日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

センバツ2014 智弁和歌山VS明徳義塾の死闘は呆気ない幕切れに・・・。

2014年03月25日 | Sports
3月21日に開幕した第86回選抜高等学校野球大会(@阪神甲子園球場)は、24日に大会4日目が行われ、第3試合で智弁和歌山VS明徳義塾(高知)という注目の好カードが実現。かつてこの2チームは2002年の夏の選手権大会の決勝で対戦し、7-2で明徳義塾が勝利。約11年半ぶりの再戦となった今回は、延長戦までもつれ込みました。



先制したのは智弁和歌山でした。2回、1死から5番・片山翔太がセンターオーバーの2塁打を放つと、続く6番・西山統麻がレフト前ヒットで繋いで1,3塁。先制のチャンスで7番・春野航輝がファウルで粘り、明徳先発・岸潤一郎が7球目を暴投してしまい、3塁走者が生還して智和歌が1点先制します。
1点を追う明徳ですが、智和歌先発・斎藤祐太の前に4回まで無得点に抑えられる苦しい展開。5回、先頭の7番・森奨真がセンターへの平凡なフライ→智和歌のセンター・山本龍河が落球。相手のエラーで森が出塁すると、続く8番・水野克哉が送りバントを決め、ランナーを2塁に進める。1死2塁と一打同点のチャンスで、9番・大谷勇希が3球目を上手く弾き返してセンター前ヒット。2塁走者が生還し、明徳が1-1の同点に追い付きます。
6回、智和歌は4番・長壱成と5番・片山の連続ヒットで1死1,3塁と勝ち越しのチャンスを迎えますが、西山が3塁ゴロ→飛び出した3塁走者が三本間で挟まれてアウト。2死後、春野の四球で満塁とチャンスを拡大するも、大石海斗が2塁ゴロに倒れて3者残塁。その裏の明徳は、2死から連続四球で1,2塁のチャンスを作ったが、7番・森が初球を打ち上げて1塁フライで3アウト。
その後は智和歌・斎藤、明徳・岸の両先発の投手戦が続き、明徳は9回に森がライト線への2塁打を放ってサヨナラのチャンスを作るも、水野が凡退してサヨナラならず。
1-1のまま迎えた延長12回表、智和歌2死走者無しで3番・山本が岸の2球目のストレートをジャストミート!ライトへの大飛球はスタンドへと吸い込まれた!山本が試合の均衡を破るソロ本塁打で、智和歌が2-1と勝ち越します!後が無くなった明徳は、その裏にすぐさま反撃。7番・森と9番・大谷のヒットで1死1,3塁と同点orサヨナラのチャンスを作り、1番・尾崎湧斗がスクイズを敢行!打球はピッチャー前に転がり、3塁走者がホームイン!相手の意表を突くスクイズが決まり、2-2と再び同点!
延長15回、智和歌は2死2塁から四球とヒットで繋いで満塁とする。しかし、途中出場の滝本怜一が2塁ゴロに倒れて3者残塁。この時点で智弁の勝利は無くなります。点が取れなければ引き分け再試合となるその裏、明徳は1死から4番・西岡創太のヒット、5番・岸が四球を選び、6番・安田孝之のセンター前ヒットで満塁とサヨナラのチャンス!そして、7番・森の打席で、智弁2番手・東妻勇輔が投じた2球目がワンバウンド。キャッチャーがボールを取り損ね、球が転々とする間に3塁走者が生還してゲームセット。最後はワイルドピッチで勝負が決まり、明徳義塾が3-2でサヨナラ勝ちをおさめました。



1回戦 試合結果 2014/03/24(月) 智弁和歌山(和歌山)-明徳義塾(高知)
智弁 010 000 000 001 000    2
明徳 000 010 000 001 001x   3
(延長十五回)
【投手】
(和)斎藤、東妻-長
(明)岸-水野
【本塁打】
(和)山本1号ソロ(12回、岸)


伝統好同士がぶつかり合う大会屈指の好カードは、試合時間3時間4分に渡る死闘となり、延長12回に智弁和歌山の山本選手の勝ち越しホームランで勝負ありかなと思われましたが、明徳が土壇場で粘り強さを見せ、15回裏に相手のワイルドピッチで明徳が初戦を制しました。このまま引き分け再試合になるのかなと思いましたが、呆気ない幕切れで終わりました。それでも、両校とも死力を尽くしたから、素晴らしい試合だったと思います。勝った明徳義塾の先発・岸投手は、15回を一人で投げ抜き、12安打を浴びながらも188球の力投。2回戦に進んだ明徳は、28日の第1試合で美里工業(沖縄)に逆転勝ちした関東一高(東京)と対戦します。


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