日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

上原浩治メジャー白星デビュー!

2009年04月10日 | Sports

読売ジャイアンツからFA宣言し、アメリカ大リーグのボルティモア・オリオールズに入団した上原浩治投手が日本時間の9日、本拠地のカムデンヤーズでニューヨーク・ヤンキース戦でメジャー初登板を果たしました。この試合は、ヤンキースの4番・松井秀喜選手との「元巨人軍の4番VSエース」対決で注目が集まりました。元同僚対決の行方はどうなったのか?


上原は初回、先頭打者のジーターに四球を許しますが、後続を打ち取って2死とし、2死1塁の場面で松井との最初の対決を迎えます。上原は松井を連続で空振りさせた後、2連続ボールでカウント2-2、そして5球目のフォークで2塁ゴロに打ち取り、最初の対決は上原の勝利。上原を援護したいオリオールズ打線はその裏、ヤンキース先発・王健民から3番・マーカキスと4番・ハフの連続タイムリー2塁打で2点を先制します。
上原は2回にヒットと味方のミスで2死1,3塁とピンチを迎えますが、ガードナーをライトフライに打ち取ってピンチを凌ぎ、3回は先頭打者に内野安打を許し、2死1塁の場面で松井と2度目の対戦を迎えます。初球にジーターが盗塁して2死2塁と反撃のチャンスを迎えましたが、最後は遊撃ライナーに終わり、2回目も上原の勝ち。序盤の3回を無失点に抑えた上原ですが、4回に2死からヒットを許すと、ランソムにセンターの頭上を越える2塁打を浴びて1点を失ってしまいます。なおも2死2塁と同点のピンチを迎えますが、ガードナーをライトフライに抑えてピンチ脱出。
4回裏、オリオールズはヒットと四球で無死1,2塁の追加点チャンスに、ゾーンがタイムリー2塁打、続く打者が凡退する間に1点追加。この後犠牲フライでさらに1点を追加し、2死1塁の場面でマーカキスが2ラン本塁打を放ち、王健民から5点を奪う猛攻を見せました。大量援護を貰った上原は、5回に1死からデーモンに内野安打を許し、2死1塁の場面で松井と3度目の対決。今度こそ上原を打ち崩したい松井は、ストレートをレフトへ弾き返しますが、打球は全く伸びずレフトフライ。3度目も上原に軍配が上がりました。上原は5回を投げ切り、勝利投手の権利を得たところでマウンドを降りました。
試合はこの後、ヤンキースはポサダとカノの連打で1点を返し、オリオールズは6回以降ダメ押し点が奪えません。9回にヤンキースは2死1塁の場面でジーターがライトへの2ランを放って3点差にすると、2死1塁の場面でテシェイラが右中間へのタイムリー2塁打で2点差。なおも2死2塁で松井が登場。一発が出れば同点に追いつき、上原の白星が消滅するところでしたが、3塁フライに倒れて試合終了。7-5でオリオールズが勝利し、上原投手がメジャー初勝利を挙げました!


オリオールズ-ヤンキース (オリオールパーク、19:05 日本時間:9日 8:05)
NYY 000 101 003  5
BAL 200 500 00X  7
【投手】
(ヤ)王建民、ラミレス、アルバラデホ、ベラス-ポサダ
(オ)上原、アルバーズ、バエス、サーフェート、シェリル-ゾーン
【責任投手】
(勝)上原1勝
(S)シェリル1S
(敗)王建民1敗
【本塁打】
(ヤ)ジーター1号2ラン
(オ)マーカキス1号2ラン

上原投手がスター軍団のヤンキースを相手に5回まで5安打1失点の好投でメジャー初登板初勝利!33歳のオールドルーキーが野球人生の新たな第1歩を踏み出しました。毎回のようにランナーを出しながらも強力なヤンキース打線を凡打で打ち取り続けました。松井選手との直接対決は、3打数無安打に抑えた上原投手の完勝。試合後には「正直めちゃめちゃうれしい。野球をやってきてよかった」と喜びを明かしておりました。ヤンキースの選手たちも上原投手のピッチングを評価し、ジーター選手は「チームとして攻略できなかった」、テシェイラ選手は「オリオールズには大きなプラスになるだろう」と警戒していたそうです。名門からも認められた上原投手、日本での経験を大いに活かしてメジャーでも「雑草魂旋風」を巻き起こし、オリオールズのエースとして活躍してほしいものです。シーズン中には松坂大輔投手との投げ合いが見られるか楽しみだ。


さて9日は、上原投手以外でも日本人メジャーリーガーが活躍しました。ヒューストンでのアストロズVSカブス戦では、アストロズの松井稼頭央が1番セカンド、カブス・福留孝介は2番センターで揃って先発出場。福留は最初の打席でセンター前ヒット、2打席目にライト前に弾き返せば、3打席目は右中間への2塁打で3打席連続ヒット。4打席目には四球を選んだ後に盗塁を決め、9回の第6打席ではライトスタンドへの今季第1号本塁打を放ちました。対する松井稼は、5回の第3打席でカブス先発・リリーからレフトへの今季1号ソロ本塁打を放ちました。福留は5打数4安打1打点、松井稼は5打数1安打1打点という結果に終わり、試合は両チーム通じて7本の本塁打(カブス2本:アストロ5本)が飛び出る打撃戦となり、11-6でカブスが勝利しました。
ボストンでのレッドソックスVSレイズ戦は、レイズの岩村明憲が9番セカンドで先発。先頭打者で登場した3回の第1打席では、レッドソックス先発・レスターからレフトオーバーの2塁打を放ちます。その後、2打席目と4打席目にセンター前を放ち、4打数3安打の活躍でチームの勝利に貢献しました。また、レッドソックスに移籍した斎藤隆投手は、8回に4番手として登板しましたが、レイズ先頭打者のロンゴリアに一発を浴びてしまい、1失点という内容に終わりました。なお試合は7-2でレイズが快勝しています。
マリナーズの城島健司捕手はツインズ戦で7番に入りましたが、4打数無安打で2試合連続のノーヒット。試合も5-6で敗れてマリナーズ2連敗。今季はケン・グリフィー加入で不振脱出を目指しているマリナーズですが、イチローの胃潰瘍による離脱が影響しているのか苦しいスタートとなりました。そのイチローですが、血液検査で順調に回復している事がわかったため、9日のルーキーリーグでの紅白戦で復帰することに。マイナーですがイチローの快音が久々に聞かれます。当分の間はマイナー調整で、メジャー復帰はしばらく経ってからとなるでしょう。イチローが復帰すればチームも波に乗れるかもしれません。
9日はWBCで2大会連続でMVPに選ばれたレッドソックスの松坂大輔投手がレイズ戦で今季初先発。岩村との「侍JAPAN」対決は一体どうなるのか?今年も「JAPAN POWER」で盛り上がるだろうメジャーリーグ、11月まで続く熱戦は始まったばかりです。





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