3月11日に東日本を襲ったマグニチュード9.0の大地震が発生した「東日本大震災」は、18日でちょうど1週間が経ちました。余震も少なくなり平穏な日々が徐々に近づきつつある今日この頃、関東地方の計画停電や被災地の避難生活はまだ続きます。被災地では地震が起きた午後2時46分に、犠牲者たちに1分間の黙とうを捧げました。復旧作業も各地で始まっておりますが、地震や津波の爪痕は残ったまま。爆発や放射能漏れなどのトラブルが続いている福島第一原子力発電所では、自衛隊や東京消防庁などが3号機を冷却されるための放水作業が続いています。
警察庁のまとめによると、18日午後11時現在で死亡者数は6911人で、1995年の阪神大震災の死者数・6911人を超えて戦後最悪の自然災害となりました。このうち宮城県で4030人、岩手県で2223人、福島県で602人の死亡が確認され、関東地方では1都6県で51人が亡くなり、茨城県で19人、千葉県で16人、東京では7人が死亡しました。行方不明の数は1万692人で、死者・行方不明者を合わせて1万7千人を突破。
地震が発生した頃は津波で犠牲になった人が多かったのですが、最近では避難所や孤立した場所で死亡する例が増えているそうです。岩手県陸前高田市では、津波で被災した80代の女性が避難所で死亡したり、福島県では第一原発の事故を受けて避難していた高齢者たちが21人死亡。避難所での移動による疲労感や寒さもありますが、震災のショック、避難所暮らしによるストレスで死亡する「災害関連死」の可能性もあります。現在でも孤立している住民が多いので、一刻も早い救助が求められています。
関東地方は東京電力が計画している計画停電が14日から実施されていて、通勤ラッシュの時間帯に電車が運休になり、通勤・通学する人たちが足止めを喰らえば、道路は信号が消えて渋滞が発生。スーパーやコンビニなどで営業時間が短縮され、停電実施中は営業中止になるところもありました。17日には厳しい寒さにより大規模な停電になる恐れがありましたが、ギリギリで回避されました。3連休初日の19日は計画停電は実施されないそうですが、翌日以降はまだ不明です。ちなみに、私が住んでいるところでは、一度も停電になっておりません。
また、停電の影響で首都圏を中心にトイレットペーパー、お米、飲料水、乾電池、懐中電灯などが品薄状態に。ガソリンを求める客が殺到して渋滞が起こり、GSが休止する場所も多数あります。ガソリン出荷が再開されている企業もあり、週明けにも改善されると思われます。食品や乾電池メーカーは現在増産体制に突入。「保存が効くから」などの理由で買い溜めする客が多いようですが、どうかこれだけはやめていただきたい。物資が不足して被災者たちが困るかもしれないから。
スポーツでは、開催が危ぶまれていた春の選抜高校野球が、予定通り23日に開幕することが決定しました。今大会は「がんばろう!日本」という大会スローガンを掲げ、大会期間中は募金活動を行い、開会式を簡素化、ブラスバンドの応援自粛という措置も。東北高校は19日に大阪入りし、20日に甲子園球場で練習を行う予定。1回戦で大垣日大と対戦、快進撃で被災者たちを勇気づけてもらいたいですね。
3月の国際親善試合2試合が中止となったサッカー日本代表は、29日に大阪・長居スタジアムでJリーグ選抜とのチャリティーマッチを実施。18日には代表メンバーが発表され、海外組からは長友佑都、長谷部誠、本田圭佑、内田篤人、川島永嗣、家長昭博などを招集予定。国内組では遠藤保仁、李忠成、前田遼一、岩政大樹などが選出され、GKの東口順昭が唯一の初選出。アジアカップの優勝メンバー中心で臨み、海外組も多数出場予定。Jリーグ選抜のメンバーも気になりますね。
プロ野球ではセリーグが3月25日、パリーグは延期して4月12日の開幕が決定しておりますが、セリーグの強行開幕に波紋が拡がっております。東京ヤクルトスワローズにはファンからの抗議の電話が殺到し、文部科学省がナイターの自粛、東京・東北電力の管内以外での試合を要請していました。プロ野球選手会も「ナイターで開幕する事に疑問がある。セリーグ開幕を延期すべきだ」という声明文を発表。改めて日本野球機構に延期を要望。
正直言って、今の状態を考えるとやるべきではないと思います。計画停電の期間中にナイターをやるのもどうかしてる。それにドーム球場の電力消費量は一般家庭の3000世帯分にもなるんです。選手の中にも「野球どころじゃない」という人もいるので、個人的には停電が終わる予定の4月末まで遅らせてもよかった。セリーグのチームを応援しているファンも、強行開幕に抗議する意味を込めて応援自粛する人もいるんじゃないでしょうか。
