日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

熱き女の戦い!ベルカント桜花賞へ前進!フーラブライド差し切りV!

2014年03月16日 | 競馬

3月16日は東西で牝馬の重賞レースがあり、阪神競馬場では桜花賞トライアル・報知杯フィリーズレビュー、中山競馬場では古馬の牝馬重賞・中山牝馬ステークスが行われました。



阪神メイン・第48回報知杯フィリーズレビュー(GⅡ・芝1400m)は、桜花賞の優先出走権獲得を目指す3歳牝馬16頭が出走。2歳時に重賞を2勝した⑤ホウライアキコ、朝日杯2歳ステークスに挑戦した①ベルカント、2連勝中の⑩ヤマノフェアリー、1400mで2勝の⑪ホッコーサラスター、1995年のオークス馬・ダンスパートナーの孫②ダンスアミーガ、デビュー2連勝中の⑭エスメラルディーナ、東日本大震災が発生した2011年3月11日に生まれた⑮レムミラスなどが参戦しました。
スタートでサトノフェアリーが躓き、ホッコーサラスターと⑬リアルヴィーナスもやや出遅れた。先行争いでは、好スタートを切った⑫ニホンピロアンバーが先手を奪い、⑧フクノドリームが2番手。3番手集団には、先手を奪えなかったベルカント、⑨グランシェリー、ホウライアキコ、⑭エスメラルディーナの4頭。その後ろの7番手グループには、③マイネヴァリエンテ、ダンスアミーガ、レムミラスの3頭が並走。中団には④アキノクリンチ、⑤ノーブルサイレンス、⑯アドマイヤビジンの3頭がつけ、リアルヴィーナスとサラスターが13番手で並び、⑥シュシュブリーズ15番手、フェアリーが最後尾という展開。
内回り3,4コーナー中間を過ぎ、アンバーが先頭をキープするが、フクドリが並びかける。エスメラルが外に持ち出し、ベルカントは依然として最内、ホウライは早くも手が動いている。最後の直線に差し掛かり、ニホンピロアンバーがラストスパートに入るが、外からエスメラルディーナとアドマイヤビジン、さらに内からベルカントが猛追。残り100mでベルカントがアンバーをかわし、ゴール前抜け出して先頭ゴールイン!逃げだけじゃないぞベルカント、最内を上手く掬って重賞2勝目です。

桜花賞トライアル・フィリーズレビューは、単勝2番人気だったベルカントが絶妙なイン差しを決め、差し切り勝ちで優勝しました。ベルカント=逃げ馬のイメージが強かったんですが、この日は逃げを打たずに3,4番手辺りで控え、直線で内を突き、最後は1馬身1/4馬身差をつけて勝利をおさめました。ベルカントは昨年のファンタジーステークス以来の受賞2勝目、通算成績も5戦3勝。鞍上の武豊騎手は同レース3勝目、今年に入っては重賞2勝目。前日(3月15日)に45歳の誕生日を迎え、その翌日に自らのバースデーを祝う重賞勝ちとなりました。
2着争いでは、ニホンピロアンバーとエスメラルディーナの2頭が並んで入線しましたが、アンバー2着、エスメラルがアタマ差の3着。ベルカントと共に桜花賞の優先出走権を獲得しました。1番人気だったホウライアキコは、直線伸びずに5着、3番人気のサトノフェアリーはスタートミスが響いて8着でした。

というわけで、桜花賞のトライアル競走が全て終わり、チューリップ賞からはハープスター、ヌーヴォレコルト、リラヴァティの3頭、アネモネステークスからはペイシャフェリスとニシノミチシルベの2頭が優先出走権を獲得。そして今回のFRでベルカント、ニホンピロアンバー、エスメラルディーナが桜の切符を手にしました。この中でもハープスターがやはり頭一ついや二つ以上抜けてますね~。当日は2歳女王・レッドリヴェール、クイーンカップを勝ったフォーエバーモアも出走を予定しています。ハープの最大のライバルであるリヴェールは、ぶっつけで大丈夫なのか本当に不安です。


