![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/72/1bd9c1144ea3b4d71b51352314764ab8.jpg)
人生のベテランさんたちと、青山高原に行く計画を立てていた。
しかし、朝からあいにくの天気で、今にも雨が降りそうである。
近鉄東青山駅から西へ進み、一旦、近鉄の線路(橋)の下をくぐる。
青山メモリアルパークまでは、長い舗装道歩き。湿気がひどく、暑苦しい坂だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/ab/28b91dff0e2ef0b8f6cf50e9039dec96.jpg)
メモリアルパークの駐車場の手前で、右への未舗装林道をとる。
軽自動車が入れるような、誰でも歩ける安全な道だが、これがまた、退屈で長い。
道はところどころ昨夜からの雨でぬかるんでおり、この時点で、今日は青山高原の
頂上(髻山)まで登るのは断念した。しかし、ここは名物の滝だけは見に行きたい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/ce/f98eb5960e1eb4b8be7c7c7d2fcdf617.jpg)
ようやく、滝見台に着く。ここから見た布引滝は、雨で増水し、ものすごい迫力であった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/43/8b872f5d3ddf3285f9feecb2c5b65dba.jpg)
あちこちで見かける布引滝の写真は、ここから撮影されるものだ。
4段あるように見えるが、一番下は滝ではない。3段合わせた落差は200mともいう。
かろうじて天気がもっているので、滝谷川に下りて、これらの滝を間近で見ることになった。
急傾斜の山道を下り、まず斜瀑の大日滝を眼下に見る。
その先に、ものすごい飛沫を巻き上げる、飛龍滝が轟音を立てている。
この滝の落差はかなり大きい。沢登りの上手い人なら途中までは行けそうだが…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/b3/ec055e7a19987463194c98f86eb3b4c1.jpg)
石伝いに滝谷川を渡渉し、右岸の急な巻き道を用心しながら登ると・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/52/124a1b3a43bf64cd3562352d7a2fdc5f.jpg)
さらに一つ上の霧生滝を見られる。ここはあずまやがあり、休憩もできる。
ここからさらに登山道を登り詰めると山頂に達するのだが、今日はここまで。滝見台に戻った。
下山は、四季の里へ向かうルートを取った。滝見台から、元の道を250mほど
戻ったところの分岐を左に入るのだ。
ここは全く知らないルートだが、ちゃんとした登山道。300mほどは樹林帯を歩く。
しばらく、美しい渓流の右岸を下りていくが、やがて北からの流れとの合流点となり、
その下流側(大村川)は、やや広い林道になっていた。
しかし、四季の里を示す標識は、この北への流れを上流にたどれというもの。
ここは標識に従う。
再び、登り坂となるが、ほどなく、円形の傘状の休憩テーブルがいくつか置かれた
広場に出た。
むっ、左右にトンネルが口を開けている!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/c3/6c18e1bf55338263816d83dab1377896.jpg)
ここで気づいた。これは、あの心霊スポットとして有名な旧青山トンネルではないか!!
ずいぶん前に、近鉄の衝突事故でたくさん亡くなって、その後廃線になった場所だ。
左側のトンネルの中は霧が立ち込めており、いかにも、いかにも。
皆、肝試しのような心境で、ヘッ電をつけて、しばらく立ち入ってみた。
湿気。涼しさ。闇。ヘッ電の光も、霧に乱反射してしまう。
向こうに抜けられるのか、長さも分からない。あとの時間もあるので引き返す。
(後日ネット上の調査で、このトンネルは通り抜けられるが、先にも別のトンネルが
あって、旧西青山駅の残骸を経て、最後のトンネルの向こうは、ある施設の敷地になって
おり立ち入れないことが判明)
なお、あとで調べると、列車事故があったのは、このトンネルではなかった。
正しくはこう(参考:ウィキペディア)。
1971年10月、単線の旧青山トンネル内で、自動列車停止装置の誤作動と、その後の処理の
ミスが原因で、名古屋行きの特急が急勾配の中、ブレーキが利かない状態となり、
高速で暴走。東青山駅を通過して、垣内東信号所のあたりで脱線転覆、隣の総谷トンネルの
入口付近に先頭2両が横転状態で入ってしまったところに、向こうから来た特急列車が衝突し、
25名が死亡、227名が重軽傷を負ったという。
我々が入ったトンネルは、まだ脱線する前、止まらなくなった列車がスピードを上げて
駆け抜けたところ、といったところか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/44/4bc766a95cf6df3488325931999a79cf.jpg)
トンネルを出て、右のトンネルの左に鉄製の階段がついている。
なだらかな植林の山道となって、やがて緑の芝生が美しい、四季の里に到着した。
結局、最後まで雨に降られることはなかったが、予定変更のおかげで
思わぬミステリーコースを歩けた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/2b/6f9b3138e3f4b08ceaf4982190f8df04.jpg)
帰りは、解散後、有志のみで、ひと駅先の猪ノ倉温泉まで足を延ばした。
