五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

西の魔女の続き

2009年07月01日 | 第2章 五感と体感
人は必ず自分のフィルターを通して物事を見ています。

その人が「そう」見えるものは、その人の概念であって、それが正しいか否かは、とんとわかりません。

人の本質は「不安」と言われています。

「西の魔女が死んだ」に登場するおばあちゃんが孫に言います。

「魔女になるには、物事の正しい方向をキャッチする力と何事も自分で決める力を訓練することよ」

「魔女になると、見たいと思うものが見えて、聴きたいと思うものが見えてくるの」

「毎日のちょっとした変化が楽しいから変化を前もって知る必要はないわ」

この本を書いた作家は、魂を信じて見えてくるものを語っているように想います。私が作家に対して「共有感」を持つことが、俳優に語らせることで、互いのフィルターに暖かい絆が表れてきました。
暖かい絆は言葉を通して「体感」に響きます。

悲しい感情を表出させた孫がおばあちゃんと一緒に寝るシーンでは、孫とおばあちゃんと囁くように語りあいます。

孫は、死んだらどうなるのかおばあちゃんに聞きます。
おばあちゃんは言います。「じつは、死んだことがないから私にはわからないわ。」
そして、魂と心と身体の関係を、おばあちゃんは、孫にわかりやすく伝えます。

あんまり、具体的に言うと、つまらないので、このへんでやめます。

魂の会話をしたおばあちゃんと孫のラストシーンから「信じて見えてくるもの」の統合感が伝わります。

この物語を語りあうきっかけをつくってくださった方に感謝します。

さて、今日は私たちの大切な人の命日。二年経ちました。ここに在る魂とどんな会話ができるか、楽しみです。


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