中山メイン・第32回ローレル競馬場賞中山牝馬ステークス(GⅢ・芝1800m 16頭立て)は、愛知杯を勝った⑥フーラブライド、同レース2着⑭キャトルフィーユ、京成杯オータムハンデ以来のレースとなる⑩エクセラントカーヴ、昨年のオークス2着馬③エバーブロッサム、②ノボリディアーナ、京都牝馬ステークス3着⑤ノーブルジュエリー、エリザベス女王杯3着⑫アロマティコなどが出走しました。
スタンド前でのスタートで、エバーブロッサムが躓いて最後方からの競馬。スタートダッシュを決めた⑦エディンが先手を取るが、⑧セキショウ、⑪サンシャイン、⑬ケイアイエレガントも先行策。1コーナーを回った所で、エディンが先頭、2番手にエレガント、3番手にセキショウと①クラウンロゼ、5番手にキャトルフィーユ、内側の6番手にサンシャイン。④アグネスワルツ、⑮サクラプレジール、エクセラントカーヴの3頭が7番手集団を形成。その後ろの10番手にはノーブルジュエリーとフーラブライドの3枠2頭が並走、⑯トーセンベニザクラ12番手、13番手にアロマティコ。後方は⑨コウエイオトメとブロッサム、ノボリディアーナが最後方追走。
縦長の状態で3コーナーに入り、先頭集団はエディンとケイアイエレガントが並び、セキショウ3番手、エクセラントは馬群にもまれ、キャトルとフーラは大外に持ち出した。直線コースに入り、今度はエレガントが先頭に立ち、2番手からクラウンロゼとキャトルフィーユが追い上げ、さらに大外からフーラブライド、内からアロマティコが伸びて来た。残り100mを切り、フーラが2番手に上がると、ゴール前で粘るエレガントを捕らえてゴールイン!末脚炸裂で差し切ったフーラブライド、初めての中山コースで重賞制覇!


牝馬によるハンデ重賞・中山牝馬ステークスは、同率で1番人気だった2頭の明暗が分かれました。フーラブライドが直線抜け出して勝利したのに対し、エクセラントカーヴは骨折明けもあったし、1800mは距離的に長かったし、55.5Kgのトップハンデが響いて9着同着でした。ケイアイエレガントとキャトルフィーユが2着同着となり、3番人気だったアロマティコは4着でした。
勝ったフーラブライドは、昨年の愛知杯に続き、2つ目の重賞タイトルを獲得。デビュー当時はダート路線でしたが、昨年の秋から芝路線に変更。500万下、1000万下で連勝すると、愛知杯では単勝12番人気ながら勝利。前走の日経新春杯では3着と健闘しました。初の関東遠征となった今回も勝ち、芝転向後5戦4勝となりました。この後はヴィクトリアマイルに向かうのかわかりませんが、マイル戦でどのような走りを見せるのか気になります。


来週の競馬は21日・22日・23日と3日連続開催。金曜日に競馬があるのは2002年5月以来だと思います。春分の日の21日は中山競馬場で3歳牝馬重賞のフラワーカップ、22日は中京競馬場でファルコンステークス、阪神で皐月賞TRの若葉ステークス、23日はスプリングステークスと阪神大賞典が行われます。スプリングSには昨年の朝日杯FSを制したアジアエクスプレス、阪神大賞典にはGⅠ4勝のゴールドシップが登場。アジアは皐月賞に向けて負けられない一戦、ゴルシは岩田康誠騎手との新コンビで復活なるか?



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巨人に逆転勝ちで8連勝!オープン戦首位浮上だ!

2014年03月16日 | HAWKS

現在オープン戦7連勝(引き分けを挟む)と絶好調な福岡ソフトバンクホークス。今週末は昨年のセリーグ王者・読売ジャイアンツとの2連戦。福岡ヤフオクドームで行われた15日の初戦は、オープン戦2試合投げて無失点の中田賢一投手が3度目の登板に臨みましたが…。



スタメンはこちら
  福岡ソフトバンク      巨人
1(左)中村  晃       (遊)坂本勇人
2(遊)今宮健太       (中)橋本  到
3(指)内川聖一       (右)長野久義
4(一)李  大浩       (三)村田修一
5(右)長谷川勇也      (捕)阿部慎之助
6(三)松田宣浩       (一)ロペス
7(中)柳田悠岐       (左)アンダーソン
8(捕)細川  亨       (二)片岡治大
9(二)本多雄一       (指)高橋由伸
 (投)中田賢一       (投)菅野智之



