Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

9月11日(日)美しい石垣の城跡・高取山と、壺阪寺ハイキング

2011年11月05日 | 山登りの記録
山岳部の例会としては非常にゆるい計画となった今回だが、たまにはいいものだ。
壺阪の高取山へのハイキングは15名の参加を集めた。
中でも今回、久々に20代の若手山ガールの体験参加があり、Mr.Dashの
モチベーションも非常に高まっている。

体験参加のMさんは、三重県の亀山から最近、大阪に転勤してきたばかり。
亀山にいる頃は、社外の、名古屋にある山岳会メンバーと一緒に北アルプス等にも
足を延ばしていたという。


(今日は、”先輩”山ガールたちもカラフルに美を競う)

近鉄壺阪山駅から、わいわい話をしながら、古い街道沿いに歩く。



趣のある町屋だけでなく、石畳も残っており、いい風情だ。
「街の駅・城跡」、松ノ門跡へと歩を進める。



植村家家老屋敷の長屋門は、件の文化財にもなっていて、壁のデザインがユニーク。



右に水車、左に砂防公園と公衆トイレを見送ると、ようやく山の風景だ。
周囲は植林なので見栄えしない山道だが、宗和泉寺分岐を過ぎると、
高取城跡の石碑、七曲、一升坂とランドマークが続く。



そして猿石の分岐。
猿石は、有名な明日香のものと同様、明日香村で掘り出されて、高取城の築城の際に
ここに持ってこられたという。それにしてもユーモラスなデザインである。



奈良盆地の方角の展望が開けた国見櫓に寄り道する。
ここでのんびりと景色を見ながら昼食。
スイス土産のチョコレートをメンバーに配っていたら、ノブちゃんがおいしいコーヒーを
分けてくれた。絶妙の取り合わせだった。



麓は暑かったが、このあたりまで来ると少し涼しさを感じる。
苔むした石垣の間を〝登城〝する。
クライミング経験者達は、石垣のこのラインなら簡単、あのラインは後半が面白そう
などと、ついルートを分析してしまう。
このあたりの石垣は、ちょっと触った感触では、登っても崩れないかなと思えた。



三角点のある高取山の山頂は、元々、本丸のあったところで、平らにならされている。
のんびり昼寝でもしたくなるところだ。
明治20年ごろまでは天守閣もあったというが、解体されたそうだ。
もったいない事をしたものだ。

最初にこの山に登ったときは、石垣も美しかったのだが、今は特に本丸南面の
日当たりの良い石垣には潅木がびっしり茂っており、放置しておくと、
そう長くなく、石垣は崩壊するだろう。


(本丸の南東角から見える三角形のピーク、高見山かな?)



下山コースは、五百羅漢に寄った。あちこちの巨岩に、無数の石仏が彫られており、
圧巻、というより、不気味極まりない。
メインの山道でなく、ルートを高巻きして、全ての五百羅漢の岩を巡った。



壺阪寺の境内には入らずに、駐車場の入口をかすめるように山道を下り、
もとの古い家並みの道に戻った。
「街の駅・城跡」の喫茶店「noko noko」に寄って、アイスクリームや冷たいジュースで
ほてった身体を冷やす。コーヒーフロートが細胞に行き渡るシアワセ。

このあと、体験参加の山ガール、Mさんは、めでたく山岳部に入部してくれた。
健脚、さばけた明るいキャラクター、そして酒も飲める(強い!?)と
いうことも含めて、即戦力になりそうで、みんな大歓迎なのである。

解散後、メンバーの何人かは早速、Mさんを誘って、西大寺の立ち飲み屋で呑んだそうな。

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