日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

AFCチャンピオンズリーグ グループステージ第3戦

2009年04月09日 | soccer

AFCチャンピオンズリーグは、7日と8日の2日間にグループステージ第3戦が行われました。7日は名古屋グランパスがニューカッスル・ジェッツ(豪州)、鹿島アントラーズはアームド・フォーシズ(シンガポール)と対戦。8日はガンバ大阪がスリウィジャヤ(インドネシア)、川崎フロンターレはアウェーでセントラルコーストと対戦しました。


名古屋グランパスVSニューカッスル
1勝1分け・勝ち点4でグループE首位の名古屋は、ホーム・瑞穂競技場でニューカッスルと対戦。ホームで勝ち点3を獲ってベスト16入りに前進したいところでしたが、前半8分、ジェシックのミドルシュートのこぼれ球をエルリッチに押し込まれて先制点を奪われてしまう。この後も名古屋の守備のミスを突いて決定的チャンスを作りますが、追加点はならず。名古屋も前半残り10分のところで前線にでるものの、同点ゴールが生まれないまま前半が終了します。
1点を追いかける名古屋は後半も相手の速攻に苦戦。4分にはスルーパスからエルリッチが抜け出しますが、GK・楢崎正剛が阻止します。後半8分に右サイドからのクロスを途中出場の玉田圭司が合わせますが、サイドネットに直撃。そして後半18分、ゴールやや右寄りのところでFKを獲得すると、玉田が左足で直接決めて同点に追いつきます。後半35分には小川佳純がFKを狙うが、壁に直撃。42分、ニューカッスルはカウンターからウィールハウスがシュートを放つもバーの頭上。名古屋は終了直前に2度チャンスを迎えましたが、逆転することはできずに試合終了。1-1の引き分けに終わり、ホームで勝ち点1という結果になりました。


アームド・フォーシズVS鹿島アントラーズ
2節終了時点でG組3位の鹿島は、敵地・シンガポールに乗り込んできました。高温多湿に人工芝、おまけに水原三星戦で惨敗を喫した金色のユニフォームという不安要素いっぱいの中で迎えた第3戦は、開始から鹿島が試合のペースを掴みます。前半10分にアームドGKのパスミスを拾うと、野沢拓也がシュートを撃ってきますが、枠を捉えられません。そして前半22分、右サイドの内田篤人のクロスに本山雅志が合わせて鹿島が1点を先制。しかし3分後、アームドのFKからハフィズ・オスマンのヘディングで同点に追いつかれます。40分にチャイマンのスルーパスにドゥリッチが反応しますが、鹿島守備陣がシュートを撃たせず。その2分後、鹿島はCKのクリアボールを拾ってカウンター攻撃を仕掛け、野沢がドリブルで持ち込むと、パスを受けた内田が右足で決めて勝ち越し!鹿島が良い時間帯で勝ち越しゴールを奪って1点リードで折り返します。
後半開始早々、マルキーニョスのクロスを大迫勇也の飛び込みヘッドで1点を追加。大迫はACL2試合連続ゴール!リードを2点に拡げましたが、後半10分に内田がペナルティエリア内で相手を倒してしまいPKを献上。このPKをドゥリッチが蹴りましたが、GK・曽ヶ端準が右手一本でセーブしました。この後、鹿島は興梠慎三などを投入して追加点を奪いに行きますが、なかなかゴールが決まらず。マルキーニョスが決定的シーンを演出するも4点目が遠い。このまま試合終了かに思われたロスタイム、青木剛のクロスがベネットの足に当たってオウンゴール。ラッキーな形で4点目を挙げた鹿島が、4-1でアームド・フォーシズに快勝しました。

ガンバ大阪VSスリウィジャヤ
ACL連勝スタートで波に乗るガンバ大阪。第3戦はホーム・万博記念競技場でスリウィジャヤと激突。この試合は日本在住のインドネシア人を無料招待したということで、スリウィジャヤのチャントも聞こえました。試合は前半からガンバが圧倒し、スリウィジャヤゴールを襲いかかります。前半7分にはショートコーナーから山口智が頭で合わせるもゴールならず。8分にレアンドロ、15分に下平匠、18分に中澤聡太、29分にはレアンドロが決定的なシュートを放つも、あと一歩で先制ゴールが生まれません。そろそろ決めてもらいたい中で迎えた39分、佐々木勇人のループパスにレアンドロが右足ボレーで決めてようやく先制点をゲット。43分にはルーカスのクロスにレアンドロが頭で合わせて2点目!レアンドロの連続ゴールでガンバが2-0で折り返します。
エンドが変わった後半、ガンバのゴールラッシュが続きます。後半4分に佐々木から途中出場の播戸竜二へのパスが相手選手の足に当たり、ボールはコロコロとゴールに吸い込まれてオウンゴール。これはアンブリザルがかわいそうだ…。後半5分には左サイドでレアンドロが倒されてFKを獲得。遠藤保仁が上げると山口が頭で合わせて4点目。後半21分には途中出場・安田理大もゴールを決めて5-0と大きくリード。このままでは終われないスリウィジャヤは、後半33分にカウンター攻撃を仕掛け、最後はガンブスがシュートを放ちますが、サイドネットに当たって反撃点が決まらず。ガンバは最後まで攻撃の姿勢を崩さず、5-0でスリウィジャヤに快勝して3連勝を飾りました。