ホークス先発の中田は、初回に1死から橋本にレフト前ヒットを許すも、長野と村田をライトフライに打ち取り、上々の立ち上がり。しかし、2回にロペスにレフト線への2塁打を浴びると、パスボール、片岡と高橋に連続四球を与え、2死満塁のピンチ。先制点を与えたくない場面で坂本に押し出し四球。3連続四球で1点を献上。さらに3回、村田に甘い球を狙われ、レフトスタンドへのソロ本塁打を浴びてしまう。4回に下位打線を3者凡退に抑えましたが、この日は4回で降板となりました。
ホークス打線は、初回に中村のレフト前ヒット、今宮が犠打で繋ぎ、イデホが四球を選んで2死1,2塁としますが、長谷川が2塁ゴロに倒れて2者残塁。2回と3回もヒットが出るものの、後続が巨人先発・菅野の前に凡退。4回、イデホが死球で出塁すると、長谷川が1塁内野安打。さらに菅野のエラーも重なり、無死1,3塁と反撃のチャンスを作ります。一発が出れば逆転という場面で松田を迎えますが、結果は3塁ゴロ併殺打。この間に3塁走者が生還し、ホークスが1点を返します。
試合後半に入り、5回から金無英(キムムヨン)が2番手で登板し、上位打線を打たせて取るピッチングで3者凡退にすると、2イニング目の6回は四球のランナーを出すも、ロペスから三振を奪いこの回も無失点。
1点ビハインドの7回、ホークスは巨人2番手・山口鉄也を攻め立て、先頭の松田が左中間を破る2塁打を放ち、1死2塁で途中からマスクを被っていた鶴岡慎也が山口の直球を引っ張り、サード強襲のレフト前タイムリーヒットで同点。なおも1死1塁で本多がフルカウントからの6球目を弾き返し、打球は巨人中堅手・橋本の頭上を越える。1塁から鶴岡が一気に生還、打った本多は快足を飛ばして3塁へ!本多のタイムリー3塁打で3-2と逆転。勢いに乗るホークスは、中村のライト犠牲フライで1点追加。この回3点を奪い4-2とします。
その後は8回に柳瀬明宏、9回はサファテが巨人打線に反撃を与えず試合終了。ホークスが序盤の劣勢を跳ね返して巨人に逆転勝ちしました!



試合結果 オープン戦 2014/03/15(土)
ソフトバンク-巨 人 1回戦 (ソフトバンク1勝、ヤフオクドーム、13:01、31107人)
G 011 000 000  2
H 000 100 30X  4
【投手】
(巨)菅野、山口、久保-阿部、小林
(ソ)中田、金、森福、柳瀬、サファテ-細川、鶴岡
【責任投手】
(勝)森福5試合1勝
(S)サファテ5試合1S
(敗)山口1試合1敗
【本塁打】
(巨)村田3号ソロ(3回、中田)


ホークス強い!いや、負けないんです!この日は序盤に2点を失いましたが、7回に鶴岡選手と本多選手の連続タイムリーなどが生まれ、2点差をひっくり返しての逆転勝利。オープン戦の連勝も8に伸ばし、通算成績も10勝2敗1分け、勝率.833で楽天と並んで同率首位に躍り出ました!ていうか、楽天はマギーと田中将大が抜けても強えなあ…。
先発の中田投手は、4回まで投げて被安打3・2奪三振・3与四死球・2失点という内容。過去2試合は無失点の好投を見せていた中田投手ですが、この日は2回には3連続四球で1点を失い、3回には村田選手にホームランを浴びたりと制球に課題を残しました。さらには右太もも裏の違和感を訴えるというアクシデントも。開幕絶望の可能性もあり得るかも…。ボルタレンで治ればいいんだけど…。
一方、中継ぎ陣は好調な巨人打線を沈黙させることに成功。2番手の金無英投手は2回無失点、森福投手は3者凡退に抑えて勝利投手に。9回に登板したサファテ投手はホークス移籍後初セーブを挙げました。
打線の方は、チーム全体で8安打。巨人先発・菅野の前に5回まで毎回ヒットが出るも、4回の松田選手の併殺打による1点のみ。それに6回まで7三振を喫しました。そんな中、中村選手が3安打の猛打賞をマークし、7回の第4打席では犠牲フライで1打点を挙げました。悩めるリードオフマンの復活に秋山監督も「だいぶいい形におさまってきた。去年の打ち方に近づいてきた」と安堵の表情を浮かべました。中村選手と共に一番打者の座を争っている本多選手は、逆転タイムリー3塁打。打率も.387と高い数字を残しており、現時点で本多選手が一歩リードしています。
16日・日曜日も巨人と対戦し、別大興産スタジアム(新大分球場) に舞台を移して行われます。一部情報によると、ウルフ投手かインフルエンザに感染して登板回避、大場翔太投手が代役で先発を務めるらしいです。また、東浜巨投手も登板予定です。大場投手は先週のロッテ戦で3回無失点と好投、対する東浜投手は9日の教育リーグ(2軍のオープン戦)のオリックス戦で4回1失点でした。果たして、開幕ローテーション争いに決着はつくのか?





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