Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

9月17日(土)天気があやしい青山高原、ルートを変えて、あやしいトンネルへ

2011年11月05日 | 山登りの記録
人生のベテランさんたちと、青山高原に行く計画を立てていた。
しかし、朝からあいにくの天気で、今にも雨が降りそうである。

近鉄東青山駅から西へ進み、一旦、近鉄の線路(橋)の下をくぐる。
青山メモリアルパークまでは、長い舗装道歩き。湿気がひどく、暑苦しい坂だ。



メモリアルパークの駐車場の手前で、右への未舗装林道をとる。
軽自動車が入れるような、誰でも歩ける安全な道だが、これがまた、退屈で長い。
道はところどころ昨夜からの雨でぬかるんでおり、この時点で、今日は青山高原の
頂上(髻山)まで登るのは断念した。しかし、ここは名物の滝だけは見に行きたい。



ようやく、滝見台に着く。ここから見た布引滝は、雨で増水し、ものすごい迫力であった。



あちこちで見かける布引滝の写真は、ここから撮影されるものだ。
4段あるように見えるが、一番下は滝ではない。3段合わせた落差は200mともいう。
かろうじて天気がもっているので、滝谷川に下りて、これらの滝を間近で見ることになった。

急傾斜の山道を下り、まず斜瀑の大日滝を眼下に見る。

その先に、ものすごい飛沫を巻き上げる、飛龍滝が轟音を立てている。
この滝の落差はかなり大きい。沢登りの上手い人なら途中までは行けそうだが…



石伝いに滝谷川を渡渉し、右岸の急な巻き道を用心しながら登ると・・・



さらに一つ上の霧生滝を見られる。ここはあずまやがあり、休憩もできる。
ここからさらに登山道を登り詰めると山頂に達するのだが、今日はここまで。滝見台に戻った。

下山は、四季の里へ向かうルートを取った。滝見台から、元の道を250mほど
戻ったところの分岐を左に入るのだ。
ここは全く知らないルートだが、ちゃんとした登山道。300mほどは樹林帯を歩く。
しばらく、美しい渓流の右岸を下りていくが、やがて北からの流れとの合流点となり、
その下流側(大村川)は、やや広い林道になっていた。
しかし、四季の里を示す標識は、この北への流れを上流にたどれというもの。
ここは標識に従う。

再び、登り坂となるが、ほどなく、円形の傘状の休憩テーブルがいくつか置かれた
広場に出た。
むっ、左右にトンネルが口を開けている!



ここで気づいた。これは、あの心霊スポットとして有名な旧青山トンネルではないか!!
ずいぶん前に、近鉄の衝突事故でたくさん亡くなって、その後廃線になった場所だ。
左側のトンネルの中は霧が立ち込めており、いかにも、いかにも。
皆、肝試しのような心境で、ヘッ電をつけて、しばらく立ち入ってみた。
湿気。涼しさ。闇。ヘッ電の光も、霧に乱反射してしまう。
向こうに抜けられるのか、長さも分からない。あとの時間もあるので引き返す。
(後日ネット上の調査で、このトンネルは通り抜けられるが、先にも別のトンネルが
 あって、旧西青山駅の残骸を経て、最後のトンネルの向こうは、ある施設の敷地になって
 おり立ち入れないことが判明)

なお、あとで調べると、列車事故があったのは、このトンネルではなかった。
正しくはこう(参考:ウィキペディア)。

1971年10月、単線の旧青山トンネル内で、自動列車停止装置の誤作動と、その後の処理の
ミスが原因で、名古屋行きの特急が急勾配の中、ブレーキが利かない状態となり、
高速で暴走。東青山駅を通過して、垣内東信号所のあたりで脱線転覆、隣の総谷トンネルの
入口付近に先頭2両が横転状態で入ってしまったところに、向こうから来た特急列車が衝突し、
25名が死亡、227名が重軽傷を負ったという。

我々が入ったトンネルは、まだ脱線する前、止まらなくなった列車がスピードを上げて
駆け抜けたところ、といったところか。



トンネルを出て、右のトンネルの左に鉄製の階段がついている。
なだらかな植林の山道となって、やがて緑の芝生が美しい、四季の里に到着した。

結局、最後まで雨に降られることはなかったが、予定変更のおかげで
思わぬミステリーコースを歩けた。



帰りは、解散後、有志のみで、ひと駅先の猪ノ倉温泉まで足を延ばした。
以前、猪ノ倉地ビールが置いていたはず(飲んだこともある)だが、今日は
発見できず。
とはいえ、歩いた後の温泉は、やっぱりサイコーだった。

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