そして最後に明るい話題を取り上げます。東京墨田区で建設中の「東京スカイツリー」が18日、完成時の高さ・634mに到達しました。今月1日には604mに到達して自立電波塔としては世界一を達成。震災発生時は作業員全員が無事、震災の影響は特になかったそうです。地震にも微動だにせず、頑丈ぶりをアピール。本当に強いですなあ。震災関連のニュースが続く中で、久々に明るいニュースが飛び込み、なんだか復興に一筋の光が見えたような感じがしますね。スカイツリーはこれから復興の象徴となる事でしょう。
警察庁のまとめによると、18日午後11時現在で死亡者数は6911人で、1995年の阪神大震災の死者数・6911人を超えて戦後最悪の自然災害となりました。このうち宮城県で4030人、岩手県で2223人、福島県で602人の死亡が確認され、関東地方では1都6県で51人が亡くなり、茨城県で19人、千葉県で16人、東京では7人が死亡しました。行方不明の数は1万692人で、死者・行方不明者を合わせて1万7千人を突破。
地震が発生した頃は津波で犠牲になった人が多かったのですが、最近では避難所や孤立した場所で死亡する例が増えているそうです。岩手県陸前高田市では、津波で被災した80代の女性が避難所で死亡したり、福島県では第一原発の事故を受けて避難していた高齢者たちが21人死亡。避難所での移動による疲労感や寒さもありますが、震災のショック、避難所暮らしによるストレスで死亡する「災害関連死」の可能性もあります。現在でも孤立している住民が多いので、一刻も早い救助が求められています。
関東地方は東京電力が計画している計画停電が14日から実施されていて、通勤ラッシュの時間帯に電車が運休になり、通勤・通学する人たちが足止めを喰らえば、道路は信号が消えて渋滞が発生。スーパーやコンビニなどで営業時間が短縮され、停電実施中は営業中止になるところもありました。17日には厳しい寒さにより大規模な停電になる恐れがありましたが、ギリギリで回避されました。3連休初日の19日は計画停電は実施されないそうですが、翌日以降はまだ不明です。ちなみに、私が住んでいるところでは、一度も停電になっておりません。
また、停電の影響で首都圏を中心にトイレットペーパー、お米、飲料水、乾電池、懐中電灯などが品薄状態に。ガソリンを求める客が殺到して渋滞が起こり、GSが休止する場所も多数あります。ガソリン出荷が再開されている企業もあり、週明けにも改善されると思われます。食品や乾電池メーカーは現在増産体制に突入。「保存が効くから」などの理由で買い溜めする客が多いようですが、どうかこれだけはやめていただきたい。物資が不足して被災者たちが困るかもしれないから。
スポーツでは、開催が危ぶまれていた春の選抜高校野球が、予定通り23日に開幕することが決定しました。今大会は「がんばろう!日本」という大会スローガンを掲げ、大会期間中は募金活動を行い、開会式を簡素化、ブラスバンドの応援自粛という措置も。東北高校は19日に大阪入りし、20日に甲子園球場で練習を行う予定。1回戦で大垣日大と対戦、快進撃で被災者たちを勇気づけてもらいたいですね。
3月の国際親善試合2試合が中止となったサッカー日本代表は、29日に大阪・長居スタジアムでJリーグ選抜とのチャリティーマッチを実施。18日には代表メンバーが発表され、海外組からは長友佑都、長谷部誠、本田圭佑、内田篤人、川島永嗣、家長昭博などを招集予定。国内組では遠藤保仁、李忠成、前田遼一、岩政大樹などが選出され、GKの東口順昭が唯一の初選出。アジアカップの優勝メンバー中心で臨み、海外組も多数出場予定。Jリーグ選抜のメンバーも気になりますね。
プロ野球ではセリーグが3月25日、パリーグは延期して4月12日の開幕が決定しておりますが、セリーグの強行開幕に波紋が拡がっております。東京ヤクルトスワローズにはファンからの抗議の電話が殺到し、文部科学省がナイターの自粛、東京・東北電力の管内以外での試合を要請していました。プロ野球選手会も「ナイターで開幕する事に疑問がある。セリーグ開幕を延期すべきだ」という声明文を発表。改めて日本野球機構に延期を要望。
正直言って、今の状態を考えるとやるべきではないと思います。計画停電の期間中にナイターをやるのもどうかしてる。それにドーム球場の電力消費量は一般家庭の3000世帯分にもなるんです。選手の中にも「野球どころじゃない」という人もいるので、個人的には停電が終わる予定の4月末まで遅らせてもよかった。セリーグのチームを応援しているファンも、強行開幕に抗議する意味を込めて応援自粛する人もいるんじゃないでしょうか。
そして最後に明るい話題を取り上げます。東京墨田区で建設中の「東京スカイツリー」が18日、完成時の高さ・634mに到達しました。今月1日には604mに到達して自立電波塔としては世界一を達成。震災発生時は作業員全員が無事、震災の影響は特になかったそうです。地震にも微動だにせず、頑丈ぶりをアピール。本当に強いですなあ。震災関連のニュースが続く中で、久々に明るいニュースが飛び込み、なんだか復興に一筋の光が見えたような感じがしますね。スカイツリーはこれから復興の象徴となる事でしょう。