五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

体感

2009年07月23日 | 第2章 五感と体感
昨日の皆既日食は、勉強会と重なり準備をしながら観ようと思ったNHKの中継を結局は見入ってしまいました。

11時半過ぎでしょうか、「太陽と月がどうなる」ということよりも自分が見えているものと体感を観察したく、しばらくじーっとしていると、外は曇った空のために暗くなるのではなく、光線のトーンが抑えられたような妙な静けさを感じる色合いに確かに変化しました。暑い日ではなかったのですが、肌に刺す冷たい空気が体感を通して感じられました。

硫黄島での風景を眺めながら、中継する方の言葉の的確さに感心し、おかげ様で共有する感覚を味わうことができました。

インドのバラナシから南太平洋までの数時間の天体ショー。
良くないことの前兆と捉えられていたヒンドゥ教、チベット仏教では良いことの前兆と捉えられており、変化する空を見上げた地上の人々は、それぞれの解釈と行動で、それぞれの土地で生き延びてきたわけです。
稀に起こる天体現象は神秘的な現象として人の心を揺さぶります。

そして、人に湧き上がる「思考と感情と行動」が「祈り」であるということは、どの場所に住もうと同じようです。

「体感」から感じる「感情」、そして、その「感情」から自分が「解釈」して起こす「行動」を「吟味」するには、こういった現象から自分自身の傾向「思考と感情と行動」を眺める絶好の機会であると思います。

世間の喧騒に惑わされず、自分の体感を信じてみると何が見えるでしょうか。

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