日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

【アジアカップ2011】ザックJAPANが大荒れのシリア戦を制して待望の勝ち点3獲得!

2011年01月14日 | soccer

初戦のヨルダン戦では、敗戦濃厚の後半ロスタイムに吉田麻也の同点ゴールで1-1の引き分けに持ち込んだものの、勝ち点1という厳しいスタートを切ったサッカー日本代表。2011AFCアジアカップカタール大会のB組の2戦目となる14日(現地時間)、日本はシリア代表と対戦します。FIFAランク107位のシリアは、初戦のサウジアラビア戦で勝利し、勝ち点3を獲得。日本はシリア相手に6勝1分けと圧倒、しかし今回は勢いに乗るシリアに苦戦の予感…。背水の陣で挑むこの試合、勝ち点3を奪ってベスト8入りに望みを繋ぎたいところですが…。


スタメンはこちら
GK 1 川島永嗣
DF 4 今野泰幸
DF 5 長友佑都
DF 6 内田篤人
DF 22 吉田麻也
MF 7 遠藤保仁
MF 8 松井大輔
MF 10 香川真司
MF 17 長谷部誠
MF 18 本田圭佑
FW 11 前田遼一
先発メンバーは前回のヨルダン戦と変わらず。


日本ボールで前半開始。開始していきなり本田圭がペナルティエリア内で粘りを見せる。4分、長谷部が右サイドで倒れてFKを獲得。このFKを本田圭が蹴るも相手の壁に直撃。6分にシリアが敵陣で攻め込むが、日本DFがシュートを打たせない。8分、シリアは左サイドのFKから波状攻撃を仕掛けたが、ミドルシュートを今野がヘッドでクリア。10分、日本は右サイドで内田のクロス→前田が頭で合わせたが、わずかにゴール左…。決定的チャンスだったのに。15分、本田圭がボールを奪ってドリブル、香川→遠藤シュートもダメ。シリアは18分、FKからJ・フセインがシュートを狙ったが空振り。
20分、松井が右サイドで倒されてFKを得た日本は、遠藤がクロスを上げたが、相手のハンドでもう一度FK。仕切り直しのFKで遠藤が蹴りあげ、本田が飛び込むもGKにパンチで防がれた。23分、今度はシリアにCK。ここは守り切った。25分、長友のパスに本田圭がシュートを放ったが、相手にブロックされた。シリアは28分、左サイドでカウンターを仕掛けたが、決定的チャンスはなし。30分にはJ・フセインがロングを狙うも枠外。
日本は33分、右サイドにいた長谷部がクロス→前田が飛び込むも相手に当たる。続くCKでは今野がヘディングシュートも、GKの正面だった。そして35分、ロングボールから本田が右サイドで突破→香川が粘りを見せてシュートもGKに弾かれ、こぼれ球を松井がグラウンダーで落とし、最後は長谷部が流し込んで日本先制!
37分、シリアの左サイドでのFKを川島がキャッチ。38分、日本は中盤で繋ぎ、本田のパスに香川が抜け出そうとしたが失敗。40分、敵陣で繋いだ後、前田がエリア手前からミドルを狙ったがポスト左。41分には松井が右から狙うも相手に当たってCK。右CKを前田が上手く頭で合わせたが、バーの上…。チャンスは続くが、2点目が奪えない。前田は43分にも長友のクロスに合わせられない…。前半ロスタイムにシリアがカウンターを仕掛け、J・フセインが右サイドを突破したが、遠藤クリアする。前半終了間際に松井が本田のパスに反応するも、GKが先にキャッチ。前半は長谷部の先制弾で日本が1点リード!

