌い」の感情を思考操作する前に、それらの感情を瞬間でも良いから、自分の中で一旦落としてみると、「意識化」が計れます。

今日も「あるがままの感情」を大切に・・・

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