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日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

岩隈だから負けると思ってたら、サヨナラで勝っちゃったよー!

2009年04月26日 | HAWKS

4連勝の後2連敗を喫した福岡ソフトバンクホークスは、25日に福岡ヤフードームで東北楽天ゴールデンイーグルスとの3連戦第2戦が行われました。この日は迷える右腕・新垣渚が先発、対する楽天は岩隈久志ということで、勝てる要素は完全にゼロでした。そんな楽天との第2ラウンドは、終盤にドラマが待っていました!

初回、新垣は先頭の渡辺直人にレフト前ヒットを許すと、1死後に鉄平の内野安打で1,3塁とピンチとなり、山崎の併殺崩れの間に渡辺が生還して1点を先制されます。2回には1死から連打を浴びて1,2塁とされますが、藤井と渡辺に連続三振を奪ってピンチを脱出。3回は先頭打者を四球で歩かせると、自らの暴投と鉄平のヒットでまたまたピンチ。しかし、山崎を捕手フライ、草野を2塁併殺打に打ち取って追加点を阻止しました。
楽天エース・岩隈を攻略したいソフトバンク打線は、初回を3者凡退で終え、2回に小久保と長谷川が凡退して2死後に田上が初安打、柴原もライト前ヒットで続いて1,3塁と同点のチャンスとなりますが、高谷が2塁ゴロに倒れて同点ならず。3回も3者凡退に終わり、序盤は岩隈の前に1点を奪えません。
ソフトバンク先発・新垣は4回以降も制球に苦しみます。4回、中村ノリ、リックに連打を浴びた後、藤井の場面でこの日2度目の暴投を犯して1死2,3塁。そして藤井のライト前タイムリーで1点を失うと、続く渡辺の2塁ゴロの間にもう1点失い2失点目。高須にはセンター前ヒットを許しますが、中堅手・長谷川の好返球で藤井を憤死。これ以上の失点は与えなかったものの、まだまだ不安は残る。この後もヒットによる走者を出しながらも、何とか後続を抑えていった新垣ですが、7回に2死2塁の場面で草野に右中間へのタイムリー2塁打を浴びてしまい、中村ノリに四球を許したところで降板。2番手の久米が満塁のピンチを背負いましたが、中村真人を空振り三振に仕留めました。
ソフトバンクは4回に2死から長谷川が2塁打を放つも田上が空振り三振。5回には高谷の四球と森本学のラッキーなヒットで1死1,2塁としますが、本多と川崎がそれぞれ凡退して1点を返すことができません。6回と7回には2イニング連続で3者凡退に終わり、楽天先発・岩隈は7回にマウンドを降り、ソフトバンク打線は岩隈から1点を奪い返すことはできませんでした。
このまま完封負けで終わりそうに思えた8回、先頭打者・森本と本多が共にセンター前ヒットを放ち、連打で無死1,2塁とようやく反撃のチャンス。川崎三振で1死後、楽天2番手・有銘の2球目のストレートをレフト前に弾き返してようやく1点を返します。小久保のライトフライ、長谷川の四球で2死満塁となり、田上が楽天5番手・グウィンの7球目を捉えると、打球はライトフェンス直撃し、3人の走者が一気に生還し同点!打った田上は3塁まで進んでガッツポーズ!この時点で新垣の黒星&岩隈の勝ち投手の権利が消滅。楽天中継ぎ陣を攻め立てて4-4の振り出しに戻しました。
9回、ソフトバンクは3番手の神内が2死から死球とヒットを許して1,2塁と勝ち越しのピンチとなったところで摂津と交代。代わった4番手・摂津は、一打勝ち越しの場面で代打・セギノールを空振り三振に仕留めてピンチをしのぎました。その裏、森本学が内野安打で出塁し、松中敬遠で2死1,2塁とサヨナラのチャンスを迎えますが、小久保がライトフライに倒れて2者残塁。試合は延長戦に突入します。
延長10回、この回も続投の摂津は楽天打線を3者凡退に抑える見事なリリーフを見せます。その裏に長谷川が左中間への2塁打を放ちますが、続く田上が送りバント失敗。柴原四球で1死1,2塁となりますが、後続が連続三振に倒れてモノにすることができず。11回、ソフトバンクはここで守護神・馬原を投入。その馬原は2つのヒットで2死1,2塁の場面で中村ノリを迎えます。一発が出れば3連敗決定的のところでしたが、投手ゴロに打ち取ってみせました。そして11回裏、本多と途中出場・金子圭輔が凡退して2死となりますが、松中がライト前ヒットで出塁すると、小久保が四球を選んで1,2塁。3たび訪れたサヨナラのチャンスを迎え、長谷川が楽天6番手・朝井の7球目のストレートをライト線に弾き返すサヨナラタイムリー!ソフトバンクが4点差をひっくり返す逆転サヨナラ勝ちを果たしました!


パシフィック・リーグ公式戦 2009/04/25(土)
ソフトバンク-楽 天 5回戦
(楽天3勝2敗、ヤフードーム、18:01、31021人)
E 100 200 100 00    4
H 000 000 040 01x   5
(延長十一回)
【投手】
(楽)岩隈、有銘、小山、佐竹、グウィン、朝井-藤井
(ソ)新垣、久米、神内、摂津、馬原-高谷、山崎、田上
【責任投手】
(勝)馬原6試合1勝3S
(敗)朝井5試合3敗


岩隈だから負けるだろうなと思っていたこの試合、7回まで走者を出すものの1点が奪えず、岩隈を打ち崩すことができませんでしたが、8回に中継ぎ陣を相手に打線がつながり、満塁から田上の3塁打で同点に追いつきました。同点で流れが傾き、延長11回に長谷川のサヨナラ打で福岡ソフトバンクが大逆転勝利!これで連敗も止まり、本拠地・ヤフードームでは4月12日以来13日ぶりの勝利となりました。
この日の先発・新垣は、7回途中まで打者33人に対して116球、13安打・3奪三振・3四死球・4失点と散々と言うべき内容。毎回の13被安打は打たれ過ぎ、最悪です。それにこの日は暴投が2度あり、荒れたピッチングで「荒垣」、ボールを粗末にする「粗垣」というような感じでした。こんな酷い投球内容では「先発失格」の烙印も押され、再調整で2軍行きということになりそうだな。新垣投手には本当にしっかりしてほしいですよ。この試合は5番手で登板した守護神の馬原投手が勝利投手、馬原はこれが今季初勝利となりました。
打線の方はチーム全体で12安打で5得点、プロ入り初のサヨナラ打を放った長谷川は5打数3安打1打点、打率も.418と4割台をキープしています。8回に同点打を放った田上は5打数2安打3打点。田上の3塁打が試合の流れを大きく変えたといってもいいでしょう。田上も最近バッティングで好調をキープ、守備では1塁を守れば、9回から?は捕手のマスクも被っていました。捕手を務める機会も増えてきたみたいで、高谷から正捕手を奪うというようなこともあるんじゃないかと思います。田上・長谷川以外では、森本学が3安打猛打賞、松中は2安打とマルチヒットを記録しました。
連敗を止めた福岡ソフトバンク、このサヨナラ勝ちでまた連勝に突入することができるのでしょうか?日曜日は杉内俊哉が予告先発。2勝を挙げているものの例年以上に苦しいピッチングが続いている杉内、エースらしい投球で復調してもらいたいものです。楽天とは1勝1敗の五分、杉内の好投で3カード連続勝ち越しを決めてくれ!




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コメント (2)
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