後半、シリアの速攻を日本DFが守り抜く。右サイドのFKをアヤン蹴るもポスト右。3分、日本は香川のスルーパスに前田が抜け出すもシュートはGKに押さえられた。後半6分、シリアの右CKを内田がクリア。11分には長谷部が右サイドで低いクロスを入れ、前田が合わせるも決まらない。シリアは17分、左CKをディアブが頭で叩きつけるが、川島押さえる。シリアは18分にマルキが入り、19分に日本は香川を下げて岡崎慎司がピッチに入ります。
後半26分、クリアミスからピンチが生まれ、その後川島が相手選手を倒してしまい、主審がPKを指示。このファウルで川島が一発退場。流れは最悪…。川島退場で西川周作がピッチに入り、前田がベンチに下がる。シリアのPKはアルハティブが決めて同点。残り15分だが、正直勝つ気が失せた感じだ。
33分、松井が左サイドでクロスもGKがクリア。さらに遠藤の縦パスから岡崎→本田がシュートもGKにセーブされた。35分、遠藤のロングボールから岡崎がエリア内で倒されてPK獲得。PKにはPKで対抗じゃ。このPKは本田が担当し、しっかり決めて勝ち越し!38分シリアの右ロングスローを吉田がクリア。続くCKを守り抜いた日本はカウンター敢行!松井がドリブル→内田が左サイドでクロスも流れた~。
残り5分でシリアが反撃を仕掛け、日本は守りで固める。43分、左サイドのパスからカティブがシュート、ここは西川がセーブ。ロスタイム、その時間は6分!長いわあ。46分、カディブロングシュートを西川止める。その直後に本田が競り合いで制すと、岡崎が抜け出すもオフサイド。松井→細貝萌投入。その後もシリアの猛攻が続き、アヤンが強烈なシュートを打つもダメ。48分、岡崎が右サイドのエリア手前で倒されてFKを獲得し、本田圭が蹴る前にサバブが飛び出して警告→2枚目で退場処分。終了間際のシリアの反撃を退けて試合終了!日本が2-1でシリアに勝利!だがシリアの選手たちが何か抗議を行ったが後の祭りでした。


またもやしんどい試合内容でしたが、今回の試合はヨルダン戦以上に時間が長く感じました。だって後半のロスタイムが長すぎるんだもん!乱闘騒ぎがあれば、両チーム合計で8枚の警告(日本3枚、シリア5枚)、退場者2名出るというカード乱発、PK2本の荒れた試合となりました。アジアカップでこんなに大荒れの試合を見たのは、2004年の中国大会以来ですよ。本音を言わせてもらうけど、日本がスッキリ勝利して安心して寝たかったわ。勝利が求められる試合でなんとか勝利して勝ち点3を獲得グループリーグ突破に望みを繋ぐ事ができました。
前半に長谷部選手の先制ゴールでリードしたけど、後半に川島選手の一発退場で相手にPKを与えてしまい追いつかれてしまいました。実は副審がオフサイドフラッグを上げていましたが、主審のジャッジはPK。「中東の笛」によって負けに等しい引き分けに終わり、川島が戦犯になるところでしたね。正直応援も失せ気味になったところで、岡崎選手が倒されてPKを獲得し、PK職人の遠藤選手ではなく、本田選手が決めてくれました。本田のPKは日本代表のAマッチ通算1000ゴール目だそうです。本田選手もそうだけど、岡崎選手がチームを救ってくれた感じがします。次のサウジアラビア戦は、前田選手に代えて岡崎をスタメンで起用してほしい。

2試合終えて1勝1分け・勝ち点4の日本は、17日にサウジアラビアと対戦します。そのサウジアラビアですが、日本の試合前に行われたヨルダン戦で1-0と敗れてしまい2連敗。この結果、日本戦を待たずしてグループリーグ敗退が決まりました。シリア戦での敗戦のショックが尾を引いておりますなあ。決勝トーナメントの常連であるサウジが早い時期に大会を去るなんて意外ですね。
日本はサウジ戦で勝利すればベスト8入り。引き分けか負けの場合はヨルダンVSシリアの結果次第となります。ザックJAPANにとっては一番のヤマ場となるサウジ戦は、2試合同様厳しい試合になるはず。守護神・川島の出場停止、中東の笛といった悪条件を乗り越えてグループリーグ突破できるでしょうか。



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