以前、猪ノ倉地ビールが置いていたはず(飲んだこともある)だが、今日は
発見できず。
とはいえ、歩いた後の温泉は、やっぱりサイコーだった。
しかし、朝からあいにくの天気で、今にも雨が降りそうである。
近鉄東青山駅から西へ進み、一旦、近鉄の線路(橋)の下をくぐる。
青山メモリアルパークまでは、長い舗装道歩き。湿気がひどく、暑苦しい坂だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/ab/28b91dff0e2ef0b8f6cf50e9039dec96.jpg)
メモリアルパークの駐車場の手前で、右への未舗装林道をとる。
軽自動車が入れるような、誰でも歩ける安全な道だが、これがまた、退屈で長い。
道はところどころ昨夜からの雨でぬかるんでおり、この時点で、今日は青山高原の
頂上(髻山)まで登るのは断念した。しかし、ここは名物の滝だけは見に行きたい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/ce/f98eb5960e1eb4b8be7c7c7d2fcdf617.jpg)
ようやく、滝見台に着く。ここから見た布引滝は、雨で増水し、ものすごい迫力であった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/43/8b872f5d3ddf3285f9feecb2c5b65dba.jpg)
あちこちで見かける布引滝の写真は、ここから撮影されるものだ。
4段あるように見えるが、一番下は滝ではない。3段合わせた落差は200mともいう。
かろうじて天気がもっているので、滝谷川に下りて、これらの滝を間近で見ることになった。
急傾斜の山道を下り、まず斜瀑の大日滝を眼下に見る。
その先に、ものすごい飛沫を巻き上げる、飛龍滝が轟音を立てている。
この滝の落差はかなり大きい。沢登りの上手い人なら途中までは行けそうだが…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/b3/ec055e7a19987463194c98f86eb3b4c1.jpg)
石伝いに滝谷川を渡渉し、右岸の急な巻き道を用心しながら登ると・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/52/124a1b3a43bf64cd3562352d7a2fdc5f.jpg)
さらに一つ上の霧生滝を見られる。ここはあずまやがあり、休憩もできる。
ここからさらに登山道を登り詰めると山頂に達するのだが、今日はここまで。滝見台に戻った。
下山は、四季の里へ向かうルートを取った。滝見台から、元の道を250mほど
戻ったところの分岐を左に入るのだ。
ここは全く知らないルートだが、ちゃんとした登山道。300mほどは樹林帯を歩く。
しばらく、美しい渓流の右岸を下りていくが、やがて北からの流れとの合流点となり、
その下流側(大村川)は、やや広い林道になっていた。
しかし、四季の里を示す標識は、この北への流れを上流にたどれというもの。
ここは標識に従う。
再び、登り坂となるが、ほどなく、円形の傘状の休憩テーブルがいくつか置かれた
広場に出た。
むっ、左右にトンネルが口を開けている!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/c3/6c18e1bf55338263816d83dab1377896.jpg)
ここで気づいた。これは、あの心霊スポットとして有名な旧青山トンネルではないか!!
ずいぶん前に、近鉄の衝突事故でたくさん亡くなって、その後廃線になった場所だ。
左側のトンネルの中は霧が立ち込めており、いかにも、いかにも。
皆、肝試しのような心境で、ヘッ電をつけて、しばらく立ち入ってみた。
湿気。涼しさ。闇。ヘッ電の光も、霧に乱反射してしまう。
向こうに抜けられるのか、長さも分からない。あとの時間もあるので引き返す。
(後日ネット上の調査で、このトンネルは通り抜けられるが、先にも別のトンネルが
あって、旧西青山駅の残骸を経て、最後のトンネルの向こうは、ある施設の敷地になって
おり立ち入れないことが判明)
なお、あとで調べると、列車事故があったのは、このトンネルではなかった。
正しくはこう(参考:ウィキペディア)。
1971年10月、単線の旧青山トンネル内で、自動列車停止装置の誤作動と、その後の処理の
ミスが原因で、名古屋行きの特急が急勾配の中、ブレーキが利かない状態となり、
高速で暴走。東青山駅を通過して、垣内東信号所のあたりで脱線転覆、隣の総谷トンネルの
入口付近に先頭2両が横転状態で入ってしまったところに、向こうから来た特急列車が衝突し、
25名が死亡、227名が重軽傷を負ったという。
我々が入ったトンネルは、まだ脱線する前、止まらなくなった列車がスピードを上げて
駆け抜けたところ、といったところか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/44/4bc766a95cf6df3488325931999a79cf.jpg)
トンネルを出て、右のトンネルの左に鉄製の階段がついている。
なだらかな植林の山道となって、やがて緑の芝生が美しい、四季の里に到着した。
結局、最後まで雨に降られることはなかったが、予定変更のおかげで
思わぬミステリーコースを歩けた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/2b/6f9b3138e3f4b08ceaf4982190f8df04.jpg)
帰りは、解散後、有志のみで、ひと駅先の猪ノ倉温泉まで足を延ばした。
以前、猪ノ倉地ビールが置いていたはず(飲んだこともある)だが、今日は
発見できず。
とはいえ、歩いた後の温泉は、やっぱりサイコーだった。