五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

時間と体

2009年07月21日 | 第2章 五感と体感
沖縄のサンシンの音を聴くと、急に自分の体内時計が入れ替わります。
鼓の音も同じです。

「おぉぉぉぉぉぅーーー」人の声は、この音から始まったそうです。
森の民も海の民も、こうやって神様との対話がはじまったようです。

神様がいたるところに宿る日本は、古来から自然に精神は含まれていると考えられていたそうです。

太陽の光が降り注ぐ真夏の島。打ち寄せる波はとても静かで、それ以外は時間の止まったように風景が動きません。
自分が動くと、自然が作り出した動きを穢すように思ってしまうほどです。

自然の中にポツンと佇むと、動的な自己が急に自然の中に溶け込んで消えてしまうような体感を感じます。
このまま身体が自然に溶けてしまっても魂は居残る、そんな体感です。

都会の動きの中に身を置くことに慣れてしまうと、動いているものに気を取られ、自分の身を守るためにどうしても自然と自己の距離が離れてしまいます。

自然に含まれている自己。

眠る体感を呼び起こす時間は、人には必要です。

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