日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

大相撲初場所番外編 黒海VS臥牙丸

2011年01月25日 | Sports
1月9日~23日まで東京・両国国技館にて行われた大相撲初場所は、横綱・白鵬関が14勝1敗で6場所連続18回目の優勝で幕を閉じました。千秋楽から一夜明けた24日、またも相撲界にトラブルが発生。外国人の幕内力士2人が、場所中に都内の飲食店で酒に酔った勢いでケンカする騒ぎが起きました。


騒動を起こしたのは黒海関と臥牙丸関のグルジア出身の力士2人です。警視庁本部警察署によると、今月14日の午前7時ごろ、墨田区のインド料理店で2人が食事したところ、突然口論が始まり、揉みあった際に仕切りのガラスを破損すれば、階段の天井にも穴が開いたという。黒海関と臥牙丸関はともにインド料理店の常連で、当時は酒に酔っていたそうです。その後店長が「酔っ払い2人にガラスを壊された」と110番通報し、被害届を提出。警察では器物損壊の容疑で2人から事情聴取しましたが、既に示談が成立。
このトラブルを知った相撲協会は、2人を場所中にもかかわらず不謹慎な行動を取ったとして厳重注意処分。二所ノ関生活指導部長は「円満に解決したと聞いているが、場所中に飲酒して、周囲に迷惑をかけたので注意した」と説明し、放駒理事長は「けんかしたとは聞いていないが、顔が合う力士が遅い時間まで飲んでいたのは問題だ」と2人の行動を疑問視していました。また、「知人が亡くなって落ち込んでいた臥牙丸関を同郷の先輩である黒海関が慰めていた」とケンカについては否定していました。

黒海関は2001年の夏場所に初土俵、2003年にはヨーロッパ史上初の関取となり、翌年の初場所で初入幕を果たしました。2006年には自らの最高位・小結まで昇進しましたが、近年は前頭に留まり、今場所では東前頭15枚目でしたが、3勝12敗と大きく負け越し。次回の春場所では十両陥落が濃厚です。
一方の臥牙丸関は187cm、198㎏の巨漢力士で、初土俵は2005年で、野球賭博問題で開催が危ぶまれた昨年の名古屋場所で新入幕を果たすも5勝10敗と負け越し、ほろ苦い幕内デビューとなりました。その後に2場所連続勝ち越しを決め、初場所は前頭6枚目で臨むも、5勝10敗で負け越し。
黒海は13日に豊桜に引き落としで敗れると、ケンカ当日の14日は豊響に寄り倒しで敗れました。そして臥牙丸の方は、13日に時天空と対戦して下手投げで黒星、翌日は徳瀬川に上手投げで敗戦…。ケンカが大きな原因となったのかどうかは定かではありませんが、最終的には両者とも2ケタ黒星で初場所を終えたのでした…。

昨年は元横綱の朝青龍が場所中に泥酔して暴力を振るい、それが原因で引退に追い込まれたというのがありました。あれから1年が経ち、またも場所中での騒動が起きてしまいました。早朝から巨漢&酔っ払い同士のケンカを目撃した人はいるんでしょうかね。臥牙丸関も同郷の先輩に対してよく歯向かいましたな。協会側は「ケンカではない」と言っておりますが、本当の事はどうなんでしょうか。せめて土俵上で決着をつけてもらいたいものです。



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