日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

ゴールドシップ阪神大賞典連覇で復活アピール!ロサギガンティア無敗の2歳王者を破った!

2014年03月24日 | 競馬

3月3連休の最終日の23日は、中山競馬場では皐月賞トライアル・スプリングステークス、阪神競馬場では春の天皇賞の前哨戦・阪神大賞典が行われました。スプリングSには無敗の2歳王者・アジアエクスプレスが、阪神大賞典には不振からの脱出を狙うゴールドシップが参戦しました。



阪神メイン・第62回阪神大賞典(GⅡ・芝3000m 9頭立て)には、GⅠ4勝の①ゴールドシップに加え、日経新春杯を勝った⑥サトノノブレス、菊花賞3着②バンデ、⑨ヒットザターゲット、⑧アドマイヤラクティ、⑦タマモベストプレイなどが出走しました。
スタートでタマモベストプレイが出遅れ、サトノノブレスもダッシュが付かず。先行争いでは、好スタートを切ったバンデが先手を取り、④エーシンスピーダーが2番手。ゴールドシップが押して押して3番手につけたが、掛かっているようだ。4番手に③サイモントルナーレ、5番手にアドマイヤラクティ、ロブレス6番手、後方は⑤エーシンミラージュ、ヒットザターゲット、ベストプレイと続く。
1周目のスタンド前に差し掛かり、先頭のバンデは最初の1000mを63秒台で通過。ゴルシが2番手に上がったが、落ち着いたかどうか?スピーダー3番手、ラクティ5番手、ロブレス6番手でゴール板を通過。1コーナーを回った所で更に縦長の展開となり、バンデがさらに差を拡げ、ゴルシは2番手待機。エーシンスピーダーは依然として単独3番手。かなり離れた4番手にサイモントルナーレ、その後ろの5番手にアドマイヤラクティ、6番手サトノロブレス、7番手タマモベストプレイ、8番手エーシンミラージュ、ヒットザターゲットがしんがりを追走。
2周目の内回り3コーナーに差し掛かり、バンデ先頭、ゴールドシップ2番手は変わらないが、後方ではラクティ、ノブレス、ミラージュの3頭が進出し始め、ノブレスが一気に3番手に上がってゴルシに接近。4コーナー手前でバンデと2番手集団の差が無くなった。そして4コーナーから最後の直線に入る所で、ゴールドシップが先頭に躍り出ると、後続に差を拡げた!2番手争いではアドマイヤラクティとバンデが激しく競り合う。バンデもタダでは諦めない。それを尻目にゴールドシップは余裕で1着ゴールイン!ここでは負けなかったゴールドシップ、阪神大賞典2連覇で見事に復活を果たしました!


強いゴルシが戻ってきた!単勝1.7倍の断然1番人気にしっかりと応え、昨年の宝塚記念以来約9か月ぶりの勝利を挙げました。スタートから先行策を取ったものの、折り合いが悪くて終盤沈むんじゃないかと心配でしたが、4コーナーで早めに抜け出し、最後は2着に3馬身半差の快勝でした。阪神大賞典を連覇した馬は、ナリタトップロード以来史上5頭目で、かつてはナリタブライアンやメジロマックイーンも連覇しております。
2着争いはアドマイヤラクティが制し、道中逃げを打ったバンデが3着。2番人気だったサトノノブレスは3着より6馬身差の4着でした。
昨年はこのレースを勝った後、春の天皇賞で5着に敗れ、宝塚記念ではフェノーメノとジェンティルドンナを破って国内最強を証明。しかし、秋に入ってから京都大賞典で5着、ジャパンカップで15着と大敗し、ライアン・ムーアとのコンビで臨んだ有馬記念では3着と着差以上の完敗を喫しました。今回のレースでは岩田康誠騎手が騎乗し、GⅠ4勝の貫禄を見せつけ、復活をアピールしました。それにしてもこの日のゴルシは、強かったのもそうだけど、以前にも増して白くなりましたね。復活勝利で次走の春天に大きく弾みをつけましたが、次のパートナーは誰が務めるのか気になります。



