


サッカー・セリエAのインテル(インテルナツィオナーレ・ミラノ)に所属している長友佑都が、現地時間6日にインテルのホームであるスタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ(サンシーロ)にて行われたジェノア戦でセリエA初ゴールを決めました!
長友は4-1でインテルが3点リードで迎えた後半33分から出場し、左サイドバックから積極的に仕掛けていきます。交代してからいきなり見せ場を作り、スナイデルのパスを受けてペナルティエリア手前から右足でミドルシュートを放って行きますが、これはGKにキャッチされます。迎えた後半39分、インテルが速攻を仕掛け、左サイドでエトーのパスを受けた長友がドリブルを見せた後に前線へ駆け上がる。スナイデル→マイコンのクロス→フシン・ハルヤ→長友へと繋ぎ、反転してから相手DFを跳ね除け左足シュートでネットを揺らした!インテルのベンチ前でスナイデルやエトー、サネッティといったチームメイトに祝福を受けた長友は、日本式のお辞儀パフォーマンス。エトーもちゃんとお辞儀してくれました。
長友の初ゴールはインテルにとってこの試合のダメ押しとなる5点目。試合も5-2でジェノアに大勝。チームもリーグ戦4連勝でセリエA6連覇へ首位・ACミランに勝ち点5と迫りました。
長友選手やりましたね!セリエAに移籍してから22試合目、インテル加入6戦目で待望の初ゴールが生まれました。まるでFWのようなスピードと動きっぷり、一度相手DFにぶつかっても倒れずシュートに持ち込んで見せたところはフィジカルが強いなあという印象を受けました。長友選手は試合後の会見で「久々に興奮した。とにかく点を取りたくてしょうがなかった。これ以上気持ちいいことはない」とコメントし、お辞儀パフォーマンスについては「頭が真っ白だった」と明かしていました。日本人らしさがあっていいじゃないですか。お辞儀がイタリア中で流行するといいですね。
スタジアムに駆け付けた熱狂的なインテリスタ達(インテルのサポーター)も祝福し、「ユウト!」「ナガトーモー!」コールを連呼。レオナルド監督(元鹿島アントラーズの選手)も「とてもうれしい。長友は短期間のうちに少ない試合で自分の価値を証明して見せた。今日のゴールはそれに花を添えた」と称賛し、『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は「小さなサムライがインザーギのようにゴールを奪った」と好評価。写真を見てみるとジェノアDF陣との身長差が歴然、そんな屈強な相手から点を奪ったのは凄いとしか言えません。
長友選手がインテルに移籍すると知った時は正直驚いたし、「ビッグクラブでプレーできるのかな」と心配でした。チェゼーナではレギュラーだったけど、インテルに入ってからは途中出場が多く、たまに先発で出場しており、「飼い殺される(干される)んじゃないか」という不安は今のところ無さそう。今後の日程ですが、11日にアウェーでブレシア戦、15日にはUEFAチャンピオンズリーグのバイエルン・ミュンヘン戦が控えています。CL初戦は出場機会がありませんでしたが、2戦目では出場もあるかもしれない。長友選手が今後もイタリアやヨーロッパで大いに活躍し、インテルでレギュラーに定着できる事を願っています。