セントラルコーストVS川崎フロンターレ
H組首位の川崎は、Aリーグ王者・セントラルコーストとの直接対決に挑みました。負ければ2位転落ということで落とせない試合です。試合は開始早々にセントラルコーストが決定的チャンスを迎えますが、川崎GK・川島詠嗣が先制を阻止します。前半7分、川崎は右サイドのスローインから森勇介がクロス、これをチョン・テセがヘディングで決めて1点を先制。1点を追うセントラルコーストは、15分過ぎに決定的な場面が2度起こるも同点ゴールは生まれず。川崎は20分に左CKから谷口博之が頭で合わせて2点目を挙げると、36分にはジュニーニョのゴールで3点目。前半終了間際にセントラルコーストの反撃シーンがあったが、川崎守備陣が1点も与えず、前半は3-0で折り返します。
後半も川崎の勢いは止まりません。2分に中村憲剛が落として、ヴィトール・ジュニオールがシュートを放ち、ボールは枠内に飛んだが相手選手がブロック。後半4分、パスを受けた憲剛の左足ミドルが決まって4点目。どんな形でもいいから1点を返したいセントラルコーストは、後半20分に右サイドのクロスにクワスニクが押し込もうとしますが、バーを越えてしまいます。川崎は25分、ジュニーニョのパスにレナチーニョが決めて5点目。この後も川崎が攻撃面で圧倒し、5-0で完勝。アウェーで勝ち点3を獲得し、ベスト16入りに一歩前進です。


ということで、ACLグループステージ第3戦の日本勢は3勝1分けという結果になりました。名古屋グランパスはホームで2試合連続ドローに終わり、またもホーム初勝利はならず。それでも勝ち点5でE組の首位をキープしています。鹿島は上海戦に続いての連勝、大迫選手が2試合連続ゴールを決めれば、内田選手は1ゴール1アシストの活躍を見せました。同じ日に行われた水原三星VS上海申花戦では2-1で上海が勝ったため、勝ち点6で3チームが並びました。順位で見ると得失点差で鹿島が2位に浮上。混戦模様のG組で2位以内に入れるか?
ガンバ大阪は3連勝で勝ち点9、F組首位を独走中。レアンドロ選手はスリウィジャヤ戦で2得点と活躍し、3試合で7ゴールとゴール量産中。この勢いは止められそうにありません。次戦はアウェーで再戦、スリウィジャヤの熱狂的サポーターを黙らせるような攻撃力で4連勝を目指します。川崎はガンバと同じく5得点。土曜日の名古屋戦では3得点を奪い、その勢いを持続しての圧勝劇となりました。開幕時は1点止まりの試合が続きましたが、チーム独特の攻撃力が完全復活。2点目を挙げた谷口選手は、先日結婚したことを発表したばかり。ACL戦でゴールを決めたことで、公私共に好調をアピールしてますね。
この後の日程ですが、4月21日と22日に第4戦があります。第3戦で対戦した相手と場所を入れ替えて戦うことになっています。21日にF組とH組、翌日にE組とG組が行われます。鹿島と川崎はホームで、ガンバ大阪と名古屋はアウェーに乗り込んで戦います。もしかしたら次の試合でベスト16を決めるチームが出てくると思います。グループリーグは3試合終えてちょうど折り返し。後半戦も日本勢の戦いに期待しよう。




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マキシマムザ・ホールトンの7回きっちり無失点!

2009年04月09日 | HAWKS

前日は楽天先発・田中将大の前に完封負けを喫した福岡ソフトバンクホークス。8日は楽天との2回戦で、来日2年目のホールトンが先発しました。ホールトンの好投で楽天の開幕5連勝を阻止したいところでした。

