五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

お題は日本神話

2009年07月13日 | 第1章 意識と知覚
週末、二泊三日の勉強会でした。

テーマは日本神話。

「古事記や日本書紀が長い歴史を経て、日本人のアイデンティティにどのように影響されているのか。」それを自己分析する三日間でした。

特に「穢れ」と「禊ぎ」について、思索しました。

幼い頃は、紙芝居や絵本で触れていた「いなばの白ウサギ」や「ヤマタノオロチ」「ウミヒコ・ヤマヒコ」・・・確かにお話はわかりますが、それが穢れと禊ぎにどうつながるのか?

「けがれる」ことによる「みそぎ」。
「けがれている」ことによる「みそぎ」
・・・陰と陽・・・

「恥」と「清め」にも関係していきます。

映画「おくりびと」に「死に触れた職業を始めた夫」に妻が「穢らわしい!」と叫ぶ場面があります。この場面はとても印象的でした。

「死」は穢らわしいという日本の文化思想は、確かに生きています。仏教の葬儀に参列した後は、塩で身を清める風習があります。
穢らわしい自分を清めてから神社に入ります。そのために水で清める場所があります。

「恥」もそうです。「恥をさらす」「恥を知れ」・・・

ユーロ圏のホテルのアンケートで、日本人の客が一番マナーを守り、部屋を綺麗に使い、クレームが少ない、という結果が出たそうです。
日本には「旅の恥はかき捨て」という言葉も生きています。海外の人たちが相対的にそのように感じていることが、逆に私自身のアイデンティティを客観的に捉えるきっかけにもなります。

自己主張に乏しい、無口?、おもてなしの心?配慮?気遣い?察する?
おとなしい、謙遜?謙虚?

繊細な心遣いか?恥の文化か?自信が無いのか?気が弱いのか・・・???

とりあえず、他人のことは分からないので自分の中で考えてみることと致します。

三日間、思索に更けましたが、まだまだ思索が足りません。始まったばかりです。
そんなわけで数日、「穢れ」「禊ぎ」について触れていこうかと思います。

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