中山メイン・第63回フジテレビ賞スプリングステークス(GⅡ・芝1800m)は、3着までに与えられる皐月賞の優先出走権獲得を目指す15頭が参戦。無敗で朝日杯FSを勝った④アジアエクスプレスは戸崎圭太騎手とのコンビで出走。他にも共同通信杯2着②ベルキャニオン、セントポーリア賞2着⑩クラリティシチー、4戦2勝の②ロサギガンティア、スクリーンヒーロー産駒の③モーリス、横浜DeNAベイスターズ・三浦大輔投手の愛馬⑨リーゼントロックなどが参戦しました。
スタンド前からのスタートで、ロサギガンティアが出遅れ。⑬シベリアンタイガーが先手を奪い、スタートでやや後手を踏んだ⑮ナスノアオバが大外から上がって来た。1コーナーを回って、シベリアンタイガーが単独先頭、2番手追走はナスノアオバ、3番手⑥ミッキーデータ、リーゼントロック4番手。5番手グループには⑭クインズハリジャン、⑦ダノンアンビシャス、①サクラエール、アジアエクスプレスは中団の8番手を追走し、そのインコースにギガンティアが並びかける。10番手にベルキャニオン、11番手にクラリティシチーとモーリス、13番手⑪マイネルアウラート、後方は⑫ネオヴァロン、⑧ウインマーレライという展開。
3コーナーを回り、ナスノアオバがシベリアンに接近し、ロサギガンティアが4,5番手まで浮上、クラリティが大外に持ち出し、アジアは馬群に包まれていて、キャニオンはまだ後方。4コーナーから直線に差し掛かり、ロサギガンティアとクラリティシチーが競り合い、わずかにギガンティアがリード。アジアエクスプレスが3番手まで上がって来たが、あんまり伸びてこない。ラスト100mでギガンティアが抜け出し、アジアがクラリティを捉えるも2番手まで。ロサギガンティアがそのまま先頭でゴールインし、スプリングステークスを制しました。


皐月賞への最後の切符を懸けた一戦は、単勝3番人気のロサギガンティアが優勝。スタートで出遅れましたが、3コーナーから仕掛け、直線ではクラリティシチーと競り合い、坂の頂上辺りで抜け出して1馬身1/4差をつけて勝利。前走の500万円下に続いての連勝で、通算成績も5戦3勝。重賞初挑戦で無敗の2歳王者に土をつけ、皐月賞に名乗りを挙げました。今回の1勝は非常に価値があると思いますよ。鞍上のミルコ・デムーロ騎手は今年の重賞初勝利で、スプリングステークス3勝目です。
1番人気だったアジアエクスプレスは2着に終わり、デビューからの連勝が3で止まりました。ゴール前でクラリティシチーをかわしたので、距離的には問題はなかったけど、馬群から上手く抜け出せなかったし、位置取りが良くなかったかもしれません。
これで皐月賞のトライアルレースが全て終わり、弥生賞からはトゥザワールド・ワンアンドオンリー・アデイインザライフ、22日に阪神で行われた若葉ステークスからはアドマイヤデウスとウインフルブルームの2頭、そしてスプリングステークスからは、ロサギガンティア、アジアエクスプレス、クラリティシチーの3頭が優先出走権を獲得しました。他にもトーセンスターダム、共同通信杯を勝ったイスラボニータも出走予定、さらには21日の3歳牝馬重賞・フラワーカップを制したバウンスシャッセが皐月参戦を表明しています。バウンスシャッセは中山で2戦2勝とコース相性は抜群だから、番狂わせもあり得るでしょう。今年はどの馬にもチャンスがありそうだ…。


来週は中京競馬場で春のスプリント王決定戦・高松宮記念が行われます。阪急杯を勝ったコパノリチャード、オーシャンステークスの勝ち馬・スマートオリオン、昨年3着のハクサンムーン、シルクロードステークス覇者・ストレイトガール、短距離界のニューヒロイン・レディオブオペラ、サンカルロ、レッドオーヴァル、スノードラゴンなどが登録しています。絶対王者・ロードカナロアの後継者に選ばれるのは一体どの馬になるでしょうか?
そして、29日深夜にはドバイ・メイダン競馬場で「ドバイワールドカップデー(ドバイミーティング)」があります。「ドバイデューティフリー」にはジャスタウェイ・ロゴタイプ・トウケイヘイローの3頭が出走、「シーマクラシック」はジェンティルドンナ&デニムアンドルビーの牝馬2頭が参戦。メインの「ドバイワールドカップ」は、ベルシャザールとホッコータルマエの2頭が挑みます。日本勢の活躍に期待しましょう!




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