この日の先発オーダーは打順を入れ替え、不振が続く柴原洋をスタメンから外し、3番に田上秀則が指名打者で今季初スタメン、松中が4番レフト、森本学が9番サードに入りました。
ソフトバンクは初回、本多と川崎が楽天先発・朝井の前に相次いで凡退して2死となりますが、田上が四球で選ぶと、松中のレフト前ヒットで1,2塁。この場面で小久保が平凡なセンターフライで3アウトと思われましたが、楽天センター・鉄平がボールを見失い、センター前へポトリと落ちて行きました。これを見て田上と松中が生還。小久保は2塁へ。ラッキーなタイムリーで先制したソフトバンクは、長谷川とアギーラの連続四球で満塁となり、高谷が四球を選んで押し出し。3連続四球で1点を追加し、この回3点を先取しました。2回には、本多の四球、川崎がライト線を破る2塁打で無死2,3塁と追加点のチャンス。田上三振で1死後、松中が1塁手のグラブを弾くライト前タイムリーで2点を追加。2回までに5-0とリードします。
先発のホールトンは、1回に先頭打者を3塁ゴロに打ち取った後、小坂に四球を許した後、盗塁で2死2塁とピンチとなりますが、鉄平とセギノールを連続三振に仕留めて無失点。2回には2つの四球で2死1,2塁とまたピンチを背負うも、代打・伊志嶺を空振り三振に仕留めてピンチ脱出。ホールトンは4回まで四球による走者を出しながらも後続をしっかりと抑えて無失点。4回時点で5四死球ですが、楽天打線を相手にノーヒットピッチングが続きます。
ソフトバンク打線は3回以降、楽天2番手・木谷の前に追加点が奪えず。3回は高谷が内野安打で出塁するも後続が凡退。4回には内野ゴロ3連発で3者凡退、5回は松中・小久保・長谷川が3連続三振。手も足も出ません。6回、高谷と本多の2本のヒットで2死1,2塁と久々のチャンスを迎えますが、川崎がレフトフライに倒れて追加点ならず。
ホールトンは5回、先頭打者の伊志嶺にセンター前ヒットで初安打を許しますが、後続を打ち取って反撃点を与えません。6回にはセギノール、中村紀洋、山崎といった強力打者を相手に3者凡退。ようやく3人に抑えたホールトンは、7回も楽天打線を2イニング連続で3者凡退に抑える見事なピッチング。結局ホールトンは7回を投げ終えたところでマウンドを降りました。8回、神内が2番手で登板。その神内は先頭打者のリックにレフトへ弾き返され、長打になるところを松中がナイスキャッチ。松中の好プレーで安堵した神内は、無失点のリリーフで任務完了。
9回、ソフトバンクは2死から松中がレフトへの2塁打を放つと、続く小久保が右中間を破る2塁打でようやく追加点を挙げます。なおも2死2塁の場面で、長谷川の代打・中西健太がライト前タイムリーを放ってもう1点追加して勝負あり。楽天との差を7点に拡げたその裏、今季初登板の馬原孝浩が楽天の反撃を0点に抑えて試合終了。ソフトバンクが7-0の完封勝ちで、楽天の開幕5連勝を阻止しました。


パシフィック・リーグ公式戦 2009/04/08(水)
楽 天-ソフトバンク 2回戦 
(1勝1敗、Kスタ宮城、18:00、13373人)
H 320 000 002    7
E 000 000 000    0
【投手】
(ソ)ホールトン、神内、馬原-高谷
(楽)朝井、木谷、渡辺恒、グウィン、佐竹-嶋、伊志嶺
【責任投手】
(勝)ホールトン1試合1勝
(敗)朝井1試合1敗


いやぁ~勝った勝った。やっと楽天の勢いを止めることができました。今回の試合は、2回まで5得点を奪い、先発・ホールトンが7回無失点の好投を見せれば、神内→馬原の投手リレーで楽天打線を散発の3安打に抑えて完封勝ち。チームも5試合終えて3勝2敗と白星先行です。この試合は初回の楽天のまずい守備が試合の流れを決めたと言ってもいいでしょう。普通だったら小久保のセンターフライで3アウトのはずが、鉄平選手が見失って2塁打となりました。野村監督が昨年「バッカじゃなかろかルンバ♪」とボヤいてましたが、鉄平さんの信じられないミスは正しく「ルンバ」だと思います。
この日の先発のホールトンは、7回まで27人対して112球、1安打・7奪三振・5四死球という内容。4回までは毎回のように四球を出したけど無安打の投球、6回と7回には連続して3者凡退に抑えました。5つの四球を与えながらも無失点だったのは大したもんですよねえ。O・Sだったら四球を出した後に炎上して、ベンチに戻って号泣してますよ。(名前は誰だか知ってるよな)「四球は丁寧に投げた結果だから気にならない」とヒーローインタビューで語ったホールトン投手、次は四球をできるだけ少なくしましょう。
打線の方は全体で10安打7得点。松中が4打数3安打2打点、小久保は2本のタイムリー2塁打を放つ活躍を見せ、5打数2安打3打点。MKコンビが5得点を叩き出しました。MK以外では高谷が2打席連続ヒット、本多は開幕から5試合連続ヒットと絶好調です。この日3番に入った田上選手は4打数無安打に終わりました。
楽天との3連戦を1勝1敗の五分としたソフトバンク、木曜日は左ひじ痛からの復活をかける大隣憲司が先発。昨年はチームの勝ち頭として活躍、今年は2年連続の2ケタ勝利を目指します。2カード連続の勝ち越しを決めて、同率首位に立ちたいわぁ~。




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