AFCチャンピオンズリーグ2008はいよいよ準決勝。準決勝で浦和レッズVSガンバ大阪のJクラブ同士の対決が実現!9日の第1戦の舞台は、ガンバのホーム・万博記念競技場で行われました。連覇を目指すレッズか、グループステージから未だ負け無しのガンバか。決勝進出をかけた準決勝第1ラウンドの行方は…。
まず序盤はガンバペースで進みます。6分にFKを遠藤保仁が蹴り、播戸竜二が合わせようとするもバーの上へ。17分には二川孝広が右サイドからドリブル突破→ペナルティエリア内へ侵入してシュートを放ちますが、レッズGK・都築龍太が抑える、こぼれ球に二川押し込むも阿部勇樹がブロック。ガンバペースで進む中で迎えた22分、レッズはCKのこぼれ球を拾った相馬崇人のシュートがガンバDFに直撃、こぼれ球を細貝萌のミドルが決まる!まずレッズが先制!先制点を取って勢いづくレッズは、直後に相手ボールを奪ったポンテがループを狙うもダメ。
同点に追いつきたいガンバは25分、右サイドのFKを遠藤が直接狙っていくがボールはサイドネットに引っかかりました。前半終了間際にガンバのセットプレーをクリアしたレッズは、相馬が一気にドリブル突破してシュートを放つが、ガンバGK・藤ヶ谷陽介が阻止。ロスタイムには高原直泰のパス→相馬シュートも決まらない→エジミウソンが詰めるもゴールならず。前半は細貝のゴールで浦和が1点リードで折り返しました。
後半、ガンバが一方的に攻め立てます。3分に遠藤のFKのこぼれ球を拾った橋本英郎がシュートを打っていくが、浦和DFにクリアされる。10分、明神智和のミドルが相手選手に当たると、さらにクロスバーに直撃。さらに加地亮も打つも相手に当たってCK。CKではゴールに結びつきませんでした。22分、橋本のパスを受けた山崎雅人が中央からシュートを放つが、ここは都築がキャッチ。なかなか浦和DF陣の前に同点弾が決まらず、試合時間も残り10分のところで、ペナルティエリア内で相馬が播戸を倒してしまう。微妙なジャッジでしたが、主審はPK。このPKを遠藤が転がさずに決めてガンバが同点に追いつきます。
追いつかれたレッズは、田中マルクス闘莉王を投入して流れを取り戻しに行く。42分、ポンテのFKをエジミウソンがシュートを放つも相手にクリアされる。この後レッズは田中達也、梅崎司を相次いで投入。ガンバは山口智が頭で合わせるも共に勝ち越し点が奪えず試合終了。第1戦は1-1の引き分けに終わりました。
前半は序盤にガンバが攻め立てるも、レッズが少ないチャンスをものにして先制。後半はガンバが猛攻を仕掛けた結果、遠藤のPKで同点に追いつきました。準決勝第1戦から両チームのプライドが激しくぶつかり合う熱い試合となりましたね~。レッズはアウェーゴールで価値あるドロー、ガンバは手痛いかも知れないけどまだ望みはあると言っていいでしょう。
22日の「埼玉決戦」が控える中、初戦はガンバの安田理大、レッズは田中達也がケガから復帰したという明るい材料があった一方で、不安材料を残すところがありました。ガンバは加地が負傷退場、レッズは細貝、相馬、都築の3人が次戦出場停止。レッズの場合、都築の代わりに山岸範宏、細貝の代わりに鈴木啓太、相馬の代わりに梅崎がスタメン入りするかもしれないので心配は無いと思います。あと闘莉王が左足首痛とまだ万全ではありません。その前にはW杯最終予選のウズベキスタン戦もあるんですよね…。痛みに耐えられるのでしょうか?
22日の第2戦で決勝進出するチームが決まりますが、決勝進出条件は次のようになります。
①第2戦で勝利→そのまま決勝進出
②第2戦も1-1のドロー→延長戦で決着をつける
③両チームスコアレスドロー→レッズが初戦のアウェーゴール(1点)を守りきって決勝進出
④2-2の引き分け→合計スコアはイーブンですが、アウェーゴール差でガンバが逆転で決勝進出
浦和レッズは0-0でも決勝に行けます。ガンバ大阪は決勝に行くためにもゴールを決めなけらばなりません。次の試合も激しい試合になると思います。第2戦は浦和レッズのホーム・埼玉スタジアムで行われます。キックオフは19時30分の予定となっています。初戦は録画だったBS朝日は、2戦目は生放送ですよ~。
9日は日本代表(岡田ジャパン)が、新潟・東北電力ビッグスワンスタジアムでUAE(アラブ首長国連邦)と対戦します。今回の岡田ジャパンは中村俊輔・稲本潤一・長谷部誠といった海外組、香川真司・岡崎慎司・内田篤人・長友佑都、森島康仁・興梠慎三の北京五輪世代が招集されています。UAE戦後にはメンバーを絞るというので、岡田監督にアピールするためにも良いパフォーマンスをしなければなりません。UAE戦は15日のウズベキスタン戦の前哨戦。勝利で勢いづけたいですね。